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【友達】メス犬かずさ【セフレ】

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メス犬かずさの小屋
かずさ
初めまして。26歳の看護婦です。身長156cm
体重48kg上から90,63,88です。やや色白で、童顔です。田舎に住んでいます。中学生の頃見た雑誌でSM特集があり、それ以来縛られる事に興味を持ち始めました。自分で自分の体を荷造り用のひもで縛り、乳首にひも付きの洗濯ばさみをつけ、オナニーするのが一番感じます。これを、彼に意地悪な言葉をいわれながら、されてみたいのですが、そこまでして欲しいとは、言えないでいます。私はたぶんMです。いじめられてみたい願望があります。もしよろしかったらメールでいじめて、調教してください。彼にばれたくないのでアドレスは書けません。すみません。
かずさへ
メールありがとう。かずさはきっと真面目で純情な女性なんだろう。さて、かずさは私に調教をして欲しいとのこと、もしそうならこれから私のことはご主人様と呼びなさい。「かずさは、今日から
ご主人さまの メス犬になりました。ご主人さまの 命令には 絶対 服従します。ご主人さまに喜ばれるよう 尽くします。命令に
従わない時はおしおきされてもかまいません。かずさは ご主人さまへの 忠誠をちかいます。」このように書いてきなさい。
まずはこれで私の忠実なメス犬としての証をしてもらおう。
次に以下の 質問に答えなさい。
1、自分の性格。
2、一人暮らしか家族と同居か、トイレ風呂場の場所は部屋からどれくらい離れているか。
3、自分の好きなファッション。
4、今までのSEXした男性の人数。
次ははかずさのM度に関する質問だよ。答えはYESかNOではなく、その傾向の強いものを5、その傾向が全くないものを1として5段階で答えなさい。

(1) ミニスカートを履いていて、足元をじっと見られると感じてしまう。
(2) 電車の中で男の人の手がお尻に触れただけで感じてしまう。
(3) 小さい頃、お漏らしをしてゾクッとしたことがある。
(4) ウンチを我慢していて、やっと出たとき非常に気持ちよかった。
(5) 木にくくられて放置されることを想像したことがある。
(6) 暗闇の中で何人もの男の手で身体を触られる夢を見たことがある。
(7) 血が付いた包帯をはがすとき、ゾクッとしたことがある。
(8) 手足を縛られて犯されることを想像したことがある。
これからかずさに対する指示を出すよ。
淫乱で恥じをしらないかずさにはお仕置きとして飼い犬の証になるチョーカーを首につけなさい、いいね。これからは私の許可無くしてオナニーは禁止だ。彼とのSEXも禁止だ。メス犬は自由に快楽を感じる事は出来ないんだ。
調教指示をだすから、必ず実行して報告しなさい。今日一日ノーパンで過ごし、仕事もノーパンでしなさい。スカートは一番短いものをはくこと。乳首にはイアリングを締め付けこれで仕事をしなさい。家でオシッコをする時は部屋で洗面器の上にするんだ、これが飼い犬としての調教のはじまりだ。かずさはこれでどんなふうに感じたかをここで報告しなさい。また、メールアドレスを教えてくれた方がもっと簡単に指示も出せるし、かずさの喜びそうな写真なんかも送れるからメールで返事を書くことも考えておきなさい。
返事を待っている。
かずさ
送信しましたが、エラーがでました。もう一度打ち直して送信しますので、もしかしたら重複するかも知れません。すみません。
ご主人様にかずさは、今日からご主人様のメス犬になりました。ご主人様の命令には、絶対服従します。ご主人様に喜ばれるよう、尽くします。命令に従わないときはおしおきされてもかまいません。かずさはご主人様への忠誠をちかいます。
ご主人様、かずさはこれを書いているだけで、どろどろです。質問にお答えします。
1、自分の性格。姉御肌で、みんなを引っ張っていく方です。
2、一人暮らしか家族と同居か、トイレ風呂場の場所は部屋からどれくらい離れているか。家族と同居です。トイレ風呂場は結構離れています。
3、自分の好きなファッション。カジュアルな感じです。ジーンズをはくことが多いです。
4、今までのSEXした男性の人数。3人です。
次の質問にお答えします。
(1) ミニスカートを履いていて、足元をじっと見られると感じてしまう。2です。しょがないなっておもいます。
(2) 電車の中で男の人の手がお尻に触れただけで感じてしまう。4くらいです。
(3) 小さい頃、お漏らしをしてゾクッとしたことがある。1です。
(4) ウンチを我慢していて、やっと出たとき非常に気持ちよかった。です。
(5) 木にくくられて放置されることを想像したことがある。5です。放置されつつどこかで監視されている所を想像してしまいます。
(6) 暗闇の中で何人もの男の手で身体を触られる夢を見たことがある。5です。ひどくない程度にいたぶられてみたいです。
(7) 血が付いた包帯をはがすとき、ゾクッとしたことがある。1です。職業ですので。
(8) 手足を縛られて犯されることを想像したことがある。5です。犯されるのは嫌です。でも自由を奪われて辱めを受けてみたいと思います。
調教指示を行ってみました。チョーカーとイヤリングだけの上半身を鏡に映してみました。とてもいやらしくかわいらしい自分に、ドキドキしてしまいました。今パンツをはいてません。膝丈の持っている中では一番短いスカートをはきました。これだけでもうかずさはどろどろになっています。家族にばれないかとドキドキします。不安です。ご主人様申し訳ありませんが、メールアドレスは・・。かずさはパソコン初心者なので、彼に聞きながら使っています。もし彼がこのパソコンを開いたときに、ご主人様のメールを見てしまったらと思うと・・。それと、早速誓いを破ってしまって申し訳ないのですが、おしっこはできません。かずさは排泄に関する行為は嫌いなのです。お許しください。今日と明日は家にいます。ご主人様からの次の命令を心待ちにしております。

淫乱なナースかずさへ 19:50
早速返事を書いて来るとはよっぽど体が疼いているらしいね。卑猥なことを考えるナースだな、かずさは。そんな卑らしいかずさのためにかずさの個室を用意した。楽しんで欲しい。
ここでこれからじっくりとかずさを調教していってあげよう。
まだいくつか聞きたい事があるが、
1、かずさは何科のナースなのかな。血を見る事は慣れてるようだし、毎日どんなことをしているかも教えて欲しい。
2、かずさは運転免許をもっているのか。
3、今まで人に浣腸をした事があるか。
この質問にも答えなさい。
いつもは人に尽くす事を職業としているかずさは自分も人に守られて安心したい気持ちが強いようだね。今のところはは皆を強く引っ張っていくタイプのようだが本当の自分はそんな事では無く、
優しく人に保護されたいタイプのようだ。違うかな。それとレイプ願望があるようだね。本当のレイプではなくて多くの人間に自分が分からなくなるまでめちゃくちゃにされたいんだ。幼児期に何か大きなことをみたのか、昔見たSM雑誌の影響かどちらかだね。もちろん安心出来る人間のもとでの陵辱を希望しているんだ。
さて今日明日は家にいるとの事だが、私は明日は仕事だから明日の昼間はお前に対する調教指示が書けないのが残念だ。かずさが望む調教はどんなものがいいのかも書いてきなさい。
さて、先ず今回の指示をだそう。
1、先ず私の飼い犬になるのなら今までの汚れたオマンコとお尻の穴をきれいにしなさい。お風呂で石鹸をつけて、指できれいに洗う事。そのあとそこを清めるためにラビアとお尻の穴にメンソレータムを塗る事。
無ければ歯磨き粉を付けなさい。l
2、今日明日と風呂に入ったら裸になって四つんばいで、片足を上げてオシッコをしなさい。その時タオルを首に巻き、ご主人様に繋がれている事を想像しながらするんだよ。嫌でもするんだぞ。それがメス犬としての務めだ。
3、部屋に帰ったらノーパンノーブラになって乳首にはイアリングを締めてチョーカーを付けて過ごす事。
、そして寝る時も素っ裸で、チョーカーをしたままねること。
4、今晩か明日近くのコンビニに買い物にいきなさい。その時はノーパンノーブラで乳首にはイアリングを付け、それ以外は何も付けずにコートを上から羽織っていくこと。コートの下には家にある紐なら何でも良いから首から体の前に垂らし、かずさのオマンコの割れ目の間に通しておしりの穴から後ろに回し、腰骨の上から体の前の紐に括り付けた状態に縛りなさい。アルバイトの人間が目の前にいるような棚の一番したの商品をコートの前を広げながら地面にしゃがみこみながら見ること。
5、パソコンをでこの返事を書く時は、必ず、ノーパンノーブラになって乳首にはイアリングを締めてチョーカーを付けてかずさのラビアには洗濯挟みを付けた状態でキーボードをうつこと。かずさの体にどんな変化が起こっているかも文字に表わしなさい。
6、当面はオナニーも彼とのセックスは禁止だ。したい時は必ず私の許可を得てからする事。
それからかずさが特に見たいイメージ写真の希望があれば私に申し出なさい。出来れば
直接メールが送れるように、メールでのやりとりが出来るように努力しなさい。かずさ以外は見れないように、パスワードで開けられないようにすれば良いと思うのだが。また返事を待っている。

かずさ 3、26更新
ご主人様
すてきなお部屋を用意していただきありがとうございます。とても嬉しいです。質問にお答えします。1、かずさは何科のナースなのかな。血を見る事は慣れてるようだし、毎日どんなことをしているかも教えて欲しい。\r\n外科です。ここは田舎ですので、患者さんはお年寄りしかいないのですけど、その方達の血圧を測ったり、体温を測ったり、体を拭いたり、お話を聞いたりしています。2、かずさは運転免許をもっているのか。はい。3、今まで人に浣腸をした事があるか。患者さんになら何度かあります。次にかずさが望む調教ですが、自分でもよく分かりません。ただとにかく縛られてみたいと言う願望はあります。さて、命令ですね。石鹸をつけて念入りに洗いました。念を入れすぎて気持ちよくなってしまい、止まりませんでした。その後メンソレータムを塗りましたが、すう~と何かになでられているような感じで、せっかくお風呂に入ったのに汚れてしまいました。四つん這いでおしっこ・・・頑張りました。裸になってタオルを首に巻くと、もうそれだけでなんだかあつくなってしまいました。そして目をつぶって、ご主人様につながれていることを想像し、四つん這いになりました。でも・・・その先はできませんでした。申し訳ありません。努力はしたのですが、そこでおしっこをしてしまうと、せっかくの想像が台無しになるような気がして。すみません。次にノーパンノーブラですね。いま、その状態です。ラビアへの洗濯ばさみ・・痛いだけで何も感じないのですが、座ったときにキュッと引っ張られて変な感じです。乳首のイヤリングは、キーボードを打つたびに少し震えます。そしてコンビニへは今日行ってみるつもりです。裸の体に紐を・・ああ~想像しただけでどんどんいやらしく水があふれてきます。そんな格好で出かけるだけでもドキドキなのに、しゃがむのですか?!自信がありません。でも、ご主人様のいいつけです。頑張ってみます。オナニーとセックス禁止ですか。う~ん・・・それから、パスワードで・・とのことでしたが、それはどのようにすればよいものか判りません。色々なところを開けたり閉じたりしてみたのですが、それらしいところが見あたりません。それらもう一つ不安なのですが、ご主人様にアドレスを教えてしまって、他の方にも知れてしまう、ということはないのですか?最後になりましたが、かずさが見たいのはこのページに来る前に、入り口の次くらいで出てくるギチギチに縛られた女性の写真がありますよね?ああいう写真が見たいです。かずさはあの写真を画面で見ながら、ぼお~としてしまいます。それでは、いいつけを守れるように頑張ります。
ご主人様
かずさはコンビニに行って来ました。報告いたします。コンビニへは今夜行くつもりでした。でも、案外昼間の方が人が多いためあまり店員さんに見られることもないのでは、と思い先ほど行ってきました。まず、部屋で着衣を全て脱ぎ、乳首にイヤリングをつけました。そして荷造り用の半透明のビニール紐を首から垂らし、きちんと割れ目を通して結びました。キュッとくい込む紐の刺激で、かずさはもうこれだけで濡れてしまいました。次にコートを羽織ってふと思いました。今日はとても暖かいのです。こんな日にコートを着ていたらかえって目立ってしまう・・・。そこで昨日はいたミニスカートに、ハイネックの薄手のセーターを着ました。(ハイネックでないと首の紐が出てしまうのです)それから、コチコチになっている乳首を隠すためにジャケットを羽織りました。そして素足のままでは靴を履けないので、ストッキングをはきました。近所のコンビニでは知り合いにあったりすると困るので、車を運転して少し遠くのコンビニまで行きました。かずさが使った紐はビニールなので、歩くたびにカサカサと音がします。こんな音を聞かれたらどうしよう、と思ったのですが大丈夫でした。コンビニは丁度お昼前で、家族連れやカップル等でにぎやかでした。かずさはレジからよく見える、お菓子のコーナーでしゃがみました。そのまま3つ数えて、すぐに立ち上がり帰ってきました。周りはとてもにぎやかだったので、たぶん誰にも気づかれなかったと思います。それよりもかずさは、歩くたびに紐がくい込んでくるので癖になりそうでした。今もそのままの格好でこれを打っています。もうかずさのあそこは熱くてたまりません。まだ昼間なのに・・・。
かずさへ
今日は頑張ったね。いい子だよ。少しは野良犬の生活から私の飼い犬に近づいたようだね。しかし、まだ私を信用していないようだね。メールを送ってきて何か困る事が起こると思っているようだが、そんな事をしていたらこんなHPは続ける事は出来ない。それにメールならかずさの望む写真も、直接送る事が出来るし、HPでは公にしたくない事も書けることになる。かずさが望むならかずさの小屋はいつでも閉鎖してあげるし、かずさにしか判らないようにURL変更して教える事も出来る。私を信用して欲しい。それでは今夜はこの辺で。これからもかずさが調教を望むなら、返事を待っている。
ご主人様。3・30更新
かずさのことを色々考えて下さりありがとうございます。正直に言いますと、かずさは自分がこわいのです。ご主人様にこうして巡り会ってからというもの、かずさは常にいやらしいことを考える女になっているような気がします。こんな風になってしまう自分がこわいのです。この後自分の内側がどんな風に出てくるのかすら、判らないのです。でもそれを覗いてみたいという気持ちもあって、頭の中がぐるぐるしています。これからどうすればいいのかが本当にわかりません。良いアドバイスをいただけたらと思います。メールアドレスを入れておきます。お返事をお待ちしています。

かずさへ
おはよう
こうして、メールアドレスを教えてくれたことは少しは私を信頼してくれたことと取って良いのだろうか。昨日まではかずさの書いてきた報告をHPに掲載したけど、今回の内容はまだ載せないようにしよ。これはかずさが私にだけかずさの心の中の不安を書いて送ってきたものだろうからね。さて、
>ご主人様。かずさのことを色々考えて下さりありがとうございます。正直に言いますと、かずさは自分がこわいのです。ご主人様にこうして巡り会ってからというもの、かずさは常にいやらしいことを考える女になっているような気がします。こんな風になってしまう自分がこわいのです。この後自分の内側がどんな風に出てくるのかすら、判らないのです。でもそれを覗いてみたいという気持ちもあって、頭の中がぐるぐるしています。これからどうすればいいのかが本当にわかりません。良いアドバイスをいただけたらと思います。メールアドレスを入れておきます。お返事をお待ちしています。どんな人間も普段の自分と普段は誰にも見せていない自分があると思う。かずさは自分がどんどんいやらしくなって行くようで恐いと考えているらしいけど、誰でもいやらしいことは考えるものだよ。かずさは今までSMについて近寄らなかっただけで、今回こうしてSMと向き合うようになってそれが自分に合っていると分かっただけだと思う。人に迷惑をかけるような事ではなく、自分の内面を開放するものがかずさの場合はSMに出会ってそれがかずさには最も適していただけのことと思えば良いと思う。SMに感じられるということは、それだけ高度な人間なのであって、異常なんてことは決してない。 SMにすごいことなんていうのはない。すべてはご主人様をどれだけ信頼しているかで決まる。信頼していれば、それこそどんなことでもできてしまう。かずさはこのHPでのやりとりみたいなことを自分の周りの人間は誰も考えたことは無いと思っているかも知れないけど、そんな事は無いんだよ。みんな人に言わないだけでどんな人間でもいやらしことは考えるものだよ。それを理解し合える人間に会えればそれは最高に幸せな事だと思う。かずさは看護婦だから困った人を助けるのが仕事だから、とても優しくて、思いやりのある素敵な人だと思う。でもそんな自分がまさかここで告白したような卑らしい事を考えていると周りにいる人間には知らないだろうし、知られたくないと思っているから不安になってくるだろう。でもそれは当たり前のことだと思う。自分のことを理解する人間にだけ自分の事をオープンにすればいいんだよ。職場で自分のセックスの嗜好をいう必要なんて無い。私の事を信頼してくれてここでその気持ちを告白してかずさの心が休まればいいと思っているんだよ。>本当の自分を開放しよう。<
私も普段は普通の会社員として、部下もいる人間だが普段はそんなSMのことなどは人には言わない。それは理解でき、信頼出来る人間にだけしか判らないと思っているからね。さて、長々とメールを書いたけど今日は朝から仕事だとおもう。今日は仕事を頑張りなさい。そして私の言っている事で気持ちが楽になったらまた調教のメールを送ろう。最後にかずさが望むような写真のHPのアドレスを記入しておくから、その中で自分が最もされてみたい写真のファイル名を報告しなさい。
http://bizarre.pornmall.net/doktorh/bondage/index.htm また、返事を待っている。
かずさ
ご主人様。
今日一日何だか落ち着きませんでした。もちろん仕事はきちんとしました。けれど自分の内側からわいてくる欲望を、このままにしておいて良いのだろうか、と何度も思いました。先ほど帰宅して、ご主人様からのメールを読み、「本当の自分を解放しよう」という言葉に何か強いものを感じました。SMが今後どの様な影響をもたらすのか自分でも全く判りません。でも、以前から覗いてみたくて仕様のなかった世界であることには間違いありません。これからもご主人様の調教を受けてみようと思います。もしかしたら途中で挫折するかも知れません。その時はお許し下さい。
さて、HPを見てみました。陰部がはっきりと写されているものもあり、とてもびっくりしました。そしてモデルの方の体のラインがきれいなのと、そこにくい込む紐のいやらしさにうっとりしてしまいました。かずさがされてみたいのは、4つありましたので、報告します。
1位 OZ×08.jpg
2位 206dfg.jpj
3位 208sdaf.jpg
4位 gfhh.jpg です。
あと、toy−12ret.jpgのように自由を奪われ、恥ずかしいところをさらけ出した状態で、バイブで責められる・・・というのは経験してみたいです。アナルは嫌いなので、それだけは嫌なのですが・・・。それではご主人様の指示をお待ちしたいと思います。かずさ
かずさへ
おはよう 今日は今帰ってきたところだ。今日は職場の歓送迎会で飲んで帰って来たところなので 遅くにメールを書いているところだ。メールをみて早速返事を書こうと思って
こうして書いてるけど、アルコールが相当入ってるので、内容はしっかりしていないかも
しれないけどあずさにとにかく返事を書こうと思っているので分かって欲しい。SMのことはプラスになると思うのであればもっと興味を持てば良いし、
自分にとって何らプラスにならないと思うのであれば辞めればいいんだよ。ただ、かずさにとっては今まで知らなかった世界が目の前に現れた為にかずさにとっては
非常に戸惑いを誘うものになってると思う。しかし、紹介したHPの写真でかずさがして欲しい
ことは自由を奪われてオマンコを縛って欲しいようだ。また下半身をバイブで思いっきり
いたぶって欲しい願望があるようだね。でもこれは恥ずかしい事でも何でも無いと思う。 人には他人には知られたく無い部分が誰にもあるものでそれがかずさの場合はたまたま
SMだっただけだと思うよ。人に迷惑をかけずに自分を開放するのは何も悪い事は無い筈
だよ。何も怖がる事は無いと思う。こうしてメールを送ってくれたことは私を信頼してくれた事
と思うし、SMは信頼関係が無ければ出来ないのでかずさにとっては本当に大きな一歩になった
と、思う。私もそれに答えて行きたいと思う。このメールの内容はかずさが望むならHPでオープンにするけど望まないならオープンしないつもりだ。
かずさはどちらが良いのだろうか。教えて欲しい。さて私は兵庫県○○市に住んで居るがかずさは何処に住んでいるのか教えて欲しい。
今日の指示だよ。今日はノーパンノーブラで職場に行き、そのまま制服に着替えなさい。
もしそのままで透けるようならTシャツを着るなどしていいからね。そして、ロープでかずさのオマンコの割れ目を縛って一日過ごしなさい。次の調教の為に浣腸を用意しておきなさい。市販のものをするか、病院で使っているものを
使うかはあずさに任せておく。いいね。今日はこれだけだよ。
そして家に帰ったらお風呂場でオマンコとお尻の穴をきれいにしなさい。お風呂から上がったら、チョーカーを首に付けて、素っ裸で寝る事。これは私の飼い犬という
証だよ。私には実際に見えないから、かずさを信じるしかない。そしてかずさが望むなら
オナニーを許してあげよう。ただし、メンソレータムか歯磨き粉をクリトリスにこすりこんで オナニーをする事。飼い犬は普通のオナニーは出来ないんだ。返事を待っている。

かずさ
ご主人様、あんまりです。酔っていたとは言え私の名前を間違えるなんて・・・。
ペナルティーですっ。かずさの住んでいるところは秘密にします。でも、ご主人様のお家からずいぶん遠くて田舎です、とだけ言っておきます。ノーパンノーブラ、おまんこを縛る。・・・無理ですっっ。だってご主人様もご存じだと思いますけど、ナース服って透けるんです。紐で縛ったりしたらすぐに周りにばれてしまいます。それに病院の更衣室はとても狭く、隣の人にぶつかりながら着替えるのです。ノーパンノーブラだったら、これもまたすぐにばれるでしょう。
下の方はいつもきれいにしています。最近かずさのおまんこはいつもいやらしい液体で一杯なので、洗うのが大変です。裸で寝るのは、案外と気持ちよさそうですね。今夜からやってみます。オナニーを許していただけて嬉しいです。とは言っても、昨晩もあのいやらしい写真を
見ながらしてしまいましたけど。 それでは、次は名前を間違えないで下さいね。かずさでした。
かずさへ
何しろ帰って来たのが夜の1時過ぎでそこから、少しでも早くかずさへ返事を書こうとして、ふらふらしながら書いてしまったものだから。許して欲しい。それにしても職場では姉御肌のかずさのようだがかずさはとても心の優しいかわいらしい女性のような気がする。
私も患者でかずさに看病してもらいたくなるよ。かずさとのやり取りについては全てをHPで公表はしない。特にプライベートなことで知れたら困るようなことはオープンにしないので安心をして欲しい。以前ならかずさへいいたい事はHPで表現するしかなかったけど、こうしてメールでやり取りが出来るからHPで書く必要もないし、ここでの内容を丸ごとHPでは公表はしないから安心をしていて欲しい。
さて、職場では何も出来ないようだから、今日もかずさへの指示をだそう。かずさが喜んで暮れるならそれでいいのだが。
>家での調教
今日からは家で首輪をつけ四つんばいでいる時には必ず乳首への戒めとラビアを必ず挟む事をしなさい。乳首の戒めは硬貨等で重りを付けてたらすこと。ラビアの戒めも洗濯挟みの端からいとでひっぱり伸ばす訓練をしなさい。これを毎日するんだ。さあその格好で風呂場で四つんばいか犬のオチンチンの格好でオシッコをしてみなさい。。。。ああいい格好だ。
職場でもトイレに入って同じ戒めをしながら便器の上で犬のオチンチンの格好でオシッコをしてみなさい、私に後ろから抱かれてる事を想像しながら。毎日あそことお尻の穴はきれいにしている事と思う。お尻の穴はベビーロションを指に付けて念入りにこねくり回すように洗いなさい。指がすっぽりと入るようになるまで訓練するんだよ。
おなにーする時は必ずメンソレータムか歯磨き粉を付けてしなさい。職場では何も出来ないようだね。それならコンビニへ行く時は必ず下着を着けずに股縄をしていくこと。
家でも部屋にいる時は股縄をしてすごしなさい。家での調教のために次のものをコンビニと薬局で買いなさい。太目のソーセージ、コンドーム、それから浣腸。買ってきたら報告をしなさい。
今日はかずさの喜びそうな写真を見つけたので添付しておいた。かずさの望みに近い写真
だと思う。これでかずさも自分の体を縛ってオナニーをしなさい。また連絡を待っている。
かずさ
ご主人様。
謝っておかなければなりません。こうしてメールのやりとりをする前に、アドレスが教えられないのは彼が云々、と申していましたが嘘です。アドレスを不用意に教えてしまい、大変な思いをしたという話を友人から聞いていたので、怖かったのです。ご主人様を信用してみようと、こうしてメールをやりとりするようになり、今日のメールからご主人様のあたたかさが伝わってきて、正直になろうと思いました。
HPへの転記のことですが、ご主人様がそこまで配慮してくださるのでしたらかまいません。かずさの文章で濡れてくれる女性がいると良いな、と思います。かずさがひでかさんのお部屋を読みながら、濡れたように・・。
さて、今日の命令ですが、まず買わなければならないものが多すぎて・・・。首輪、ベビーローション、太目のソーセージ、コンドーム、浣腸。明日は夜勤ですが午後から出かける予定ですので、買いに行ってきます。ああでも、コンドームを買うのって妊娠検査薬を買うより緊張します。というより、買ったことがありません。買えるでしょうか?ドキドキします。 写真をありがとうございました。乱れた着衣とロープ、猿ぐつわ、バイブ・・・。こういう写真を見て、羨ましいと思ってしまうかずさは変ですか?あっ、今日大発見しました。メンソレータムをクリちゃんとおまんこにたっぷり塗って、
股縄をすると、もうどうしようもなく淫らな気持ちになってしまうんです。今その状態でこれを打っています。これを送信したら、早く慰めてあげることにします。
ご主人様からのメールを心待ちにしているかずさでした。
かずさ 3、31更新
おはようございます、ご主人様。 かずさは昨日気がついたのですけど、このパソコンの時計が午前と午後逆になってたんです。いつまちがえたのかなあ。
さて、昨日からかずさはどうしようもなく沸き上がる性欲を押さえるのに必死です。排卵日前後と、生理日前後は毎月
こんな感じです。オナニーでクリちゃんをいじめて何度もイくのですけど、満足できないどころか余計に切なさが増す
ばかりなのです。仕方がないので股縄をきつくきつく結んで、何とかしのいでいます。
以前仕事中にこんな風になってしまったときは、トイレに駆け込み、タンポンを3本入れて仕事を続けました。
後で取り出すのがすごく大変でした。他の方はこんな風に切なくなってしまう事ってないのでしょうか?何だか切なすぎて、朝からこんなメールをしてしまいました。ご主人様はお仕事ですか?お疲れさまです。それではまた。
かずさへ
今日は夜勤ということで大変だと思うけど頑張って欲しい。つくづくナースの仕事は大変だと思う。
そんなかずさとこうして知り合えたことを私も本当に良かったと思う。HPを更新したので確認をしていて欲しい。かずさも言っていたようにかずさの小屋を見て他のSM同好の人間が楽しめて貰えたら良いのだが。かずさも自分のいいたくない事は全てをいう必要も無いけど、困った事や、相談したいことがあればメールで相談して欲しい。
>写真をありがとうございました。乱れた着衣とロープ、猿ぐつわ、バイブ・・・こういう写真を見て、羨ましいと思ってしまうかずさは変ですか?
決して変ではないと思う。それがかずさの望みで人には言う必要もないし、私が理解しているからいいじゃないか。彼にもいう必要はないよ。本当に理解出来る人間にだけ言えば良いんだよ。それは政治や宗教なんかと同じで人と違って当たり前なんだ。人に迷惑を与える訳ではないし、そのことが理解出来ない人には見せる事も言う必要も無いだけのことだよ。だから何も心配はいらないよ。普段の仕事をする時は気丈なナースのかずさでいればいいんだ。たまたま私のHPを見るようになってかずさの心のなかのモヤモヤが開放されただけだと思えばいいんだ。心で信頼出来る人間に自分の欲する事を満たされる事ほど幸せな事はないものだよ。私もかずさにきっちりと答えようとするからこんなにも長文になるんだよ。いい加減では出来ない。
今日は午後から外出でその時の買い物は忘れずにしなさい。コンドームなんか、薬局で箱を置いてあるから普通の買い物のようにカウンターにお金と一緒に出せば何の問題もないし、もし恥ずかしければサングラスでもすれば少しは気が楽だよ。そしてメールで何処の会社のものを買ったかを報告しなさい。今日は買い物に行く時にノーパンノーブラで股縄にオマンコにメンソレータムを塗って行きなさい。薬局で買い物をする時にかずさのオマンコはグチョグチョになるはずだよ。そして、夜勤の時トイレで乳首に洗濯挟みをつけて、オマンコにメンソレータムを塗りたくってオナニーをしなさい。私がそこにいると思って。そして、今日も報告しなさい。
さあ、買い物のあとが楽しみだよ。かずさはこれからもっともっと変わっていけるよ。ただし、普段は気丈な姉御肌のかずさを通しなさい。かずさはそれがきっと楽しくなる筈だよ。また返事を待っている。
メス犬かずさの小屋2
かずさ 最新にジャンプ
ご主人様は○○○に似ているのですか?!彼は確か世界的な
○○ですよねっ。あっでも顔が似ているんだった。あーちょっと興奮してしまいました。かずさは誰に似ているか・・・。一度だけ大石恵に似ているといわれたことがありますが、謙遜ではなく全く違うと思います。あんなに目が大きくてかわいらしい女の子だったら、人生もう少し楽しいだろうなあ。ご主人様のHPは、ヤフーで検索して告白の所を開いて、それで見つけたんだったと思います。
あと買い物。いけなかったんです。ちょこっと昼寝をするつもりが・・・。又にします。 ごめんなさい。今度はHなお返事がかけるように、調教を頑張りますね。
かずさへ4,1
かずさへ 夜勤明けで疲れている事と思う。 大石恵に似ていると言われたらしいが、早くかずさの本当の姿をみたいものだ。
さて今日は買い物をきちんとするんだよ。
もちろんどんな格好で買い物に行くかは分かっているね。きょうはノーパンノーブラで一番短いスカートを履いていくんだよ。かずさのオマンコがどんなに変化するかが楽しみだよ。
>さて、昨日からかずさはどうしようもなく沸き上がる性欲を押さえるのに必死です。排卵日前後と、生理日前後は毎月
こんな感じです。オナニーでクリちゃんをいじめて何度もイくのですけど、満足できないどころか余計に切なさが増す
ばかりなのです。仕方がないので股縄をきつくきつく結んで、何とかしのいでいます。
以前仕事中にこんな風になってしまったときは、トイレに駆け込み、タンポンを3本入れて仕事を続けました。
後で取り出すのがすごく大変でした。他の方はこんな風に切なくなってしまう事ってないのでしょうか?
なんと淫蕩で自制のないメス犬ナースなんだかずさは。しかも卑らしい言葉で嬲られる事を待っている。かずさは姉御肌を脱ぎ捨てて本当は自分を守って欲しいといつも思っている淫乱なメス犬なんだよ。さあ私に次のようにいいなさい。「私はいやらしい、か弱いメス犬です、ご主人様。私はご主人様のご命令はどんなことでも
受け入れます。それが私の望むところなのです。私を好きなだけ嬲って下さい。」自分の言葉で私に先ず従順を告げなさい。これがかずさの本望なら出来る筈だよ。そして、首輪を付けパソコンの前で乳首とラビアへの洗濯挟みの戒めをし、クリトリスにはメンソレータムを塗り付けた状態で股縄をし、私にかずさが最も今して欲しい
ことを私につげなさい。私がかずさの後ろにたって股縄を締め上げてる事を想像しながら。
さあ、買い物がきちんと出来たか。卑らしい格好で買い物に行って気持ちはどう変化を したかをここで私に報告しなさい。
かずさ
ご主人様。 忙しいでしょうに、かずさのことをいつも気遣って下さってありがとうございます。また何かあったら愚痴を聞いて下さいね。
買い物に行ってきました。でも、ノーパンノーブラで行くことをすっかり忘れていて、お店に着いてから気がつきました。そこでトイレで脱ごうと思ったのですが、どの個室もアンモニア臭がきつくて、入る気になれませんでした。仕方がないので婦人服売場で適当に傍にあるスカートを持ち、フィッティングルームに入りました。中には大きな鏡があります。かずさは鏡を見ながらゆっくりとピンク色のカーディガンを脱ぎ、壁に掛けました。白いブラウスのボタンを4番目まで外し、一度スリップを脱いでブラをとってから、又スリップを着てボタンをかけました。次に紺色のタイトスカートを少しまくり上げて、ストッキングとパンティーを脱ぎ、パンティーはブラと一緒に鞄に入れ、ストッキングをはき直しました。目の前の鏡に映るかずさは、ここに入って来た時と同じ格好なのに、ブラとパンティーは鞄の中なんだと思うと、それだけで濡れてしまいます。堅くなった乳首をカーディガンで隠し、外に出ました。少し離れたところでおばさま達が、見るともなしにスカートやカットソーを手に取っています。誰もかずさの方など見ていないのに、頬が熱くなりました。エスカレーターを使うのがためらわれ、人が少ない階段を利用しました。
ご主人様に言われたものを一通り買い、後はコンドームだけになりました。車をドラッグストアの前に止め、10分位車内で迷っていましたが、意を決して中に入りました。かごを持ち、まず500mlペットの清涼飲料水を入れました。次にスナック菓子を2袋入れ、ドキドキしながらコンドームの前に立ちました。何だかいろいろあって、しかもすごくドキドキしているので、あまりじっくり見ずに一番前にある箱を取り、かごに入れてダッシュでレジに行きました。幸いレジは並んでいなくて、すぐに打ってもらえました。そしてなんでもない顔をしてお金を払い、店を出ました。もーすっごいドキドキして、もちろんトロトロに濡れてしまいました。精神力を使い果たしたって感じです。
それではまた。そろそろ眠たいかずさでした。

かずさへ 4,2更新
今日は家で、股縄を付けて過ごしなさい。
かずさの買い物報告をもらってから次の指示を出そう。しかし、家の人達には気づかれないようにこっちも気を付けるから安心して欲しい。きょうはかずさが来た御褒美の写真を送る。ナースの写真も入れた。これでいつものメンソレをおまんこにつけて、でも一日オナニーは禁止だ。したくなっても絶対にしてはいけない。したい気持ちを今日は抑える努力をしなさい。
私は今日は仕事で昼間はいない。 かずさの気持ちのこもった、HPに掲載できるようなメールを待っている。連絡を待っている。

かずさ
ご主人様。 先ほどは大変失礼いたしました。待ち合わせに遅れた上に、先に退出するという、 非礼なことをしてしまいました。 本当にごめんなさい。
では、報告をします。
>家での調教
乳首への戒め:乳首には黒いイヤリングをつけ、そこに糸を通した50円玉を結び、錘にしています。
ラビアの戒め:これはあまり長い時間はできませんが、頑張ってやっています。
おしっこ:これが、どうしてもできないんです。
おしり:まだ指は入れられないのですけれど、くるくると指でいたわるようにマッサージしています。
>買ったもの
ソーセージ:直径2cmくらいの魚肉ソーセージを買いました。
浣腸:あっ・・・。忘れていました。
首輪:赤い、中型犬用のものを買いました。
それでは、失礼いたします。
かずさ
ご主人様。
休日なのにお仕事ご苦労様です。朝のメールは行き違いだったみたいです。
すてきな写真をたくさんありがとうございました。美しい女性の辛そうな顔ってどうしてあんなにすてきなのでしょうか。それにナースの格好ってだけであれほどいやらしく見えるのですから、明日から制服に腕を通すのがためらわれます。「私はなんていやらしい格好をしているのだろう」と・・・。ちゃんと仕事できるでしょうか、ちょっと心配です。
ところで、あの写真の中にクスコーを入れられているのがありましたよね。私も未経験の時は、あんなものを入れられてさぞかし患者さんは悩ましい気持ちになって、困るだろうなと思っていました。しかし、今年生まれて初めて診察台に上がりクスコーを入れられました。全然気持ちいいどころか、痛くて辛かったです。カーテンで仕切られているとは言え自分の陰部をさらけだし、ましてやものを入れられるというのは苦痛でしかないのだと知りました。けれどお互いを理解し合った上で行うSMだと、クスコーも気持ちいいのかも知れませんね。
そうそう、かずさは鏡を買いました。全身が映る大きな鏡です。一度鏡の前で着衣を全て脱いで映してみました。こんな風に自分の体をくまなく見る事ってなかったので、しばらく眺めていました。とても良い買い物をしました。それと、買い忘れていた浣腸を購入しました。イチジク浣腸って本当にイチジクみたいな形なんですね。病院で使用しているのは、蛇腹状のイチジク浣腸とでも申しましょうか、その大親分と言った感じで大きいです。Hビデオでよく見る注射器型のものはみたことはありますが、使っている気配はないですね。今は何もかも使い捨てなんです。
それから紐も買いました。今まで使っていたのはビニール紐だったのでカサカサ音がするのが難点でした。そこで、手芸用の紐を買いに行きました。色は首輪と同じ赤色と決めていたのですが、どれくらいの長さを買えばいいのかわからず、とりあえず2mほど買いました。家に戻って縛ってみたのですが、股縄としては長く、おっぱいを縛るには足りませんでした。先ほど緊縛のHPで縛り方が載っていて驚きました。8m~10mは要ると書いてありました。やはり本気で縛るとなるとそれぐらい要るのでしょうね。でも亀甲縛りとかを一人でやろうと思うと難しいですね。誰かに縛ってもらうのが一番気持ちいいのでしょうけれど・・・。
今夜はちゃんとメールチェックしてから寝ますね。失礼いたします。
かずさへ
おはよう。
昨日は帰ってきたのが10時頃でかずさのお休みメールを見て思わず微笑んだよ。それにしてもかずさは本当にかわいい性格のメス犬だよ。きっと素直でしっかりとした人なんだろう。
かずさの本当の自分で自分が開放出来るように努力しよう。ところでかずさは私に対して、メール調教だけでいいのかそれとも将来は実際の調教を
希望しているのだろうかかずさの気持ちを教えて欲しい。かずさはいまのままメールだけで満足出来るような女性では無いと思うが。
昨日は残念だったけど、かずさのSMに対する思い入れが非常に強いことが判っただけでも良かった。
かずさの買い物の中でも首輪は赤い色なんだね。私が紹介した、緊縛写真を見てここまで感じるのはかずさのM度は相当強いことが判る。今日から家でもナースの制服で縛られていることを想像しながら調教することにしよう。
実際に制服を家で着る事が出来ればなお更良いのだが。かずさが制服で縛られ、苦痛と悦虐の表情に溺れる姿をみたいものだ。
>
ところで、あの写真の中にクスコーを入れられているのがありましたよね。私も未経験の時は、あんなものを入れられてさぞかし患者さんは悩ましい気持ちになって、困るだろうなと思っていました。しかし、今年生まれて初めて診察台に上がりクスコーを入れられました。全然気持ちいいどころか、痛くて辛かったです。カーテンで仕切られているとは言え自分の陰部をさらけだし、ましてやものを入れられるというのは苦痛でしかないのだと知りました。けれどお互いを理解し合った上で行うSMだと、クスコーも気持ちいいのかも知れませんね。
かずさはきちんと分かっているね。お互いに信頼が無ければSMは苦痛以外の何物でも
無いがSMを理解していれば、心も体もすべてパートナーに投げ出しそこで自分の望むプレーをすることで普通では得られない快楽と幸福感を感じられるのだと思う。かずさが時々感じるような罪悪感はこの時一切感じる必要はないよ。だって、それはその同好の人間だけが分かる世界で他の人間にそんな事をいう必要もないし、
他人をこれで迷惑をかける訳でもないからね。前も言ったと思うけど、普段のかずさはしっかりとした看護婦のあずさでいるようにしなさい。そして、わたしの前では自分の全てをさらけ出し、淫蕩なメス犬としての本当の
かずさになれるように自分を開放すればいいんだ。
>イチジク浣腸って本当にイチジクみたいな形なんですね。病院で使用しているのは、蛇腹状のイチジク浣腸とでも申しましょうか、その大親分と言った感じで大きいです。Hビデオでよく見る注射器型のものはみたことはありますが、使っている気配はないですね。
かずさは本物のナースだから医療用語も医療器具も良く知ってるね。これから益々楽しみだよ。さて、今日からの家での調教だよ。
まずお風呂に入る前に浣腸でお尻をきれいにしなさい。かずさはナースだから其の効用
は良く知ってるね。これでかずさのアヌスはきれいになる。そのあと、ベビーローションで
揉み解しお風呂に入って少しずつかずさの指を入れるように訓練しなさい。最初はナカナカ入らないが、だんだんと入っていくようになる。何しろ肛門科では医師が
指を無理矢理でも入れるからね。これでかずさも患者の立場もまた分かるものだ。でも衛生面では十分注意して少しずつしてほしい。
1、家ではノーパンノーブラで過ごす事、かずさの部屋では買ってきた紐で股縄をし、 自分の乳房を縛ってみなさい。(出来ればナースの制服を着てしてみなさい。)
2、乳首を糸で縛りあげ先に50円を釣り下げ、ラビアを洗濯挟みで挟みなさい。
3、そして、その姿を買ってきた鏡の前に立って自分の姿をみつめてみなさい。かずさのあそこはもう濡れ濡れの状態のはずだ、クリトリスはいつものベビーローション
とメンソレできれいにしておくこと。
4、そして、買ってきたソーセージにコンドームをはめて私のペニスだと思ってオマンコに いれて、出し入れしなさい。
5、これはまだ出来ないかもしれないが、鉛筆をお尻の穴にいれて、かずさのしっぽに するんだ。
さあこれをかずさが買ってきた鏡の前で立ったままするんだ。きっと卑らしいかずさの 姿になる筈だよ。立ったまましっぽを振り振りして、ソーセージでオナニーをするんだ。
これを報告しなさい。
そして、ノーパンノーブラのナースの制服で股縄、乳首クリップの姿で近くの店で女性用のかみそり とシェービングクリームを買っておきなさい。
かずさ 4、6更新
ご主人様お仕事お疲れさまです。かずさもお疲れさまです。
実際の調教・・・これはちょっと考えていなかったのですごくびっくりしているのですけど、
もしかして今までもこうしてメールで調教した方の中には、実際の調教を受けた方もいらっしゃるのですか?
>何しろ肛門科では医師が指を無理矢理でも入れるからね。これでかずさも患者の立場もまた分かるものだ。
ご主人様は無理矢理入れられたのですか?だとしたら、その病院へはもう行かない方がいいです。熟練した医師にかかると、キシロカインゼリー(麻酔薬のゼリー)でするっと入れてくれますよ。あれって不思議な感覚ですよね。
今日のご主人様の指示の中で一つだけ納得がいかないことがあったのです。 >
4、そして、買ってきたソーセージにコンドームをはめて私のペニスだと思ってオマンコにいれて、出し入れしなさい。
とありましたが、SMって本来挿入をしないものだと聞いていたのですが、かずさの勘違いでしょうか?
ご主人様のペニスを入れるのはSMでない様な気がするのですが。かずさが見たホームページは
http://www.manzoku.or.jp/SM/index.html
です。すいません何度も頑張りましたが、どうやったらこのアドレスが青色になるのかがわかりませんでした。
かずさ、もうアウトです。眠いです。夜も朝も弱いのに良く看護婦なんかやってるよなあと、我ながら感心しつつ。
おやすみなさい。今日は調教できてません。また明日にでも報告できるよう頑張ります。 年度始めって忙しくないですか?なんか人の移動があったり、就業目標が出されたり。
また明日お目にかかります。おやすみなさい。おやすみなさい。 
かずさ
ご主人様。昨夜はすみませんでした。気がついたら朝で、びっくりしました。年度始めに大幅な人事異動があり、むちゃくちゃです。連続日勤(昼間の仕事)で、しんどいです。さて、ご主人様に教えていただいたHPを覗いてきました。ホテルの画像は開くのに非常に時間がかかり、イライラしたので途中でやめました。過去のチャットの記録を見ましたが、かずさにはやっぱりチャットは無理だなあと思いました。
だって、「あん・・・」とかできないです。なんとなく。SEXとSMに対するかずさの考えですが、この二つは全く別だと感じています。SEXは精神面の満足感を得るものであり、SMは肉体面の満足感を得るためのものです。かずさはSEXをするとき、相手に私は愛されていると感じ、自分も相手を愛していると感じなければ、イくことはできません。挿入されて胸を合わせているだけでイってしまいそうになる・・・これがかずさにとってのSEXです。
SMは貪欲になります。乳首やラビアを戒めたり、股縄を絞めるときは、「もっともっと」と体が求めているのがわかります。他の方は違うのかも知れないけれど、イくことが目的ではないんです。でもイけたらもっと幸せかも。
なんだか、すっかり眠くて何を言いたいのか自分でもわからなくなっていますが、そういうわけでご主人様にお会いすることはできないと思います。かずさの理想は彼がご主人様になることです。これはすごく難しいのですけど、かといってご主人様に彼になってもらうわけにも参りませんし・・・。それに、ご主人様に直接調教していただくということは、ご主人様の前で裸になると言うことでしょう?
いや・・・それだけじゃないか・・・。あ~ごめんなさい。もう本当にわけわかりません。上の瞼が下がって参りました。 明日も必ずメールします。おやすみなさい。
PS:写真ありがとうございました。赤い首輪がかずさとお揃いだなあと思いました。でもかずさの方がもっとおっぱい
   大きいですよ。・・・勝った!!   でもお腹はかずさの方が出ている・・・負けた。   かずさのほうが髪短いし・・・って関係ないですね。   かずさ乳輪でかいんですよねぇ。いややなあ。

かずさへ 4月7日更新
おはようかずさ
仕事で疲れているのは文面からにじみ出ているよ。さて、調教の事だが、これはかずさの望むようにしかできないから当然私に会う事など出来ないと思う。メールででもかずさがSMを通して、肉体面の快楽を得、そして精神面も満足出来るようになれればと思う。でもかずさの正直な気持ちが分かったよ。当面はこうしてメールでの調教でかずさを楽しませてあげたい。
さて、先日教えたHPは途中で止めたみたいだけど、そこにあるGALLERYを見てほしかった、そこには調教の写真が有ったんで見てきて欲しい。さあ、かずさの家での調教を報告しなさい。4月3日に送ったメールの調教の報告がまだだ。出来ない事はしなくても良いが努力しなさい。
>さて、今日からの家での調教だよ。 まずお風呂に入る前に浣腸でお尻をきれいにしなさい。かずさはナースだから其の効用
は良く知ってるね。これでかずさのアヌスはきれいになる。そのあと、ベビーローションで
揉み解しお風呂に入って少しずつかずさの指を入れるように訓練しなさい。最初はナカナカ入らないが、だんだんと入っていくようになる。何しろ肛門科では医師が
指を無理矢理でも入れるからね。これでかずさも患者の立場もまた分かるものだ。でも衛生面では十分注意して少しずつしてほしい。1、家ではノーパンノーブラで過ごす事、かずさの部屋では買ってきた紐で股縄をし、
自分の乳房を縛ってみなさい。(出来ればナースの制服を着てしてみなさい。)2、乳首を糸で縛りあげ先に50円を釣り下げ、ラビアを洗濯挟みで挟みなさい。3、そして、その姿を買ってきた鏡の前に立って自分の姿をみつめてみなさい。かずさのあそこはもう濡れ濡れの状態のはずだ、クリトリスはいつものベビーローション
とメンソレできれいにしておくこと。4、そして、買ってきたソーセージにコンドームをはめて私のペニスだと思ってオマンコに いれて、出し入れしなさい。
5、これはまだ出来ないかもしれないが、鉛筆をお尻の穴にいれて、かずさのしっぽに するんだ。
さあこれをかずさが買ってきた鏡の前で立ったままするんだ。気っと卑らしいかずさの 姿になる筈だよ。立ったまましっぽを振り振りして、ソーセージでオナニーをするんだ。
これを報告しなさい。 そして、ノーパンノーブラのナースの制服で股縄、乳首クリップの姿で近くの店で女性用のかみそり
とシェービングクリームを買っておきなさい。私は4月6日7日と泊りで出張になる。其の間にかずさの調教報告が届いている事を期待している。
>PS:写真ありがとうございました。赤い首輪がかずさとお揃いだなあと思いました。でもかずさの方がもっとおっぱい大きいですよ。・・・勝った!!
かずさの自慢のおっぱいを見てみたい、デジカメがあれば一番いいのだが。私もデジカメを購入しようかなと思ってる。それでは、今日も仕事だろうが頑張ってほしい。メールを待っている。

かずさ
ご主人様。
出張お疲れさまでした。おかえりなさいませ。かずさは今夜も眠たいですが、がんばります。GALLERYの写真見ました。やっぱり紐はいいですね。みていてぞくぞくします。
しばられている時ってどんな気持ちなんでしょう?「縄酔い」と言う言葉を聞いたことがありますけど、それはやはり縄師の方に縛っていただかないと、得られないものなのでしょうか?あ、でも抱きしめられるとき、力一杯ギュッとされると、すごくきもちいいですよね。あんな感じかなあ。やっと昨日実施しましたので調教の報告をしますね。1、家ではノーパンノーブラで過ごす事、かずさの部屋では買ってきた紐で股縄をし、自分の乳房を縛ってみなさい。(出来ればナースの制服を着てしてみなさい。)
ノーパンで股縄をすると、紐がとっても汚れるのですけど洗濯物は家族と一緒なので、洗濯機に入れるわけにもいかず、こっそり手で洗って部屋の隅に干しているのですけど、みなさんはどうされているんでしょうか?2、乳首を糸で縛りあげ先に50円を釣り下げ、ラビアを洗濯挟みで挟みなさい。
この格好を鏡に映してみたのですけど、50円玉が揺れる様子が催眠術みたいで面白いです。ところでかずさの乳首はどんどん敏感になっているように思います。糸はちょっときつめに結んだ方が気持ちいいのです。困ったな。4、そして、買ってきたソーセージにコンドームをはめて私のペニスだと思ってオマンコにいれて、出し入れしなさい。
かずさはソーセージを冷蔵庫に入れておいたんです。そしたら大正解でした。紐や50円玉や洗濯ばさみで装飾されたかずさの、熱い体に冷たいソーセージがとても気持ちよかったのです。
鏡に映ったかずさはメス犬以外の何者でもない顔をしていました。鏡を見つめながら何度もソーセージを動かしました。ペチャペチャととってもいやらしい音が部屋中に響きました。だんだん足に力が入らなくなり、仰向けに寝ころんで最後までしてしまいました。
そして、ノーパンノーブラのナースの制服で股縄、乳首クリップの姿で近くの店で女性用のかみそりとシェービングクリームを買っておきなさい。これはもしかして、剃毛用ですか?一応今持っているものがあるのでそれではいけませんか?えっと。。。どこを剃るのでしょう?何だかすごくドキドキします。
かずさは6日に27歳になりました。ご主人様とはどれくらい離れているのでしょう?
ご主人様がかずさの気持ちをわかって下さってすごく嬉しかったです。かずさは本当はご主人様に会ってみたいです。でも、恋愛感情抜きの性行為というのを、受け入れられないんです。これは別にきれい事とかそういうのではなくて、なんていうか、洗脳です。割り切ってHを楽しんでみたいなあと思うこともあるんですけどね。
それではおやすみなさい。お仕事おつかれさまでした。

かずさへ 4月9日更新
おはよう かずさは今日は仕事かな。
かずさを思いっきり抱きしめて上げたいがそれは今はできない。思いっきり縄で体を縛って体がじんじんするほど、かずさは気持ちが良くなる筈だよ。かずさへかずさが開放する事に協力し、かずさが私を少しでも信じてくれるように努力しよう。かずさはSM、性に対する倫理観を変える事が出来ないだろうが、かずさが私を通して調教を受ける事でかずさの気持ちがこちらへ向くようになるようにしたい。かずさが私に会いたくなったらその時は正直に言って欲しい。距離的に離れているから簡単に会える訳ではないが、その時が来るのが楽しみだよ。それから、年齢は今は伏せておこう、しかしかずさよりは年上で30代だ。今日は昨日の調教に加えて、以下の事をしなさい。1、縄がそこまで汚れるなら、ステンレス製のチェーンをホームセンターで買ってきて、オマンコのところだけチェーンにして縄に結び付けて使いなさい。もちろんノーパンノーブラ股縄で買い物をすること。2、何処かの下着の店でガーターベルトガーターストッキングを購入しなさい。かずさの姿はますます卑らしく魅力的になる筈だ。
3、部屋で浣腸をしなさい。できるだけがまんして、トイレに行きたくなってもぎりぎりまで我慢する事。以上は部屋以外での指示だよ。
部屋での調教1、ベビーローションであそことお尻をきれいにして、クリトリスへのメンソレ塗布してから新しくしたチェーンでの股縄2、乳房への戒めは洗濯挟みを写真のように増やして刺激を強くする事。3、ベールペンでお尻へのしっぽを試してみる事。(まだ報告がない)4、さあ、これが私のメス犬の第2段階だよかみそりであそこの毛をきれいにそりあげる事。5、さあこれでメンソレオナニーをしてみなさい。卑らしいメス犬になった気分になれたかな。
かずさ
ご主人様。
今日は仕事はお休みでした。昼間はぐーすか寝ておりました。ご主人様が30代とは思いませんでした。もっとお年の方だと思っていました。う~ん・・・今までのイメージを払拭しなくては。なんの根拠もないのですけど、
50代だと思いこんでおりましたもので。彼より若いのでびっくりしました。チェーンとガーターベルトですね。明日にでも買いに行ってみますが、ガーターベルトって、普通のデパートにおいてありますか?かずさはまだ本物を見たことがないのですけど、やはり下着売場にあるんでしょうね。探してみますね。浣腸してみました。患者さんに浣腸をしたときは「5分ぐらいはがまんしてくださいね。」と言っているのですが、とんでもなかったですね。かずさは30秒が限界でした。お腹が痛くてグルグルして・・・辛いものなんですね。初めて知りました。
それから、しっぽのことですが、どうしてもしないと駄目でしょうか?かずさは以前つきあっていた人にアナルSEXされて以来、恥ずかしいのですけど・・・お尻の調子が悪いのです。それで怖くてしっぽをつけることができないでいます。どうしたらいいですか?
やはり剃毛するんですね。実はかずさは陰毛が少し濃いので、以前ちょこっと剃ったことがあるんです。そしたら、ちくちくして痒くてしばらく大変な思いをしたんです。それに全部剃ることは無理です。だってそんな事したら大好きな温泉にいけなくなってしまうし、彼になんて言い訳したらよいのでしょう?かずさは今大きな野望を抱いています。やはりどうしても縛られたいという気持ちが頭から離れません。そこで、彼に頼んでみようかと思うのです。どうなるかわかりませんけど、近い内に言ってみようと・・・。残りの調教は明日買い物を済ませてからしますね。また報告します。

かずさへ
おはよう かずさ
私はかずさの彼より若いみたいだね。かずさは彼に縛りを頼もうとしているらしいがストレートに言う前に彼がこういったSMにどの程度興味があるかを確かめる事を勧める。そういったステップを踏まずに彼に縛りを頼んで彼との仲が拙くなると後悔だけ残ってしまうからね。
ガーターベルトは大きな下着店か輸入品を置いてるような店ならあると思う。私はかずさの住んでいるところの環境が判らないので、インターネットで買う事も出来ると思う。http://www.rakuten.co.jp/shirohato/382487/は楽天市場のショップだから安全だと思う。訪ねてみなさい。
浣腸は毎日するのは良くないから今度する時はもう少し我慢するようにしなさい。おしりのほうは恐ければしなくてもいいが具合が悪いとはどういう事なのかな?剃毛はかずさのオマンコをよりきれいにしておく為のものだよ。恥丘の部分は少し残して、オマンコの周りを毎日剃りあげるようにしておきなさい。メス犬はここをきれいにしなければならない。

かずさ
ご主人様。 今日は買い物へ行きました。そしたら筍を売っていました。春ですね。ガーターベルトは見あたりませんでした。今度はもう少し大きなお店に行ってみますね。
チェーンはホームセンターにありました。色々な種類があってとても迷いましたが中位の大きさのものを買いました。そして早速使ってみたのですが、大変なことに陰毛がチェーンに挟まってしまいました。やはり紐をこまめに洗う方がいいような気がします。
かずさは近い内に、彼に剃毛を頼んでみようと思います。実は以前「剃ってみようか?」と言われたことがあるのです。でも温泉に入れなくなると困るなあと思って、断っていたのです。ご主人様のおっしゃるように、上の部分を残せば不自然じゃないですよね。あ~でも「何で剃りたいの?」と聞かれたらどうしましょうか。はぁ・・ドキドキしますね。それから彼がSMに興味があるかどうかも、できたら確かめようと思っています。
今日の調教の報告をしますね。買い物へはノーパンノーブラにミニスカートで行きました。この格好での買い物も随分慣れてきました。そして家に帰ってから、濡れてしまった陰部をお風呂場できれいに洗いました。それから部屋に戻り、来ているものを全て脱いで鏡の前に立ちました。赤い首輪をつけて、乳首とラビアを戒めます。乳首への戒めを一つ増やすたびにかずさの中が熱くなり、痛いのにどんどん感じてしまいます。そして乳首の戒めに紐をつけ、それをラックに結んで四つん這いになりました。鏡に映ったかずさは乳首をひっぱられ、乳房を醜く変形させた犬のようです。どんどん高まる気持ちを抑えきれず、クリトリスでイってしまいました。途中で乳首の戒めが外れてしまい、もの凄く痛かったのですけどそれも気持ちよかったのです。不思議です。乳首は薄く血がにじんでいました。

かずさへ
おはよう
かずさの股縄は自己流だろうが、より美しくそしてかずさの股間を刺激するように写真のように自分でアレンジしなさい。きっとより刺激的でかずさを美しく見せる筈だよ。添付した写真が上手く見れたら分かると思う。そしてガーターベルトはメス犬の為にも絶対に必要だよ。これもかずさをより魅力的にするはずだ。
彼にSMの事を聞くのは少しずつにしなさい。彼の性への嗜好が普段からオーソドックス以外に興味がないなら難しいかもしれない。今までかれが一度でもSMっぽい事を言ったら脈があるかもしれないが。しかし、私としては私のかわいいメス犬が私ではなく他の男に調教をされる事になるのは複雑なものだ。まだまだ私には信用がないようだね。もちろん今すぐ彼の代わりなんて出来ないが、調教をするしないは別にしてかずさに早く会ってかずさがどんな女性かをより知りたいよ。>途中で乳首の戒めが外れてしまい、もの凄く痛かったのですけどそれも気持ちよかったのです。不思議です。乳首は薄く血がにじんでいました。もうかずさはSM無しでは満足出来ない体になっているようだ。だからより刺激的な調教がかずさには必要なようだ。今度ノーパンノーブラで股縄、乳房へは戒めをし、ナースの制服を来て薬局、下着ショップへの買い物をしなさい。そして、仏具屋へ行ってろうそくを買って来なさい。そして家ではいつもの調教の時乳房への刺激をより強くしなさい。もし写真がうまく送れたらこれを参考に試してみなさい。かずさには必要な調教だと思う。ラビアもこれから洗濯挟みでの戒めをする事。もちろんメンソレはした後にだ。かずさが今までの調教を通して自分にとって一番向いている戒めとこれからして欲しい事があれば勇気を出して言ってみなさい。
また、報告を待っている。かずさにとっても信じられないような刺激的な写真が手元にあるがかずさはみたいか?見たいならそのURLを教えるから正直に答えなさい。
メス犬かずさの小屋3 4月21日更新
ご主人様。
今日お仕事でしたか?お疲れさまでした。すてきな写真をありがとうございました。股縄をああいう風にすると、装飾のようですね。それから乳首への戒めですが、あれは便利そうでいいですね。ハンガーの先をどこかに引っかけて、体重をかけてみたいです。ああ、考えただけでぞくぞくします。
刺激的な写真って、どんなものなのでしょう。とても興味があります。
>しかし、私としては私のかわいいメス犬が私ではなく他の男に調教をされる事になるのは複雑なものだ。まだまだ私には信用がないようだね。もちろん今すぐ彼の代わりなんて出来ないが、調教をするしないは別にしてかずさに早く会ってかずさがどんな女性かをより知りたいよ。
ごめんなさい。そうですよね。もし、彼がかずさを調教するようになったら彼がご主人様になるのだから、
もうご主人様とはこうしてメールをすることもなくなってしまうでしょうね。実は今朝、ご主人様の夢を見たのです。かずさは何故かご主人様の奥さんで、一緒に暮らしていました。
でもご主人様は若いメスを飼ってらして、私のいる隣の部屋で調教をしているのです。「早く服を全部脱ぎなさい。」
「四つん這いになってお尻をこっちに向けなさい。」ご主人様の厳しい声だけがかずさには聞こえてきます。
かずさは何だかせつなくなって、ご主人様に「やめてください。私だけを愛して下さい。」と言いにいきます。
するとご主人様は「おまえにはsexを与えているだろう。こいつにはSMを与えているのだ。」と言われました。
そこで目が覚めて、そのあとぼんやりした頭で色々考えたのですけど、やっぱりSMとSEXはワンセットかなあと思いました。かずさの彼がSだとして、SEXはかずさとするけど、SMは他の人とする、となるとかなり辛いです。
例え挿入しなくてもそれは認めることができないなあと思います。で、きっと彼も同じ気持ちになるだろうなと思ったのです。そうなるとやはりご主人様にお会いすることは無理だなあと思うのです。今、かずさの頭の中は縛られたい、虐められたい、嬲られたいという気持ちが支配しています。ご主人様と会って、調教を受けてしまったら、そこに恋愛感情が全くなくても
かずさはご主人様から離れられなくなるような気がします。それだけは避けたいのです。
ご主人様、かずさは今日のお昼休みに我慢できなくて、病院のトイレでオナニーしてしまいました。
たまたまトイレにかずさしかいなくて、今がチャンスだなあと思ったら我慢できませんでした。
クリちゃんを虐めた指はきれいに洗いましたけど、その指で患者さんの脈をとっているとき、
すごくいけないことをしている気分になりました。あるサイトにM度テストというのがあるのですが、かずさはAランクでした。ここのご主人様は、かなりサディスティックで、かずさはびっくりしました。まあ、見ている分には
楽しかったです。
かずさへ
かずさへ
かずさは本当にかわいくて卑らしい自分の真の姿を捜し求めてるいとおしい女性だよ。かずさのいうようにSEXとSMが一人の相手と出来ればその方が良いに決まってる。
しかし、人によってはそういった相手が常に見つかる訳ではなくまたフィーリングもあうかどうかも簡単には解決しないだろう。かずさが今朝見た夢はかずさの今の気持ちが夢に現れたものだろう。>今、かずさの頭の中は縛られたい、虐められたい、
> 嬲られたいという気持ちが支配しています。ご主人様と会って、調教を受けてし > まったら、そこに恋愛感情が全くなくても >
かずさはご主人様から離れられなくなるような気がします。それだけは避けたい > のです。
かずさの彼がSになれるのならかずさにとっては最高の情況になり彼との仲はもう離れられないことになるだろうが、彼も今はSになれるかどうかも分からず、また家庭もあるだろうから、かずさに取っては今は悶々として辛いのかもしれない。だから私のHPを訪れ私のメール調教で何とか自分のMとしての心の開放をして自己の願いを実現したいのだろう。私はその手助けが出来れば良いと思ってる。ただ、かずさが私に逢う気になって欲しいのも事実だがこれはかずさの気持ちがそうならないと出来ないのは分かっているのでそれは無理強い出来るものではない。こうして、かずさの本当の姿を開放することでかずさの幸せに協力出来る事は私にとっても
楽しいものだからね。かずさが勇気を出して私と会える日が来る事を願っているだけだ。
それにかずさは一度実際に調教を受けたら私から離れられない気がしてそれが恐いということだが、世の中にはそういった事を乗り越えて主従の関係をささやかに密かに
確かに築いて続けているカップルもの事実だよ。だからかずさが怖がるのも分かるがそれは
気持ちのコントロールだと思う。かずさの夢からすると私には早く縛って欲しいという欲望
が心の中に日増しに強くなっている事だと思う。今は実際には出来ないがメール調教でかずさの欲望を抑える事が出来たらいいと思っている。さあ、今日も家での調教をすること乳房へはハンガーを使ってより強い刺激を与えて体の
変化を報告しなさい。 久々にお風呂場で四つんばいでオシッコをし、其の後はメンソレでオマンコをきれいにする事。
剃毛はしたかい?報告しなさい。それから昨日いった買い物をいつもの格好ですること、短いスカートかナースの制服で ろうそくを買うんだよ。
しかし、病院でオナニーをするとは仕方の無いメス犬だ。これから病院でオナニーをする時は
乳房も刺激しなさい。病院にあるモノでクリップみたいなものを使ってみなさい。きっと
今までより興奮する筈だ。そして、ラビアもクリップで挟みなさい、職場でオナニーをするのなら
それなりの戒めをして苦痛を感じながら快楽を得なければならない。いいね、簡単にオナニー をする事は許さない。
さて、お楽しみの写真のURLを記入しておく。ここまでくると何千万人に一人の真性M女だよ。
かずさ
ご主人様。
調教の報告をいたします。かずさはいつものように鏡の前に立ち、一枚ずつゆっくりと服を脱ぎます。全て脱ぎ終わったところで赤い首輪をつけ、四つん這いになったまましばらく鏡を見ています。かずさの目はトロンとして、いやらしい顔をしています。そして座ったままハンガーをつけてみます。これがもの凄く痛くて、体の芯まで痛みが伝わります。けれど、痛いだけじゃないのです。その証拠にかずさの下の口からはいやらしい液があふれています。痛みに耐えながら気持ちよさを探ります。とても不思議な感覚でした。
○○さんの彼女をみました。彼女の敏感な部分にくい込んでいるピアスはとても美しいと思いました。
かずさのSM願望は重症です。今朝も夢を見ました。はっきりとは覚えていませんが、調教を受けていました。困ってしまいます。それではまたメールします。お仕事お疲れさまでした。

かずさ
ご主人様。 とうとう剃毛しました。彼に「剃ってみたいんだけど・・」と言うと、喜んで剃ってくれました。ちょっと剃りすぎてしまったようで、今鏡で確認したところ、
前から見たときに少し不自然で、上から見るとクリちゃんが頭を出しています。あ~でもなんてかわいいのでしょう。毛がないだけで私の陰部はこんなにまでかわいくなれるのですね。それにとっても柔らかいんです。はぁ~・・・。みとれています。
かずさはラビアが少し大きいのですけど、それもかわいいし、とてもいやらしい。・・・すてきです。 それではまた、失礼いたします。
かずさへ
とうとう彼にそられたみたいだ。
彼は少しはSMの素養があるのかもしれない。さて、これでガーター、股縄をするととても魅力的なかずさができる。さあ家、ノーパンノーブラでの外出、病院でのオナニーなどつるつるマンコのかずさがどのように調教に挑戦出来るかを報告しなさい。赤い首輪赤い紐での股縄そしてつるつるマンコでの外出はかずさにとってとても気持ちの良いものになるはずだよ。そして乳房への戒め、ラビアへの責めを実行しラビアをもっともっと大きくしなさい。
週末は久しぶりに浣腸を買ってくる事。いいね。かずさはもう後戻りはできない。縛りが無ければ満足出来なくなっている筈だよ。それでは報告を待っている。
かずさへ
おはようかずさ 私も花見に行きたいところだが仕事が忙しくてそんな時間が取れない。今日は外での調教を指示しよう。
花見ではノーブラで乳首に輪ゴムを巻いて過ごしなさい。ノーパンは無理だろうが、パンティーの上から股縄をする事。そして、首輪かチョーカーをすること。
そして、花見会場で皆に見られながら裸で桜の樹に縛られた上に吊るされ周りの皆から弄ばれてる風景を想像しなさい。そして、野外に公衆トイレがあればそこでいつものオナニーをすること。きっとかずさはつるつるマンコが溢れるばかりに濡れる筈だ。

かずさ
こんばんわ。 さくらは散ってました。ピンクの雪みたいでした。かずさは酔っています。
調教しましたよ。隣にドクターが座っていたので、乳首がばれないといいなーと思いました。 桜の木に登りたかったけど、股縄をしているので、うまく登れませんでした。
おやすみなさい。
かずさ 4月21日更新
おはようございますご主人様。
こちらも雨です。かずさはお休みです。
どうして実際の調教M女さんがいるかどうかを知りたいと思ったのかというと、以前も書きましたけどたくさんのM女さんを持っている方がいらして、その調教報告を見ていたら、全てのM女さんに全力で調教されていて、しかも全てのM女さんに愛されていて、きっとこの方は体力がそうとうおありなんだわと思ったのです。そしてご主人様にもM女さんがたくさんいらっしゃるのだったら、それはそれは大変だろうなあ、と思いましたし、もし許されるのでしたら調教の様子など教えていただけたらなあと思ったからです。
注射・・・苦手というよりは下手です。高齢者の血管というのはとても脆くて、ほんの少し針がずれただけで破れます。しかも血管自体がとても細くて、硬くて打ちにくいっっっっ。同期のナースと練習し合ったりもします。でも、若い血管と年老いた血管は雲泥の差なんです。患者さんはみんな優しくて、失敗しても「いいよいいよ」と言ってくれますが、毎日のことなので申し訳なくて・・・。
今日の調教は楽しみです。かずさは一体何回イけるでしょうか。報告は今夜しますね。
彼が言っていたのですけど、勃起しているときは排尿できないそうですね。彼はかずさの顔がそこにあるだけで勃起してしまうので、かずさが彼のおしっこを飲むのは一生無理なんですって。そういうものですか?そういえば彼は「申し訳ない」と言って、精液もあまり飲ませようとはしません。やはりSとは離れていますね。
以前つきあっていた男性の精液はよく飲まされました。Hもそれ以外も自分勝手で、かずさは何回泣いたかわかりません。
でもかずさがおつきあいした男性の中では、あの人が一番Sに近かったように思います。まあ、どうでもいいんですけど。 それではまた今夜、お目にかかります。
かずさ
ご主人様。こんばんわ。
昨夜の調教はですね、良く覚えてないんです。ただ、かずさはノーブラで股縄までして、あそこに毛が無いなんて、みんなは知らないんだわと思ったら、とっても恥ずかしくなっていたたまれなくなってたくさん呑んでしまった、
ということだけははっきりと覚えています。かずさはあまりお酒に強くないみたいです。
今日の調教の報告をしますね。いつものように鏡の前に立ち、着衣を全て脱ぎました。経血がまだ出ますのでタンポンは入れたままです。赤い首輪をつけて、胸を赤い紐で絞めます。Dカップのかずさの胸はとても窮屈そうにしています。そして既に固くなっている乳首にピンク色の洗濯ばさみを挟みます。「ん・・・」っと声が出ますが、痛みは快感に変化します。足を大きく開いて鏡の前に座ります。つるつるのお口からは、もう透明な液がしたたっています。(タンポンをしているのに、どうして出て来るんでしょう?不思議です。)そのままの姿勢でゆっくりとラビアを開きます。そして少しずつスピードを上げながらクリちゃんをなで続けます。
なんていやらしい顔なんだろう・・・鏡の中のかずさはイくことしか考えられないといった顔をしています。とてもいやらしくて、とてもかわいい。座ったままの姿勢でイくのは難しいので、仰向けになりました。目を閉じ、足も閉じてしっかり伸ばします。部屋にはかずさの荒い息づかいが響きます。でも家の者がいるので声が出せません。そしてかずさは静かにイきました。
そのあと乳首への戒めを増やして、5回イきました。後でタンポンを出したらヌルヌルでした。
今日新たに黒い紐を買ってきたんです。明日それを持って彼に会うつもりです。どうなるでしょう。
かずさ
かずさはとってもとっても幸せです。
彼に正直に言いました「縛られたい」と。彼は「かずさが望むなら何でもしてあげたい。」そう言ってくれました。彼は人を縛るのは初めてですから、二人でああでもないこうでもないと言いながらの縛りでした。
けれど、縛り終えたときかずさのあそこはもう大洪水で、自分でもびっくりするほどでした。
「縛るだけでこんなに濡れるなんて・・。」彼の声は興奮していました。そしてかずさの頭を
両手でつかみ、彼のものをくわえるように導きました。こんな事をされるのは初めてです。
いつもはかずさがくわえにいくのです。なんだかすっかりメス犬の気分です。一所懸命奉仕しました。時々彼が「もっと深く」とでも言うように、かずさのの頭を
引き寄せます。のどの奥まで当たって、苦しいのですけどそれが嬉しくて益々かずさは トロトロに濡れてしまいます。
それから彼は乳首やクリちゃんを虐めた後、縛ったまま挿入してきました。「つるつるの口がおいしそうにくわえてるよ。」彼は意地悪くささやきます。普段はこんな事言わない人なのです。縛るという行為で彼の中の
攻撃性が芽生えたのでしょうか。そしていつもより荒々しく動いて、いきなりアヌスに指を入れてきました。
これが痛いどころかとても気持ちよくて、かずさの声は1オクターブ上がります。 「後ろも欲しいの?」
かずさは小さく頷きました。彼がゆっくりと入ってきます。膣感覚と似ているけれど少し違う快感が
体中を巡ります。彼の指が再びクリちゃんに伸びて、二人同時にイきました。しばらく休憩してから、「叩かれるのはどう?」と彼が言いました。「わからない。」と正直に答えました。スパンキングという言葉は知っています。けれど叩かれて本当に気持ちいいのかしら?
というのが正直な気持ちでした。 彼はかずさの両腕を片手で、両足を彼の足で押さえ込みました。そしてかずさのお尻を叩き始めたのです。
「あっ・・・。」不思議でした。痛いと思うより先に声が出ていて、叩かれる度に快感が増していくのです。
かずさの目はもう焦点が定まっていません。彼の姿さえよく見えない。けれど彼の表情は
明らかにいつものものと違っていました。かずさを虐めることで快感を得ている目でした。
その後は二人でぐちゅぐちゅになりながら一緒にイきました。帰り際に「二人でこの(SMの)世界を進んでいこう。」と言ってくれました。二人ともSM初心者ですけど、試行錯誤しながらやっていこうと思います。彼が望むなら時にはかずさがSになってもいいと思っています。かずさのご主人様はこんなに近いところにいました。本当に幸せです。


【人妻】東洋医学のマッサージで妻が・・・【浮気】

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6月の事です。
出産後どうも腰が痛いのが引かないと妻がこぼしており、
一度産婦人科の先生に相談したのです。産科の先生曰く、
特に珍しい話では無いそうで、育児の疲れが弱った体調に
拍車を掛けているのではとの事。
心配ならば、一度専門医を紹介すると申し出て下さったのですが、
妻も医者に相談して少し安心したのでしょう。
とりあえず東洋医学で痛みだけ取ろうかと思ったらしいです。
妻に相談された私は、
知人からマッサージのうまい人を紹介してもらったのです。
妻は今年26歳になる二人の子持ちの専業主婦です。
私が言うのもなんですがけっこう可愛いと思います。
顔は普通ですが色白もち肌で、
いかにも触りたくなる様な可愛さといえばいいでしょうか?
二人の子供は人工乳で育てたので、胸もまったく垂れておらず、

硬からず、柔らかすぎず、ちょうどいいモミ心地です。
お尻も結婚前はちょっと貧弱かなと思っていたのですが、
今は程よく肉が乗り人妻らしくむっちりしてきました。
妻の為にマッサージ師を紹介してくれたのは
私たち夫婦の共通の知合いの女性で、妻の昔の職場の先輩でした。
ただ話をする時、彼女が気になる事を言ってました。
妙に色っぽい、ねっとりした目で妻の身体を見詰めながら、
「ただね〜。あの先生はマッサージはうまいけど、手も早くって。
旦那さんも気をつけた方がいいよ。
奥さんなんか多分、先生のタイプだからねぇ。
気にいったら早速性感マッサージをして患者をものにするそうよ。」
この話を聞かされてる時、妻は真っ赤になってました
恐いのでどうしても付いてきて欲しいという妻に付き添い、
その日小一時間ほどドライブして目的の鍼灸院に連れていきました。
けっこうきれいな建物です。
きっとはやっているのでしょう。
先客があり、妻と待合室で待ってました。
妻はやはり少し不安そうです。
私も東洋医学のマッサージと言えば、
たけし軍団がテレビで受けているものしか知りません。
効くのかもしれないが、すごく痛いのではと妻共々心配でした。
やがて先客が出てきて、しばらくして妻が呼ばれました。
先生はいきなり素っ気無い口調で妻に「服を脱いで。」と告げます。
妻も恥かしそうにしながらワンピースを脱ぎました。
「それも脱いで。」と先生はシミーズ姿の妻を
いやらしい目で見ながら促します。
妻が助けを求める様に私を見つめます。
妻の視線を追うようにして先生がこちらを見ました。
まるで私を値踏みする様にじっとみた後、
自らの手でシミーズを脱がせて
妻をブラとパンティーだけにしてしまいました。
「下着も脱ぐんですか?」との妻の問いかけに、
「いえ。まだ結構です。後で腰のあたりをマッサージする時に
少しずらします。」と
まるで何でも無い事かの様に言われて妻の目も丸くなってます。
先生の手が妻の腰にあてられ、
「ではうつ伏せに寝てください。」と
いいました。
妻は言われるままに下着姿で診療台に寝ます。
その間、妻を支えるふりをして先生の手のひらが
妻のお尻を撫でたのを私は見逃しませんでした。
気が散るからとの理由で診察室のドアが閉められます。
ストッパーを外されたドアはゆっくりと閉まりました。
私が最後に見た時、なぜか先生は妻のブラのホックを
外している所でした。
私はこの状況になぜかすごく興奮してました。
今、妻が閉ざされた空間の中でパンティー一枚で寝そべっており、
白いもち肌を初対面の男にさらしている。
その男は50過ぎの精悍な男で、色黒な肌が精力を感じさせます。
そんな男が今、診察にかこつけ妻の肌に手のひらを
滑らせているのかと思うと・・・
思わず全身を耳にして中の様子を覗います。
実に遮音性のいい分厚い扉で、何も聞こえないのですが、
ときどき妻の「痛い。」とか「ああ。」とかいった声が
漏れ聞こえます。
きっと例の良く効くマッサージを受けているのでしょう。
私は気が気でありません。
先ほどの先生の言葉が頭の中で響きます。
(後でパンティーをずらすって?
いったいどこまでずらすのだろうか。腰の下まで?
まさか尾低骨をマッサージするふりをして、
太ももまで下げるんじゃないか?)
今、この瞬間にも先生の手により妻のパンティーが
太ももまで引きずり降ろされ、
先生が妻のオマンコをお尻の谷間越しに覗き込みながら
腰をマッサージしてるかもしれないのです。
2,30分ほどでしょうか?
妻の「うっ。」とか「ああっ。」と言った気持ち良さそうな声が
漏れ聞こえてましたが、
ただそれがだんだんと静かになっていくのです。
たまに漏れ聞こえる声にも心なしか甘い響きが
含まれている気がして。
つい先日、妻の先輩の漏らした言葉が気になります。
(もしかすると、妻は先生に性感マッサージを
施されているのではないか?)
いったいあのドアの向こうで妻は何をされているのか?
「オイル・マッサージをしましょう。」
はっきりと先生の声が聞こえました。
しばらくしてぴちゃぴちゃとした音が響く様になりました。
すごく嫌な予感がします。
妻は肌への愛撫に弱いのです。
(先生はオイルで滑りの良くなった妻の肌に
触れるか触れないかくらいの微妙なタッチで全身を
愛撫しているのではないか?妻は先生の指先に感じて、
ひくひくと身体をくねらせているのかも。)
と想像しました。
妙に静まり返った室内の様子が却って不信です。
突然、「ひっ。」と妻の声が中からしました。
今から思えばきっとこの時パンティーをずらして先生の指先が、
直接妻のオマンコに触れたのでしょうか。
秘めやかな湿った音がこだましてます。
良く耳をすますと、
何かタオルの様なもので声を押し殺した妻の荒い鼻息だけが
きこえました。
私のチンポもかつて無いほど硬直してました。
くぐもった妻のうめき声がなまめかしいです。
(多分、このドアの向こう側では先生の指先がいやらしく
妻の全身を這い回り、乳首やクリトリスを集中攻撃している。
妻も快感に肌を薄くピンク色に染めてされるがままに
なっているのかも。)
そう思うとたまりません。
私しか知らなかった揉みこたえのある乳房を先生も楽しみ、
指先にからみつくオマンコの襞の感触を味わっているのだろうか。
妻が診察台の上で痙攣しながら動いているのでしょうか。
時々ばたん何かが跳ねる音がします。
ぴちっ。
何かゴムが肌にあたった音がしました。
やがて衣擦れの音がします。
私の頭は混乱してます。
(妻がパンティーを脱がされている。)
気配からすると妻も嫌がらずに先生に協力している様です。
きっと全裸にされた妻はしどけなく足を開いて、
おめこ汁を垂れ流すオマンコを先生にさらけ出しているのでしょう。
カチャカチャと何か金属音がしました。
先生がズボンを脱いでいるのか。
私の口の中はからからになり、
診察室から漏れ聞こえる音を一つも聞き逃すまいと勤めました。
(いやもしかすると、何か金属製のマッサージ機を
取り出しただけかもしれない。)
と言い聞かせるのですがとてもそうは思えません。
妻の状態が気になります。
きっと妻はうつ伏せのまま、
足を大きく広げてじくじくに濡れたオマンコを先生にさらし、
なまめかしい目つきで先生のチンポを見つめているのだろう。
もしかすると何度も絶頂の寸前まで愛撫され、
ただ最後の一撫でだけをお預けくわされ、
誰でもいいから早くチンポでオマンコを
蓋をしてといった気分なのか。
今の妻は先生が何をしても受け入れる状態なのでしょう。
ぎしっと診察台がしなる音がします。先生が妻に乗りかかる所か。
今ごろぱくぱくと口を開く妻のオマンコに先生の
チンポの先が押し付けられているのだろうか。
「うっ。あっ。」
とくぐもった妻の声がします。
多分タオルでさるぐつわをされて声を漏らさない様に
されているのでしょう。
(とうとう妻のオマンコに先生のチンポが挿入された。)
「はあ〜ん。」二人の熱い吐息が溢れます。
やがて診察台がぎしぎしときしむ音が聞こえてきました。
室内からピチャピチャと水音が響いてます。
うつ伏せに寝る妻の背後から先生がのしかかり、
オマンコにチンポを出し入れしているのでしょうか。
妻のオマンコは名器だと思います。
特に出産してからはねっとりとしたやわらかな襞が
チンポ全体を包み込み、
ざらざらした天井が亀頭の先端を刺激します。
深く挿入したチンポにまとわり付き吸い付きながら
きゅっと締り精液を絞り取ります。
そんな妻のオマンコを先生はチンポで味わっている。
(一度味わうとたまらなくなってこれから何度も妻を呼び出しては
セックスを要求するのだろうか。
妻も今日の快楽に溺れ、乞われるがままに先生にホテルへ連れ込まれ
チンポをオマンコに迎え入れ先生の都合のいい精液絞出し用の
浮気オマンコ妻にされるのだろうか。)
多分先生は妻の胸を両手で揉みながら、
ぐいぐいとチンポを妻のオマンコに出し入れしているのでしょう。
妻のやわらかなオマンコの襞と先生の硬いチンポが直接触れ合って
ぬるぬるとした粘液にまみれながらこすり付け合っているのでしょう。
「うっ。」
先生の声が急にしました。
とうとう妻のオマンコの締め付けに耐え切れずに
射精しているのでしょう。
その時、「はあぁん。あっ、あっ、あっ。」と
妻の声が大きく響きました。
これこそ妻と先生が男と女の最後の一線を超えた証拠です。
お互いの生殖器官の神経を目いっぱい使って快楽を
むさぼりあっている声です。
とうとう妻はタオルを咥えて声を殺すのも忘れて
セックスの快楽にもだえているのです。
ひときわ大きくがたん、がたんと診察台の足が動いた音がしました。
先生は快感を感じるたびにくいくいと締め付け精液を絞り取る
妻のオマンコの具合に酔いしれているのでしょう。
妻も自分のオマンコの中で先生のチンポの先から精液が
吹き出すたびに、ぐいっとオマンコの口をチンポの根元が
強ばって広げるのを感じている。
多分妻はオマンコの中で精液を出しながら暴れる先生のチンポを
感じ取りエクスタシーに至ったのでしょう。
しばらく静かになり、ちゅっとキスをする音が聞こえます。
まだ先生のチンポが妻のオマンコに挿入されたままでしょう。
先生は天にも昇る心地に違いありません。
となりの部屋に旦那が待っているのに、
人妻を性感マッサージで感じさせてその気にさせモノにした。
手で顔を振り向かせると、清純そうで貞淑な感じの人妻が
恥かしそうに舌を絡めて来る。
下では妻のオマンコが快感の余韻で断続的になえかけたチンポを
締め付けるのを楽しんでいる。
妻の胸を揉みながら深い口付けを交わしている
先生のチンポを伝って、二人の精液と愛液の混ざったものが、
結合部から溢れ出しているのでしょう。
やがて二人が長いキスを終えて、又マッサージに戻った様です。
さっきと比べて妻も先生と打ち解けて世間話を交わしています。
ただその声の中に、身体を許した相手にしか含まれないであろう
媚びと親近感を感じます。
その内に私の話になり、
妻は先生に私がマッサージを学びたがっていると言いました。
人妻を寝取った男の余裕でしょうか。
急にドアが開いて先生が私を招き入れてくれました。
妻は今日下ろしたてのすみれ色のパンティーを履いていました。
その真新しいパンティーが完全に脱がされて床に落ちてます。
その上妻の全身がオイルにまみれ、
ぬめぬめと光っていました。
もしかするとセックスをした時の汗も交じっていたかもしれません。
男との激しいセックスを終えて、
ピンク色に上気した肌がなまめかしいです。
妻はこちらを振り向きません。
私の顔を見るのが恥かしかったのでしょうか。
しどけなく体を伸ばしてます。
妻のお尻が何かに押しつぶされた様に平べったくなり充血してます。
未だ足を広げたままです。
多分この体勢で先生のチンポを挿入されていたのでしょう。
そして妻のオマンコはオイルでは無い何かべっとりした液体で
濡れています。
部屋の中は妻が興奮した時に、オマンコから出る匂いで充満してます。
そんな今日初対面の男に犯されたばかりの妻が
実に色っぽく感じました。
先生が私に腰のマッサージを教えます。
そしてにやりと笑って、妻のお尻の肉を揉みました。
手の動きにより妻のお尻の穴と、
オマンコがぱくぱくと口を開きます。
先生は主人である私の事を気にもかけず、
妻のオマンコを覗き込んでます。
びちゅ、びちゅと音がしました。
妻のオマンコから白っぽい液が先生の手の動きに押し出される様に
溢れ出します。
妻が足を閉じようとすると先生の手が押し止め更に大きく開かせます。
妻は緊張したまま私と先生の前で
少しずつ大股開きにされていきました。
そして先生が妻の手を取り、
彼女のオマンコの両側にあてがわせます。
自分の手でオマンコを広げさせようと先生が無言で
妻の手を動かし押しとどめます。
妻はお尻の方から手を回し、
喘ぎ声をたてながら先生の射精を受け止めたばかりの
オマンコの奥まで開いてみせます。
そこは真っ赤に色づきびらびらがいくぶん充血して肥大した様です。
中のオマンコの壁に白っぽい粘液が、たっぷり付着してます。
先生は特別なツボを教えて下さると言って妻の腰のある点を
指圧しました。
押されるたびに、妻のオマンコがひくひくと蠢き、
中からとろとろと先生の精液が押し出されて溢れ出します。
「ここを押すとオマンコの中が痙攣してチンポに絡み付いてくるんだ。
俺も味わったけど最高だよ。今度試してみな。」と言います。
味わったとはさっきこのツボを刺激しながら
妻のオマンコに挿入してたという事でしょうか?
先生は私の疑問を解くように、
妻に跨ったままさりげなく白衣のボタンをはずします。
べろんと下から妻の愛液でべとべとになった
先生のチンポが飛び出しました。
それは萎えているのに15センチはあります。
多分、勃起状態ならば優に20センチに達するでしょう。
先生は自分でチンポをしごきながら私を見てにやにやします。
こんなのを受け入れた妻のオマンコはもう私のチンポでは
満足できなくなったに違いありません。
もう先生の女にされた証拠に、
自分から夫である私に先生の精液を垂らすオマンコを開いて見せます。
いつもの妻ならばきっと異常に恥かしがる状況です。
ましてや今、夫の目の前で初対面の男に中出しセックスをされた
証拠を見せているのです。
又診察室から出されました。
部屋を出る時ふと予感がして振り向くと先生の手のひらが
妻のお尻を撫でており、
すっと妻のオマンコに指先が伸びたと同時に先生は妻に
何かをささやいていました。
妻はいたずらっぽくクスクスと笑っていました。
きっと先生は妻に
「君のここが何で濡れているのか旦那さんは気が付いたかな。」とか、
「奥さんのここ、すごくきつかったけど、
俺のは旦那のより大きかった。」とか聞いていたのでしょうか。
2時間半ほどして治療が終わり妻と家に帰りました。
車の中で妻は言葉少なく、
どんなマッサージをされたのか、
オマンコが濡れていたけどそこも触られたのか、
性感マッサージを受けた後先生にセックスされたのか、
という私の問いに答えません。
私に紅潮したままの頬を見せてずっと窓の外を見ています。
きっと自分の浮気に対する申し訳なさと、
反面その快感の素晴らしさが心の中でせめぎあっていたのでしょう。
なぜか妻は服の下にブラをつけておらず、
固くしこった乳首が服地を突き上げていました。
実はあの後、私が部屋から出た後で
もう一回先生とセックスしたのではないだろうか。
今度は正常位で診察台に寝た妻が自ら足を大きく開いて
先生の為に両手でオマンコを開きます。
妻の股間から先生の精液が垂れていて、
先生のチンポは程よい潤滑液にまみれながら
妻のオマンコに入ったのでしょう。
妻は声を立てぬ様にタオルを食い締め、先生の背に手を回し、
腰に自分の足を絡み付かせて、
くいくいと腰を上下に動かしていたのでしょう。
先生は妻のこの乳頭を口に含み、なめ、かみ、しゃぶりながら
妻のオマンコにチンポを出し入れしたのでしょうか。
妻はつい先ほど自分を恍惚に導いてくれた大好きな先生のために
せいいっぱい自らオマンコを締め付け、
チンポから精液を絞り出したのでしょう。
妻はその日二度目の先生の射精を
オマンコいっぱいに受け止めたのだろうか。
終わった後も先生のチンポをオマンコに挿入されたまま、
セックスの余韻にひたりひそひそ話しを続けていたのでしょう。
そして、診察時間が切れるまでそのまま先生に抱かれており、
部屋を出る寸前にやっと先生のチンポが抜かれ
身繕いしたのではないか。
外の風景を見ている様でいて実はオマンコから
少しずつすみれ色のパンティーに溢れ出す先生の精液を感じ、
先ほどのセックスを思い出していたのかもしれない。
きっと妻のオマンコは私のチンポの何倍もあるでかぶつに伸ばされ、
先生のチンポの型が付き
ぽっかり大きく開いたままだったのではないでしょうか。
帰宅後、すぐに妻を押し倒し
ずぶぬれの精液くさいパンティーを脱がせました。
「やっぱりやられちゃったのか。どうだ、良かったのか。」
と聞くと、妻はすねた様に、
「だってあなたが助けてくれないから。犯されちゃった。」と、
すなおに認めます。
「またやらせるんだろ。」と聞くと、
「分からない。」との事。
すぐに挿入してみたのですが、
もはや私の租ちんでは感じないのかいかにもお義理のセックスです。
それなりには締め付けてくるのですが、
やっぱりいつもよりゆるい感じで、
ぬるぬる、ふわふわのオマンコでした。
予想通りというかなるべくしてなったのか、
今では妻は完全に先生の愛人になっており、
定期的に抱かれてます。
妻の帰宅後、その日のセックスを聞くのが私の楽しみです。
一応人妻ですので
先生が中出しできる様にリングを入れたと聞きました。
今、妻は先生からオマンコを締め付ける訓練を受けており
最近では私の小チンポもしっかりと絞れる様になってきました。
次はお尻の穴を拡張すると先日宣言されたそうで、
そうなると先生のチンポに比べてはるかに小さい私のものが
先に妻のアナル処女を頂けるのではないかと今から楽しみです。

【浮気】初のエクスタシー【不倫】

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私はいま26歳で、結婚して3年目、主人は県庁勤めです。
私は市内の高校を卒業して、18歳で県庁に勤めました。
2年目の冬の忘年会の時に主人に口説かれて、彼のアパートで結ばれました。
まだ20歳になっていなかったので、両親は結婚を許しては呉れず、ズルズルと
週一でSEXに明け暮れていました。
最初は性交の何処がいいのかチットモ快感はありませんでした。
それというのも、彼のペニスは包茎で10㎝ぐらいで短く、挿入すると5分後に
はもう射精していました。
コンドームを着けてあげるとその時に精液を出した事もありました。
でも「愛している。愛しているからいつか結婚しようね」といつも言ってくれま
した。
両親は処女を彼に捧げたと思っているようですが、本当は高校1年の時に夏の海
の家で、高校3年の男子生徒に処女を無理やりに奪われたのでした。
その時は痛いだけで、生で出されたので、子供が出来たかと物凄く心配でした。
友人の紹介で、親戚の産婦人科で一応見てもらいました。

妊娠検査薬でも、陰性で一応は安心していましたが、病気もあるので先生に見て
もらいました。
診察台で股を開けて、ビニールの手袋の先生の指が膣に入るほうが恐いくらいで
した。
結婚を許されて、挙式、ハワイに新婚旅行に行きました。毎晩セックスをしまし
たが、相変わらず早漏で10分以上持ちませんでした。
親友で恋人とよくセックスしている友達に聞きました。
すると彼女はSEXは1時間ぐらいはして、快感で膣が痙攣すると言うのです。
信じられません。
気持ちが良いということも解りません。
友人と、長崎県に3泊4日で旅行に行った時のことです。
福岡からJRの旅でした。その時にかなり年寄りですが50歳ぐらいの男性とお
友達になりました。
ハウステンボスではかなり有名なホテルに泊まりました。
その男性たちも偶然にも同じホテルでした。
夕食後に海を見ようとブラブラと散歩していると、その男性が矢張り散歩してい
ました。お酒も入りかなり酔っていました。
花火大会があり相当に楽しい一時でした。
帰りはその男性と一緒になってかなり暗い夜道を歩きました。
友人と二組になり、突然暗がりで顔を寄せてきてキスされました。
「私は人妻なので、勘弁してください」とかなり顔をつっぱねました。
それでも「可愛いから何とかしてよ」と強引に唇を奪われました。
昔の処女を失った時を思い出して、泣き出しました。
もう一人の友人は何処に行ったのか消えてしまいました。
彼女はまだ独身なのですが・・・。
中々離してくれず、執拗に唇を寄せて、キスされて舌まで入れられました。
50代の男性ですから、かなりのテクがあり、セーターの裾から潜り、ブラ
ジャーの下から指を入れて乳首をツンツンします。
これはかなり興奮しました。
スカートの中にも指を入れて、ショーツの中に指を這わせて、陰部を触ります。
今までに無い快感でした。
陰毛を撫でられて、割れ目の突起物をそっと突付くのです。
こんなに気分の良いのは生まれて初めてです。
彼は自分のズボンのチャックを開けて、勃起したペニスを出して私の手に持たせ
ました。
私は主人以外の陰茎を握った事はありません。
本当にペニスってこんなに太くて大きいのでしょうか。約20cm近くありそう
です。
亀頭の先からはオツユが染み出しています。
暗がりでもそれはわかります。
私のパンティーをそっと脱がされて、海岸のコンクリートの防波堤の上に寝かさ
れました。もうかなり興奮して、自分の性器が濡れているのが判ります。
夫とのセックスではこのような濡れた記憶がありません。
貝の様なビラビラを擦られて、そっと突起したクリトリスに唇を這わして来まし
た。
その男性は透明な蜜液の流れるふっくらした溝を丹念に舐めまわしました。
「恥ずかしいから止めて下さい」と小声で言いましたが、聞く耳を持っていませ
ん。
右手の人差し指と中指を、秘孔の中に入れて掻き混ぜ、左手は淫核をトントンと
叩きます。
もうどうなってもいいやという気持ちでした。
死にたいほどの恥ずかしさと、同時に興奮が爆発的に高まりました。
陰唇を分けて、その太い陰茎が膣の入り口に当てられて、ソロリと挿入されまし
た。
頭の髪を掴んで物凄いキスをされて、その隙にツルリとペニスは私の大切な割れ
目に挿入されていました。
ユックリと前後のピストン運動です。主人だとやたら早く直ぐに精液を出しま
す。
彼のピストンは浅く、深いのは10回に3回ぐらいで、入り口で亀頭をグルグル
と回します。
多分友人に聞いたGスポットにそれが当たっているようです。
突然快感が膣の奥から溢れて出ました。
私のマンチョがグイグイと締め付けるのです。
彼も慌てて「おいおい、そんなに締めると俺が我慢出来ないよ、中に出すぞ」と
言います。自分ではどうなっているのか訳が解りません。
でも本当に快感で下半身が震えて、腰が弓なりに持ち上がります。
コンクリートの防波堤の傷みはもうありません。
「アアアもうダメです。私シンジャウかもしれないわ」と叫んでいます。
何を言っているのかも解りません。
「アアッ、ウウウンン、ククク~ッ」とエクスタシーを迎えたようでした。
彼も「中に出してもいいのか?チンポを抜いてもいいんだよ」と聞きました。
確か生理は後2,3日で来る筈だし、もう子供が出来ても悔いはありません。も
し出来たら嬉しいという気持ちでした。
ワナワナと震える下半身をしっかりと抱いて、突然彼の陰茎がピックリと跳ねま
した。
熱い精液が膣の奥でドンドン出ています。
二人で抱き合って暫らくは動きませんでした。
誰かがコチラに来る気配がしました。
彼はペニスをいきなり抜いて、ハンカチを私の大切な所に当てて拭いてくれまし
た。
中から私の愛液と彼の精液がドロリと流れて、お尻の穴のほうを濡らしていま
す。そっとテッシュで後始末をしてくれました。
主人なら終わったら直ぐに隣でイビキをかいて寝るのに、本当の男の優しさを知
りました。
彼は山口県の人でした。私は広島県なのでこれからは何時でも合いに行く約束
と、携帯番号とメルアドを教えあいました。
月イチぐらいでマンコしたいです。
そこでお別れしました。友人は何してたのと聞きましたが、ホテルの場所が解ら
ずととぼけていました。
でも性交の快感を初めて知りました。
良かったあ。

【寝取られ】再投稿 妻の不倫告白【NTR】

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去年まで妻美紀37歳が不倫していました、
初めは離婚だー慰謝料だーと私も息巻いていたのですが
妻の不倫の告白を聞いていると段々と興奮している
自分に気が居る事に付きました・・・
妻の不倫相手の男、拡張.盗撮マニア男の川本にされた行為と
輪姦レイプ行為を妻に告白された通りに書きます以前のは
大げさにアレンジしすぎたので嘘っぽく成りましたが
今度は川本からも内容を聞いたのでリアルですこの時の
とは違うのですが川本の撮影した動画も全部見ました・・
それは今回の輪姦事件動画では有りませんが
バックで挿入されている動画や美紀が着替えている
盗撮動画等も有りました勿論中出しされていました・・・
酷かったのは川本が美紀のアソコを拡張して遊んでいる
動画でした・・・
指をクスコ代わりにしていたのでこの告白以前のSEXでしょう

既に其の時のSEX動画では妻の女性器は緩くされています
脚を開くだけで膣口から子宮口までがライトで照らすと
簡単に見えてしまうように成っていました・・・
更に指で子宮口まで穿っています・・・動画は去年には
既に川本が彼方此方にネットで流出させていました
「僕この奥さんのオマンコ壊しちゃいました」
がタイトルでした・・・
最近私もアレンジしてCABOS等にUPさせてしまいました
今でも見れます有名な「子宮口ホジホジ!」動画です。
話は変わります!
妻は川本が最初の頃のSEXからやたら小陰唇を拡げて
「オマンコ中丸見えだよ」とか言いながら女性器の中を覗くので少し変だなと思っていたらしく、その時は不倫に夢中で
気にしていなかったので、目隠しされている時には行為を
盗撮までされている事等、美紀は夢にも思いませんでした。因みに川本の職業は鍼灸院の先生と美紀に聞きました、
だから医療器具が間単に手に入るんだなと今更ながら納得しました。
川本の拡張行為が露骨に始まったのは不倫始めて10回位の
SEXの時だそうです美紀「ああーん指4本も入れちゃ駄目」
川本「美紀のオマンコ凄いねー指4本全部飲み込んだよ」と
川本が美紀のオマンコにフィストファックして来たのです「グリ・グリ・グリ」指が8cmぐらい入った所で
美紀「痛いそれ以上は無理よ」
川本「美紀にお願いが有るんだけど」
美紀「何・何なの?」
川本「俺美紀の全てが知りたいんだだからクスコ使って
子宮見せて欲しい」美紀はその時思いましたこの人内臓が
好きなんだなと、その時は美紀は心も体も川本の物でしたので、すぐOKしてしまいました・・・
そしてクスコ拡張し美紀の子宮を見ながらこう言いました
川本「膣肉ピンク色だよー子宮口の穴少し開いてるね」そうです美紀の子宮口は柔らかい方なのです、子供を産んだことも原因の一つですが、私は最近まで知らなかったのですが、私との8年間のSEXレスの間何人もの男とSEXをしていたので美紀は妊娠したらしく2回程堕児していたので穴が
大きく成ってしまいました・・・何時も8mmほど空いています其れも最近見せて貰いました・・・
川本「次はこれ挿れさせて」とトウモロコシや電球や大根等の異物を毎日のように入れられ、クスコ拡張も毎日されて
美紀のオマンコが緩く拡張されました、会う度に入れる物が段々大きくなって来たらしく美紀は川本のことが少し怖くなって来たそうです、そして何回か別れ話を美紀がすると、
川本は指マンやSEXテクニックで妻を逝かして
既に川本のチンポ無しじゃ生きていけない体にされていました。美紀が川本と本当に別れたいと思う切っ掛けに成ったのはある日、美紀が川本の自宅件診療所に呼び出されたので
行くと部屋に川本と知らない男5人がいました。
美紀「こんにちは美紀です川本さんの友達ですか?」
と男たちに挨拶すると
A「良いよな川本はこんな人妻玩具に出来るんだから」
B「玩具なんだから中出しもOKなんだろー」
C「この女のアソコに何でも入れていいんだろ?」
D「俺内臓が見たい」
E「俺は手首ぶちこんでみてー」
美紀「この人達何言ってるの玩具って何」と川本の方を向くと1人2万円ずつ貰ったから1時間だけ我慢してくれと手を合わせて頭を下げています・・・
そうです美紀は無理矢理売春させられたのです・・・
A「2万円分は楽しませてくれるんだろうな」
川本「ああ何してもいいぜ」この時美紀は悔しくて悲しくて涙がぽろぽろこぼれ落ちてきて止まらなかったそうです
何でこんな人好きに成ってしまったのだろう、
何で旦那と喧嘩ばかりするのだろうと、
後悔の念でいっぱいです。
美紀は紐でで手を引っ張られ脚はM字開脚の形で診察台の
上に固定され抵抗出来ないようにされました、まずEが
ローションをオマンコに塗っています・・・
美紀「変な事しないで・・帰らして下さい・・・」
E「塗らないと痛いからね」と指でクリトリスを愛撫しています・・・
美紀「あん・触らないで止めて下さい・・」
E「指挿入しますよー」ズブ・ズブと手首まで挿入しました
美紀「痛い・痛い・止めて」
E「あらら簡単に入るじゃんこれはどうかなー」と次
はスプレー缶等を押し込んで来ました
「グリ・グリ・グリ入るねー」
E「これも入るかな?」となんと小瓶ですがビール瓶の
底のほうから妻の股間に押し付けて着ました・・・
「イヤー痛い痛いヤメテーもう許して・・」
美紀が懇願しました、Eが川本に麻酔注射有る?と
有るよと川本が奥の部屋から出して来ましたそして
美紀のオマンコ横に打ちました・・・
麻痺したみたいで痛みは無くなりました、それを良いことに
EとDが2人がかりでビール小瓶をグイグイと力をいれ、
オマンコにねじ込みました12cm位入ると支えたそうです
その時美紀はショックで失禁したようです
D「うわーキタネーこの奥さんお漏らししたよ」
E「でも凄いよなこんな物まで飲み込むんだからもうガバガバマンコだぜ」
D「川本も本当にメチャクチャな調教するよなー」
E「写真撮ろうぜ」美紀はパックリ開かれたオマンコの写真を撮られました其の写真も流出されていました・・・
M字開脚された脚と女性器部分だけなので誰だか解りませんが
私は妻のオマンコだと解ります・・
瓶を抜かれた後の写真ですが、膣口がポッカリと口を空けています、完全に膣が拡げられており子宮口が見えていました
写真の上部には「ガバマンコ」と文字が書いて有りました・・
M字開脚の方は妻が自分から小陰唇を指で拡げている写真でした・・・それには「ねえ早くオチンチン頂戴」と書かれていました・・・
川本「この女俺の為ならどんなことでもするぜ小便飲むし」
B「おい皆で奥さんに小便かけようぜ」と一斉に男5人に口や顔にオシッコかけられたそうです・・・
B「とりあえずチンポ入れさせてくれと」Bがチンポを挿入するとB「うわー本当ににガバマンコだーユルユルだぜ」
A「バーカお前のチンコが小さいんだよ」
C「おい順番に中出ししてこの女孕ませようぜ誰の子種が当たるかなー」
美紀「お願いもう許してもう止めて・・・」
美紀は気を失い掛けていたそうです・・・
B「そうだこの奥さん皆の肉便器にしよう」と男達が
美紀のフトモモにマジックで「肉便器・中出し専用・ガバマンコ」と書いていましたそして男達5人に順番に輪姦され
中出しされましたそれも玩具扱いでした・・・
Eが変な筒みたいな医療器具を持って
麻酔がまだ効いている内に奥さんの子宮口で遊ぼうぜと言いました美紀「お願いそんな事やめて死んじゃう・死んじゃう」E「麻酔効いているから大丈夫だよ」「メキ・メキ・メキ」筒を膣に挿入して子宮頸部を押し出す器具みたいです
膣口辺りまで子宮口が露出されましたB「脱子宮だ凄えー」
男達は美紀の子宮口を玩具にしていました舐めたり指を入れたりしていました、麻酔が薄れたのか、美紀が痛がると
肉便器が喋るなと腹を殴られました、
A「皆の精液コップに集めろよ」と言い順番に
美紀にフェラさせて口の中から吐き出させ紙コップに集めました、男達は美紀をマングリ返しの形にして
A「これを直接流し込めば妊娠確実だー」と
パックリと穴の開いた子宮口に紙コップからコポコポと
大量の精液を流し込まれました
まるで有名な裏ビデオの「東京熱」と内容がよく似ています
たぶんマネをしたのだと思います・・・
美紀が痙攣し始めましたショック症状です、川本「やばい・やばいよ、もう終わり終わりと」男達を美紀から離したそうです。
妻が目を覚ましたのは川本の知り合いの個人病院ベッド上でした点滴を受けている妻に川本は昨日はごめんなーアイツらメチャクチャしよるからと言い、美紀が警察に行くと言うと川本「旦那に不倫がばれるで、いいのんか」美紀「夫に離婚されてもいい、こんなん許されへん婦女暴行傷害罪や」とハッキリした態度を示すと川本は警察沙汰が怖くなったみたいで、この後私に土下座してきました。
今まで川本が撮影した写真を纏めてCABOSでUPしました・・
タイトルは晒して下さい!(お宝.写真集)豊満熟女.美人妻
美紀37歳.不倫相手の男の撮影.動画付き!
です興味のある人は見てください!

【友達】美少女【セフレ】

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祐二はいつものように家から電車で2時間ほど離れた所にある電気街をぶらついている。
 近所のスーパーマーケットで安売りしていたトレーナーに、洗いざらしのGパンをはき、迷彩色を施したディパックを肩に掛け、心持ち俯き加減に歩いている。スニーカーは有名スポーツメーカーのデザインのパクリ品だ。
 ふと立ち止まり傍らの磨き込まれたショーウインドウを覗けば自分の不様な姿が写し出されている。
 高校生の癖に中年の親父の様に出っ張った腹、ぼさぼさで中途半端に長い髪の毛、黒縁で厚いレンズの嵌め込まれた眼鏡。さほど身長が無いのに猫背なものだから、余計にチビでデブに見える。ウエストにあわせるとGパンの裾が盛大に長く、店で裾上げを頼むと店員に笑われる。そんな祐二にとっての若さの証明は頬やおでこに花盛りのニキビ位な物だろう。
 人当たりが良く、快活でスポーツマンの兄が家庭の主役であり、実際そんな事は無いのだが、祐二は両親からも無視されていると思い込んでいる。学業では優秀と言える成績ではあるが、如何せん根暗で肥満気味で無口と来ては、友人を作る事すらまま成らない。そして、少年自身も友達が居ない事で特に寂しい思いはしていなかった。そんな祐二だから、早くからバーチャルの世界に興味を持ち、この電気街に出没する様に成っている。小遣いやバイト代を注ぎ込み、自作のマシンを造り上げ、電脳世界に埋没する根暗なデブ、それが祐二だった。
 自分の容姿や性格に、極端な劣等感を持つ祐二だから、現実社会の女の子よりも2次元の美少女に心引かれて、俗に言うエロゲーにもはまり込んでいる。また、SMにも興味を示し、根が凝り性な少年は緊縛写真集やSMの手引き書などを読み込み、知識だけは貯えていた。この電気街のゲームショップで、新しいエロゲーを買い求めた祐二は、愛用品である迷彩色のディパックを肩に掛け地下に降りて馴染みの本屋に顔を出す。
 新書が入るのは遅いし品揃えも誉められたものでは無いが、比較的に空いているのが嬉しい書店だ。今日も店番の親父がレジで居眠りをしている。すぐ側に大型書店があるから、たいていのお客はそちらに流れてしまうのだろう。そして、この店のもう一つの売りがエロ本の陳列場所だった。少し奥まった所に無造作に積み上げられたエロ本の数々は、不粋なビニール袋になど入れられてはいなかったから。ゆっくりと中身を吟味した上で買う事が出来たのだ。少年は例によって胸をときめかせながらエロ本コーナーへ向かった。
 背の高い書架を曲がると先客がいた、しかも、なんと女だ!
 祐二は気恥ずかしく成り、回れ右をすると、一般書の方に戻ってしまう。さほど広くも無い店だが、客は祐二と、その女だけみたいだから、少年は女がエロ本コーナーから離れるまで待つことにする。しかし、彼の思惑とは裏腹に、女がそこを離れる気配は無い。これが先客が男ならば、多少気まずい思いはしても、堂々と隣に行って並んで本を物色したであろうが、相手が女では気後れしてしまう。しかし、どんな女がエロ本を立ち読みしているのだろうか?
 興味を持った祐二はそれとなく女の方を窺い、つぎの瞬間、心臓が止まる程の衝撃を受けた。
(まさか… 西宮… 西宮美香!)
 目の前で食い入る様に手にした緊縛写真集を見つめる美少女は、彼が通う県立高校の同級生で、マドンナ扱いされている西宮美香なのだ。
 遠く離れた電脳街で、まさかクラスの男子の、いや学校中の男子の憧れの的である美少女の信じられない姿に出会し、祐二は慌ててしまい後ずさり、踵を書架にぶつけて物音を立ててしまった。
 驚いた美少女が顔を跳ね上げ、写真集を手にしたままで祐二を凝視する。青ざめて当惑した表情だが、それでも美香は美しい。祐二は目を反らす事が出来ずに見つめてしまう。
 彼女は数秒間は青ざめたままで固まり、信じられない物にでも出会した様な目付きで少年を見つめていたが、やがてゆっくりと写真集を平台に戻すと、何事も無かった様に祐二の方に歩み寄る。息を飲み、姿勢を正した少年の脇を、まるで祐二が目に入らない様な風情で美少女が通り過ぎて書店の出口に向かう。颯爽とした後ろ姿を祐二は、ただ見つめる事しか出来なかった。結局、その日、祐二は美香が手に取り熱中していた緊縛写真集を買い求め、家路についた。

 電気街での衝撃的な出合いから4日が過ぎている、クラスメートの美香は、相変わらず多くの取り巻きに囲まれて華やかな学園生活を送っていた。彼女は少年をまったく無視していたから、祐二はあの時の出来事が、自分の妄想では無かったかと疑う程だった。ひょっとして、自分の密かな願望が美少女の幻を、あの場所に立たせていたのでは無かろうか?
 そう考えてさえいたのだ。祐二も成績は優秀な方だが、美香はその上を行く才媛だ。彼女は入学以来、レベルが高い進学校でトップの座を守り続けている。この地方の旧家に生まれた彼女だが、父親は有名大学の教授であり母親は教育評論家として活躍する傍らで、地方局のテレビ番組のコメンテーターも務めている。また、学業以外ではテニス部に所属して、春のインタ−杯予選では個人戦3位を記録して、学校から表彰されている。クラスの中でも一際目立ち、注目されているのが当たり前の美少女が美香なのだ。そんな彼女が電脳街の地下のうらぶれた書店でSM写真集を立ち読みするとは… 祐二は、自分の頭がおかしく成って妄想を見たのではないかと疑うのも無理は無い、それほどあの情景は異常な事態だった。
 友人や取り巻きの多い美香だから、根暗でオタク呼ばわりされている自分が2人きりで話しをすることなど、到底おぼつかない。
 だから真相を確かめる事は不可能に思える。もし、自分が問いかけた内容が第三者に漏れたら、彼女のファンクラブや、思いを寄せる男子から、不埒な言い掛かりを付けたと詰られて、袋叩きにされるだろう。
 強烈な印象を与えた出来事だったが、だから祐二は誰にも、あの事を話すつもりは無い。
 その日の体育は祐二の苦手な球技だった。動きのトロく背も高く無い彼にはバスケットは憎むべきスポーツでしか無い。何故、勉学を教えるべき学校でこんな事をさせられるのか、少年は不満でいっぱいだ。したがって、彼は体育の教官に頭痛を訴え、首尾良く不得意なもので時間を浪費する事態を免れる。保険室へ行くと偽り体育館を抜け出し、足早に図書準備室に向かう。そんな猫背の少年の後ろ姿を見つめる、一人の少女の目があった事を祐二は知る由も無い。
 準備室に辿り着くと当然周囲は授業中だから誰もいない。用心の為に左右を見回してから室内に滑り込み、中から施錠する。1時間の自由を得た祐二は書架にある本の中から、読みかけている「我が闘争」を取り出し、しおりを挟んだページを開き読み始める。ほんの数ページ読んだ時に、準備室の扉がガタつき少年を驚かせた、授業中にいったい誰が?
 祐二は息を止めて様子を窺う。
「ねえ、中にいるんでしょ、開けてよ」
「だれだ?」
「西宮よ、西宮美香」
 祐二は耳を疑う、確か美香たち女子生徒は同じ体育館で創作ダンスの授業を受けているはずだ。一部の男子生徒はバスケを放り出して、女生徒達の踊りの鑑賞を決め込んでいた。
「はやく開けて、誰か来たらどうするのよ!」
 切迫した口調に驚き、祐二は急いで施錠を解き引き戸をあける。そこには、あの日とどうように美少女が怒ったような顔つきで立っていた。彼女は礼も言わずにズカズカと準備室に入り込む。
「何時までドアを開けておくつもりなの、サボリがばれたく無かったら、さっさと閉めなさいよ。」
 いきなりの美少女登場に呆気に取られていた祐二だが、彼女指摘を受けると慌てて扉を閉める。
「ほら、ちゃんとカギも掛けて、誰か入って来たらどうするつもり? 彼方みたいな男と授業をサボって2人きりで会っていたと知れたら、皆に面白可笑しく騒ぎ立てられるだけじゃない、お互いに不愉快な思いをするわよ!」
 促されるままに祐二は施錠する、これで、この部屋には他の誰も入ってこれない、少年は学校で1、2を争う美少女と2人きりなのだ。そう思っただけで祐二の心拍数は跳ね上がる。物心付いたときから、女の子と2人きりで親しく話す機会は、おそらく初めてのことだろう。そんな少年の動悸を気にする事無く、美香は室内を見回して書架に並んだ蔵書の背表紙を眺めている。
「な、何しに来たんだ?」
 女の子と話し慣れない祐二は、照れ隠しの為か必要以上にぶっきらぼうに話し掛ける。
「あなたと一緒よ、サボりに来たの。体育館でダンスなんて付き合っていられないものね。退屈だし、男子達は変な目で見るし、やってられないわよ、馬鹿馬鹿しい!」
 日ごろの彼女からは考えられない様な台詞が、形の整ったピンク色の唇から吐き出され、祐二は面喰らう。何時もの美香は一分の隙もない、お嬢様言葉で話しているのだ。だから今の様な伝法な言葉使いはとても新鮮で、思わず祐二は黙り込む。
 しかし、サボるのは分かるが、何故、彼女はわざわざ自分のあとを追いかけて来たのだろうか?
 心当たりは妄想と思い込んでいた、あの電気街の地下の本屋の1件だけだ。
「だいたい、何だって、あんな滑稽なダンスを女子だけが踊らなければいけないのさ? バスケの方が、まだましじやない。くっだらないからパスよ、パス!」
 会話は交わすものの美香は祐二を見ようとせず、目線は並べられた本の題名を追いかけている。その整った横顔は、まるでモデルかアイドルを思わせる。くるりと巻上がった長い睫の下で見開かれた生気溢れる瞳は、夢見るような風情を醸し出している。つんと生意気そうに持ち上がる鼻が鋭すぎる顎のラインを上手く中和して、冷たさを感じさせない。
 黒めがちの瞳は見つめられれば吸い込まれてしまいそうに成るだろう。窓からの日ざしで金色に光る産毛は、祐二にとってあまりにも眩しすぎる。
「ねえ、あんた… なんであんなところに居たの?」
 相変わらず書架に並ぶ本の背表紙を目で追いながら、美香が問い掛ける。
「あんなところって…、まさか…」
 祐二は驚くと同時に、やはりあの時の光景が妄想などでは無かった事を確信する、たしかに地下の書店にいたのは、目の前の天使だったのだ。
「誰かと… 一緒だったの?」
 小太りな少年などは歯牙にも掛けない雰囲気を漂わせながら美少女の詰問は続く。
「あ、いや… 俺一人で行ったんだ、あそこは俺の縄張りだからな、月に2~3度は顔を出す。でも、あんたが、もう来るなって言うなら、行かないよ。」
「それ、どう言う意味よ!」
 少女は振り返ると、幾分前屈みに成り腰に両手を置いて祐二を睨み付ける。いきなり真正面から美少女に凄まれ、祐二は心臓が暴れ出すのを感じながら言葉を詰らせる。
「ど、どういう意味って… その… 」
「はっきり言いなさいよ、男でしょ!」
 理不尽な言い掛かりに近いセリフだが、祐二の耳には少女の声が心地よく響く。
「べつに、俺は… なんだよ、何を怒っているんだよ?」
 学園のアイドルに祭り上げられる美少女の言い掛かりに、祐二は当惑してしまう。美香は数秒間、小太りのクラスメイトを睨み続けた後に不意に視線を反らすと、いら立ちを示す様に腕組みをする。
「べつに、あなたが、どこで何をしていても、私には関係無いわ、好きにすればいいのよ。それから、アンタって呼ぶのはやめてちょうだい。私には西宮美香って言う名前があるんだからね、わかった?」
「ああ、わかったよ、西宮さん。でも、俺にだって岡本祐二って、名前があるんだぜ。」
 勢いに飲まれまいと虚勢をはって、祐二は少し声を張り上げて言い返す。すると美香は少年を見据えて不敵な笑顔を見せる。そう、それは彼女が通常クラスメイトに見せる微笑みとは遠く離れた嘲笑とも思える笑い顔である。
「なんで、私とあの本屋で会った事をクラスで吹聴しなかったのさぁ?」
 周囲から注目される事をあたりまえに生きて来た美少女が少年に問い掛ける。祐二は、彼女が自分を追いかけて、この図書準備室へ押しかけて来た理由を理解した。何時もクラスの話題の中心にいる美香のスキャンダルとも言える光景を目撃した祐二が、何故それを秘密にしているのか、疑問を問い質す為なのだ。祐二は素直に自分の考えを述べる。
「俺みたいなパーソナリティの奴が、西宮さんのあの行動を暴露したところで、下らない妄想や虚言と思われるのが落ちさ。君が悲し気な顔で話しを否定すれば、たちまち俺は野卑な嘘つきオタク野郎と断罪されて、お姫様の名誉を守る使命に燃えた騎士達に袋叩きにされるだろう。そんな目に合されるのは御免被る、だから西宮さんも何も気にかける必要は無いよ、俺は誰にも喋らない。」
 無口の根暗男と思い込んでいた祐二が、いがいに饒舌ぶりを見せたものだから、美香は少し驚くと同時に、事態を正確に洞察した目の前の少年の思考に、少しだけ感心している。
 確かに、もしも噂が流れた時には根も葉も無い流言に侮辱された哀れなヒロインを演じて、根暗オタクの言葉を封じる存念だったのだ。
「あんた… いえ、祐二だったね… 祐二は冴えないデブだけれど馬鹿じゃ無いみたい。」
「学園の女王さまに、お誉めに与り光栄だね。とにかく、あの出来事が俺の口から漏れる事は無いよ、だから気にする事も無いさ。」
 自嘲気味に薄笑いを浮かべる小太りの少年の説明を聞いた美香は、まだ完全には納得できない様で、再び疑問を口にする。
「でも、べつに祐二が見たって言わなくても… そうねぇ、噂を流す事くらいは考えなかったの?」
「あのなぁ… 噂ってやつは、ある程度の信憑性が必要だろうが、ひょっとしたらって思えるから、皆で面白可笑しく尾ひれを付けて広まるのさ。その点、君みたいな美少女が、電気街の地下の本屋でエロ本を立ち読みしていた… なんて言う話しは信憑性ゼロだよ。この目で見た俺だって、今日、こうして君と話さなければ、自分が欲求不満で妄想を見たのかもしれないと疑っていたくらいだからな。」
 少年の考へを問い質す為の会見と分かり、祐二は少し落ち着いた。思えば高校に入って、これほど長く異性と話した事は無かったから、急激に照れくささが込み上げて、美少女から目を逸らす。

 不意に視線を反らして、あらぬ方向をに顔を向けた少年の行動の意味を、美香は知り尽くしている。余り親しく無いクラスメイトの男子や、時折部活で言葉を交わす下級生の男子達は、皆、照れてしまい、目の前の祐二と同じ様な行動を取るのだ。
 生まれた時より周囲から可愛らしい美しさを賛美され続けて来た美少女にとって、同年代の男子生徒の思惑を察する事などは稚技にも等しい。この成り行きならば彼の口から事実が漏れる事はまず考えられない、美香は会見の目的を達していたが、目の前の小太りの少年に興味を抱き、彼の隠れ家である図書準備室に居座っている。
「祐二はあそこに何しに行ったの?」
「何しにって、本屋に豆腐を買いに行く奴はいないだろう… 」
 秘密を共有する立場に成り、祐二の口調も砕け、多少の馴れ馴れしさ含む。
「ふ~ん、あんた、そう言う口のききかたも出来るんだね。」
「気に触ったらゴメンな、俺は元来こういう奴なんだ。」
 本当の所、祐二にとっては今は夢の様な一時なのだ、目の前に学園中の男子が親しく言葉を交わしたいと熱望する美香がいて、彼女は今は周囲に根暗オタクと蔑まれる自分だけを見てくれている、しかも、この瞬間に少年は美少女と2人だけの秘密を共有ているのだ。
 だから、もっと洒落た口調で小意気な会話を楽しみたいと思いはするが、もともとネガティブな思考の持ち主だけに、彼女を喜ばせる様な話しのネタを持ち合わせていない。こんなチャンスはおそらくこの先に2度とは無いだろうから、もっと何か楽しい話をしたいのだが、異性と話した経験の少ない少年はまともに彼女の顔を見る事すらできないでいる。強烈な照れくささも手伝い、彼はぶっきらぼうな話し方しか出来ない自分が情けなく思える。自己嫌悪の波に揉まれ自分の殻に引き蘢りつつある少年には、目の前の美少女の瞳に妖しい光が宿ることなど気付く由も無い。
「それで、何か買ったの?」
 美香のさり気ない一言が2人の未来を決める。
「ああ、西宮さんが見ていた写真集をね。」
 色々な思いが錯綜して混乱していた少年は、彼女が消してしまいと考えているであろう事実を暴露するように、わざと嫌みを込めた口調で緊縄写真集を購入した事を告げる。
 一瞬美少女の顔が強張るのを感じて、祐二の胸にも痛みが走る。
(ふっ… 何を考えているんだ、美香が俺と話しをするのは、あの光景の目撃者だからに過ぎないんだぜ。秘密が守られると分かれば、もうこの先こんな風に2人だけで話しをする機会なんて絶対にあり得ない。おそらく明日には俺の存在なんて眼中から消えている。それなら、せめて嫌な奴としてでも美香の心の片隅に記憶を留めておいて欲しいじゃないか!)
 劣等感の塊である少年の自意識が悲鳴を上げて訴える。
「ふ~ん、買ったんだ… あれ… 」
 祐二は強烈な後悔の念に襲われていた。こんな事を口走るべきでは無かった。そうすればひょっとして、挨拶程度は交わせる友人位には成れたかも知れない。しかし、別の自分が自嘲的な笑みを浮かべて、これで美香が自分を簡単に忘れ去る事は無く、悪い印象をしばらくの間は持ち続ける事に少しだけ満足しているのを感じる。
 小太りの根暗少年と学園の女王は向かい合ったまま姑くの間、お互いに自分の思考に沈み込み沈黙する。
「ねえ、祐二、あなた週末は暇?」
「な、何だよいきなり?」
 突然に脈略の無い問い掛けに祐二は慌てる。
「あなた、何か書く物をもっていないの?」
「え? ああ、体育用のジャージだからな、俺は何も持ってはいないけれど、筆記用具ならば、そこの図書館カウンターに幾らでもあるぞ。」
 美香は少年の指差すカウンターを見て、そちらに歩み寄る。机の上に俯き、図書カードの裏側に備え付けのボールペンで何事かを書き込んでいるのだろう。
 祐二はまじかで美少女の後ろ姿を見る事に成り、前屈みになった事で美香のヒップラインがジャージにクッキリと浮き出る、少年はその眩しい位にエロチックな光景に見入ってしまう。
「これで、よしっと。はい祐二、これ上げる。」
 いきなり振り返った美少女が、何かを書き付けた薄緑色の図書カードを差し出す。
「何だよこれ?」
 少年は訝し気に手渡されたカードを開くと、住所らしき番地名と携帯電話の番号が書き記されているではないか。ポーカーフェイスを装うが、祐二の心拍数は、またまた跳ね上がる。
「日曜日のお昼くらいにそこに来て、住所だけで分からなかったら駅から電話をちょうだい。あの写真集を忘れないで持ってくるのよ、いいこと!」
 それだけ捲し立てると満足げに頷き、美少女は踵を返して廊下に通じる扉に向かう。
「お、おい、ちょっと、待てよ! に、西宮さん、おいったら!」
 祐二は慌てて手にした図書カードから視線を上げて、立ち去りかける美少女を見る。
「あ、それから、その携帯の番号は、誰にも教えた事が無いんだからね、うざったいから他の人に教えちゃダメよ。それじゃ、日曜日に、待っているからね。」
 施錠を解き扉を開けた美少女は扉を開けるて振り返り、自分の言いたい事だけを話すと、風の様にその場を離れて廊下に消えた。閉まる扉を呆然と見ながら、少年は、その場に立ち尽くしてしまう。
 週末までの2日間、祐二は首を傾げながら過ごしていた。図書準備室での密会からこちら、美香の生活態度には変化は見られない。昼休みや放課後には何時もの様に多くの取り巻きを引き連れて、上品な会話を交わし、清楚な笑顔を絶やさない。教室内では他の大部分の男子生徒と同様に祐二の事も無視している。
 もしも胸のポケットに折り畳まれた薄い緑色の図書館カードが無かったら、あの準備室での出来事も、悪性の妄想に思えていただろう。家に帰ってポケットからカードを取り出し、整った美しい文字をしげしげと眺めながら、なぜ自分が美香に呼ばれたか考え込んでしまう。
 写真集が欲しいだけならば、わざわざ家に呼び出したりはしないだろう。ひょっとして、何かの罠かもしれない、意気揚々と着飾って乗り込むと、そこには彼女を崇拝する取り巻きの連中が待ち構えていて、調子に乗って現れた少年を皆で彼を笑い者にする悪趣味な戯れでは無かろうか?
と、までも想像を逞しくしてしまっていた。
結局祐二は週末の昼少し前にメモに記載された駅の改札を出ていた。どんな企みがあろうとも、元々クラスで孤立している彼には大して害は無い、根暗なオタクとの評価にマヌケが加わるぐらいなものだ。学園の女王からの誘いは、そんな些細であやふやな心配事で断わるには、あまりにも惜しい。そんな理屈で自分を納得させて祐二は駅を後にする。
 地図で調べた住所は駅から徒歩で20分程度の距離だろう、残念ながら近くを路線バスは走っていない。大きな不安と小さな期待を胸に、少年は手土産代わりの写真集を入れた迷彩柄のディパックを肩に掛けて歩き始める。
 辿り着いた先は驚く様な豪邸だった、まるでテレビの時代劇に登場しそうな重厚な門構えは、歴史を感じさせるが、手入れは十分に行き届いている。まるで重要文化財のようであり個人と邸宅とは思えない大きな門だが表札には確かに西宮と記されている。左右を見渡すと、どちらにもかなり長く白壁が続いていて、この屋敷の敷地の広大さを思い知らされる。この辺りは県下でも有数の高級住宅地として知られているが、彼女の家ほどの豪邸は、他には見当たらない。
 時代掛かった瓦屋根の門に圧倒されてしまった祐二は、しばらくそこに立ちすくみ様子を窺う。ようやく気を取り直して大きな木製の扉を押してみるがビクともしない。辺りを見回すと、右手にある潜り戸の脇に、門とは強烈な違和感を持つクリーム色のインターホンを見つけて、プラスティックのボタンを指で押し込む。数秒の日に鈴を転がす様な甘い声で返事が帰って来た。
「は~い、どなた?」
「あ、あの、俺、いや僕は、岡本と言います、その西宮さんのクラスの知り合いで…」
「ああ、祐二ね。待っていて、いま潜り戸の方のロックを外すから、そこから入って母屋まできてちょうだい。」
 彼女の言葉の終わらぬ内に潜り戸の裏で耳障りな機械音がする、試しに押してみると小さな潜り戸は何の抵抗も無く内側に開く。指示通りに少年は頭を下げて豪邸の敷地内に入る。すると驚いた事に潜り戸の扉が勝手に閉まり、再び機械音を立ててロックされたのだ。
 しかし、少年はそんな些細な事に構ってはいられない、目の前に広がる豪邸のと、見事に整備された庭園に度胆を抜かされてしまっていたのだ。正面に有る母屋の向かって左側には、素晴らしい日本庭園が広がっている。白壁の外はどこにでもある少し高級な住宅地であったが、内側には別世界が広がっていたのだ。少年は中学校の修学旅行で出かけた京都で見た幾つかの高名な寺の庭先を思い出してしまう。完璧に手入れされた庭園に祐二は見蕩れてしまっていた。
「祐二! 何をつっ立っているの?」
 開け放たれた間口の広い玄関の上がり待ちで、迎えに出て来た美香が少年の名を呼ぶ。問い掛けられた声の主を探して左右を見渡し邸宅の玄関に家主を待たせていたことに気付いた祐二は、あわてて敷石の上を駆け抜けて、美少女の元に馳せ参じる。純和風の豪邸に相応しい、堂々とした玄関の構えにも祐二は圧倒されてしまう。しかし、それよりも遥かに少年にインパクトを与えたのが、目の前の美少女の姿だった。
 全体に黒っぽい和風の玄関先に、大輪の花を思わせる蛍光オレンジのワンピースを身に纏った天使が、少しむくれた表情を浮かべながら両手を腰において立ちはだかっている。豪邸や日本庭園が与えたショックは、玄関に立つ彼女を目にした事で祐二の頭からた叩き出される。
 学園での彼女は規則に従っていて、他の女生徒のようにスカートの丈を縮めたり腰を絞り込むような改良(?)は行なっていなかったから、その美貌と相俟って清楚な雰囲気が常に周囲を圧倒しているが、目の前の少女は驚く位に大胆に肌を露出しているのだ。両方の肩から細い紐で吊り下げられたオレンジ色のワンピースは、裾丈が目のやり場に困る程に短く、健康的な太股がギリギリまでむき出しにされている。同様に露にされた首筋から肩へのなだらかなラインが艶かしく、身体の線がくっきりと浮き出る大胆なワンピース姿の美少女に思わず見蕩れてしまう。多少待たされてふて腐れていた美香も、自分の装いが目の前の少年に、彼女が思った通りの効果を与えていることに満足して、十分に機嫌を直す。
「いらっしゃい、祐二、さあ、入ってちょうだい。」
 彼が上がるのも待たずに美少女は奥に引き返してしまう。慌てて祐二はスニーカーを脱ぎ捨て、彼女の後を追いかける。庭に面した長い廊下を少年は驚きの表情を浮かべたまま、美少女のあとに続き進む。
 (なんて広い家なんだ、おいおい、庭の中にお稲荷様までいらっしゃる、あれ、あの奥にあるのは、土蔵かい? こりゃあ、ますます江戸時代だぜ。それにしても凄い庭園だな、あの石灯篭の脇の池には、当然1匹ウン十万円の鯉がウジャウジャと泳いでいるんだろうな)
 西宮家の財力に圧倒された少年は、言葉も無く導かれるまま邸宅の奥に招き入れられる。
「冷たいものを持って来てあげるから、ちょっと待っていてね。」
 進められた座布団の厚みにさえ驚く祐二を尻目に美香が部屋を後にする。通された和室も屋敷の構えに負けない豪華な代物である。20帖近くの広さを持ち、襖には見事な装飾が施されているが、絵心の無い少年には、ただ立派な部屋と言うイメージが浮かぶだけだ。床の間に飾られた青磁の陶器や掛け軸の価値も見当がつかない。待つ程も無く美少女が戻って来た。
「はい、これ。」
 手渡されたのは、良く冷えた缶コーラであり、少年は立派な和室とコーラの強烈な違和感に思わず苦笑を浮かべる。
「何? 何か文句あるの?」
 彼の苦笑の意味を取り違えたのか、美香の言葉に険が隠る。
「いや、別に文句なんてないさ、ありがたくちょうだいするよ。」
 祐二は慌ててトップをプッシュして、冷たい炭酸飲料を咽に流し込む。美香も同様に持って来たオレンジジュースの缶に口を付けている。
「凄い家だなぁ…」
「そうね…」
 美少女は、あまり会話には乗り気で無い様だ、祐二はしかたなく、もう一度豪華な和室をゆっくりと眺める。
「ねえ…」
 美香の呼び掛けに、少年は視線を彼女に戻す。
「持ってきたんでしょ、勿体つけてないで、さっさと出しなさいよ。」
 美少女の催促に少年は、再び辺りを見回して逡巡する。
「おい、まずいよ。誰か家族の人が来たらどうするつもりなんだ?」
「平気よ、誰も居ないもの。」
 美少女は面白そうに笑いながら平然と答える。
「いないって?」
「だって、ここは私の家じゃないもの…」

当惑を深める少年を納得させる為に美香は言葉をつなぐ。
「ここはパパの実家なのよ、小学生の時までは私もここで暮らしていたけれどね。ママが仕事を初めたのを切っ掛けに転居したの、何年か前までお爺様が暮らしていたわ。でもお爺様が亡くなられてからは空家になったの。私とママはもっと交通の便の良い所のマンションで暮らしているし、パパは週末には私達のマンションに帰ってくるけれど、それ以外は大学の近くのマンションで生活しているわ。だから、ここは現在空家なのよ。」
「でも、こんなに綺麗に、掃除も行き届いて…」
「アンタ、知らないの? 最近はプロのお掃除屋さんがいるの! 屋敷の外回りは週に2回、家の中は2日に1回づつ、お掃除会社の人が入って磨き上げてくれるのよ。パパは大学を定年退職したら、ここに戻って来たいみたいで、処分していないの。でも私もママも大反対、こんな不便な所に越してくるのは真っ平よ、もっとも、パパは定年後も非常勤の名誉教授として大学に残るみたいだから、何年先の話しだかわからないけどね。」
「なるほどね、それで、こんなにでかい家なのに人の気配が無いのか。」
「今日はハウスクリーニングも来ない日だから、この家には私達しかいないの。わかったら、さっさとお土産を見せてちょうだい。」
てっきり自宅に招かれたと思い上がっていた祐二は、多少落胆したものの、美少女の家族に挨拶せずに済むことが、彼を気楽にしてくれてもいた。彼は安心すると書店の包み紙に入ったままの写真集を取り出し美香に手渡す。
「あれ?アンタ、まだ見ていないの?」
「見たよ、でも、むき出しで持ち歩く訳にも行かないさ。」
「くすくす… そうね、そうよね…」
写真集を手にした美少女は意外な行動に出る、何とその場で袋から取り出すと、紫檀のテーブルの上に広げて眺め始めたのだ。まるで、その場に少年が居ない様な振る舞いに祐二は自尊心を傷付けられる思いをする。
(まあ、男として認められていないんだろうな、じゃなきゃ俺の目の前で緊縛写真集なんて見られる訳はないさ)
食い入る様に赤い長襦袢姿の女の柔肌に荒綱が食い込む淫らな写真を見る美少女の事を、祐二は呆れながら眺めている。
(お! これは?)
夢中で写真集を見る美香は身体を屈めているから、ワンピースの胸元が地球の重力に引かれて大きく口を開けているのだ。思ったよりも遥かに豊かな胸元を見せつけられ、艶かしい光景に少年は息を飲む。
「ねえ!」
邪な眼差しを見咎められたのかと、祐二は首を竦ませるが美少女の問い掛けは違う意味を持っていた。
「この写真集をちょうだいよ。」
「え?」
「いいでしょう。これ、欲しいの。」
呆気に取られて祐二は美少女を見つめる。
「なによ、なにか都合でもわるいの? アンタなら幾らでも似た様な写真集を買えるでしよう、いいじゃない!」
「いや、俺はかまわないけれど… 西宮さんが困るだろう?」
「何で私が困るのよ?」
訝し気に美少女が口をとがらす。
「家に持って帰るわけには行かないから、おそらくこの屋敷の何処かに隠すんだろうけれど、万が一家人に見つかれば、誰の物だって騒動になるし、モノがモノだけに掃除業者に見つかれば、西宮の家の名誉にドロを塗る事にも成りかねない。お袋さんはテレビにも出ている有名人だから困るだろう。」
「業者の連中に見つかる所に隠す様な間抜けじゃ無いわ、万が一、家の誰かに見つけられてもお爺様の趣味って事で片付けるわよ。」
勝ち誇った様に美少女が答える。
「この手の本にだって、発行年度は書いてあるんだぜ、これは新作だから今年発行された緊縛写真集だ。事が露見した時に。まさか爺さんが幽霊に成って本屋でこいつを買って、この屋敷の何処かに隠したと言い張るつまりかい?」
「あ、そうか…」
些か落胆した様子の美少女が急に気の毒に成り祐二は言葉を続ける。
「だから、そういった最悪の事も考えて、絶対見つからないような場所に隠せば良いのさ、万が一見つかったら、性根を据えてとぼける事だよ。誰も西宮さんを疑りはしないだろうからね。」
祐二の言葉に力を得たのか、美少女の表情に笑みが戻る。
「アンタ、やっぱりただのデブじゃ無いわね、けっこう悪知恵が回るじゃないのよ。」
「なんだよそれ?」
「馬鹿ねぇ、誉めてあげているんじゃない。」
そう言うと、再び美香は写真集に目を戻す。おいてきぼりを喰らった少年は所在無さげに室内を見回す。
「ねえ、祐二」
暫くの間写真集に視線を落としていた美香が、顔を上げて呼び掛ける。
「何だよ?」
「アンタって、本当に度胸の無い男ね。こんな大きな屋敷で私と2人きりなのよ。おまけに私はこんなピラピラはワンピース姿なのにさ、手も握ろうとしないなんて、普通じゃないわよ。ひょっとして、アンタはホモなの?」
美少女の唇から撃ち出される毒を含んだ身勝手な言葉に、祐二は頭に血を昇らせる。
「お前、俺を誘惑しているのかよ?」
「あははは… アンタ自分が誘惑されるような男だと思っているの? すごい思い上がりだね。でも、ホモって言われて腹をたてたんだから同性愛の嗜好は無いみたいね。」
あからさまな挑発行為なのだが、悲しいかな場慣れしていない少年は、ただ、からかわれているとしか受け取れない。
「俺、帰るぜ。また他の写真集が欲しく成ったら声をかけてくれ、在庫が豊富ってわけでもないけれど、その手の本も何冊かは有るからな…」
挑発されて興奮した祐二は、その奇妙な緊張感に耐えられずに席を立つ。本当はもっと、この不可思議な美少女との会話を楽しみたいのだが、彼女の小悪魔的な妖しい雰囲気に呑み込まれ、何やら良からぬ予感に不安を覚えてしまった。オタクを気取る少年には強烈な自尊心があり、うかうかと挑発に乗って手痛いしっぺ返しを喰らう事を無意識に恐れているのだ。
「恵里子にバレたの! 」
土蔵の地下の秘密のスペースに辿り着くなり、美香の形の良い唇から憤怒の隠
った言葉が吐き出された。
「恵里子… さん? 誰だい、その人」
普段は使われていないお屋敷で合流したときから、恋人の御機嫌が斜だった理
由を明かされて佑二は当然の疑問を持った。
「恵里子さんて… 「さん」付けして呼ぶ必要はなし! 恵里子って呼び捨て
 か、頭に馬鹿を付けてウルトラバカ恵里子で上等! 根性曲がりの性悪女に
 「さん付け」なんて、もったいない! 」
怒りで眦を吊り上げながら美香は長椅子にヴイトンのバッグを放り出す。どん
なに激しく憤っていても端正な横顔は美しく、綺麗な子は何をしていても、や
っぱり綺麗なんだなと、佑二は場違いな感想を持って恋人を眺めていた。
「恵里子は私の父方の従姉妹よ」
ようやく恵里子嬢なる謎の女性の正体を知らされた佑二は、新しく勃発した問
題がやっかいに成る予感に苛まれた。彼の悪だくみにより、かろうじて丸く治
める事には成功したが、以前に教育実習生として彼と美香の前にあらわれた美
貌のレズビアンの舞子もまた、美香の親族のひとりだった。
佑二の一計にまんまとはまった同性愛主義の教育実習生は、今では男の良さを
再認識して新しい恋人と人生を謳歌している。だが、すこしばかり薬が効き過
ぎたのか? 月に1~2度はふらりとお屋敷に現れて、憤る美香を手玉にとり
つつ佑二も交えた3人でのプレイを楽しむ性豪の者と化していた。
「えっと、その恵里子さんに、何がバレたっていうんだい?」
「だから、アタシとアンタの関係よ! 」
もしもそれが本当ならば由々しき問題だ。日頃な使われていないお屋敷の土蔵
で、高校生同士としては些かどころか大いに問題のある行為に溺れている事を
、第三者に露見した時の騒動を思うと佑二は頭が痛くなって来た。
「それで、その… どこまで知られたのか、分かるかい? 」
「見られちゃったのよ、二人で一緒の所を! 」
美香は忌々しそうに言いながら、右手の拳を振り上げる。
「ほら、先週に日曜日の夕方、この屋敷を2人で一緒に出ちゃったじゃない。
 あの時に不覚にも、性悪馬鹿女に見られたの」
確かに先週の日曜日は、お昼前から密会を楽しんだ記憶がある。まだ二人が知
り合ったばかり頃は、周囲に関係が露見する事を恐れて神経質なほど警戒して
いた。お屋敷を出るときも、少し前ならば当然時間差をつけていたのだが、付
き合いが1年近くになっている今日では、もうそこまで警戒する必要を感じな
くなっていた。
美香も佑二もお互いの家から、この密会場所のお屋敷まで相当に離れているの
で、間違っても知り合いに出会す心配はいらない。それでも、さすがに二人一
緒に公共の交通機関で移動する事は憚られたので、裕福な家庭のお嬢様として
育てられて小遣いに不自由の無い美香は大通りに出てタクシーを拾い帰宅の途
に付き、一方の佑二は10分ほど歩いた先のバス停から、バスと電車を乗り継
いで自宅のある団地へと戻っていた。
だから、仮にそれが油断だとしても、二人が一緒にいるのは、お屋敷の大門の
脇の潜り戸を出たほんの一瞬の事なので、その場を見られたと言う美香の主張
に疑問を感じて少年は首を傾げていた。
「でも、なんで恵里子さん… いや、恵里子は、偶然と言っても、そんな場面
 を見れたのかなぁ? 」
「あの馬鹿女ったら、この近所へ用事があって出掛けて来て、ついでだから本
 家のお屋敷を見物するつもりでやって来たって言っていたわ。まったく、余
 計の事を思い付くんだもの、性悪女のくせに! 」
 
なるほど、最近では珍しい広大なお屋敷だから、親戚の者であれば近所に立ち
寄った折には外観だけでも眺めて帰る気にも成るだろう。不運だったのは、た
またまタイミングが合ってしまい、美香と二人で出てきた所を美香の従姉妹の
女の子に目撃されてしまったことだ。
「たまたま門から一緒に出て来ただけで、勉強を一緒にしていた学校の友人だ
 と誤魔化せないかな? 」
「恵里子はね、根性がまがっていて性悪で守銭奴で嫌味な馬鹿女だけれど、頭
 は悪くないのよ。あの女、嬉しそうに電話して来て『昼間と言っても日曜日
 に他に誰もいないハズのお屋敷で、美香ちゃんは男と二人で何をしていたの
 かな~? 』って、カマ掛けてきたの。当然とぼけたけれども、あの子『ふ
 ~ん、後ろぐらいところが無いならば、美香ちゃんのお母さまに、このお話
 をしても全然OKよね? ねえねえ美香ちゃんのお母さま、美香ちゃんが、
 あのお屋敷に日曜日の真っ昼間っから男を引っぱり込んでいるんだけれど、
 どう思われます? うふふ… な~~んてね、テレビでも評判の教育評論家
 の偉そうな母さまが、どんな顔するかしら』って、ほざきやがったわ!」
おそらくその従姉妹は美香に前から何か含むところがあったのだろう。二人が
一緒に屋敷の門から出てきたシーンを目撃しただけで、そこまでのストーリー
を練り上げる頭の回転の良さに佑二は内心で舌を捲いた。そんな恋人の思いを
他所に、美香の憤怒は膨らむばかりだ。
「あいつ『これで美香ちゃんは、アタシのパシリ決定ね。これからは何でもハ
 イハイと、アタシの言うことを利かなくちゃ。もしも、今までみたいに生意
 気な口をきいたら、アタシ美香ちゃんのお母さまに、ポロっと、お屋敷での
 密会の事、喋っちゃうかもね~~。うふふ… 今度会うのが楽しみよ』って
 、脅かすの。アッタマに来て、電話をガチャ切りしちゃったんだけれど、こ
 れってかなりマズいよねぇ… 」
お屋敷の一角にある土蔵の地下でのアブノーマルで濃密な肉の交わりまでは知
られていなのが幸いだが、もしも恵里子がべらべらと美香のお屋敷での事を密
告されたら、これからの二人の秘密の逢瀬が難しくなる事も予想された。
(さて、どうしたものかな? )
秘密のお楽しみを邪魔されたくない若者は、恋人から目を逸らすと脳味噌をフ
ル回転させて事態の打開策を模索する。
「おい、佑二! 」
「へっ? 」
不機嫌な恋人に、いきなり両手で頬を捕まえられて、力ずくで正面を向かされ
た若者は問題解決の為の思考を中断させられて面喰らう。
「あんた、今、恵里子の事を考えていたんでしょう? 」
「ああ、うん、色々とね… 」
「不潔! 破廉恥! このチン◯ン大魔王! 女ならば、誰だっていいの? 」
話が想像の斜上を突っ走る飛躍を見せたから、佑二は返す言葉が急には出て来
ない。
「いや、考えていたと言っても、それは二人の事が恵里子さんにバレた… 」
「ふん、ど~~だか? 恵里子は性悪女だけれど、美人だものね。舞姉ばかりじ
 ゃなくて、馬鹿恵里子までモノにするつもりじゃ無いの? まったく、アンタ
 って男は、本当に邪悪よね」
会ったことどころか、これまでに一度も見たことすら無く、つい数分前までは、
その存在すら知らなかった、もうひとりの従姉妹にまで嫉妬の炎を燃やす美少女
を見て、佑二は胸の中で小さく溜息を漏らす。だが、ここ1年足らずの付き合い
で、美香の思考論理体系を大まかには理解している若者は、唖然とした気持ちを
表に少しも現す事も無く、黙って憤慨のおさまらぬ彼女を抱き寄せる。
 
「あん、なによ、もう… 」
二人の濃密な関係の狭間に元レズの舞子が割り込んで来てからと言うもの、美香
は佑二との間に他の女の影が忍び寄る事に敏感であり、しかも極めて攻撃的にな
っていた。元々、舞子とは仲の悪く無い従姉妹であり、年も比較的離れている上
に男との肉の交わりの良さを確かめてからは、ちゃっかりとお金持ちの新しい恋
人まで確保していたので、年上の従姉妹が時折自分を含めて佑二にちょっかいを
出す事を容認している。
たった4年であっても、思春期真っ盛りの美香では大人の色香を身に纏った女子
大生の舞子を向うに回して戦うのは分が悪い。おまけに佑二によって急速に女と
して開発が進む身体は、舞子を含めて3人で楽しむ濃密で淫媚なプレイを受け入
れて楽しんでさえいた。それに気心の知れた舞子とコンビを組んで佑二の精を搾
り取っておけば、もう他の女に手を出す余裕も無いだろうと言う計算もあるのだ。
学校では多くの賛美者に囲まれ女王様兼アイドル扱いの美少女なのだが、周囲の
高い評価ほどには自分に自信を持てぬ美香の精一杯の悪だくみでもあった。
「女房妬くほど、亭主は持てず」の格言など知る由も無い思春期で感情が不安定
な美少女にとって、目下の最大の悩みは佑二が他の女に目移りしないかどうか? 
なのである。二人だけの逢瀬ではアブノーマルなプレイを平然とこなし被虐の悦
びを彼女の骨の髄まで刻み込む御主人様との別離など、今の美香には考えられず
、通学する学園の全ての女生徒にすら潜在的な敵意を抱いていた。
美香にとって佑二の外見的なマイナス面など考慮の端にすら引っ掛からない。さ
ほど身長が高いわけでも、とりたてて足が長いわけでも、笑顔が爽やかなわけで
も無く、最近は節制に努めている様だが、これまでの飽食の結果膨らんだ下っ腹
が急にスリムに成るわけも無いし、アブノーマルな肉の交わりの際に邪魔になる
ので眼鏡をコンタクトに改めたことで多少は緩和されたものの、いわゆるヲタク
の香りの燻る佑二にとって美香は掛け替えの無い恋人なのだが、恋する少女特有
の視界教唆症候群に罹った美香だから、佑二が何の気なしに視線の先に捉えられ
た女は瞬時に全部敵認定が下される。
自分から相談を持ちかけたにも関わらず、愛おしい男の思考が忌々しい同じ年の
従姉妹に集中すると美香の理性は瞬時に吹っ飛んだ。他愛も無いことで感情を暴
発させる恋人の扱いには、すっかりと慣れた佑二は、瞳に憤怒の炎を揺らめかせ
る美少女抱き締めると有無も言わせず唇を重ねる。ほんの少し申し訳程度に抗っ
て見せた少女だが、彼の舌先が前歯を押し退けて差し入れられると、抵抗をやめ
るだけでは無く自ら積極的に舌を絡めて来る。
(我ながら美香の扱いに慣れて来たなぁ… )
付き合い始めて最初の頃は美少女の理不尽極まりない憤激に曝されるとオロオロ
していた佑二だが、それが彼女独特の屈折した甘えであり愛情の表現だと悟ると
、おのずと最良の対応も見えて来た。静かに瞳を閉じて愛人の少年と舌を絡め合
う濃密なキスに溺れる美香の美しさは格別であり、最近の佑二は薄く目を見開き
観察する楽しみをおぼえている。
長い睫は小刻みに震え、情熱的なくちづけに夢中に成る美香の頬は見る間に上気
し紅く成る。こんなにまで近寄って、学園のアイドルと持ち上げられた美少女を
一人占めする感動は、たとえどんなに言葉を費やしてもけして美香にはわかって
もらえまい。
言葉の端々に彼の浮気を疑う台詞が混ざる美少女の根拠のない無益な嫉妬が可笑
しくて、彼女に対する愛おしさは増すばかりだ。仄かに漂う美少女の愛用のシャ
ンプーの香しさを思いっきり吸い込めば、若さ故に滾る股間を御し得ない。くち
づけを交わす美少女のお気に入りのオレンジ色のワンピースの胸元に手を置きま
さぐれば、嫌がるどころか彼女は発展途上ながらも十分にボリュームを感じさせ
る乳房をぐいぐいと彼の掌に逆に押し付けてくる始末だ。
「あふぅ… 決めた。恵里子の事は佑二に任せる」
舌を絡め唾液を啜り合う濃密なキスを終えると、目元を興奮で赤らめた美少女が
上擦った声で宣告した。
「任せるって… ? 」
「任せると言ったら、任せるの、アンタの方で適当に処理してね。まあ、ちょっ
 とくらいならばアタシも手伝ってあげるから感謝しなさい」
全面的に下駄を預けられたのを信頼の証と受け取り喜ぶべきなのか? それとも
厄介な問題を押し付けられたと嘆く方が良いのか、複雑な思いを胸に抱き当惑す
る少年の心情など気にかける事も無く、美香は学校でのボンクラな賛美者たちに
は絶対に見せない淫蕩な笑みを浮かべて見せるのだ。
「でも、まあ、大した事じゃ無いけれども、それなりに働いてもらうのだから、
 御褒美くらいはあげなきゃね」
しなやかで性悪な猫を思い起こさせる魅惑的な笑みを浮かべながら、美香は愛人
のまえにしゃがみ込む。手慣れた様子で目の前のジーパンのチャックを下げると
、十分な硬度を保った肉棒が露にされた。
「うふふ… もうこんなに固くして、本当に佑二はスケベよね」
これからの行為に期待を膨らませて瞳を爛々と輝かせた美香は、躊躇う事も無く
あっさりと愛人の少年の男根を口に含み舌を這わせる。もう何度も体験はしてい
るが、それでも自分の一物が美少女の柔らかで温かい喉咽粘膜に包まれると佑二
は余りの心地よさに呻き声を抑えられない。
「くぅぅ… 」
少年の苦悶とも歓喜とも取れる声を耳にすれば、美香の口での愛撫にもいっそう
熱が隠ると言うものだ。不意に頬を窄めて強烈に吸い上げたかと思えば、一転し
て唇と舌を使い肉茎を玩弄する巧みな性技は、とても17才の少女とは思えぬ手
練ぶりだった。
しかし、一旦マゾのスイッチが入れば、美香にとっての最大の関心事は如何にす
れば恋人を悦ばせることが出来るかの一点に絞られる。細くしなやかな指を肉棒
の根元に巻き付けて擦り上げる傍らで、唇を使い唾液まみれの亀頭を更に執拗に
舐り回す愛撫の前では、佑二が御主人様としての体面を保つのは難しい。男に尽
くすフェラチォは被虐心を疼かせることもあり、美香の口での愛撫は急速に巧み
さを増している。若い牡の悲しさでどんな時にも刺激には素直に反応して鋼鉄の
硬度を誇ってしまう肉棒にじゃれ付く美香の舌はほんの少しも休むことを知らな
い。
鈴口に滲む我慢汁を舐めとったかと思えば亀頭の鰓の後ろにもぐりこみしゃぶり
回す。顔を横に向けて勃起の青筋の浮かぶ側面に丹念に唾液を擦り付けた次の瞬
間には、指で心持ち剛直を持ち上げて裏筋を舐ってみせるのだ。愛おしい少年に
対する奉仕で自らの興奮も高めて行く美香の口での愛撫は、限界を悟った佑二が
、やや強引に美少女の顔を自分の股間から引き剥がすまで続けられた。
 
「もう、いい、美香、立って、それで後ろを向いてくれ」
「なによ、服を着たままで犯る気なの? ほんとに佑二ったらケダモノなんだ
 から」
悪態を吐きながらも美香は素直に立ち上がる、オレンジのワンピースの裾を両
手で手繰りあげた美少女は、スルスルと白のショーツを自分の手で降ろし脱ぎ
捨てた。
「ほら、犯りなさいよ! ケダモノ佑二」
愛しいサディストの要望に応じて、土蔵の秘密の地下室の白壁に手を付いた美
少女は、窮屈な姿勢で振り向き欲情の炎を燃やす瞳で佑二を見つめる。罵りの
言葉を口にはするが、積極的な振るまいからも彼女の激情の暴走具合は知れて
いた。おそらくそうだろうと当りを付けつつ、佑二は彼女の元に歩み寄りスカ
ートをまくりあげた。そして、まっ白な尻の双丘の狭間に掌を差し伸べる。
「あっ… 」
思った通り可憐な美少女の秘所は呆れる程の潤いを見せており、彼の指先が淫
裂の表面をなぞっただけで掌まで愛液が伝い落ちて来る始末だった。日頃の学
園生活では常にクラスの中心的なポジションにあり、多くの信奉者から一挙手
一投足を注目され賛美され、裏では密かに彼女の処女を守る会が発足している
美少女が、実家の土蔵の地下の秘密の小部屋で男に身を任せて、直接に触れら
れる愛撫を加えられる前にも関わらず股間をぐっしょりと濡らしているとは、
佑二以外のクラスメイトは夢にも思っていないだろう。
 
美香が処女である事を疑う事も無く、同じクラスばかりでは無く学年を横断し
て聖処女を守る事を目標とした闇の組織は、美香のボーイフレンドと成り彼女
の恋心をくすぐりそうな不逞の輩をピックアップして、その動向を監視する愚
挙に到ったとも聞く。もちろんクラスの中でも目立たず、根暗なオタク野郎と
認定された佑二には、聖処女を汚す可能性は皆無と見なされ、何の監視も干渉
も行われてはいない。本当の敵がクラスの中でノホホンとしている事も知らず
に、学園内では複数の勢力が美香の処女を守るべく神経戦や情報戦を繰り広げ
ているらしい。
(もう少し慎重に付き合わないと、恵里子さんの場合もそうだけれど、学園内
 の美香の処女を守る会の連中に、もしも真相がバレたら大騒動に成るからな
 ぁ… )
美少女の尻に差し向けた手を動かし、中指だけを泥濘と化した蜜壷に浅く埋め
てソフトなタッチでの愛撫を繰り返しながら、佑二は今後の事について悩みを
深めて行く。
「ねえ、佑二… もう… ねえったら! 」
爆発寸前の欲情を抱え込み焦れる女体を嘲笑うように、軽い刺激しか与えてく
れぬ恋人を恨めしそうに睨みながら、美香は両手を目の前の壁に付いたまま太
股を少し開いて尻を彼に向かって持ち上げる。学園の男子の九割九分九厘まで
が美少女と認める美香に、こんな媚態を見せつけられれば、ふつうの少年であ
ればとっくに白く柔らかな尻にしがみつき、性行為に及んでいるだろう。
しかし、美香ばかりでは無く、彼女の美しい従姉妹の舞子とも爛れた関係を続
けている佑二だからこそ、挿入したい気持ちをグッと堪えて、更に愛おしい奴
隷少女への指嬲に力を込めた。
「あっ… だめぇぇ… もう、マジ、ヤバイよぉぉ… 」
日頃は賛美者たちの輪の中で優美に微笑み、間違ってもお嬢様的は発言を踏み
外す事の無い美香だが、自分の弱点を知り尽くした若者の愛撫の前では深まる
脳乱を抑える事が出来ない。何度も背筋を電撃のような快美が駆け上がり、脳
髄の一番深い部分で炸裂する。中指1本でのソフトな愛撫にも関わらず、溢れ
出した愛液は筋を作り太股の内側を伝い落ちて、すでに膝にまで達しているの
だ。情けない喘ぎ声しか漏らさなくなった美少女の有り様に満足した佑二は、
ようやくマゾ的な嗜好を露にした愛する乙女の尻へと取り付く。
「ちょうだい… はやく、ねえ、ユウジ… 」
もう力が上手く入らないのか? 膝をガクガクと震わせながら美香は涙目で恋
人に訴える。この状態にまで持ち込めば、もう目の前の美少女は彼の思うがま
まだ。目の前の壁に手を付き、かろうじて身を支えている少女の尻を掴むと、
佑二は多少高さを調節して、右手で剛直を操り濡れた肉裂に先端を持って来た
。瞼を閉じて長い睫を震わせながら衝撃の瞬間を待ちわびる美香の期待を裏切
る事なく、少年は熱く滾る蜜壷へと己の雄根を突入させた。
「ひやぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」
指嬲りで十二分に潤っていた肉壷は無理無く愛おしい男の剛直を受け入れて行
く。焦らされた女体はようやく欲情を満たしてくれる雄物を呑み込むと、幾重
にも折り重なった肉の襞が、もう二度と失うまいと挿入された男根を押し包み
まとわり付く。
「だめ… イク… あぁぁぁぁぁ… 」
予期していた通りに愛する男の一物が根元まで突き刺さり、子宮を押し潰すよ
うな圧力を感じた瞬間に美香は今日最初の絶頂への階段を一目散に駆け上がっ
た。
「美香、まだ入れたばかりだぜ、もうイッちゃったの? 」
目の前に白壁に爪を立て震えの止まらぬ身体を持て余しながら、美香は虚ろな
瞳でコクリと頷く。尻を佑二に占拠されたままの美少女の肉体の爛熟ぶりは目
覚ましく、最近では最初の強烈な一撃だけでも安易にアクメに到達してしまう。
「ゴメン、でも、まだ平気だから… もっと、もっといじめて」
自分だけでは無くて、従姉妹の舞子が加わった3Pの時でも無類のタフさを見
せる佑二の絶倫さは骨身に滲みて分かっているから、最初の絶頂の余韻に魂を
飛ばす事も無く、美香はこれからの行為に思いを巡らせて気を引き締めた。
「わかったよ、美香」
マゾの血が沸騰したのか? すっかりと従順になった美少女の尻を捕まえたま
ま、佑二は再度、律動に取りかかる。
「ひっ… ひぃぃぃぃぃ… すごい、ユウジ、あっ… あひぃ… 」
一度軽く昇りつめてしまった女体は呆れるほど簡単に燃え上がってしまう。服
を身に付けたまま、ショーツだけを脱ぎ去り愛おしい支配者に尻を預けること
で得られる快感は峻烈であり、彼女の意識は何度もホワイトアウトを繰り返し
ていた。
 
目の前の光景が歪み滲んだ次の瞬間、眩い閃光が網膜を焼き付くし意識が漆黒
の闇に転げ落ちて行く。しかし、彼女は悶絶することすら許されない。これが
限界、これ以上の刺激はないと思い意識を刈り取られるのだが、そんな哀れな
美少女を現世に引き摺り戻すのは更に大きな快楽だった。霞んだハズの意識が
電撃的な快美で一気に覚醒を強いられると、後の彼女は悦楽環状の流れの中で
、ただ魂にまで快楽を彫り込まれる哀れな肉人形と化していた。
(よし、美香もノッてきたな! )
意識を途切れさせながらも、彼女は積極的に尻をうねらせ貪欲に快楽を貪り始
める。もう論理的な思考などぶっ飛び、蜜壷を踏み荒らす男根から生まれる狂
気の愉悦だけに支配された美香は、恥じらいなど忘れて淫汁を溢れさせた。愛
おしい少年の一物を口で愛撫した行為は、彼女自身も大いに昂らせている。そ
して、待ちかねた雄根の侵入により爆発的に燃え上がった欲情は、とても抑え
きれるものでは無く、彼女は桃源郷へ通じる昇り坂を一気に駆け上がった。
「だ… め… ゆうじ、ゆうじ、ゆうじぃぃぃ… 」
コントロール不能な欲情の暴走に嘖まれて、美香は背中を逆アーチ状に反らせ
ながら何度も痙攣を繰り返す。悶絶に到る直前の妖しくも峻烈な蜜壷の蠢動に
耐えかねて、佑二も彼女の中に精を迸らせた。
 
「と、言うわけなんですよ」
小洒落たカフェテリアの一角で、佑二は声をひそめつつ悩みの概要を伝え終えた。
昼食時を少し外れた事から、お客の入りは3割程度であり彼等の周囲の席も空い
ている。少年の相談を聞き終えた美女は紅茶のカップを唇に寄せてヴィンテージ
・ダージリンの薫りを楽しみながらひと口含んだ。
「こまっているのかな~? 佑二? 」
「ええ。大いに困っていますよ、舞子さん」
その台詞とは裏腹に余り困った様子を見せぬ少年を前にして、舞子は残念そうに
微笑んだ。
「うそ、困ってなんて、いないでしょう? 」
「そんな事はありませんよ、舞子さんの御協力を頂けないと、多少面倒な事にな
 りますからね」
ある程度の裏の事情を見通している佑二の顔を、彼女は軽く睨んだ。その整った
顔だちからは、従姉妹である美香の面影が伝わってくる。いまだ開花の途中で、
ともすれば危うくも妖しい魅力を見せる美香にくらべて、盛りを迎えた女子大生
の舞子は、道行く男達が振り返らずにはいられない大人の色香を手に入れている
。このカフェに入った瞬間から、否応無しに男性客の視線を集め注目される存在
となっていたので、佑二の相談事は必然的に小声だった。
「でも、いいのかなぁ? 美香の弱味って、アタシにとっても美味しいところじ
 ゃなくて? 」
「あなたは、そうは考えないですよね。だって、舞子さんにとって、とっても楽
 で、しかも美香に大きな恩を売れるチャンスが目の前に転がっているのですか
 ら… 」
成熟した色香を漂わせる美女を見つめながら、佑二は己の想像が正しかった事を
確信して不敵に微笑んだ。
「あ~あ、面白くないなぁ、ホントにアンタって頭が良く回る子だわ。そうよ、
 恵里子はアタシのお手付きの子、いまでもたまに可愛がってあげているの」
「やっぱり、そうですか」
予想が当った事に満足しながら佑二は小さく安堵の溜息を漏らす。
「でも、なんで分かっちゃうのかなぁ? 」
舞子は不思議そうに従姉妹の恋人であり、自分にとっては愛人の少年を見つめた。
「どうしてって… 僕はまだ恵里子さんにお会いしたことはありませんが、美香
 の言葉ではけっこうな美人だそうですよね。そして、今回の件で恵美子さんは
 、僕と美香の関係を知り、想像力を膨らませて美香を脅して来ました」
物事が思い通りに進むであろう手応えを感じて、やや気持ちが落ち着いた少年は
冷めかけたコーヒーで乾いた咽を潤す。
「恵里子さんは、言うなればジョーカーを握った身なのに、切り札を最初から曝
 け出す過ちを犯していますよね。ストレートに美香に事実を語り脅しを仕掛け
 るなんで、愚の骨頂でしょう? 」
「そうね、これが佑二ならばジョーカーを握った暁には、かるく5~6個はもっ
 と攻撃力があって陰険な作戦を思い付くでしょうからね。ええ、そう、恵里子
 は馬鹿よ」
忌々しそうに舞子が頷く。
「美香も認める綺麗な従姉妹でありプライドも高く、それでいて若干思慮の足り
 ないとくれば、舞子さんにとって「美味しい従姉妹」だと考えるのは当然です
 。そして教育実習をチャンスとして美香までも毒牙に掛けた舞子さんであれば
 、美香に比べて組み易いと思われる恵里子さんを放置しておくハズも無いと考
 えた次第です」
少年の思考の道筋を明かされた舞子は、やれやれと首を振り美貌を曇らせる。
「アナタがもう少し年上ならば、絶対に美香を蹴落として略奪してやるのに。ホ
 ント、残念よ」
「冗談としても光栄です、舞子さん」
元はガチガチのレズビアン至上主義だった舞子の褒め言葉に頬を緩めて、佑二は
カップの底に僅かに残っていたコーヒーを飲み干した。
「それじゃ、行きましょう」
有無も言わさずに伝票を手にとった舞子は微笑み立ち上がる。
「えっ? 行くって、何処へですか?」
「あら、佑二くん。まさか、あなたはこんなカフェで、可哀想な恵里子をあんな
 目やこんな目に合わせる相談をするつもり? 」
たしかに美香に敵意を抱く少女を堕とす相談をするのは、彼女が学ぶ大学にほど
近いカフェは不向きであろう。しかも、男性客の注目を一身に集める舞子の存在
感は抜群で、内緒話を行うには限界があった。勘定を持つ事を主張する少年を笑
顔でいなした美女はさっさと支払いを済ませると、恐縮する佑二を引き連れて付
近の立体駐車場へ向かった。
「これって、ポルシェですよね? 」
「そうよ、でも残念ながらワタシの車じゃないの。ほら、今、付き合っているI
 T会社の社長の御曹子が、いつでも使ってくれって鍵を渡してくれているのよ」
ハンドルの横にあるパドルシフトを軽快に操作しながら、舞子はポルシェを歓楽
街へと走らせた。しっかりとした目的地がある様子の舞子の運転なので、佑二は
余計な口を挟むことなくドイツ製の高性能のスポーツカーのナビシートの居心地
を楽しんだ。やがてポルシェはネオン溢れる歓楽街の端にある、なんの変哲も無
いビルの地下駐車場に滑り込んだ。車から降りた舞子は少年を促してエレベータ
ーホールに足を踏み入れた。
「あの、舞子さん、ここは? 」
「うふふ、すぐに分かるから、もう少し我慢してね」
彼等二人以外には、まったく人の気配の感じぬホールで合点の行かぬ表情を見せ
る少年を見て、舞子は淫蕩な笑みを浮かべていた。軽やかな到着音と共に、目の
前の扉が開いたから、年上の美女に促されるまま佑二は狭い昇降機の中へと乗り
込んだ。エレベーターは何処にも停まる事なく最上階へと駆け上がる。
 
扉が開くと、そこは何の変哲も無い雑居ビルのワンフロアの様相で、無人の受け
付けのカウンターの上には幾つかの会社名が無造作に張り付けられた内線電話器
がポツンと置かれているだけだ。しかし、舞子は人気のない受け付けカウンター
を無視して、右から3番目のドアを開けると、そのまま中へと消えてしまう。多
少は面喰らいながらも佑二は、置いて行かれれても困るから足早に彼女のあとを
追い掛ける。
 
大して広くも無い部屋の片隅にはスチール製の事務机が置かれていて、壁際の机
の上には旧式なブラウン管モニター型のコンピューターが鎮座している。舞子の
手にはいつの間に取り出したのか? 一枚のカードが握られていた。彼女はコン
ピューターでは無く、ブラウン管モニターの脇に偽装されていたスリットにカー
ドを差し込む。すると、部屋の奥にあった両開き型のドアが、するすると音も無
く自動で左右に開かれたではないか! 驚く佑二を横目に舞子は開かれた扉の向
かって歩き始めた。
「いらっしゃいませ、朱雀さま」
それまでの殺風景さとはうって変わって豪奢な内装の施された空間の正面には、
大理石で組まれたカウンターがあり、中には中年の品の良い男性が笑顔を見せて
佇んでいた。
「こんにちわ、マスター。またお世話になるわね」
「オーダー通りに104号室を準備しております」
規模こそ小さいが都内でも超一流のホテルのエントランスにも引けを取らぬ豪華
絢爛な内装に圧倒されて、佑二はあんぐりと口を開けたまま周囲を何度も見回し
た。なんの変哲も無い雑居ビルの上層階に、まさかこんなものが隠されていると
は思わない少年の驚きを、マスターと呼ばれた中年男性は面白そうに眺めている。
「今夜はまた、ずいぶんと御若いお伴の方ですね」
「ええ、でも私の知るかぎりでは最高のサディストなの」
ざっくばらんにとんでもない会話を交わす二人のことを佑二は呆れて交互に見つ
めた。
「それで104号室を御所望なのですね」
マスターは納得顔で頷いた。
「ええ、そう言う事。さあ、行きましょう、佑二」
部屋がどこか分かっている彼女は先に立ち、左手の奥に通じる廊下を目指して歩
き始めた。状況がイマイチ呑み込めぬ少年は、とりあえずマスターと呼ばれた男
に軽く会釈してから、舞子の後を追い掛ける。
「舞子さん、ここって? 何ですか? 」
「そうねぇ、ちょっとだけ高級な会員制のラブホテルと考えれば、まあ、間違い
 はないわね」
御上品とは言えないネオンを煌々とさせ、幹線道路沿いに乱立していると言うイ
メージが強いラブホテルと、この場所とのギャップに苦しみながら、彼は美女の
後ろに続いて歩いて行く。
 
「ここよ」
最初にこのフロアに入った時と同様に部屋の扉の前に立った舞子は、右側の壁に
あるインターホンの下のスリットにカードを差し込んだ。カチャっと言う音で施
錠が解かれた事を知った美女は、金鍍金も眩いドアノブを掴み飾りドアを押し開
く。
(うわぁ! こりゃ、また… )
美女に続いて部屋の中に足を踏み入れた佑二は、さっきとは別の意味で唖然とな
り思わず辺を見回した。部屋の左奥には猛獣が暴れても平気なように思えるがっ
しりとした檻が設えられているし、檻の脇の壁には黄金鍍金の十字架が埋め込ま
れていた。
その十字架が単なる悪趣味な装飾で無い証明は、両手と両足、そして首と腰の部
分に哀れな獲物を拘束するための皮製のベルトが用意されているのだ。しかも、
他の調度がピカピカに磨き上げられているのに、十字架から垂れ下がった皮ベル
トだけは、汗か他の体液か判別の難しい滲みが浮き出ていた。そこから右に首を
振れば、硝子張りで中が丸見えのトイレと風呂が目に飛び込んでくる。
風呂の洗い場やトイレの便器近くには幾つもの鉄の鎖が天井から垂れ下がり、風
呂のシャワーの脇にも黄金鍍金の十字架が設置されているのだ。また、部屋の中
央に置かれた巨大なベッドも尋常では無く、風呂と同じように天井から鎖が幾つ
も垂れていて、先端は皮のベルトが装着されている。
また、ベッドの四隅にからも銀色に輝く鎖が伸びていて、もしも獲物を大の字に
拘束したいと思えば、簡単に希望をかなえられる仕組みとなっていた。しかし、
もっとも佑二の目を引き付けたのは部屋の左側に鎮座している、一見すると産婦
人科で使われる診療台を模した拘束具だった。
大きく股を開いた姿勢で両方の脚を固定できる器具が診療台ともっとも異なる点
は、そこに寝そべった女性の両手両足、そして腰まで縛り付ける事が可能な皮ベ
ルトの存在だ。いったん股を開き拘束された女性は身動きひとつ取れぬまま、獣
に貪り喰われて凌辱の限りを尽くされる事に成るであろう。
「どう? 気に入って、佑二? 」
「吃驚しましたよ、本当にね」
もう一度辺を見回してから少年は呆れたように溜息を漏らした。
「うふふ、ここは会員制のラブホテルなの。ほら、その手の趣味を持つ紳士淑女
 達は、欲望を発散させるのが、とっても難しいじゃない。美香の実家の土蔵の
 地下みたいな設備を個人で整えるのは難しいし、万が一にも自宅や別荘にそん
 な設備をもっていることが世間に知れたら困る立場の人は意外に多いのよ」
眩い照明を照り返して金色に鈍く光る十字架を撫でながら、舞子は目を輝かせる。
「そんな紳士や淑女たちをターゲットにしたのが、この会員制の高級ラブホテル
 って言うわけ。噂では何人かのSM好きの好色な大金持ちが手を組んで運営し
 ているらしいけれど、そんなのどうでも良い事だわ。私達にはありがたい設備
 でしょ」
「それで朱雀なんて徒名で呼ばれているのですか? 」
受け付けで小耳に挟んだ会話の謎が解けたから、佑二は満足げに頷く。
「ええ、ここを利用するお客は、それなりに社会的な地位の高い人が多いので、
 全員が本名では無くて、ニックネームで呼び合うのよ。身分に関してはカード
 が証明してくれるから問題は無いみたい」
黄金鍍金の十字架を摩りながら、舞子は欲情を隠そうともしていない。
「でも、恵里子さんに関する問題を話し合うには、些か剣呑な場所じゃありませ
 んか?」
わざと恍ける佑二を見つめる美女の目が和み、真っ赤なルージュが艶かしい唇の
端がキュっと持ち上がる。
「だって、恵里子の件なんて、佑二の頭の中でとっくに作戦は出来ているのでし
 ょ? 別に私を話し合う事なんて何にもないじゃない。それよりも、アナタと
 美香の安泰の為に、多少なりとも骨を折るのだから、前もって少しばかりの御
 褒美を貰うのは当然だわ」
これから、この特殊な部屋で繰り広げられるハズの行為への期待から、瞳を爛々
と輝かせた美女はイヤリングに続いてネックレスを外すと、次いで薄い黄色のブ
ラウスのボタンも手早く外して行く。
(やれやれ、勘の鋭い美香にバレないようにしないと、何を言われるかわからな
 いからなぁ… )
ミニスカートを降ろしたあとでパンストを丸めながら脱ぐ美女を目の前にして、
佑二も覚悟を決めた。
 
「実はこの前ここに、IT企業の御曹子を連れ込んだのよ。でも駄目だった、アイ
 ツったら顔を引き攣らせてドン引きなのよ。それでも軽いSMプレイの真似事を
 ヤルにはヤッタけれど、結局最後は正常位でふつうのセックスだもの。苛々した
 わ~」
金持ちの御曹子は舞子に首っ丈で、彼女の歓心を得る為ならば金に糸目を付ける事
は無い素直で正直なボンボンに対して舞子も憎からず思う気持ちはあるのだが、如
何せん、セックスに対する貪欲さにかける御曹子の相手は、彼女を大いに苛立たせ
ている。その欲情の狭間を埋めるのが、愛人だと強弁する佑二とのプレイだった。
「美香ちゃん抜きなんて、久しぶりね。御褒美の前渡しなんだから、たっぷりと楽
 しませてもらうわよ」
瞬く間に全裸と成った美女は佑二の前に跪き、Gパンのベルトを外しにかかる。も
どかしげに彼のズボンとトランクスを引き摺り降ろした舞子は、まだ勢いの無い男
根を捕まえると厳しい視線を若い愛人に向けた。
「なによ、人のヌードを見ているのに、この有り様は無いでしょ? まったく、失
 礼な奴よね」
しかし、怒りの言葉がポーズに過ぎないことは、真っ赤なルージュが艶っぽい美女
の唇が勃起途上の男根を含んだことで証明されている。舌を絡めて刺激を与えれば
見る見るうちに口の中で硬度を増して行く雄物の感触は、早くも舞子を陶然とさせ
ていた。久々にマゾの血を滾らせる美女は、わざと咳き込むくらいまで雄大な一物
を深く含み、頬を窄めて吸い上げた。
(ああ、これ、これよ… この固さ、このカリの高さ、この大きさ、まったく美香
 に一人占めなんてさせないんだから)
一旦亀頭近くまで唾液塗れの男根を吐き出した美女は、唇を巧みに使い張り出した
傘のカリの部分をやわやわと刺激する。佑二の年齢の少年であれば、おそらくこの
程度のフェラチオでも、あっと言うまに噴き上げてしまうだろう。
しかし、昂る舞子と同じ様にマゾの血を滾らせ持て余す美少女との濃密な肉交に慣
れた佑二は身震いするような快美を、表向きは平然と受け流して年上の美女に好き
な様に振舞わせている。そんな佑二の素っ気無い態度を頼もしく思いながら、舞子
は増々口での奉仕にのめり込んだ。
「もうフェラは十分ですから、立って下さい舞子さん」
久々に愛人の噴き出す精液の嚥下を望んでいた美女は最初はイヤイヤと首を横に振
るが、再度佑二に促されると、それ以上抗う事は無かった。
「さあ、その台の上に乗って下さい」
婦人科の診療台擬を指差す年下の愛人の命令に、こんどは舞子も素直に従う。彼の
手をかりて窪んだ座席に尻を落ち着けると、次いで佑二は両方の脚をベルトで所定
の場所に拘束した。これで仰向けのまま股を閉じるに閉じられなくなった美女はさ
すがに羞恥で頬を赤く染めているが、そんな美しい愛人の恥じらいを楽しみながら
、佑二は両手に続いて細い腰までもベルトを使って固定した。
「さすがに、これは恥ずかしいわ」
「まだまだ、だって、ほら、この下にあるハンドルを回すと… 」
台座の下に取り付けられたハンドルを勢い良く佑二が回すと、彼女の両方の脚を固
定していた金属の部品がギシギシと音を立てて左右に別れて行くではないか。黒く
塗られた金属製の器具に固定された両脚は、彼女の意志をまったく無視して左右に
大きく引きはだけられてしまう。
「いやぁぁ… だめよ、見ないで、ああ、恥ずかしい… 」
嫌がって顔を左右に振りながら悲鳴を上げる美しい獲物を前にすると、さすがの佑
二も胸の高まりを抑え切れない。
(よし、よい機会だ、試してみるか)
彼はいったん淫らな器具に固定した全裸の美女から離れると、さまざまな責め具が
納められた飾り棚に歩み寄る。硝子装飾も美しい飾り棚の扉を開けて彼が目を付け
たのは乗馬用に皮製のしなやかな鞭だった。ヒュンと鋭い風切り音を耳にした舞子
は、拘束された不自由な体勢で無理して身を起こす。
「まさか、そんなモノを使うつもりなの? 嫌よ、やめて痛いのは嫌! 」
怯える瞳を向ける美女の目の前で、佑二は2度3度とスナップを使い、鞭の感触を
確かめた。
(美香の実家の土蔵の地下においてあった鞭とサイズは一緒だけれど、こっちの方
 が少し軽いかな? その点さえ気をつければ扱に問題は無いだろう)
いつの日にか恋人の美少女にも用いる事を想定して、密かに鞭使いの修練を重ねて
きた佑二の手捌きは優美にして残酷だから、拘束された哀れな獲物は、鞭が鋭く振
るわれる度に耳を突く風切り音に怯えを募らせた。
「やめて、佑二、おねがい、鞭はいや、鞭は… きゃぁぁぁぁぁ… 」
彼女の足元に戻ってきた残酷なサディストは、美女の哀願など無視して、なんとい
きなり大きく開かれた股めがけて、皮製の乗馬鞭を振るったのだ。その先端は彼女
のクリトリスを正確に捉えていた。敏感な陰核にたいする無情な一撃は、舞子を瞬
時に脳乱に陥れた。
 
(うん、うまく行った)
日頃の練習の成果があり彼の操る鞭の先端は、目標に定めた肉芽に触れるか触れな
いか微妙な動きを見せたのだが、ほんの少し触れたのであろう、舞子は拘束された
裸身を大きく揺らして悲鳴を張り上げた。しかし、軽微な打撃が与えるのが苦痛の
みでは無い事は、暴虐に曝されたクリトリスの下で咲き誇る肉の花弁から、愛液が
溢れて滴り落ちたことで証明されている。
「どうですか? 鞭の味は? 」
衝撃が大きかったのか? 舞子は虚ろな瞳を彼に向けると、首を力無く横に振るば
かりだ。ショックから立ち直れない美女の股間に佑二は指を這わせて、ヌルヌルに
なった肉の裂け目を優しく愛撫する。
「あっ… あぁぁぁ… 」
生まれて初めてのむち打ち体験から正常な思考がぶっ飛んだ美女は、一転してほど
こされた優しい愛撫に反応して蕩けそうな声を上げた。このまま指での愛撫が続く
ものと期待する美女の油断を見透かしたように、佑二は手を引っ込めると、再びス
ナップを利かせて鞭を振るう。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」
やはり触れるか触れないか程度の軽い打撃なのだが、それでも愛撫によって勃起し
た肉芽に正確に打ち込まれた鞭での衝撃は、婦人科の診察台を模した恥ずかしい器
具に拘束中の舞子を号泣させる。こうして2度3度と指嬲りの合間にクリトリスを
狙っての鞭打ちを繰り返すと、舞子の肉芽はさすがに赤く腫れ上がり、恥毛の下で
パックリと口を開いた肉の裂け目からは、呆れる程に大量の淫汁が溢れ出して滴り
落ちて床をぐっしょりと濡らす始末だ。
「なんでも、します。言う事を聞きますから、もう、鞭は… 鞭だけは許してぇぇ
 ぇ… 」
「鞭は嫌いですか? 舞子さん?」
涙と涎で化粧の剥げかかった美女の顔を覗き込みながら、佑二は彼女の目の前で鞭
の先端を上下させた。
「鞭はだめ、頭がヘンになるの。これ以上、鞭打ちを続けられたら、わたし、本当
 に気が狂うかもしれない」
「へえ… それじゃ、たとえばこんな風にされたら? 」
それまでは、わざと力を込めずに刺激を与える事だけに主眼を置いて鞭を振るって
いた少年は、始めて、ほんの少しだけ強い打撃を赤く染まった肉芽に繰り出した。
「ひぃ… 」
なんども繰り返された暴虐の末の強打だったから、その衝撃は凄まじく、舞子は拘
束された診察台擬の上で裸身を大きく痙攣させた末に、そのまま悶絶してしまった。
 
 
大人二人ならば十分な広さの風呂の浴槽の縁に腰掛けた佑二の股間には、むち打ち
を喰らって魂まで痺れさせられた美女が顔を埋めている。ようやく拘束から解き放
たれた舞子は快感の余韻に酔い痴れながら、愛おしいサディストの雄物に対する口
での奉仕に勤しんでいた。
「どうだった? 鞭を使われた感想は? 」
微笑みを浮かべて問い質す年下のサディストの質問に、彼女は素直に返事をする。
「駄目です、あれは、危険すぎます。もしも、あのまま鞭打ちを続けられたら、舞
 子は本当に気が狂ってしまったかもしれません。あんな恥ずかしいところを打ち
 据えられたら、なにも考えられないのです」
経験の無い深い脳乱に見舞われた美女は、拘束された上で成された鞭打ちに本能的
な怯えを感じていた。あまりに峻烈な刺激の連続は、それが苦痛なのか快美なのか
の判断もあやふやに成り意識は散り散りに弾け飛ぶ。これまでに体験した事の無い
感覚に溺れた美女は、改めて女の性の強欲さに驚き、見知らぬ世界へ通じる扉をこ
じ開けてくれた佑二に感謝の念を抱きながら再び口での愛撫に取りかかった。
 
 
 
 
「お姉様、実はお姉様だけにお知らせしたい、とびっきりの大・大・大ニュースが
 あるんです」
待ち合わせの喫茶店に喜色満面の笑みを浮かべながら飛び込んで来た少女は、ウエ
イトレスが注文を承り席を離れるのを今や遅しと待ちかねた風情で、身体を前に倒
して小声で語りかけて来た。このところはIT企業の社長の御曹子とのデートや、
その御曹子とのもの足りぬセックスの埋め合わせた為に、土蔵の地下で美香と佑二
が繰り広げる肉遊戯に乱入したりと忙しかったことから、会いたいとの連絡を受け
ても放置しがちだった少女は、久々の舞子からの呼び出しに有頂天だ。そして案の
定、胸の中に秘密を仕舞い切れずにいるらしい。
「まあ、落ち着きなさいよ、恵里子ちゃん。お水でも飲んで、一息吐きなさい」
「でも、このお話を聞いたら、きっと舞子お姉様だって驚きますわよ」
目の前の少女にとっては仰天の新事実かも知れないが、前もって佑二から事の成り
行きを聞かされていた舞子は、息せき切って目撃談を語るレズの相手の興奮が可笑
しくて、笑いを堪えるのに苦労していた。
「あの2人、怪しいですわ。絶対になにかあると思います。だって、日曜日の昼間
 に誰も住んでいないお屋敷に、二人だけで居たなんて絶対に変ですわ」
「相手の男はどんな奴だった? 」
「それが、なんだか印象にも残らない平凡な… そうそう、デブでしたわよ。まあ
 、美香にはお似合いの冴えない男だったような気がします」
佑二の事を腐された時に舞子の眼差しに瞬間的に怒りが走るが、憎き従姉妹の秘密
を握ったことで有頂天の恵里子は気付く事なく話し続ける。
「お屋敷を出たあとの二人は、わざわざ別の方角に歩いて行ってしまいましたが、
 あれも良く考えれば偽装工作ですわ。ええ、絶対にあの二人、お屋敷の中で、う
 ふふふ… お姉様は、どう思われます? 」
「もちろん、あなたの考えている通りでしょうね。なにしろ、あのお屋敷の土蔵の
 地下にはねぇ… ほら、あんな設備が… 」
自分の意見を肯定して貰った歓びも束の間、お屋敷の中の土蔵の件をもちだされた
恵里子は怪訝そうな顔で年上の美女を見つめた。
「あの、土蔵って、なんの事ですの舞子お姉様」
「あら、恵里子は知らないの? まあ、子供に話すような事では無いわよね。でも
 美香ちゃんは知っていたに」
同じ年の従姉妹をライバル視して、なにかと食って掛かっては強烈なしっぺ返しを
喰らい続けて来た恵里子だから、彼女の知らないお屋敷の秘密を年上の舞子と美香
が共有している事実は許しがたいのであろう、それまでの上機嫌は吹き飛び、怒り
に震えて青ざめて行く。
「教えて下さいお姉様、あのお屋敷の土蔵の地下には、いったい何があるのですか? 」
「知りたい? 恵里子ちゃん? でも、あなたには、まだ早いんじゃないかしら? 」
心から愛おしく思う年上の美女から、よりによって不倶戴天の敵と見定めた美香よ
りも軽んじられたと感じた少女は身を乗り出して、つかみ掛からん風情で舞子に詰
め寄る。
「舞子お姉様、美香が知っていてワタクシには教えられない秘密って、なんの事な
 の? 二人で私を馬鹿にするなんて! ひどい! 」
気品溢れる年上の美女の前で、日頃は使い慣れぬお嬢様言葉を苦労して操っていた
恵里子だが、興奮の余り、ついつい台詞も乱雑化した。
「別に恵里子を仲間はずれにしたわけじゃ無いわよ。知っている人は知っている、
 知らない人は知らない、ただ、それだけの事なのに… 美香は知っていて、恵里
 子は知らないだけの事だわ」
敬愛してやまない年上の美女から子供扱いされたと思い込んだ恵里子の眦は吊り上
がり、ピンクのルージュで彩られた唇は屈辱の深さを現すように細かく震えている。
「いったい、あのお屋敷の土蔵に、何があるのですか? 教えて下さい、舞子お姉
 様! 」
「それが、こんな場所でお話するような事じゃ無くてよ、恵里子。もしもその気が
 あるならば、これからお屋敷に行って、自分の目で確かめるといいわ。もちろん
 私も一緒に行ってあげる。ねえ、どうする? 」
これまでの煽りの効果には確信があるが、それでも作戦の第一関門を迎えたことで
舞子は緊張を隠す為に微笑んだ。
「ええ、お姉様、ぜひお屋敷へ連れて行って下さい」
(さすが、佑二ね。会った事も無い小娘の心理なんて、あっさり読み切っちゃうん
 だもの)
黒幕の目論みがまんまとはまった事を心の中でほくそ笑みながら、舞子は素知らぬ
ふりを貫きあさはかな従姉妹を地獄の一丁目へと誘った。
 
「こちら側から、お屋敷に入るのは初めてですわ」
目立たぬように設えられた裏門から無人の屋敷に入った恵里子は、もの珍しげに辺
を見回しながら、なんの不信感も抱く事なく年上の美しい従姉妹のあとに従って行
く。もしも、偶然にまた美香と正体不明の男と出会したらとも考えたが、舞子が一
緒にいれば安心だし、それこそ敬愛する年上の美女と二人で美香達の破廉恥な現場
を押さえて、これまでの屈辱を晴らすチャンスだと心の中で舌舐めずりする始末だ
った。舞子の案内に従い手入れの行き届いた日本庭園を回り込み、彼女は噂の土蔵
の前まで辿り着いた。
「さあ、到着よ」
セカンドバックの中から時代を感じさせる大きな鉄製の鍵を取り出した舞子は、手
慣れた様子で重厚な扉の施錠を解く。すこし深く考える習慣があれば、まず舞子が
何故、こんなにも本家のお屋敷の事情に詳しいのか? そして秘密の隠された土蔵
の鍵まで持っているのか? おかしいと思う点は数多いだろう。
しかし、年上の美しい従姉妹に心酔する恵里子は、まさか彼女が自分を陥れる事は
無いと迂闊にも信じきっていた。だから、舞子が壁際のタンスに隠されたからくり
のスイッチを操作して、土蔵の奥に設けられた地下階段の秘密の入り口を開いて見
せた時にも、なんの疑念を抱くことも無く、ただ驚いて目を見開くばかりだった。
「こっちよ、降りていらっしゃい」
最初に佑二が招かれた時には、裸電球が垂れ下がって侘びしさすら感じた地下への
通路だが、マメなサディストが少し手を入れたおかげで、今では蛍光灯の明かりも
眩しく、細く急な階段を踏み外す心配は無くなっている。
「お姉様、ここは、いったい何なのですか? 」
「百分は一見にしかず、とにかく降りて来なさいよ」
さっさと狭い階段を降りて行く舞子の後ろを、少女は心配そうな表情で付いて行く
。この期に及んでもまだ恵里子の年上の従姉妹に対する信頼は絶大なのだが、想像
を大きく上回る土蔵の地下の異様な雰囲気が彼女の不安を膨らませていた。
「ほら、こっちの扉を開けてごらんなさい、中には面白いものが一杯なんだから」
促されるままに合板製のどす黒い引き戸を開けると、中の光景を一瞥した少女は入
り口で立ち竦む。
「お姉様、これって… 」
「面白いでしょ、本家のお屋敷の土蔵の地下に、本格的なSMプレイを楽しむ秘密
 の場所があるなんて、誰も想像しないもの」
天井から釣り下がる銀鍍金製の拘束用の鎖や、皮のベルトがいたるところに巻き付
けられたスチール製のベッド、多くの男性器を象った淫具が所狭しと並べられた棚
等、ここがいったい何の為に秘密にされているのか、一目瞭然の地下室に足を踏み
入れた恵里子は、目を爛々と輝かせて尊敬する年上の美女を振り返った。
「間違いありませんわ! 美香の奴、こんな場所に男を引っぱり込んで… ああ、
 いやらしい」
天敵とまで思い定めていた生意気な同年の美しい従姉妹の決定的な弱味を握ったと
信じた恵里子は太々しい勝利者の微笑みを浮かべながら、秘密の地下室の中を物色
する。棚に並べられた数種類のバイブをしげしげと眺めたり、天井から垂れている
銀色の鎖をジャラジャラと音を立てて弄ぶ姿は自信に溢れていて、憎っき従姉妹を
、どんな風に懲らしめようか思案していた。
(うふふふふ… これであの子もお終いね。散々にいたぶって奴隷扱いしたあとで
 、あの厳しそうなお母さまに、この場所へ男を引き込んでいた事実をバラしてあ
 げるわ)
心の中で勝利の凱歌に浸る少女の背後に、舞子は静かに歩み寄る。
「ねえ、ここを美香ちゃん達だけに占有されるのは面白くないわよね」
背後から抱きすくめられて耳もとで甘く囁かれた恵里子は、ゾクっと細みの身体を
震わせる。
「あん、お姉様ったら… 」
(そうよね、こんな楽しい場所を美香たちだけに独占させるなんて許せない。確か
 にあの子は本家のお嬢様だけれども、だからと言って、何もかもがあの高慢ちき
 な馬鹿女のモノってわけじゃ無いわ)
これまで何をやっても勝てなかった美しい従姉妹への嫉妬心を滾らせて来た恵里子
は、逆転勝利を確信した奢りから年上の美女の誘いの台詞に素直に頷く。
「それじゃ、服を脱ぎましょう。たっぷりと可愛がってあげるわね、エリちゃん」
「はい、お姉様」
秘密の地下室の淫蕩な雰囲気に当てられた少女は、舞子に促されると素直に身に付
けたものを脱ぎ始めた。率先して舞子が全裸を曝したことから、僅かに逡巡を見せ
たものの恵里子もショーツとブラを脱ぎ捨てる。
「ほら、エリちゃん、こっちにいらっしゃい」
佑二の命名した「責め馬」と呼ばれる長椅子は、マメなサディストの手で日々機能
に改造が加えられており、長椅子の脇に複雑に組わされた鉄パイプが無気味な雰囲
気を醸し出していた。もしも見るべき人が見れば、それが産婦人科の診療台的な機
能を加味されている事を看破したであろう。そう… 舞子に連れられて足を踏み入
れた会員制の高級ラブホテルで目にした、あの器具の機能を佑二はホームグラウン
ドである土蔵の地下室に、そっくり真似て造り上げていた。
「さあ、この長椅子に仰向けに寝るの。それから両方の脚を両脇の台の上に乗せな
 さい」
命令に従い長椅子の上に寝そべった恵里子だが、左右の脇に設置された台に足を乗
せると大きく股を開き恥部を舞子に曝け出す事になるから、そこから先はモジモジ
して動けない。
「ああ、お姉様、そんな事、恥ずかしくて出来ません」
「うふふ、可愛い子ね。恥ずかしいならば手伝ってあげる」
真っ赤になった顔をふさいでいた少女の両手を引き剥がして、長椅子の脚から延び
た皮のバンドで固定した舞子は、次いで腰の部分もベルト椅子に縛り付けた。
「さあ、これでエリちゃんは逃げられないわよ。覚悟しなさい」
上半身をがっちりと固定された少女に引導を渡すべく、舞子は拘束された少女の下
半身の方に回り込む。最後の抗いを見せる太股に油断を誘うキスの雨を振らせたあ
とで、唾液の光る白く細い脚を左右に広げた状態で首尾良く固定させる事に成功し
た。
「お姉様、おねがい、見ないで、恥ずかしい… 」
「エリちゃんて、本当に可愛い子ね」
何もかもが、黒幕である年下の愛人の思惑通りに進んだ事を多少呆れながら、僅か
に裏切ったレズ相手に哀れみを覚えた舞子は、淫らな器具によりしっかりと拘束さ
れた恵里子の股間に顔を近付ける。これからやってくるであろう甘く切ない時間へ
の期待からなのか? まだ五分咲きと言った風情の桃色の肉襞の綻びは、既にジュ
クジュクと淫蜜を染み出して来ている。マネキュアの光る細い指先を差し伸べた舞
子は、過去のレズプレイで何度も愛撫を繰り返して来た可愛い従姉妹の濡れた肉唇
を器用に左右に選り分ける。
「あっ… 」
もの欲しげに蠢く肉壷に中指をそっと沈み込ませた舞子は、膣口の中を繊細なタッ
チで掻き混ぜた。親指を使って未発達なクリトリスを嬲りつつ、中指で膣内の天井
付近を擦ってやれば、もう恵里子の興奮は頂点付近まで舞い上がっていた。
「お姉様ぁぁ、あっ… きもちいい… 」
拘束された事で新鮮な快感を味わう少女の艶っぽい喘ぎ声は舞子に本来の加虐癖を
思い出させる。過去の惨い体験から男性に対する偏見を持ち、靡く百合志望の女は
片っ端からレズの道へと引き込んで幾つもの可憐な花弁を貪って来た妖女は、これ
から恵里子が味わう地獄の快美を想像しながら哀れな獲物の股間に顔を埋めて行く。
「きゃぁぁぁぁ… 」
舌の先で敏感な肉芽を舐られた恵里子は、がっちりと拘束された不自由な裸身をビ
クッっと震わせた。
「お姉様、そこ、だめ、感じすぎちゃう… きゃぁぁ… 」
溢れ出す淫汁が顔を濡らすのもかまわずに、舞子の舌先は執拗に年下の哀れな従姉
妹の敏感な肉芽を追い回す。舌を窄めて先を尖らせ突き回したかと思えば、一転し
てペロペロと舐り回す愛撫の前では、恵里子は甘い悲鳴を奏でる柔らかな肉楽器に
過ぎない。何度か軽いアクメに到達した挙げ句に、艶っぽい悲鳴も途切れがちに成
った頃を見計らい、舞子は獲物の股間からようやく美しい顔を持ち上げた。拘束さ
れたままの恵里子から離れて壁際の棚に歩み寄った美女は、凄絶な笑みを浮かべな
がら男性器を象った淫具を手にとる。
「ほ~た、これが何かわかる? エリちゃん」
彼女の巧みな舌使いに追い上げられて瞳を虚ろにした少女の頬を、舞子は手にした
バイブで優しく小突く。
「うふふ、あなたの処女をちょうだいね。このバイブであなたを大人にしてあげる」
とんでもない舞子の宣言だが、すでに彼女の虜と化していた年下の従姉妹は抗うこ
ともなく素直に頷いた。
「お姉様、お姉様に恵里子の処女を捧げます、だから、優しくして下さい」
敬愛してやまない年上の美女に健気にも処女を捧げる決意をした恵里子だったが、
その期待は見事に、そして無惨に裏切られた。
 
「でもね、エリちゃん。それが無理なのよ。御免ね」
彼女の冷ややかな台詞に驚く年下の従姉妹を拘束台の上に置き去りにした舞子は、
棚にバイブを戻すと、ゆっくりと廊下に通じる扉に歩み寄る。
「おまたせ、佑二、それに美香ちゃん」
彼女の台詞を待ちかねた様に、永遠のライバルと見定めていた美香が地下室に乗り
込んで来たから恵里子は茫然自失に陥った。
 
「ふっ、不様ね。それに、何が『お姉様に処女を捧げます~』よ、だいたい、まだ
 処女だったなんて、ほんとうに愚図な女ね、恵里子は」
つい数分まえまでは完全な勝利を疑う事も無かったから、土俵際でみごとにうっち
ゃりを喰らった恵里子のショックは大きかった。
「いやぁぁ! 見ないで! お姉様、たすけて、なんで? なんで美香がここにい
 るのよ! 」
かろうじてファーストインパクトを乗り越えた恵里子は、羞恥で頬を赤く染めなが
ら力一杯に暴れ回るが、これある事も予想して佑二が組み上げた淫らな器具はガシ
ャガシャと耳障りな音を立てて揺れるものの、全裸の少女から自由を奪い去ったま
まだった。
「でていけ! みんなでていけ~~! 出て行かないと、ぶっ殺すぞ! 」
気が動転した恵里子は可憐な少女の仮面を脱ぎ捨てて、地下室に闖入して来た新手
の二人を睨み付けた。同じ年齢の美しい少女たちが視線をぶつけ合い火花を散らす
傍らで、舞子は棚から年期の入った乗馬用の鞭を手に取り、そっと佑二に手渡した。
「睨み合いはそれぐらいで終わりにしてほしいな、そこを退いて場所を開けてくれ
 よ美香」
それまでは完全に脇役に追いやられていた少年は、逆転勝利に酔いしれる恋人を押
し退けて恵里子の前に歩み出た。視線で人を刺す事が出来るならば、間違いなく佑
二の心臓を刺し貫いたであろう恵里子の逆上し吊り上がった目を見つめながら、少
年は静かに話し掛けた。
「君には何の怨みも含むところも無いが、美香と僕との関係を世間や親族に言いふ
 らされても困るんだ。だから、気の毒だけれども口封じさせてもらうよ」
手にした乗馬用の鞭を撓らせて感触を確かめながら佑二が言い放つ。不意に目の前
に現れた少年の台詞を聞いて恵里子の怒りが爆発した。
「お姉様! これはいったい、どう言うことなの? なんで私を裏切って、美香な
 んかの肩を持つのよ? 」
拘束された不自由な体勢の少女は、精一杯に首を捻って味方と信じていた年上の美
女を睨み付けた。
「ごめ~~~ん、正直に言えば美香ちゃんなんて、ど~でもいいんだけれども、こ
 の男の子、美香ちゃんの恋人の佑二くんは、アタシにとっては愛人なのよ。だか
 ら美香ちゃんの秘密がバレると、アタシの愛人の佑二まで迷惑するから、あなた
 を裏切っちゃった」
それとなく自分こそ佑二の愛人だと念を押す舞子を、美香は冷ややかな目で睨んで
いた。
「だからと言って、こんなのひどい! お姉様、たすけて! あっ… 」
再び暴れる気配を見せた拘束された少女の股間に向かって、佑二の手にした鞭が風
を切った。
「… 」
既に舞子の手で舐り回されていた肉芽を正確に捉えた鞭の一撃により、恵里子は悲
鳴すら張り上げる事も出来ずに拘束された裸身をビクっと跳ね上げた。脳天まで突
き抜け打撃によるショックの凄まじさは、革のベルトが引き千切れそうに成るほど
派手に震えた恵里子の有り様から想像が付いた。最初の一発で悶絶に到った従姉妹
の崩壊ぶりにショックを受けたのか、勝利者であるハズの美香の顔からも血の気が
引いていた。
「うふふ、凄いでしょ? 佑二の鞭、あれって、たまらないのよ」
万事心得た風情の舞子は美香の耳もとで意味ありげな台詞を囁いてから、ふたたび
大股開きの姿勢で拘束された哀れな獲物の元に歩み寄り、佑二に向かってウインク
した後で恵里子の股間に顔を埋めた。
 
「あっ… やめて、はぁぁぁぁぁ… 」
年上の美しい従姉妹の巧みな舌での愛撫により、鞭打ちのショックから立ち直った
恵里子が、混乱しながらも艶っぽい声を漏らして啜り泣く。しばらくは舞子の好き
にさせておいた佑二だが、哀れな獲物の嬌声が手放しになってくるのを見計らい、
舞子を脇に押し退ける。
ピシ!
鋭い風切り音の後で肉を打つ音が地下室に鳴り響くと、拘束された少女は前回より
も激しく裸身を痙攣させて意識を失った。すると、今度は舞子に任せる事なく佑二
が自分で恵里子の股間に手を延ばし、泥濘と化した蜜壷を嬲り始めたのだ。お役御
免と成った舞子は、自分の恋人が残酷なサディストとして磨きの掛かった光景を見
せつけられて青ざめる美香の元に歩み寄る。
「すごいでしょ? アナタの恋人。あの鞭は正確にクリトリスを叩いてくるの。あ
 の年齢であんな風に鞭を使える男の子なんて、そうザラにはいないわよ」
「なんで、そんな事を知っているの? まさか舞姉、佑二の鞭の経験者? 」
自分を差置いて佑二の鞭の洗礼を受けたかも知れない年上の美女を、美香は怒りを
込めて睨み付けた。
「さ~、どうかしら? なにしろ美香ちゃんは佑二の恋人だけれども、アタシは彼
 の愛人だもの。ひょっとすると、ひょっとしたかもね? 」
二人が戯れ合う様な会話を交わす間にも、佑二は手に入れた可愛い獲物を責め続け
る。わけの分からなくなった少女の混乱に付け込み、指での執拗な愛撫で喘がせた
と思えば、その甘えを断ち切る様にクリトリスを鞭打つ責めは、男生徒の性行為の
経験の無い恵里子から完全に理性や思考を奪い去っている。
「ひぃぃぃぃ… 」
度重なる鞭打ちを喰らう内に、その打撃が齎すものが苦痛なのか? それとも快美
なのかも分からなくなった恵里子は、何度も裸身を震わせた後に意識を飛ばしてい
た。
「そうなのよ、ああ成っちゃうの。恵里子ったら可哀想。でも、羨ましくもあるわ
 ね」
年下の従姉妹のひとりが悶絶する有り様を見て、舞子は寂しげな笑みを浮かべた。
「アナタも恵里子も、とびっきりのサディストを相手に処女を捧げたんですもの。
 それって一生の思い出じゃない。ああ、妬ましい」
奇妙な羨望を告白されて面喰らう美香を他所に、舞子は年下の愛人に声を掛けた。
「ねえ、そろそろ往生させてあげてちょうだい。そのまま責め続けたら恵里子が処
 女のまんまで色情狂になっちゃうわ」
「分かりました、もう少しとも思いますが、そろそろとどめを刺してあげましょう」
歩み寄って来た年上の愛人に鞭を手渡すと、佑二は用心の為にコンドームを手に取
る。
「あら、親切ね。ほら、こっちにちょうだい。付けてあげるわ」
鞭を足元に置いた舞子は跪くと、彼から避妊具の小袋を受け取ろうとした。
「だめ! それ、アタシがやる! 」
慌てて駆け寄って来た美香に押し退けられた年上の美女は、ひょいと肩を竦めて素
直に場所を譲る。怒った顔でコンドームを包装から取り出した美少女は、口元のヘ
の字にまげたまま、恋人の男根に避妊具を装着する。
「いいこと! これって馬鹿恵里子に対する口封じなんだからね! 間違ってもア
 ンタは楽しんだら駄目! さっさと終わらせなさい」
胸中には激しい嫉妬が渦巻き、怒りのやり場に困った美少女の理不尽な命令を佑二
は笑って受け流す。準備が整った少年は、拘束された哀れな獲物に歩み寄ると前人
未到の淫穴に避妊具で包まれた竿先を突き付けた。
 
「ひぃぃぃ… 」
挿入のショックで意識を取り戻したのか? 彼の下に組付された恵里子の口から処
女喪失の真っ最中とは思えぬ艶っぽい悲鳴が溢れ出た。
(なによ! 処女のくせに、あんな声出すなんて… )
ギシギシと鈍い音を立てながら拘束台を揺らす佑二の腰使いが妬ましく、美香の視
線は険しさを増していた。そんな従姉妹の有り様を見て、少し離れた場所で舞子は
やれやれと首を振る。
「だめぇぇ… いく、いくの… いっちゃうぅぅぅ… 」
極めてハードな初体験ながら、既に舞子の手で性感帯の開発が十二分に行われてい
た恵里子は、瞬く間に男根による蹂躙にも慣れ親しみ早くも快美を貪る姿を曝して
いる。その甘えた悲鳴が癪に触るのであろう、美香は明らかにいら立ちを募らせて
いた。美少女の不満が爆発する寸前に佑二の荒腰がおさまり、同時に恵里子が断末
魔を思わせる嬌声を張り上げた。
「いくぅぅぅぅ… 」
こうして二番煎じ的な色合いは濃かったが、恵里子の口封じの為の凌辱作戦は成功
の後に幕を閉じた。
 
 
「さ~て、次はどっちにする? 美香ちゃん」
凄絶な処女喪失のショックから意識を飛ばしてしまった恵里子を「責め台」から降
ろした佑二は、悶絶した彼女を部屋の壁際にある長椅子へと運び、汗の浮いた裸身
を毛布で覆い隠してあげた。彼の事後処理の模様を眺めていた舞子は、複雑な表情
を浮かべる、もうひとりの従姉妹に向かって朗らかに問いかけた。
「次って、なによ? 舞姉? 」
「あら、恍けちゃって。今度はどっちが、あの恥ずかしい台に乗って、佑二と鞭打
 ちプレイを楽しむかって事じゃない」
年上の美女の破廉恥な台詞に、美香は驚き目を見張る。
「鞭打ちって! なに考えているのよ、舞姉は。今日は馬鹿恵里子を懲らしめるだ
 けで… 」
「あらあら、お子ちゃまな美香ちゃんには刺激が強すぎるのかしら。そう、それな
 らば次は私が楽しませてもらうわね」
鞭打ちと言う未知のプレイに対する怯えを見透かされたのが悔しいのか? 美香は
怒りを込めた視線を年上の従姉妹に向けた。
「別に嫌だって言っているワケじゃ無いわよ」
「またまた、そんなに強がらなくてもいいのよ。恐いのよね、痛いのが… そんな
 に無理しないで、美香ちゃんは佑二とこれまで通りに生温いセックスを楽しめば
 いいのよ。鞭を使う様な刺激的なプレイは、愛人であるアタシが責任をもって引
 き受けてあげる」
あらゆる機会を巧みに利用して愛人としての地位を確立させようと目論む舞子の台
詞に反発して、美香は唇を尖らせる。
 
「恐くなんて無いわ! なによ鞭打ちプレイなんて、全然平気なんだから」
蔑む様な舞子の笑いに反発した美少女は、憮然としたまま服を脱ぎ始めた。ついさっ
きまで恵里子が寝そべり随喜の涙で溺れていた「責め台」に全裸で取り付いた美香は
、舞子に対する意地からか? 恥じらいをかなぐり捨てて大股開きを曝して見せる。
「さあ、鞭打ちでも何でも、好きにするといいわ」
開き直った美少女の暴走に苦笑いを浮かべる佑二を他所に、舞子は甲斐甲斐しく動い
て意地っ張りな従姉妹を拘束して行く。両手、両足の自由を奪い去り、最後にはくび
れた細腰にベルトを捲いて固定した舞子は、してやったりの笑みを浮かべて美香から
離れた。ここに来て、ようやく不安が膨らんだ美少女が小さく一つ生唾を呑み込む中
で、舞子は事の成り行きを眺めていた少年の元に歩み寄る。
「ひとつ、貸しね」
彼の耳もとで囁いた後に舞子は再び年下の従姉妹の元に舞い戻る。
「そんなに緊張しないでよ。恐く無いんだから」
「別の怖がっていないもの! 全然平気」
身体の自由を奪われて覚悟を決めたのか? 美香は落ち着きを取り戻した様にも見え
る。そんな意地っ張りな美少女の大きく開かれた股の付け根に、舞子は蹲り顔を寄せ
て行く。
「ちょ、ちょっと、舞姉! 」
「最初から鞭打ちはハードだから、少しだけ夢を見させてあげるわ」
恵里子を惑わせた事からも分かるように、元レズビアンだった舞子の舌使いは絶妙で
あり、拘束されて逃げられぬ美香の秘裂はたちまち潤い愛液を滲ませる。
「だめぇ、舞ネェ… あっ、いや、そこは… きゃぁぁぁ… 」
おそらくは舞子よりも激しい肉の交わりを経験しているハズなのに、鮮やかなサーモ
ンピンクを保っている美少女に肉の花弁に軽い嫉妬すら覚えながら舞子は舌を使って
丹念に肉の襞を選り分けた。口では上手く説明できないけれども、明らかに恵里子と
は異なる淫臭を漂わせる秘裂を舌先で舐れば、呆れるほどに多くの愛液が溢れ出す。
 
(やっぱり、美香ちゃんの方がエリよりも、ずっと敏感だわ。これって踏んだ場数の
 違いなのかしら?)
拘束された美少女を辱める為に、わざとピチャピチャと音を立てて舌を使えば、案の
定、顔を真っ赤に染めた美香が抗議の台詞を口にする。
「いやぁ、舞姉、そんな恥ずかしい音を立てないでよ! 」
「あら、音を立てるのが恥ずかしいならば、このだらしなくダラダラと溢れるお汁を
 なんとかしてちょうだい。あんまり量が多いから溺れてしまいそうよ」
ぐうの音も出ない反論を喰らい、美香は思わず絶句した。
(流石は舞子さんだ、あの美香ですら手玉に取られているもんなぁ… )
元は筋金入りのレズビアンだった年上の美女の巧みな愛撫に見とれながら、佑二は苦
笑する。それまでは舌を使っただけの愛撫だったが、ほどよく美香が昂った頃合を見
計らい、年上の美女は指も使って愛撫を重ねる。
「きゃぁ… あっ、だめ、そこ… あふぅぅ… 」
舌の先で肉芽を転がされながら、蜜壷に差し入れられた指で嬲られては美香もたまら
ない。拘束されて不自由な裸身を震わせて、縛り付けられた腰を精一杯に持ち上げた
美少女は、年上の従姉妹の手管に翻弄された。
「あふぅ… 舞姉、だめぇ、もうイッちゃうよぉ… 」
軽いアクメを目前にして、美香の喘ぎ声にも艶が隠る。しかし、簡単にイカせるわけ
には行かないから、舞子は彼女の股間から離れると鞭を手に控えていた年下のサディ
ストに目配せする。
 
「さあ、準備はOKよ」
万事弁えた美女の言葉に頷くと、彼女から場所を譲り受けた佑二は何の迷いも見せず
に鞭を振るって見せた。
「きぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」
ピシっと小気味良く肉の弾ける音の後に、美香の絶叫が部屋を揺らした。舞子の巧み
な愛撫で蕩かされていた美少女は、それまでに体験した事の無い、敏感な肉芽に対す
る打撃にショックを受けて、拘束された肢体をガタガタと震わせた。
(そう、初めてクリトリスに鞭を浴びると、みんなああなっちゃうのよね)
この直前に無惨に処女を散らした恵美子に次いで、ある程度はハードなプレイに慣れ
た美香までもが、たったの一撃で悶絶に到った鞭の味を、一足早くに経験していた舞
子は最初に鞭打ちされた時の事を思い出して身体の震えがとめられない。意識を飛ば
してぐったりと成った美少女の股間から離れたサディストの少年は、あらためて恋人
の傍らに寄り添うと身を屈めて唇を重ねた。
「あふ… 佑二、なに? なにがあったの? 」
愛しい男とのキスで、ようやく無我の境地から舞い戻った美少女は、拘束された己の
身に何が起きたのか分からず、ただ潤んだ瞳で少年を見つめるばかりだった。ここに
到るまでに佑二は鞭打ちの練習に余念が無かった。年上の愛人で試す前には、ある程
度の自信を持つに到ったが、それでも美香に対しての鞭打ちプレイには特別の思いが
あった。心から愛する美少女への暴虐が許されるのか? 果たして彼女は鞭打ちプレ
イを受け入れてくれるのか? そんな心配を抱えながらの打撃だから、十二分に手加
減は加えていても恋人の反応が気に成っていたのだ。そんな少年の弱きを吹き飛ばす
様に、美香は衝撃的な刺激を受け入れて甘い吐息を漏らしてくれた。
(あらあら、二人だけの世界に浸って、まったく悔しいなぁ… )
完全に忘れ去られてしまった舞子が睨む中、佑二は巧みな愛撫とキスで拘束した恋人
の気持ちを盛り上げて行く。そして美香の脳乱が深まると、再び無情な鞭捌きを見せ
て、敏感な肉の芽を打ち据えるのだ。
「ひっ… ひぃぃぃ… 」
絶妙なタイミングで鞭を振るう佑二の手腕の冴えは、傍観者である舞子のマゾ心まで
も強く揺さぶっている。隠れた練習の成果なのであろう、その打撃は強すぎた事は無
い。それどころか、何度と無く打ち据えられて行く内に、被虐慣れした女体は、もっ
と強い刺激すら求めて止まなく成ってしまう。
(あらあら、美香ちゃんたら… でも、そろそろ切り上げないと、あの子、壊れちゃ
 うかも?)
拘束中の美少女には特別の思いもあるのか? 自分や恵里子に対する時よりも執拗で
狂気をはらんだ熱意を感じる鞭責めの迫力が、傍観者である舞子までひどく興奮させ
ていた。
(ああ、うらやましい、あの子、いっそあのまま、佑二に壊されてしまえばいいのに… )
瞳に異様な光を宿した美女は、目の前で繰り広げられる優美で陰惨な鞭打ちプレイに
心をかき乱されて行く。
 
その乱れ様から、このままでは本当に美香の発狂すら心配に成った矢先に、佑二
の鞭打つ手がとまった。見事に限界ギリギリまで鞭打プレイを続けた少年は、こ
れまでに幾度と無く濃密な肉の交わりを重ねて来たから、恋人の安全日をしっか
りとわきまえている。だから、直前に処女を散らした恵里子の時とは異なり避妊
具を装着する気配を見せぬまま、鞭打ちの結果、蕩け切った蜜壷に己の雄根をず
ぶずぶと沈めて行く。
 
「ううん、ハッ… あぁぁぁぁぁぁぁ… 」
淫核に対する打撃が生み出す落雷を思わせる甘い衝撃で心身共に惚けた美少女は
、欲情の趣くままに愛おしい恋人を受け入れて、どんな男でも奮い立つ様な艶っ
ぽい悲鳴を漏らした。彼の加虐的嗜好を見抜いて騙し地下室に連れ込み、身を投
げ出す博打の末に得たマゾの快楽は母親から受け継いだのであろう美香の被虐癖
を十分に満足させていた。しかし、彼女が選んだ男は、美香のあさはかな目論み
をあっさりと凌駕して美少女を愉悦環状に巻き込み性の深淵まで引き摺り堕とす
のだ。
 
学園内では教員を含めて誰もが彼女の気品や聡明さに平伏して女王様として遇し
ている。最初の頃は注目や尊敬を一身に集める身の自分が、周囲からは取るに足
らぬと評価された佑二に肉体を自由にされる屈辱感が新鮮で、マゾの血を滾らせ
た彼女はそれだけで満足を得ていた。しかし、アブノーマルな肉の交わりを重ね
る毎に、そんな外見的な要因は美香の意識から消えて行き、サディストとして急
速な進化を遂げる佑二の手に掛かり何度となく法悦境を彷徨い魂にまで快楽を刻
み込まれた結果、今では彼こそが世界で絶対無二の支配者と思えて、かしずき身
を捧げることに無情の悦びを得ている。
 
もちろん己を取り戻す日常生活においては佑二の立ち位置は以前と変わらない。
人前で馴れ馴れしくしたり気軽に声を掛ける様な事は彼の方で遠慮していた。プ
ライドの高い女王様にとってはありがたい恋人の配慮なのだが、それ故に皆がフ
リーな立場と信じる佑二が他の級友に素養を見破られ、新しいマゾ奴隷を得るよ
うな事に成らないか? 第三者の舞子から見れば、余りにも馬鹿馬鹿しい取り越
し苦労と思える悩みを抱えつつ、これまで美香は悶々としながら佑二にその身を
任せていた。そんな美少女の小さな悩みも、土蔵の地下でプレイに及べば綺麗さ
っぱり消し飛んでしまう。
 
「ひっ… ひぃぃ、ユウジ… いい、いいの… あっ… あぁぁ」
あっと言う間に快美の奔流に巻き込まれた美香は、その甘美な流れに逆らいギュ
っと奥歯を噛み締める。堪える時間が長いほど、その先に待ち受ける愉悦が深ま
る事を知っている美少女は忍耐の極限を超える事を目指して恋人の律動を受け止
めた。だが蜜壷の中を蹂躙する力に満ちた雄根の破壊力は凄まじく、貪欲な少女
の存念など嘲笑うように強烈な快感を齎すのだ。
「だめ… ユウジ、ごめんなさい、あたし、もう、あひぃぃ… 」
いつもならば、もう少し堪える事も出来るのだが、執拗にクリトリスをいたぶる
鞭打プレイの後だけに美香の崩壊は呆気無い。革のベルトで拘束された細い腰を
精一杯にもたげつつ、唯一自由に動かせる首を左右に激しく振りながら、美香は
絶頂への階段を一気に駆け上がる。意外に早い恋人の陥落にタイミングを合わせ
る様に佑二の腰使いも荒々しく成った。
「ひっ… ひぃぃぃぃぃぃ… 」
呼吸を合わせて仕上げに取りかかる恋人の力強い突き上げを喰らい、子宮を小突
き回された美少女は、あられもない嬌声を土蔵の地下室に響かせた。拘束された
身で何度か激しく痙攣を繰り返した美香は、その行為の淫媚さに打ちのめされた
舞子の目の前で絶頂に駆け上がり、一際派手に裸身を引き攣らせた後に責め台の
上に轟沈した。
 
 
 
 
朝のホームルームの為に担任の教師がクラスに姿を見せた時に、教室の中に漣の
様などよめきが走った。けして教師の登場が生徒達を驚かせたわけでは無い。い
つも見慣れた先生の後ろに続いて教室に入って来た可憐な少女の存在が、クラス
の男子生徒達をどよめかせたのだ。
「え~と、今日は転校生を紹介する、西宮恵里子さんだ。名字から分かると思う
 が、恵里子さんは、ウチのクラスの西宮美香さんの従姉妹だそうだよ」
クラスで一番の美少女の従姉妹の来場に教室の中は騒然となった。女子生徒は新
たな手強いライバルの出現に顔を顰めているし、男子生徒の多くは崇め奉る美香
と、どことなく雰囲気の似た恵里子の編入を心から喜んでいた。顔を綻ばせる男
子生徒達がざわめく中で、ひとりだけ壁際後方の席に座った佑二だけが、俯き憂
鬱な表情を隠していた。
 
(マジかよ! )
この先の困難が予想された少年の苦悩を他所に、恵里子は丁寧に頭を下げた後で
、まずは美香に向かって微笑んだ。
 
「よろしくね、美香ちゃん」
「ええ、よろしくね、恵里子ちゃん」
 
佑二同様に、従姉妹から編入と言う奇襲攻撃を喰らった美香だが、この程度の事
でショックを受けて自分を見失うほど柔では無く、恵里子の挨拶に微笑みを持っ
て応じて見せた。
 
(ちっ! もう少し驚け! この牝狐め! )
(ふん、何しに来たのさ? 馬鹿女)
 
可憐に微笑み合いながら挨拶を交わす従姉妹同士の心の中の声が聞こえたような
気がして、佑二は顔を上げる事が出来なかった。だが、彼の災難はこれでは終わ
らない。
 
「え~っと、恵里子さんの席だけれども… 」
担任の教諭はぐるりと教室を見回して空席を捜した。
「あの、先生、佑二くんの… いえ、岡本くんの隣じゃ駄目ですか? 」
確かに佑二の隣席は現在は空席だった。だが、いきなり現れた可憐な少女が、さ
も親しげに佑二の名を口にしたことで、教室中の男子がざわめき厳しい視線がオ
タク少年の元に集まった。
 
「あれ、恵里子さんは、岡本とも知り合いなのかね? 」
「ええ、ちょっと… 」
可憐な少女は少し照れた様に小首を傾げて後は察してくれとばかりに口籠るから
、男子生徒達の目は険しさを増した。
「それでは、岡本の隣にしなさい」
「はい、ありがとうございます」
まんまと佑二の隣席をゲットした恵里子は意気揚々と彼の元に歩み寄る。
「よろしくね、佑二さん」
名字では無く、親愛の情を込めて名前で呼び掛けられたオタク少年は言葉に詰ま
り、何ごとか、ごにょごにょと口籠りながら頷いた。チラっと視線を上げると満
足げに微笑む恵里子の先で、怒髪衝天の気配を押し隠しながら彼を睨む美香と目
が合った。
 
(まったく、美香の親戚って奴等は、どいつもこいつも… 一筋縄ではいかない
 なぁ… )
先の読めない混乱を齎した恵里子の襲撃のショックで大いに慌てた少年は、小さ
く首を左右に振りながらソッと溜息を吐いた。
 
END

【看護婦】泌尿器科の体験(痛がりさんは見ないで)【ナース】

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泌尿器科の体験談です。
うーん、最近下半身の病気の体験ばかりです。
恥ずかしくて嫌ですね。
約、半年前から、残尿感と夜間頻尿が多くなりました。
小さい時から、かかりつけの内科医に(別の持病があるため)相談はしてました。
やはり専門科医でないと難しいく、何かあってはと勧められていたのだけど躊躇してました。
しかし、一昨日の夜間頻尿(飲み会の後)が辛く&残尿感で相談しました。
「○○さん、泌尿器科で見てもらいましょうよ」
「確かに気分の良い科ではなく、恥ずかしいけど、あとで何かあっても困るよ」
ということで了承しました。
手続きを取り(大学病院)、簡単な問診を別室で看護婦に取られました。
はじめに尿検査へ行って来ることになりました。
その後、初診専門の科の前の待合所で座って待ちました。
ドアの上はガラスになっており、照明やカーテン&カーテンレールが見えます。
自分の前に5人ほど電光掲示板で居るようです。

若い人も回りにいます。
ドキドキしながら、待ちます。
若い男性が入っていきました。
しばらくすると「カチッ」とドアに鍵がかけられ、ドアの上の窓からカーテンが引かれるのが
見えました。
ひらひらしたり、動いてます。
5分後にカーテンが取り除かれて、「カッチ」とドアの鍵が解除されました。
他の科でもそうですが呼ばれてないのにドアを開けて看護婦を呼ぶ人がいます。
そのためでしょうか?
やはり、見られてはならない診察をしているのだと・・・
出てきた人は、待合室の人と目をそらすように出て行きました。
続いて入室したのは、おばあさんでした。
ドアの上のカーテンは動かず、出てきました。
その次は30代の男性でした。
同じようにカーテンが動きました。
出てきた男性は、赤面状態で待合室の後ろに目を背けて進み座ったようです。
別の男性が呼ばれ、同様に・・・
あのカーテンは男性の時のみに動いてる・・・
ますますドキドキに・・・
電光掲示板に自分の番号が点灯!!
あっ、とうとう番がきてしまった。
科の中の待合室に呼ばれ、私の番になりました。
ドアをノックして入りました。
やはりドアの左手にベッドがあり、カーテンで隠せるようになってました。
ベッドは特別なものではなく、簡単な枕がおいてあり、お尻の変に紙のマットがしかれてました。
その奥に診察机と椅子がありました。
診察室の中の医者は40代後半ぐらいの男の先生と20代後半の太った先生と看護婦でした。
症状を私に確認していきました。
「それでは、診察をしますので準備をしてください」と言われました。
若い先生がそばに来て、看護婦は消えました。
「後ろのベッドへどうぞ!!」
診察台へあおむけにねるよう指示されました。
カーテンを引いて半分隠されました。
「ズボンとパンツを太ももの中程までおろして、準備が出来たら声をかけてください」
と言われて、カーテンが完全に閉められ、「カッチ」とドアの鍵が閉められました。
ズボンとパンツを指示通りに覚悟を決めて、下げました。
仮性包茎のちんちんは、すっかり縮まってました。
すごくはずかしい・・・
ちょっと下げすぎたかな? とちょっと上げてしまいました(^^)。
「準備できました?」
はいと返事をするとカーテンが少し空き、先生が入ってきました。
若い先生に、ズボンとパンツをさらに下げられました。(あげちゃったから)
腹部の触診がしばらく行われています。
ちんちんが丸出しなので恥ずかしいです。
勃起すると最悪なので、無心でいました。
緊張で縮こまっているおちんちんを摘み上げました。
先生は手早く外観を見、おちんちんの皮を剥き下ろし、亀頭を露出させました。
そして亀頭をつまみ尿道口を開いたり、亀頭の周りなどを診ているようでした。
こんな事をされれば、おちんちんは勃起し始めるものですが、
あまりにも緊張しすぎ、縮んだままでした。
「では、前立腺の触診をします」
「肛門から指を入れますので、両足を持って抱え込むようにしてください。
肛門部を露出するという、これまた恥ずかしい格好をさせられました。
手袋をはめています。
「お尻の力を抜いててくださいね」と言うと、肛門に指を入れて来ました。
肛門が広げられるような感じがして、ちょっと痛く顔をしかめました。
前立腺を触られているのが感じられました。
前立腺全体をぐりぐりと押さえるように調べながら、「痛くありませんか?」と聞くので、
「圧迫感はありますが、痛くはありません」と答えました。
若い先生に英語?とかでラージ・・・なんとかと言い、記入してました。
さらに1分間ほどマッサージされ、肛門から指は抜かれました。
「はい、いいですよ」と、先生から言われたので、足をおろしました。
マッサージは、かなり気持ちよかった(^^)(その化はありません)
そのまま続けられてたら、射精したかも・・・
「そこにあるティッシュでお尻と前を拭いて(かなり液がお腹に出ている)服を着てください」
拭いてパンツとズボンを履いて、ベルトを止めてると、
「カーテンを開けていいですか?」と若い先生。
そして結果・・・
特別に異常はないけど、一般基準値の数値だけでは、判断できませんとのこと
膀胱過敏症かもしれないとのこと
検査をしましょうと言われて、一時的に薬を出されました。
どうやら8/13にウロダイナミックという検査をされるようです。
看護師の説明では、おしっこを貯めてきてもらい、排尿、その後カテーテルを挿入して、
何かして、なんか水を逆流して膀胱の感度を見るそうです。
(つらそう・・・・・)
さらにお尻からも何かを入れて圧力を測ったり、尿道の回り?(ちんちん?)の筋電図?
を見るとかなんとか・・・(うー、やだ)
40分前後の検査とのこと
そして、こう記入してると・・・思うのですが・・・
もしかして40分間、フリチンではないか?(うー、恥ずかしい)
先生や技師が多いと最悪・・・(看護婦はいないように・・・)
いろいろと考えてしまいます。

ウロダイナミックの体験については、自分のやる気と要望に応じて検討します

出典:泌尿器科の体験談
リンク:泌尿器科の体験談

【浮気】妻「イラネ」 愛人「イラネ」【不倫】

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443:名無しさん@HOME:2012/12/04(火)00:49:01.65
散々浮気をしていた旦那がついに本気になった。
すったもんだあって家族を捨てて愛人の元へ去っていった。
去っていった旦那に未練はなかった。その三日後・・・
早朝に電話がなった。
 
病院に駆けつけてみると診察台の上に横たわっている旦那の姿。
蘇生を試みたが残念ですと医師は語る。今のうちにあわせたい身内がいれば云々。
今のうちにといった所でこんな旦那の姿を子供達に見せられる訳もなく
子供達は呼ばずに近所に住む旦那の親族に立ち会ってもらい装置をはずし
心肺停止。ご臨終・・・馬鹿な旦那だ。愛人と上手くいかずに首を吊った。
 
自害したなど言えるわけでもなく周囲には病死で押し通した。
なんで家を捨てた旦那の為に葬式しなきゃいけないんだと
内心悔しさと情けなさで涙が溢れて止まらなかった。

仕事も上手くいかず会社の負債が億単位。
お酒に逃げて女に逃げて・・ウツ傾向だったんだと思う。
 
今は彼がいて仕事もして寡婦年金もらって会社の整理も無事終わって
落ち着いた生活を何年ぶりかで送ることが出来てきている。
当時は坊さんも呼ばず焼くだけ焼いたら骨壷ごと愛人の家に置き去りにしようと本気で思ってた。
 
448:名無しさん@HOME:2012/12/04(火)05:53:59.94
愛人にしたら、今まで適当にお金を引っ張ることができる都合のよい男だったのに、
なにを勘違いしたか家族を棄ててきて、
しかも実際は借金もちでこんなの来られたら困るってとこで愛人が棄てたんでしょうね。

出典: 
リンク: 

【浮気】レイプではないのですが示談の交換条件【不倫】

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レイプではないのですが、ここが一番近いかな?と思い、こちらに書かせてもらいます。

俺は26歳会社員。
今年の出来事を書きます。
文章なだけにオーバーに書いている部分もあると思いますが、その辺はご了承
ください。

その日、明日休みということで、レンタルビデオでエロDVDを5枚借りて、帰って
オナニーする予定でした。

夜の11時くらいの出来事でした。
信号待ちで車を止めていると、ゴンッという音と共に強い衝撃を受けました。
思わず「うおっ!!」と一人で叫んでしまうほどでした。
すぐにぶつけられたことに気付き、俺って赤で止まっていたよな?と気が動転している
のを冷静に考えながら車を脇に止めて、正気を取り戻しながら車を降りました。

自分の車の凹み具合を確認すると、後ろのぶつけた車のところに向かいました。

大きい最近流行のワゴン車で運転席に行くと女性が乗っていて、ビクビクしている
感じでした。
助手席をチラッと見ると、何歳かわからないけどチャイルドシートが設置してあり、
赤ちゃんが寝ているようでした。
これは大変だと思い、まず運転席のドアを開け、「大丈夫ですか?」と尋ねました。
俺が聞かれる方なのにな・・と思ったけど俺は別に怪我をしているわけでもないので、
相手の安全を確かめました。

「はい、大丈夫です。」と言うが声が震えており、ハンドルを握ったまま体も震えて
いるようでした。
俺もぶつけた経験はあるのでその気持ちは十分に理解できました。
後で免許証を確認したところ、名前は伏せておきますが36歳の女性でした。
女性の安全を確認すると「赤ちゃんは大丈夫ですか?」と聞きました。
女性は思い出したように慌てて赤ちゃんの安否を確認しました。

「大丈夫みたいです。」
との返答をもらい、後部座席には誰も乗ってないようなので、とりあえずケガ人は
いないというのがわかり、ひとまず安心しました。
とりあえず信号待ちで止まっていたところをぶつけられたことを説明し、車の状態を
見てもらおうと車に案内しました。
そこでびっくりしたのが、36歳の子持ちなのに、ものすごいジーンズのミニスカートを
履いていて、ムチムチした生足が丸出しだったのです。
髪はショートで茶色がかっていました。

一緒に車の破損具合を見てもらい、とりあえずこちらは怪我してないことを
伝えました。
ま、8歳上でおばさんという表現はどうかと思いますので、奥さんと書いておきます。
奥さんはひたすら謝るばかりで誠意はものすごく感じましたが、車は治して
もらわないといけません。
いつまで経っても誤るばかりで全然話が先に進まないので、

「とりあえず警察行きましょうか?こちらは車だけ治してもらえばいいので。」
そう伝えると深刻な表情をして俯いています。
そんな顔されてもこちらは治してもらわないといけないし、別に警察行かなくても
治してくれるのならそれでいいんだけど・・・この車の状態を見ると保険じゃないと
きついでしょ・・・と思い、その旨を伝えました。

「明日じゃ・・駄目ですか・・・?」
と言いにくそうに返答してきたのですが、さすがに初対面だし信用することは
できないのです。逃げられる可能性だってあるわけだし。
「う〜ん・・それはちょっと無理です。とりあえず警察に届けて事故証明を
もらわないと保険も使えませんよね?・・・あっ、保険って入っていますよね?」
と確認するとちゃんと入っているようです。
だったら何の問題も無いのにな・・と思っていると

「実は・・・お酒飲んでいるんです・・・だから明日必ず・・・。」
と言ってきました。

なるほど!!やっと理解できました。
今は飲酒運転の罰則きついですからね。

でもこちらには関係ないので
「まじですか?だったらなおさら今行かないと!」と催促しました。

それからいろいろと事情を聞きました。
旦那の仕事に影響することが一番の悩みだそうです。
そりゃあそうでしょうね。旦那さんが一生懸命築いた職位を奥さんの飲酒運転で
全て消えたら・・・

普段の俺ならこれだけ誤ってもらったのだから、次の日に届出をしていたかも
知れません。
でも今日は性欲たっぷりでこれから帰ってオナニーするぞ的な俺は、とてつもなく
悪いことを考えてしまったのです。

当然、俺は36歳の子持ちなんて全く興味ありませんでした。
でも、オナホ代わりにはなるかもと思い、奥さんを車の歩道側に連れて行きました。

「あの・・明日事故ったことにして、明日届出してもいいんだけど・・」
と言ったときに顔を上げて
「本当ですか!?」と食いついてきました。
「いいんだけど・・・その・・・・。言いにくいなぁ〜・・・」と言葉を濁して
いると、何ですか?みないな表情で俺の顔をうかがっています。

「あのね・・・1回やらしてくんない?」とついに言ってしまいました。
「え????」と驚いた表情で聞き返してきます。
それは当然でしょう。初対面の男がやらしてなんて言ってくると思わないし、
明らかに年下だとわかるような年齢だし。

「飲酒運転は無かったことにするから・・1回奥さんとやらせてよ。」
ともう一度言ってみました。
奥さんは俺が何を求めているか理解できたようで、黙って俯いてしまいました。
嫌なら断るはずだから、これはいけるなと思いました。
そして俺は右手で奥さんの太ももに触れました。
生の太ももを擦りながら
「飲酒運転は消すからいいでしょ?」と耳元で言い、右手をスカートの中に入れ、パンツの上からまんこを触りました。
抵抗してこないのでこれはいける!と確信しました。
36歳の子持ちなんかに興味ないけど、こんな状況になるとチンポがどんどん
固くなってきました。

奥さんのパンツの上からまんこを弄っていると
「本当に明日にしてくれますか?」
と聞いてきました。

「約束する。だから・・いいですか?」
と聞くと、少しためらってからコクンと頷きました。

俺はそれを聞くと奥さんの車の中部座席に入り、真ん中の座席を後ろへスライドさせ、
広いスペースを作りました。
そしてシートに座り、「こっちきて」と俺の右側の座席をパンパンと叩きました。

奥さんは車に入り、ドアを閉め、屈んで俺の前を通り過ぎようとしました。

「待って」
俺はちょうど俺の目の前にいる奥さんを呼び止めました。
そして邪魔な物は取っておこうと、奥さんのスカートの中に手を入れ、パンツを
掴んでスルスルっと一気に足首までずり下ろしました。
目の前で奥さんの生脚を見るとムラムラしてきました。

そしてすかさず
「ここに座ってまんこ見せて」
と言って俺はシートから離れて奥さんにシートの中央に座らせました。
そして奥さんの正面にしゃがみ込み、奥さんの両脚を大きく開かせてM字の格好に
しました。

「このまま動かないでね。」
と言ってその状態のままでいるように促しました。
シートの中心に深く腰をかけ、脚をほぼ180度開いた状態で、両足をシートに
乗せている状態です。
すごい格好です。

子持ちの奥さんが初対面の男に大股開きの状態でまんこを晒しているのです。
俺は奥さんの正面にしゃがんだ状態で奥さんのまんこを凝視しながら弄り始めました。
愛情も無く、ただ挿入するために濡らす為の作業です。
閉じた割れ目に沿って指を擦り続けます。

本当ならアダルトビデオでモザイクのかかった映像を見ながら一人でシコシコしている
ところを、モザイク無しの人妻の生のまんこを見ているのです。

舐めようと思いましたが、こんな時間なので汗と小便とまんこ特有の匂いが
混ざり合って、さすがに舐める気は起こりませんでした。
しばらくまんこを弄り続けていましたが、なかなか濡れてきません。

俺は時間の無駄だと思い
「奥さんってどこが感じんの?まんこ?クリ?」と聞きました。
さすがに返事はしてくれませんでした。

しゃあない、自分で探すか・・とクリトリスを指で摘んだ瞬間、ピクンッ!と痙攣
しました。

「お?クリか。」
そう言ってクリトリスを摘んで指で擦り続けると、奥さんの息がはぁはぁ・・と
荒くなってきて、体はピクンピクン反応させています。
しばらくクリトリスを弄り続けて再び割れ目を触ると・・・しっかりと濡れて
いました。
俺は濡れ濡れの割れ目を弄り続けました。
奥さんは声こそ出しませんが、体に力を入れて、押し寄せる快感に耐えているよう
でした。

もう入れるには十分な濡れ具合でした。
俺は膝立ちになってカチャカチャとベルトを外し、ズボンとパンツを一緒に膝まで
下ろしました。
そして、片手でチンポを持ち、奥さんのまんこの入り口を探すかのように割れ目に
擦り合わせました。

そして入り口を発見すると、腰を前に突き出し、チンポを挿入しました。
にゅるっという感覚と共にヌルヌルのまんこの奥まで一気に入りました。

「うおっ!」
声が出たのは俺の方でした。
36歳で一人子供を産んでいるだけに緩いまんこを想像していたのですが、奥さんの
そこは締め付けも良く、とても子供を産んでいるとは思えないくらいの
性器だったのです。

腰を前後に振って、奥さんのまんこにチンポを出し入れすると、まんこの中の
ヌルヌルの粘膜と俺のチンポが擦れ合い、ものすごい快感が押し寄せてきました。
あまりにも気持ち良すぎて腰を止めることができませんでした。
入れて3分も経ってなかったと思いますが、あまりの快感に射精感が込み上げてきた
のです。

「あぁ・・駄目だ、イキそ・・・。出すよ。」
そう言いながら腰を振り続けますが返事がありません。
俺は了解を得たと認識し、激しくチンポを出し入れしました。
そしてすぐさま腰を突き出した状態で痙攣し、
「出るっ!」という声と共にドクン・・ドクン・・・と奥さんの膣内で射精が始まりました。
全部出し終わるまでゆっくりと出し入れしました。

そして、全部出し終わるとゆっくりと奥さんのまんこからチンポを抜きました。
同時に奥さんのまんこからは俺の精液がダラダラと溢れ出てきました。
奥さんは慌ててティッシュで自分のまんことシートを拭いています。

そして後始末が終わると明日の待ち合わせの場所と時間を話し合い、免許証だけ
控えさせてもらいました。

家に帰るとさっきの突然の出来事を思い出し、人妻もいいもんだな・・と思い、
思い出しながら自分のチンコを扱いていました。
そして新たなる計画が浮かんだのです。
奥さん次第だけど、明日もう1回やらせてくれたら事故は無かったことにするって言えば
応じてくれるかな?等と考えていました。

そして翌日、待ち合わせの場所に行くと奥さんの車は止まっていました。
俺は奥さんの車の後ろに駐車し、ドアを降りて助手席から乗り込みました。
チャイルドシートは中部座席に取り付けてありました。
子供の姿が見当たらないので
「あれ?お子さんは?」と聞くと
「預けてきました。」と聞かれたことだけを答える感じでした。
奥さんを見ると、昨日、奥さんのまんこに挿入したことや、中出ししたこと、
今日の計画等が頭の中を過ぎり、チンポがどんどん固くなってきました。

そして奥さんに打ち明けます。

「ねぇ?・・・事故自体無かったことにする?」
と言いました。
奥さんは振り向いて俺の顔を見ます。
「奥さんさえよかったらなんだけどね。」
そう言うと、俺の顔を見たまま固まって
「条件は?」
と聞いてきました。
「もうだいたいわかると思うんだけど・・・。ホテルで示談しない?」
と言ってみました。
何を求めているのかわかり、無言状態でしたので
「世間体を気にしているみたいだから、やらしてくれたらそれで示談でいいよ。
言っておくけどこれは脅しじゃないからね?奥さんが自分で選択してくれれば
いいから。」
と言ってみました。

しばらく無言で俺を睨むような目つきで見た後
「本当にそれで無かったことにしてくれるのですか?」
と聞いてきました。

「うん、ホテルでやらしてくれれば事故は無かったことにします。」
そう言い切りました。
「ただし、2回ね。」
と2回やることの条件を提示しました。
1回も2回も変わらないと思います。
奥さんの無言状態が続きます。かなり深刻に考えているのでしょう。
夫も子供もいるのに自分より遥かに年下の男に好きにされようとしている。
でも1日我慢すれば事故の事がチャラになる。
俺から見れば綺麗な女性って得だな・・と思いました。

そして無言状態が続いた後、
「誓約書みたいなの書いてもらえませんか?」
と言ってきたのです。
やらせることはOKなんだなと思い、
「書けばやらせてくれるの?」
とストレートに聞いてみました。
奥さんは目を合わせずに「はい。」と返事をしました。

「別に騙す気は無いけど・・まぁ、買いてもいいよ。」
俺は誓約書を書いてサインをしました。
「これでいい?ただし渡すのは2回やってからだよ?ホテル代は奥さん持ちね?」
と言いました。
奥さんの了解を得たので奥さんの車をパーキングに入れ、俺の車でホテルに
向かいました。

ホテルに着いて部屋に入ると
「一緒にシャワー浴びようか?」
とそそくさと服を脱いで全裸になりました。
奥さんにチンポを見せ付けるように正面に立って奥さんが服を脱ぐのを待ちます。
でもいきなり夫以外の人と一緒にお風呂に入るのは抵抗があるのでしょう。
なかなか服を脱ごうとしません。動揺している感じです。

俺は奥さんの緊張を解きほぐそうと耳元で
「ほらっ、半日我慢すれば示談だから・・」
と優しい口調で言いながら奥さんの服を脱がせていきました。
シャツからズボンからブラジャーまで・・・そして最後にパンツを脱がせました。
目の前で奥さんの全裸姿を見ると、さすがに人妻に興味は無かったとはいえ、
興奮してきました。

すぐにシャワーを浴びる予定でしたが、なんかムラムラしてきて
「まんこ見せてね。」
と言いながら奥さんをゆっくり押しながら寝かせました。

膝から下がベッドから出る位置で寝かせ、ギリギリまで引き寄せ、お尻がベッドに乗る位置まで引き寄せました。
いきなりまんこを見せろと言われて混乱している感じです。
昨日見られたとはいえ、あれは夜で暗い状態だったけど、今は電気の点いた明るい
部屋の中です。

俺は奥さんの正面の床に腰を降ろしました。
脚が開けば奥さんのまんこが露わになるのですが、さすがに脚が開きません。

「脚開いてまんこ見せて。」と催促しました。
奥さんの脚がゆっくりと開かれ、縦スジが露わとなりました。

しかし、俺の求めるのはそんな体勢ではなかったので
「奥さん、かかとベッドに乗せて脚開いてよ。」
と言いました。

この状態でかかとを乗せるとどういう格好になるのか。
産婦人科の診察台に乗せられている格好みたいになるのです。
奥さんはためらっているようだったので、脚をポンポンと叩きながら
「ほら、今日だけの辛抱だから。」
と言いました。
すると、自分の意思でまんこを俺に見せる為にゆっくりと脚を開きながらかかとを
ベッドに乗せました。
お尻がベッドの端より少し上のところなので、この状態でかかとを乗せると
いうことは、脚をほぼ180度開かないと乗せられないのです。

かかとをベッドに乗せたことによって脚がほぼ180度開いている状態なので、奥さんのまんこがはっきりと露わになりました。
しかも俺は床に座っているので丁度目の前に奥さんのまんこがあります。

すげぇ〜・・・と奥さんのまんこを見続けます。
こんなにまじまじと女性の性器を見るのは初めてかも知れません。
しかも目の前20cmくらいの位置に奥さんのまんこがあるのです。
感心しながら奥さんのまんこを見続けると、奥さんが鼻水をすする音が聞こえました。
気になって奥さんの顔を見ると、顔を手で覆って泣いているようでした。

おいおいおい・・・さすがに泣いている人にHをするのは気が進みません。
奥さんの顔のところに行って
「大丈夫?もしあれだったら今からやめてもいいよ?」
と声をかけました。
奥さんは涙を手で拭いながら
「平気です。ちょっと緊張しただけですから。」
ときっぱり言ってキリっとした顔になりました。
「じゃあ、続けるよ?いいんだよね?」
と念を押しました。
奥さんはコクンと頭を縦に振って俺と反対方向を向きました。

俺はさっきの位置に戻り、再び奥さんのまんこを見始めました。
まんこに手をやり、触りながらまんこの感触を確かめるように見続けます。
ヒダとヒダを親指で両側にグイッと押し開いて、中も確かめるように見続けます。
これは愛撫とかではなくて、女性の性器を思いっきり見ながら、確かめるように
触っているだけです。
それでも割れ目に沿ってなぞるように触ると奥さんの体がピクンと反応します。
優しく割れ目をなぞるように触りながら、奥さんのまんこを観察します。
そして今度は片手で奥さんのまんこを開きながら、もう片方の手でクリトリスに
ゆっくりと触れ、触れた状態で優しく小刻みに左右に指を動かし、クリトリスの
感触を確かめるように擦ります。

このとき、
「うっ、・・うっ・・・・!」
と奥さんの体がピクンッと反応すると共に、奥さんの声が聞こえました。
奥さんの顔を見ると顔は背けたままで、自分の手で口を覆っていました。
触っているだけで感じているんだ・・・と思うと同時に少しせつなくなりました。
夫や子供がいるのに、8歳も年下の見ず知らずの俺なんかにまんこを弄られて感じて
しまう。
しかし、逆に俺はどんどん興奮してきました。

これが気持ちいいのかな?と思い、そのままクリトリスを優しく小刻みに擦り続け
ました。
奥さんはかなり敏感のようで体がピクンピクン痙攣しています。
そして声も漏れています。

クリトリスを擦りながら奥さんの顔を見ると、顔を左右に振りながら思いっきり手で
口を覆って、声が出ないようにしています。
さすがに感じているのは知られたくないのでしょうか。
でも声が出るのを堪えても奥さんが感じてきていることはすぐにわかりました。
奥さんのまんこから愛液が垂れてきているのです。

俺は愛液を指で拭い取り、愛液をクリトリスに塗りつけてクリトリスを更に早く
擦ります。

「んんーーーーーっ!!」
という大きな声が漏れました。

「気持ちいい?」
と聞いてみたけど返事はありませんでした。
クリトリスをしばらく擦り続けた後、今度は割れ目を弄り始めました。
入り口の辺りを擦ったり、再びクリトリスを弄ったりと、結局15分から20分くらい
奥さんのまんこを弄り続けています。
その頃にはまんこにはかなりの量の愛液が溢れていました。

シャワーを浴びたかったけど、俺もムラムラして我慢できなくなり、中腰になって奥さんの割れ目にチンポを這わせました。
そして腰を前に突き出し、奥さんのまんこに挿入しました。
一気に奥まで入ると同時に、ものすごい快感が襲ってきました。
ヌルヌルの粘膜が俺のチンコと擦れ合い、チンポを出し入れする度にものすごい
快感がおそってくるのです。

俺がガンガン突く度に奥さんの口からは
「アンッ、アンッ」という声が漏れていました。

あまりの気持ちよさに5分と経たず射精感が込み上げてきました。
このままチンポの出し入れを続けていたらとうてい我慢できるものではありません
でした。
かといってこんなに早く1回目が終わるのももったいなくて嫌でした。
俺は射精寸前まで奥さんのまんこにチンポを出し入れし続け、射精寸前でチンポを
抜き、中断しました。

「シャワー浴びようか?」
と言い、奥さんの手を引っ張って二人でお風呂に入りました。
奥さんもフラつきながら俺に引っ張られてお風呂に入りました。
そして俺は昨日の夜、もし奥さんが示談を求めてきたらこういうことがやってみたい
とか、色んな妄想を描きたて、後悔しないように今日1日を過ごすことを考えて
いました。

そして俺の願望を叶える如く事を進めることにしました。

「俺の体洗ってくれる?タオル使わなくていいから。」
奥さんにとっては屈辱なことだと思います。
旦那でもない年下の俺の体を洗うのですから。
奥さんはボディーソープを手に注ぎ、俺の体を洗い始めました。

奥さんの手で俺の体を擦るように洗っているのです。
そして、胸と背中を洗い終わるとシャワーで流そうとしたので
「チンポも洗ってくれる?」
奥さんは一瞬動きが止まりましたが、割り切ったように俺のチンポを洗い始めました。
女性の手でチンポを触られるのはとても気持ちのいいものです。
しかし、すぐに洗い終わり、シャワーで流そうとしたので
「もっと洗ってよ、こういうふうに。」
奥さんの手でチンポを握らせ、扱くような素振りをしながら言いました。
奥さんは俺のチンポを逆手に握ったまま止まっています。
「はやく」
そう急かすとチンポを扱き始めました。
「あぁ〜・・・」
と思わず声が出てしまうほど気持ちよかったです。
ボディーソープがローション代わりとなり、奥さんの手で扱かれる度に快感が
チンポを伝って全身に広がります。
夫がいるにもかかわらず、他人で年下である俺のチンポを自分の意思で扱き続けて
いるのです。
逆手で扱かれ続け、快感で全身が痺れてきました。
さっきイク寸前でやめたこともあって、5分くらい扱かれ続けるとすぐにイキそうに
なってきました。

「もういい」
と言って奥さんの手を止めます。

「今度は俺が洗ってあげるね。」
と言って手にたくさんボディーソープを取り、奥さんの体を洗い始めます。
奥さんを椅子に座らせ、後ろから背中を洗い、手を前に回して胸を揉みながら
洗います。
乳首を指で摘み、グリグリすると奥さんの体がピクン、ピクンしています。
なんかどこを触ってもピクン、ピクンします。Hの途中だったからか、全身が敏感に
なっており、全身が性感帯のようになっていました。

しばらく胸や乳首を弄った後、シャワーで石鹸を洗い流しました。
そして奥さんの後ろから抱きつき、両胸を揉みながら首筋や耳を舐めました。
奥さんは声が出るのを我慢していたようですが、我慢しきれずに「あんっ」とか
「んんっ」という声が漏れまくっていました。
再び「気持ちいい?」と聞きますが、やはり返事はありませんでした。
まぁ・・それは当然でしょう。

俺は片手を奥さんの股間に移動させ、脚を開かせて直接まんこを触りました。
その瞬間、大きくビクンッ!という痙攣と「んんっ!!!」という大きな声が
漏れました。
そしてそこは明らかにお湯ではないヌメリがありました。
俺は割れ目に沿ってヌルヌルのまんこを弄り始めました。
今度はさっきと違って優しく愛撫するように弄りました。
しばらくまんこを上下に擦るように弄った後、中指をまんこに入れ、ゆっくりと指を
出し入れしながら膣内の粘膜を指で擦りあげます。
しばらく指を出し入れした後、今度は指を2本にして出し入れします。
まんこに入れた中指と薬指で膣内の粘膜を擦り、さっきよりも出し入れの速度を
速くしました。

親指をクリトリスに当てて、指を出し入れする度にクリトリスにも振動が加わるようにしました。
しばらくそのまま弄っていると、奥さんの息はかなり荒くなっていて、俺に体を預けて
くるようになりました。

お風呂の中は俺の指が奥さんのまんこに出し入れするときの「クチャクチャ」という
音が響いていました。
奥さんは俺に体を預けながら、俺の腕を掴んでいます。

俺は耳元で再び
「気持ちいい?」と聞いてみました。
すると、当然無視されることを予測していたのですが、奥さんは無言でコクンと首を
縦に振りました。
奥さんはついに感じていることを認めたのです。

まぁ・・かれこれベッドから合わせて40分くらいまんこを弄り続けているので感じて
しまっても仕方のないことだと思います。

俺は床に腰をかけ、その前に奥さんを引いて、俺の前に座らせました。
そしてその状態で指をまんこに出し入れさせます。
奥さんは力が入らないのか、感じすぎているのかわかりませんが、完全に体を俺に
もたれかけています。

俺は奥さんを後ろに倒すようにし、左手で奥さんの体を支え、右手で奥さんの
まんこを弄り続けます。
俺の左手に抱かれている奥さんを見ると、奥さんは完全に感じてしまって、息も荒く、
喘ぎ声が止まらない状態でした。
そして俺は奥さんの顔に自分の顔を近づけ、奥さんの唇に俺の唇を合わせました。
奥さんは抵抗せずにお互い激しくキスをしました。
舌と舌を絡ませ、まるで恋人とキスをしているような感じでした。
そして奥さんの舌に吸い付きながら、奥さんのまんこに出し入れしている指の速度を
更に激しくしました。
奥さんは喘ぎ声が一段と激しくなり、俺の手を掴む力も強くなりました。
このまま奥さんをイカせてあげたくなったのです。

「このままやってるとイケそう?」
と聞いてみました。
奥さんは喘ぎながら頭を縦に振りました。

「イキそうになったら言ってね。」
と言ってそのまま指の出し入れを続けました。
奥さんが絶頂に達するのにはそう時間はかかりませんでした。
20秒くらいグチュグチュと指を激しく出し入れしていると、奥さんの喘ぎ声と喘ぎ声の
間から小さな声で
「イクッ・・・」
と言ってきたので、更に指の出し入れを激しくしました。

そして・・・ついに奥さんは全身に力を込めて、激しくビクン!ビクン!と痙攣させ
始めました。
奥さんが俺の手で絶頂に達した瞬間でした。

俺は奥さんがイッた後も落ち着くまでゆっくりと愛撫し続けました。
奥さんを見るとハァハァ・・と呼吸を整え、目は虚ろな状態でした。
そのまま奥さんを抱き締め、再び激しいキスをしました。

「ベッド行こ」
と言って濡れたままの奥さんを抱え、ベッドに運びました。
ベッドに着くと俺はベッドの真ん中に腰をかけ、正面に向き合うように奥さんを
座らせました。
そして俺は少し後ろに下がり、奥さんの手を引き寄せました。

奥さんは前に向かって倒れるようになり、奥さんの顔の前には俺の勃起したチンポが
あるのです。

「咥えて」
そう一言言うと、さっきまではためらっていたところが、自然に咥えてくれました。
片手で俺のチンポの根元を握り、ジュパジュパ音をたてながら頭を上下に動かし、
フェラをしてもらいました。
さすが人妻だけあってかなり上手でした。

そして俺はシックスナインを求め、さすがに恥ずかしそうでしたが、奥さんの手を
引っ張って俺の顔を跨がせました。
俺の目の前には奥さんのまんこがあります。

奥さんのまんこを指で弄りながら舌で舐め始めました。
奥さんも俺のチンポをしゃぶってくれています。

ふと奥さんの旦那さんのことが頭の中を過ぎりました。
何も知らずに俺なんかに大事な奥さんのまんこを間近で見られ、指でまんこを弄られ、
舌で奥さんのまんこを舐められているなんて想像すらしていないだろうな・・・。
しかも奥さんは俺のチンポをしゃぶっているなんて・・・。
しかしそれが興奮の材料にもなり、すぐさまイキそうになりました。

このまま奥さんの口の中に大量の精液を放出したいとこですが、さすがにそれは
もったいなく、チョンチョンと叩いて
「降りて」と言いました。

そして正常位の体勢にし、奥さんのまんこにチンポを当てがいました。
一応奥さんの反応が観たくて
「入れるよ」と言ってみました。
奥さんは横を向いたまま頭をコクンと縦に振りました。
そして俺はゆっくりと腰を前に突き出し、奥さんのまんこにチンポを入れました。
入れた瞬間ヌルヌルの粘膜と擦れ合い、俺のチンポを伝って全身にものすごい快感が
押し寄せてきました。
俺のほうが「ああーー!」と声を出してしまうほどでした。

そしてチンポを5〜6回出し入れしただけでイキそうになり、すぐに出すのは
もったいないけど、その日はずっと寸止めを繰り返していたので
これ以上我慢することができませんでした。

チンポを出し入れしながら
「あぁ〜・・、駄目だ! 1回出すよ!」
と言って腰を激しく動かし始めました。
とは言ってもすでに限界を超えていたので、3回くらいチンポを出し入れしたところで
「出るっ!!!」と言って腰を突き出した状態のまま・・・

ドクン・・・ドクン・・・と、寸止めを繰り返していた分、いつもよりも大量の精液が
奥さんの膣内に放出されました。
全て出し終わるまで、ゆっくりとチンポを出し入れし、射精の快感を味わって
いました。
そして、全て出し終わると、チンポをまんこに入れたまま奥さんと激しいキスを
しました。

とりあえず1回目が終わり、2回目へ行きたいところなのですが、俺は回復力が
かなり遅いのと、いくら自分の精液とはいえ奥さんのまんこの中には俺の精液が入って
いるので、とても弄る気にはならなかったので、再び二人でシャワーを浴びることに
しました。

イッた後は俺のチンポも敏感になっているので、自分で軽くシャワーを浴び、
奥さんが股間を洗うところを見ていました。
俺の精液を掻き出すようにしっかりと洗っているようです。

シャワーが終わると二人でベッドに行き、奥さんを寝かせ、
「そんじゃ、あと1回だけど、俺は回復するのが遅いから、回復するまでまんこ
舐めさせてね。」
と言い、奥さんの下半身に移動し、奥さんの脚を大きく開かせました。

再び奥さんのまんこを凝視すると、軽くまんこを一舐めしました。
すると奥さんも敏感になっているようで、激しくビクンッ!と痙攣したのです。
俺は愛撫するかのようにやさしく舐め始めました。
割れ目の下から上に沿って、舌でなぞるように何度も何度も舐め続けました。
当然奥さんのまんこはヌルヌルになっていたので、奥さんの愛液ごと舐め続けました。

あくまでもやさしく、時間をかけてゆっくりと舐め続けました。
そして奥さんのまんこに指を1本入れ、ゆっくりと出し入れしながらクリトリスを
優しく舐め始めました。
奥さんはもう喘ぎ声出しまくりでした。
ちょっと指を激しく出し入れすると喘ぎ声も激しくなり、そして再びゆっくりと
愛撫しました。

俺のチンポはなかなか復活してこないので20分くらい弄り続けました。
すると奥さんに異変が起きました。

息を荒くさせながら「お願い・・・・」とだけ言ってきたのです。

俺は奥さんの方を見ると、目は虚ろで、麻薬が切れてどうしようもなくなった顔を
していました。
俺は奥さんが何を求めているかはすぐにわかりました。
イキたくて仕方がないのだと思います。
途中で1回イッたとはいえ、ここに来てから1時間以上まんこを弄り続けられているの
です。
他人である俺が相手とはいえ、まんこを1時間以上弄られ続ければおかしくなって
当然だと思います。

俺は奥さんをイカせるべく、指を2本にし、激しく出し入れすると同時にクリトリスを
舐めました。
すると、すぐさま「イクッ・・」と言ってビクン!!と大きく痙攣し、絶頂に達して
しまいました。
奥さんが絶頂に達した後もゆっくりとまんこを弄り続けました。
優しく優しく指で弄り続けます。

そしてしばらくまんこを弄った後、再び舌でまんこを舐め始めました。
奥さんはイッたばかりで、刺激を加える度にビクンビクン痙攣しています。

そしてしばらく優しくまんこを舐め続け、再び指を入れ、指を出し入れしながら
クリトリスを舐め続けます。
奥さんは痙攣しまくりで、喘ぎ声も出しまくりでもう理性も何も無いと言った感じ
でした。

この頃にやっと俺のチンポが復活してきました。
それでも奥さんのまんこを舐め続けます。
奥さんは大きく脚を開いた状態でまんこを弄られ、舐められ続け、一方的に快感を
送り込まれている状態です。

そして更に10分くらいは舐め続けたと思います。
指を2本にして出し入れの速度を速めると、その途端、声がどんどん大きくなり、
あっという間にイッてしまいました。
結局奥さんはここに来てから90分くらいは俺にまんこを弄られ続けていたと思います。

そして奥さんがイッた後も更にまんこを舐め続けます。
イッた後は敏感になっているのでやさしくゆっくりと舐め続けます。
奥さんはまんこを弄られながらピクンピクン痙攣を繰り返しています。
そして少し治まってきたころ、再び指の出し入れを早くし、激しく舌で舐めました。

奥さんは狂いそうなくらい喘ぎ声を出しています。
さっきイッてから10分くらいまんこを弄っていたら、再び「イクッ」と小さな声で
言うと同時に激しく体を痙攣させ、絶頂に達してしまいました。

俺はそろそろ奥さんに入れようと思い、その前にしゃぶってもらうことにしました。
ところが、奥さんを引き起こしたかと思うと、引き起こした勢いでそのまま
倒れ掛かってきたのです。

奥さんはあまりの快感で力が抜けてしまっているようでした。
「ねぇ、しゃぶってよ」
と言いましたが、息絶えそうな声で
「おねがい・・・もぉだめぇ・・・」と言いました。
完全に力が抜けてしまっています。

仕方がないので俺は奥さんを仰向けにすると顔だけ横に向けさせ、指で奥さんの口を
開け、勃起したチンポを奥さんの口に入れました。
チンポを入れても何をしてくれる訳でもないので、自分で腰を動かし、奥さんの口に
チンポを出し入れしました。

女はイキすぎると眠くなると言いますが、正にそんな状態でした。
無気力のフェラはあまり気持ちよくなかったので、チンポを抜いて挿入することに
しました。
奥さんを四つん這いにさせましたが、力が入らず、すぐにうつ伏せに倒れて
しまったのです。
仕方ないのでうつ伏せに寝ている奥さんの脚を広げ、その体勢で挿入することに
しました。

奥さんのまんこにチンポを突きつけ、腰を前に突き出すとあっけなく挿入されました。
そのまま奥さんのまんこにチンポを出し入れするのですが、奥さんは無気力で突く度に
「うんっ!」「うんっ!」と声を出すだけでした。

奥さんはうつ伏せに寝たまま、まんこにチンポを出し入れされている状態です。
ダッチワイフとしているような気分になりましたが、それでも奥さんの膣内の
ヌルヌルの粘膜と俺のチンポが擦れ合う度に強烈な快感が俺を襲います。

そのままの体勢で激しくチンポを出し入れし、激しく突き続けました。
激しく突き続けると、奥さんも突かれる度に「あんっ!」「あんっ!!」と声を出し
続けます。

2回目とはいえ、10分も経たずに射精感が込み上げてきたので、そのまま我慢すること
なく激しくチンポを出し入れし続け
ドクン・・・ドクン・・・・・と奥さんの膣内に思いっきり精液を放出しました。

全て出し終わるとチンポを抜き
「終わりましたよ」
と言ってポンポンと奥さんを叩きます。
しかし、返事が無いのでグイッと引っ張って奥さんの体を仰向けにさせました。
奥さんの体がゴロンと転がって仰向けの状態になりましたが、
「んん〜・・」と言うだけで動きませんでした。
奥さんは完全に眠ってしまったのです。

あとはシャワーを浴びて帰るだけなのですが、完全に熟睡してしまったようです。
仕方ないので起きるのを待つことにしました。
ただ待つだけではつまらないので、仰向けの状態で寝ている奥さんの両脚を広げ、
奥さんのまんこを見ながら待つことにしました。
奥さんのまんこからは俺の精液が溢れ出し、ベッドに垂れています。
俺はその精液をまんこに塗りつけるようにし、指でゆっくりとまんこを弄り
始めました。

愛液と精液でヌルヌルになったまんこを指でゆっくりと弄り続けます。
そんな奥さんを見て少し哀れになりました。

旦那さんはどんな人かは知らないけど、愛する奥さんのまんこを他人である俺に
見られ、愛する奥さんのまんこを俺なんかに100分以上も弄られ続け、しかも奥さんが
眠っている間もずっと俺にまんこを弄られ続けているのです。

そんな事を考えながらも俺は奥さんのまんこを優しく弄り続けます。
奥さんは全く起きる様子はありません。
かれこれ30分くらいまんこを弄り続けたと思います。
俺はちょっとイタズラ心で俺の萎えたチンポを奥さんのまんこに擦り合わせました。
そして奥さんのまんこと俺のチンポが擦れ合う光景をずっと見ていました。
しばらく擦り合わせていると、俺のチンポがどんどん固くなってきたのです。
勃起してからも擦り合わせ続けると、ムラムラしてきてまた入れたくなってきました。
約束は2回だったけど・・・何か言われたらやめればいいかと思い、チンポを再び
奥さんのまんこに挿入しました。
一気に奥まで入りました。
その瞬間、
「んんっ!」という奥さんの声と共に奥さんの目が開きました。
目は開いたけど目は虚ろでまだ何が起こっているのかわからない状態です。
俺はそのまま奥さんのまんこにチンポを出し入れし続けます。

するとやっと意識がはっきりしたようで、奥さんはチンポを出し入れされながら
「もう終わったはずじゃ・・」
と言って俺を手で引き離そうとします。

俺はギュッと奥さんを抱き締めながら
「ごめんなさい、奥さんのまんこ弄ってたらまたやりたくなって・・・。
これ出したら終わりにするから。」
と言って腰を振り続けます。

そして奥さんにキスをしながら腰を振り続けます。
奥さんは抵抗せずにキスを受け入れてくれました。
徐々に腰の動きを速めていくと、それに合わせて奥さんの喘ぎ声も激しくなって
きます。
そして俺は状態を起こして、奥さんの両膝を持ち、M字にさせた状態でチンポを出し入れ
しました。

結合部分がはっきりと見え、俺のチンポが奥さんのまんこに出たり入ったりする
ところがよく見えます。
そして、M字にすることによって奥まで突くことができるのです。

しばらくチンポを出し入れしていると、俺は段々と射精感が込み上げてきて、
再び奥さんを抱き締めながらラストスパートのように激しく腰を振ってチンポを
出し入れします。

奥さんも「アンッ!」「アンッ!」と激しく喘ぎ声を出しています。
そしてついに

「あっ、出るっ!!」
と言ってチンポを奥に突き入れた状態で固まり、
ドクン・・・ドクン・・・・・と痙攣と共に奥さんの膣内への射精が始まりました。

射精が終わるとチンポは入れたままで奥さんを抱き締め、激しくキスをしました。

そしてHの余韻が覚めた頃
「シャワー浴びて帰ろうか。」と言ってシャワーを浴びました。

奥さんはまんこをゴシゴシと洗って、2回分の俺の精液を洗い流していました。

「あの・・今更聞くのも何だけど・・中で出して大丈夫だった?」
と聞くと、無言でコクンと頷きました。
そしてシャワーから出て服を着ると
「はい、これ。誓約書。」
と言って奥さんに誓約書を渡しました。
奥さんは大事そうにカバンに入れます。

ホテルを出てから駐車場に着くまではお互い無言でした。

駐車場に着いて、奥さんが車を降りようとしたとき
「あのさ〜・・・よかったらまた今度会わない?」
と言ってみました。

奥さんは相当感じていたからOKの返事をもらえる自信はありました。

ところが
「二度と会う気はありませんから。」
と言って車を降りて自分の車へ向かいました。

ありゃりゃ・・と残念な気持ちになって奥さんが帰るのを見届けます。
奥さんの車が俺の車の前を通過するまで見ていましたが、奥さんと目が合うことは
ありませんでした。

俺も約束した以上はこれ以上の深追いをするつもりもありませんでした。
車の修理代は痛いけど、お釣りがくるくらいのいい思いはしたと思います。
その後も時々2時間以上も奥さんのまんこを弄り続けたことを思い出してオナニー
することもありました。

そして、この出来事を境にAVビデオも人妻物を借りることが多くなったのです。
以上、俺の貴重な2日間の体験談でした。


【寝取られ】産婦人科で・・・もうイッテもいいかも【NTR】

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妻は当時20代の半ばで、私の仲間内でもとても評判のきれいな女です。
タレントで言うと上原多香子をおとなしく?したような感じです。
当時子どもが欲しいと思っていた私たちは、妻のひどい生理不順に悩んでいました。
そこで、市内でも有名な産婦人科への通院を私が勧めました。

最初の診察は私も付き添いました。
妻は産婦人科への通院は初めてということで、かなり恥ずかしがっていましたが、
「相手はプロなんだからなにも気にすることはないだろう。」と私がなだめていました。
診察が始まりしばらくして待合室へと帰ってきた妻の顔は、本当に真っ赤になっていました。
何か様子が変な感じでしたが、
かなり恥ずかしかったのだなあと、特別不思議にも思わずに、
その後、近所のスーパーで買い物をして帰ることにしました。

スーパーの介助用の大きなトイレの前に通りがかったときに、
妻が私の手を引いてトイレの中に引っ張り込みました。

妻は「お願い・・」と私の顔を見上げ、
スカートを自分からまくり、下着を下ろしました。
なにがなんだか分からない私ですが、
チャックをおろされ、アソコをくわえられるとすぐにその気になってしまい、
妻に手すりに手をつかせてバックから挿入しました。
妻のあそこは何もしないでもものすごく濡れていて、すぐに私のアソコは飲み込まれました。
ほんの2、3往復でものすごい声を出し、私はまわりに聞こえていないのか心配になるほどでしたが、
本当にあっというまに妻は「イク!イク!」と言いながらイってしましました。
ものすごいしめつけで、私も妻の中に発射しました。
普段の妻からは想像もつかない行動で、びっくりしました。

その夜、不思議に思った私は妻に診察の様子を聞いてみました。
するととんでもない事が分かりました。

263名前:コピペ[sage]投稿日:2009/09/10(木)12:50:58
診察をした医者は50歳くらいに見えたそうです。
白髪混じりの薄毛にメガネで小太りの、妻がとてもいやがるタイプでした。
しかし、そんな事を気にしてもしかたがないので、言われるままに診察台に乗りました。
下着を脱がされ両足を大きく広げられ
医師とはいえ、異性の前で局部をさらけだされ、それだけで猛烈に恥ずかしかったそうです。

生理不順の診察に内診があるのだろうか?と妻は疑問に思ったみたいですが、
相手は医者だし特に何も聞いたりせずに、素直に診察を受けました。
「すこしかぶれがあるみたいなので、薬をつけておきますね。」
医者は淡々と言い薬をつけ始めました。
クリトリスの周辺にぬるぬるとした薬?をゆっくりと塗りこみ始めました。
皮をむいて丁寧に、やさしくクリトリスをさすられて、
妻は気持ちいいのと恥ずかしいのでもじもじとしました。

医者はクリトリスをなでながら、問診を始めました。
セックスの回数やオナニーのこと等を質問されました。
疑問に感じながらも素直に答えましたが、
あまりにクリトリスをさすられて、すこしずつ快感に流されつつあった妻は、
気を抜くとしゃべりにあえぎ声がまざってしまいそうで、気を張っていたそうです。
その医者の指はしばらくクリトリスをさすりつづけました。

妻はすっかり感じてきてしまい、
しかしこんなところで、しかもあんなオヤジのまえでイってしまってはいけない、
と同室の看護婦に助けを求めようと、目配せをしていました。
看護婦はしばらく書類を整理したりした後診察室を出て行ってしまいました。

そこで、意を決した妻は
「先生、もういいです。」と言いました。

医者は「はいはい、すぐ済みますから、もう少しがまんして下さいね。」と淡々とした口調で言い、
今度は細長い試験管?のような棒を挿入してきました。
その棒は妻の膣壁の上側、Gスポットのあたりをくりくりと刺激をしてきました。
もうこれはいたずらだと確信しましたが、
腹が立つやら気持ちがいいやらで、妻はすっかり混乱してしまいました。

先ほどからクリトリスを念入りにいじられすっかり敏感になったあそこからは、
どんどん愛液があふれておしりの方にまでたれてくるのがわかったそうです。
そのたびに、何か吸い取る管?のようなもので、「じゅじゅじゅ」と吸われたそうです。

気が付くといつのまにか、試験管はピストン運動されていました。
この頃には妻はすっかり快感に流されてしまっていました。
あえぎ声は絶対出すまいとこらえていましたが、息使いが荒くなってきてしまいました。
もう少しでイってしまう、というところで一度がまんをしたそうです。

しかしもうその頃には妻の理性はすっかり快感に負けてしまい、
「もうこのままイってもいいかも」ととうとう思ってしまいました。
妻のそんな様子を察知した医者は試験管を出し入れしながら、
もう一方の手で、クリトリスを触りだしました。

ものすごい快感で、妻はもう「イキたい!イカせてほしい!」と心底思い、
もうどうにでもなれと、医者の愛撫に体を預けてしまいました。
すぐ外の廊下にいる私に声を聞かれたくないと思い声を出さないように我慢していましたが、
どうしても
「んっ。あっ。」と押し殺した声が漏れてしまいました。
いよいよ絶頂が近づき、それを知った医者も愛撫が激しくなりました。
「もうイク!もうイク!」とつま先にピン!と力が入ったところで、
さっきの看護婦が「先生、午後からの診察ですが・・」と急に入ってきました。
その看護婦と目が合い、一気に恥ずかしくなった妻は強い口調で、
「先生、もういいです!」と言ったそうです。

服を直して、診察室を出るときに医者は妻に、
「○○さん、もう少しでしたね。」と小声で言ったそうです。
それを聞いた妻は顔を真っ赤にして待合室の私のところへ戻ってきた、ということでした。

その話を聞いた私は、最初は猛烈に腹がたち、その医者のところへ怒鳴り込もうとしました。
しかし妻に「私も感じてしまったから・・ごめんなさい。」と止められ断念しました。

しかし、
見知らぬオヤジにいやいやながら、イク寸前まで感じさせられる妻を想像するとなんだか興奮してしまい、
セックスのときにその話をしながらするようになってしまいました。

その後しばらくして子どもができましたが、あの病院へは行っていません。
しかし、もし機会があれば、行かせてみようかなあと思っています。
妻はもう絶対いやだと言っていますが・・

【浮気】整体師【不倫】

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結婚して丸3年経っても子供が出来ないので、私は婦人科、
主人は泌尿器科で診てもらうことにしました。その結果、
主人の精子の数が平均より少ないことが分かりました。
でも妊娠が不可能なほどでもなかったので、主人は精子を増やす薬や、
ホルモン注射や、ビタミンCの補給等を受けていました。

その間私も定期的に不妊外来に通ったのですが、1年経っても
妊娠の兆候は顕れませんでした。もうあきらめの境地になりかけていた時、
通っていた病院への通り道にあった、マッサージの看板がふと目にとまりました。
ストレスに依るものなのか、肩と首筋がこっていたので、
何気なくそこに入っていきました。

予約も何もしていませんでしたが、約1時間弱待たされて、
診察室に通されました。その医院は、マッサージ・鍼・灸などがあり、
それぞれ部屋が別れていました。

診察室には先生と看護婦さんがおられ、一通りの問診の後、
「背骨や関節など、全体を診てみましょう」ということで、
診察台の上に寝かされました。

最初俯せの状態で、背骨の曲がり具合や、肩と膝などの関節を
チェックした後、横を向いたり上を向いたりさせられました。
この時私はスカートだったので、体を動かした時裾が捲れないよう
気を付けていました。
そして仰向けになった時、先生の手がスカートの上から
足の付け根を押さえると、膝を持ってぐっと上に引き付けたのです。
私は慌ててスカートを押さえましたが、先生の位置からなら、
スカートの中身が見えていたはずでした。
しかし全く変な素振りはなく、淡々と股関節のチェックを済ませてしまいました。

そしてやっと本題の首筋と肩のマッサージをしてもらえたのですが、
すこし痺れるような感じがして、その痺れが治まると、
何とも言えないいい気持ちになりました。
一変に肩が楽になったように感じたのですが、「暫く通って下さい」
という言葉で、1週間後の予約を取りました。

そして2回目の時、肩と腕を揉まれて気持ち良くなり、気持ちも楽になってきて、
不妊外来に通っていることを話してしまいました。
そうすると、「卵巣ホルモンや、女性ホルモンに効果があるやり方があるので、
次回はそれもやってみましょう。でも時間がかかるので、最終の時間で予約して下さい」
と言われ、5時の予約を取りました。

3回目の時、5時に医院にいくと、最後の患者さんが診察室から出てくるところで、
待合室には私一人しかいませんでした。
すぐ診察室に呼ばれて、前回同様首筋や肩・腕のマッサージを受けていた時、
看護婦さんや受付の人が片付けを始め、私へのマッサージが一通り終わったところで、
帰って行きました。私だけ取り残された格好になったのですが、先生から、
「今から不妊の治療を行います」と言われ、しかたなくそのまま残りました。
先生と2人きりなので、微かな不安はあったのですが、
不妊に効くならば受けてみようと思いました。

先生はいろんなツボを押さえながら、一つ一つ効果を説明してくださいました。
でもいくら服の上からとはいえ、押さえるツボが胸から下半身に集中していて、
特に恥骨の上を触られた時は、どぎまぎしてしまいました。
そして今度は体全体が痺れるような感じになってきて、
それがだんだん疼きに変わってきました。

私はほとんど体を動かすことが出来ず、先生の為すがままという状態でした。
そして、触診をするということで、下着姿にされてしまいました。
その時自分がどんな姿なのか、意識はしていましたが、
抵抗する気力は起こりませんでした。
それよりもこの心地よさにもっと浸っていたい、とさえ思うようになっていました。

最初の間は、下着の上からの触診でしたが、その内ブラや
ショーツの中に手を潜り込ませ、陰毛に触れるか触れないかという辺りを、
ツボを押さえる感じで触られました。
そして俯せに寝かされると、ブラのホックを外され、
ショーツまでも引き下げられ始めたので、
これにはさすがに体を捩って抵抗しようとしましたが、
「オイルを塗りますから」と言いながら、
とうとう足から抜き取られてしまいました。
私は全裸にされてしまった恥ずかしさと、感じている証拠の染みが、
ショーツに付いているのを見られたのではないかと、
顔が真っ赤になってしまいました。
しかし先生はそんなことは、気にも止めないような素振りで、
全身にオイルを塗り始めました。

先生のマッサージで、全裸であることの恥ずかしさも忘れるほど、
気持ちよくなってしまい、いつの間にか太股のマッサージを受けながら、
先生の手で足を開かされてしまっていました。
先生の位置からなら、私の股間の全てが見られてしまったと思いましたが、
足を閉じようにも痺れた感じで、動かすことが出来ませんでした。
そして私は先生に抱きかかえられるようにして、仰向けにされました。
私は慌てて前を手で隠したのですが、先生はその手をやんわりと退かせてしまいました。
とうとう先生に全てを見られてしまい、恥ずかしさに震えていました。
そんな私を落ち着かせるように、先生の優しい手が触っていきました。

先生は先程触れそうで触れなかった陰毛を、まるでここにもツボがあるような感じで、
まさぐっていました。でもそこから先には、なかなか進んで来ないのです。

その時の私は、早く触ってほしいとすら思うようになっていました。
そして、まるで先生を誘うように、自ら腰を突きだしていました。
私の仕草を見て先生の手は、ついにクリトリスを捉え、
ぎゅっと摘まれてしまいました。

その時は頭の先まで電気が走り、たったそれだけでいってしまいました。
その後先生は白衣の前をはだけて、私の上にのし掛かってきました。
数え切れないくらいいかされてしまい、気が付いた時は
先生の精液が流れ出していました。

それから約4ヶ月ほど、私は先生とセックスする為に、医院に通いました。
場所は医院の中だけでなく、先生の車の中や、ラブホテル、
時には野外セックスもしました。
主人を裏切る行為なのは分かっていましたが、先生にマッサージされると、
まるで催眠術にでもかかったように、先生とのセックスにのめり込んでしまいました。

そんな先生との関係を絶つ気になったのは、妊娠していることが分かったからです。
毎週のように続いた先生とのセックスでは、いつも中出しされ、
1度会うと2,3回は射精を受けていたので、
私の子宮はいつも先生の精子で満たされた状態でした。
ですから、まず間違いなく先生の子供を宿してしまったのです。
このことで、私は取り返しのつかないことをしてしまったと、初めて悟りました。

でも、諦めかけていた子供を妊娠し、たとえ不倫の末のことであっても、
子供を堕ろすことは出来ませんでした。私は心の底で主人に謝りながら、
「あなたの子よ」と嘘をついて男の子を産みました。
子育てに追われながらも、ずいぶん悩みました。
そしてこの子を無事育て上げることで、主人に詫びるしかないと思いました。

<>541:整体師:02/01/1008:30ID:JHkUg79l<>
それから2年後、2人目を妊娠したのです。今度は100%主人の子供です。
私は主人がびっくりするほど、有頂天になって喜びました。
そして今は、しっかり2人の男の子の母親をしています。
今度は女の子がほしいので、そろそろ頑張ろうかと思っています。
もちろんほしいのは、主人と私の子です。

【友達】「シンジ君エリカちゃんハルホちゃんミサネェ」【セフレ】

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彼女と再会したのは入学式直後の事でした。
彼女【エリカ】とは幼稚園から小学3年生までは同じクラスだったが、
エリカは彼女の父親の転勤の都合でアメリカに転校していった。
高校は県内で唯一の英語科で、半分近くが帰国子女のクラス。
しかも40人中4人が男というある意味異様と言える配分でした。
本当はエリカと気さくに話をしたかったけど、男は四人しかいないので
女の子の視線には注意する必要があった。 3年間クラス替えがないという事は
人間関係に失敗すると学校を辞める事を意味していたからでした。
俺のスタンスは用事がある時以外には女の子に話しかけない、出来るだけ男子で固まる
というものでした。 それが正解だと気付いたのは夏休み前の事。四人の中の一人に彼女が出来、
最初は良かったがすぐに破局。
以降は女子の大半がそいつを犯罪者扱い…いわゆるイジメをしたからです。
そいつは2学期から登校しなくなりました。
俺もモテない訳でなく、それなりにラブレターを貰ったり告られたりしたが、
そいつと同じ轍を踏むのは嫌だったし…何よりエリカが気になって仕方なかった。

俺の初キスは中学時代に同じ塾に通っていた女の子で、初体験もその女の子が相手だった。
高校に入ってからはセフレのような関係で、週に1回から2回の割合でセックスしていたし、
それは卒業まで続いた。

夏休みの間の事、俺は偶然にもエリカと本屋であった。
「久しぶり」俺はバイク雑誌を片手にエリカに近付いた。
彼女は学校ではどのグループにも属していなかったが、
疎まれているのとは違い大人の落着きがあった。

「何読んでるの?」俺はエリカの持っている本を覗いた。

その本は初級中学生用の漢字の本だった。
「漢字苦手だから。」エリカは笑顔で答えた。
小学3年以来の笑顔のような気がした。

「しょうがないよ、6年近くもアメリカにいたんだし」
「そうよね。でも古典は最低。現代文の文法が怪しいのに体言や用言なんてね」
「俺は最初から諦めてるよ。古典なんてこれから先、必要ないしね。
単位は現文と合わせるから大丈夫だし」

「シンジ君はいいわよ、現代文で点が取れるもの。」
「使えるかどうかわからないけど、中学ん時の問題集をあげようか?まだ処分してないし」
彼女は喜びそのまま問題集を取りに来る事になった。
本屋から俺の家までは自転車で5分、彼女は歩きだったので後ろに乗せた。

「何がいる?」俺は二階から声をかけた。
「国語と社会は欲しいな。」彼女の声は俺に届かない。
同じ質問を繰返す俺。
すると母がエリカを制止したらしく「全部持って降りておいで!」

俺は暫くして段ボールに詰まった参考書や問題集を抱えておりた。
「コレが使ってたやつだからレベルは低いだろうけど、
殆どサラだから全部持っていってくれていいわよ」
俺は紙袋を用意し、教科書を詰め始めた。全部で3袋になったが、袋を自転車のカゴとハンドルに
引掛けてエリカを送っていく事にした。
彼女の家は俺の家から、そう遠くはなかったが少し遠回りをした。
エリカと少しでも一緒にいたかった。

食事を終えると俺はすぐに風呂に入った。
上でも入れるが、遅くまで風呂に入らないと母がうるさかった。
「おやすみ」
時計はまだ9時過ぎだった。俺は二階に上がると階段のドアの鍵を締め、部屋に入った。
10時前にはセフレが来る筈だった。そしてセフレは10時にもう一つの玄関の呼鈴を鳴らした。
俺はセフレを部屋に入れるとキツク抱締めた。

「シンジ…苦しいよ、ねぇシンちゃん…」
俺はセフレの言葉を飲込むかのようにキスをした。
そしてベッドに押倒すとセフレのタンクトップをたくしあげ、乱暴にブラを外した。
「アン、…シンジ。ちょ、どうしたの?変よ…」
俺は乳首にむしゃぶりつくと、あいた手でジーンズを脱がし始めた。
「ダメ、クラブが終わってシャワーを浴びてないから…シャワーに行かして。
ね、シンちゃん…お願い」

俺は無言でセフレのジーンズを脱がし、乱暴にパンティの中に指をすべらせた。
セフレのマンコはぐっしょり濡れていた。
俺は嫌がるセフレを無視して足を開かせ、パンティのクロッチ部分を捲りむしゃぶりついた。

汗の匂いとかすかなアンモニア臭が混じってるが、愛液の匂いは強烈だった。
指を腟にめり込ませかき混ぜりるようにし、舌はクリを執拗に転がした。
「シン…ちゃんヒドい…よ…」セフレは喘ぎと共に呟いた。
俺はセフレの声を無視し…無言でチンポを取出すと無理やりに挿入した。

初めての生だった。セフレも気付いていたと思うが、咎める事はなかった。
ただ、俺の名前を時々呼びながら、セフレは快楽を貪っていた。

セフレを抱いてはいたが、俺の頭の中はエリカで一杯だった。
もちろん、セフレには失礼な話だが俺はエリカに対する気持ちをセフレにブツケルかのように
腰を動かした。 イク瞬間、俺はかろうじて理性を取戻して腹の上に出した。

激しい息遣いだけが交錯する。
暫くの時間が過ぎたあと、セフレが口を開いた。
「今日のシンちゃんは激しいよ。でも…もう少しでイキそうだったよ。」
俺は上の空でセフレの話を聞き、頭の中はエリカで一杯だった。
エリカの事を考えていると俺はまた欲情してきた。

セフレにフェラを促すと、彼女の愛液がテラテラに濡れ光っているチンポをシャブラせた。

その後はゴムを着けて2回セックスをした。

12時近くになり、セフレはよろよろと起きるとシャワーを浴びに行った。

「シンジ、帰るね…」
セフレはそう言うと帰っていった。

セフレが帰った後、激しい罪悪感が俺を襲った。
今でこそセフレなどと言う言葉はあるが、当時はなかったし一応彼女であった筈。
それを一方的にオモチャのように扱ったんだから最低だった。

次の日、インターホン越しに母から起こされた俺は昨夜のままの姿だった。

とりあえずTシャツを着て、短パンを履いた俺は顔を洗って階下に降りた。
朝食を済ませ、居間に行くと一人なのを確認してセフレに電話した。
セフレは昨夜は驚いたが、「たまにはスリルがあるね」って答えた。
電話を切り、上に上がると俺はエリカの事を思い出した。
エリカの事を考えると俺はすぐにチンポを触るように立たせた。
俺はエリカの事をぼんやり考えながら午前中を過ごした。 昼前になり母がインターホン越しに呼ぶので
返事をすると 「鮎川さんがお菓子を持って来てくれたよ、降りておいで」
俺は慌てて着替えて下に降りた。 エリカはリビングでジュースを飲んでいた。

白いワンピースに素足の彼女は楽しそうに話していた。
俺は少しモジモジしながらエリカと向い合うように座った。
「シンジ君、昨日はありがとうね。夏休みの間に追いつかないとダメだから頑張らなきゃ」
それから暫く三人で話をした。エリカは実はアメリカで生まれたから二重国籍だって話には驚いたが、
俺はずっとエリカが気になってた。 暫くして昼時になったので、母が昼飯に誘ったがエリカは遠慮した。
母も無理には勧めず、代わりにナイスな提案をした。「良かったらシンジと勉強してくれない?この子は
ロクに勉強もしないでゴロゴロしているだけだから…上には使ってない部屋があるから落ち着いて勉強出来るわよ。」
エリカは喜んでくれた。
俺は母が昼飯を作っている間にエリカを自転車で送って行く事になった。
「シンジ君が同じクラスで良かった。」
「あぁ、俺もだよ。クラスって何か変な雰囲気だろ?だから鮎川が居てくれてラッキーだよ」

ものの5分で彼女の家についた。
3時に約束をしたが、迎えに行こうかと提案すると
「用事を済ませてから行くから大丈夫よ」との返事だった。

俺は腰からお腹にかけてのエリカの腕の感触が消えないように自転車を漕いで帰宅した。

家に戻ると母の作った焼飯を急いでかきこみ、部屋の掃除を始めた。

そこは元々使ってない部屋だから掃除機をかける程度で充分だった。暇なのでついでに自分の部屋も片付けた。
元々セフレがよく来るから部屋は整理していたので、空気を入替えて掃除機をかけただけだった。

それでも暇なので洗濯とトイレ掃除をする事にした。二階を貰った時点で自由を得た代わりに掃除と自分の服やシーツの洗濯は自分でする約束だった。
洗濯機が脱水をしている頃にエリカは訪ねてきた。

「自分で洗濯するんだ?」
「手伝うよ」
俺は適当に座ってて、と促した。

ベランダから戻るとエリカは真面目に漢字に取組んでいた。
俺は少し残念に思いながらも、真面目に取組んだ。

2時間近く経ち俺が休憩を提案し、エリカが持ってきてくれたアイスをとりに下に降りた。
ちょっとして戻ってくるとエリカは難しい顔をしながら
「夏休みが終わるまでに追いつかないなぁ」と呟いた。
アイスを食べながら俺は
「鮎川さえ良かったら、いつでもおいでよ。俺は暇だし」って提案した。

エリカは喜んで提案を受入れてくれた。
俺達はその後7時過ぎまでお互いな教えながら勉強した。

勉強道具の一部は置いていけばいいと提案し、俺はエリカを送って行った。

帰り道、エリカが
「私も自転車を買おうかな…」と呟いた。
「いつもシンジ君に送って貰うの、悪いし。自転車があればいつでもシンジ君の家に行けるし」

俺は少しだけ勇気を振り絞って
「俺は鮎川を送りたいよ。」って言った。

エリカは暫くだまっていたが、着く頃に
「うん、そうだね」って返事した。
俺はエリカを送り届けるとエリカのお母さんが出てきたので、挨拶をして帰った。
帰宅途中、俺は公園に立ち寄り公衆電話からセフレに電話をかけた。

帰宅すると母が喜んでいた。
「別に見る気はなかったんだけどね、食器を取りに行ったらノートが開いたままだったから。アンタも頑張ったんだね」
俺は夕飯を食べたら風呂に入り

「おやすみ」と言い残して上に上がった。親父はナイターを見ていた。
勉強していた部屋を簡単に片付けてたら、玄関のインターホンが鳴った。

<>19 :LS:2006/01/15(日) 04:41:34 ID:H+BMu+Nr0<>
<>447 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 05:31:35 ID:UztGWbHdO <>
セフレを部屋に上げると俺は切り出した。
「昨日はごめん、どうかしてたよ」
「ううん、いいよ。きっと疲れてたんだよ」

「どっか行く?カラオケでもボーリングでも…」

「いいよ、ここで。今日は私がシンちゃんを襲っちゃおうかなぁ」
そう言うと俺の短パンに手をかけ、優しく股間を撫で始めた。

結局俺はその日はセフレのなすがままに快楽に浸った。
俺は四つん這いにされ背中に舌を這わされながら、チンポを扱かれたり。仁王立ちの姿勢でフェラをされたり…。

ただ頭の中は昨日よりも鮮明にエリカの事が浮かんだ。

セックスが終わり、抱合って眠っていると夜中になった。
「今日は送って行くよ。」

俺はセフレを自宅まで送り届けた。途中で花火がしたいと言うので、コンビニに寄り花火を買い…公園で花火をした。

自宅に届けたら俺はまっすぐに帰らずにエリカの家の前にまで行った。
別に立ち止まる事もなく、漠然と通りすぎた俺は部屋に戻りCDを聴きながら雑誌を読み、いつの間にか眠ってしまった。
次の日、昨日と同じように朝食を食べ、午前中は中学時代の同級生の家に行き、アレコレ雑談をした。
プールに誘われたが、エリカが勉強しに来るので昼過ぎには家に戻った。
そして3時前にエリカはスイカをぶら下げてやってきた。
四時間近くたっぷりと勉強をした俺とエリカはスイカを食べながら好きな音楽の話をした。
俺はデュランデュランが好きだと言い、エリカはフーが好きって言ってた。

エリカは続けて「ジュニアの時にボーイフレンドが好きで、私もつられて好きになったの。」
エリカ程の美人だ。しかもこの前までアメリカに住んでいたんだから、ボーイフレンドの一人ぐらい居て当然だった。

俺は落込んだ。悟られないように落込んだ。昨日も一昨日もガンガンセックスしたのに…落込んだ。
が、すぐに気をとりなおし、俺はテレビの話に話題をすり替えた。とんねるずや宮沢りえがかわいいねって話をしていた気がする。エリカはデビュー当時の松雪泰子を少し優しくしたような感じの女の子だった。
8時前になり、俺はエリカを自宅に送って行った。
「明日は親戚が来るから行けそうにないわ。」
俺は残念だったが、
「それじゃ俺はプールにでも行くよ」って答えた。
「夜に時間が取れたらシンジ君に電話してもいい?」
「もちろん!鮎川が暇な時はいつでも電話してこいよ」
そう話しているとエリカの家についた。

まっすぐに帰らずに俺はレンタルビデオ店に行き、
「フーのCDありますか?」って店員に聴いた。
SUBSTITUTEって曲を聴きながら…和訳の歌詞を見ていたら

涙が出てきた。

次の日

俺は目が覚めるとツレに遊びに行かないか?と誘った。
久しぶりに神戸の街に出た俺達は吉兵衛でかつ丼を食べると元町に向かった。
デニムを物色したりシャツを見たりして、昼からはメリケンパークでスケボーをして過ごした。

夕方までたっぷりグラブの練習をした後、俺達は阪急に乗って芦屋川に戻った。

家に戻ると晩ご飯の用意が出来ていたので、シャワーを浴びてから食卓についた。

食事が終わった頃に知人から電話があり、週末のサンボウル地下で行われるスケボーナイトに誘われた。
「ガスボーイズとトンペイズが出るぞ」

俺は「出たいけど、朝までは…」と曖昧な返事をして電話を切った。
暫くしてまた電話が鳴った。

エリカからだった。

「電話しちゃった。」
それから少しスケボーの話をしていたら…
「今から会わない?」
俺はすぐに用意をして自転車に乗り待ち合わせ場所のモスに向かった。
彼女の方が少し早く着いたらしく、店の前で待っていた。
「こんな時間に大丈夫?」
「シンジ君とモスに行くって言ったから11時迄に帰れば大丈夫」
エリカはモスもいいけど、海を見たいって提案をしたので僕達はモスで飲み物をテイクアウトして、芦屋川沿いに芦屋浜まで下った。

テトラポットのある海辺に着き、俺達はテトラポットに登った。

テトラポットに登る時、初めて手を握った。
そしてエリカは登った後も暫くは手を放さなかった。
そして10時過ぎまでいろんな事を話した。

テトラポットを手を繋いで慎重に降りると自転車に乗り、ゆっくりと彼女の家に戻った。
「もう少し、近くなれたらいいな」

俺は聞こえていたけど、聞こえていない振りをした。
緩やかな坂道を登り、エリカの家に近付くと
「明日は家族で出掛けるの、明後日勉強しに行ってもいい?」
「もちろん。」今度はハッキリと答えた。

彼女を送り届けて俺はまっすぐに家に帰った。
部屋に戻り右手を見ると、まだエリカの掌の感触が残っているような気がした。

次の日は高校の同級生に呼び出された。
前出だが、四人の中の一人が高校を辞めるって事で、なんとか思いとどまるように説得しようとの事だった。
確かに男三人で乗切るのは辛いが、辞めたい気持ちも理解出来た。
そして女子も四人が辞めるらしいって聞いた。
四人とも日本語があやふやで国語もだが、社会も理解出来ないし理科も生物が無理らしくて、卒業も難しいと悲観していたそうだ。
そのうちの二人はアメリカとカナダに戻り、二人はどうするか未定との事だった。

<>29 :LS:2006/01/15(日) 04:48:12 ID:H+BMu+Nr0<>
<>464 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 10:33:06 ID:UztGWbHdO <>
答えが見つからないまま、とりあえず説得しようとの事でクラスメートの一人が女子に連絡を取った。
俺はダルくなり、何かあったら協力するから…と言い残して家に帰った。
夜になりエリカからの電話がかかってきた時に、一応彼女にも伝えた。
エリカが言うにはその女の子達は日本人学校に通った事はあっても、日本の学校は今が初めてだから馴染めないんじゃないか…
との事だった。
その後はとりとめのない話をして電話を切った。

<>30 :LS:2006/01/15(日) 04:50:05 ID:H+BMu+Nr0<>
<>465 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 10:34:21 ID:UztGWbHdO <>
次の日からは暫く真面目に勉強をする日が続いた。

そして芦屋の花火大会にエリカと二人で行く事になった。

その頃、セフレとはセフレのクラブが合宿に入ったりで予定が合わずにセックスはしていなかった。
内心ホッとしていたし、気持ちは完全にエリカに傾いていた。

花火大会の当日、俺はスケボーで彼女の家まで迎えに行った。彼女は浴衣姿で出迎えてくれ、俺はボードを庭の隅に置かせて貰った。
花火を見るには海辺と山手の二つのスポットがあったが、海辺の方が賑やかだから海辺に行く事にした。

<>31 :LS:2006/01/15(日) 04:51:27 ID:H+BMu+Nr0<>
<>466 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 10:35:13 ID:UztGWbHdO <>
浴衣姿の彼女は綺麗で、短パン姿の俺は不釣合いのような気がした。

少しだけ距離をとり、俺達は歩いた。
「竹園のコロッケを食べよう」とのエリカの提案でコロッケ屋の前で並んでいたら、クラスの女子達と遭遇した。
多少はやしたてられたりしたが、俺は満更でもなかった。反面、それ以上の苦痛も覚悟しなきゃならない時が来るような気もした。
エリカはそれを察したのか、幼馴染みで昔からの友達だったとフォローしてくれた。
結局みんなで花火を見る事になり、俺とエリカの物理的な距離は少し離れた。
話題は2学期からの事に集中した。辞める可能性があるのは7人に増えていたのには驚いたが、俺にはあまり関係なかった。
鑑賞地点に着き、俺とエリカは微妙に離れた場所に居た。
そして花火が始まるとエリカはそっと俺のそばにやってきて、俺の小指をそっと握ってきた。
「迷子になろうか?」
俺は一人ごとのように囁くと、エリカは強く指を握った。
二人はそっと木立ちの方に移動した。今は完全に手を繋いでいた。

<>32 :LS:2006/01/15(日) 04:52:43 ID:H+BMu+Nr0<>
<>506 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:30:44 ID:0uNBhTxLO <>
「どこかに行こ」
僕達は木立を離れ、喧騒から逃れるように人気のない砂浜に移動した。
「みんなにどう思われてるかな?」
「どうって?」
「ううん、二人で抜け出してきちゃったし…探してないかな?」
「気にすることなんてないよ」
この時間が永遠に続けばいいのだが、それ以上に不安を感じていた。
俺は自分で心のバランスを崩し始めているのに気付いてはいたけど、時計の針は戻せなかった。
それに対してエリカは時計の針を進めようとしているように思えた。

音のない花火が上がっていた。

<>33 :LS:2006/01/15(日) 04:59:21 ID:H+BMu+Nr0<>
<>507 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:31:46 ID:0uNBhTxLO <>
何とかしなければならないのに、勇気さえ湧かなかった。
いたずらに時間だけが過ぎていき、花火は終わっていた。

「もう少し…そばにいてもいい?」
「うん」
波の音が間を取り持ってくれている…。

僕達の距離は確実に近付いているのに…逃げ出したい気持ちになった。
「そろそろ帰ろうか?それかアルファルファでお茶でもする?」
俺の提案には答えずにエリカはそっと立ち上がった。

「…意気地なし…」エリカが…そう呟いたような気がした。

結局…僕は彼女を送り届けただけだった。

<>34 :LS:2006/01/15(日) 05:01:35 ID:H+BMu+Nr0<>
<>508 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:35:57 ID:0uNBhTxLO <>
部屋に戻った俺はぼんやりとしていた…。
クリスタルウォーターズのジプシーウーマンが流れていた。
ぼんやり聞いていたら「シンジぃ!ハルホちゃんから電話よ!」インターホン越しに母が呼んでいた。
内線を繋いで、電話に出た。
「シンジ、今日どこに居た?○○が花火大会でシンジを見掛けたって!」
俺はどう答えるか迷った。別れるにはいいタイミングだった。
「あぁ、学校の連中と…いたよ」
「…そう。今から行ってもいい?」
断る理由は見つからなかったし、断る術も持ち合わせてなかった…

程なくして彼女はやってきた。
夏にしては空気は重かった…

<>35 :LS:2006/01/15(日) 05:02:22 ID:H+BMu+Nr0<>
<>510 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:47:24 ID:0uNBhTxLO <>
Dee-liteの陽気な音楽が流れるなか、僕は俯いていた。

「元気ないなぁ、失恋でもしたぁ?」ハルホはワザと陽気に振舞い、わさビーフの袋を取出した。
「スケーターズナイトに出るんでしょ?見に行こっかなぁ?」
「…出るかどうかわかんないよ」

沈黙が流れるが、セフレは意に介さなかった。
俺はベッドにくの字に横になり、両手を太股の間に挟んでいた。

「…ふーん、悩んでいるんだ。シンジがそんなカッコしてる時は面倒なんだよね」
「………」

<>36 :LS:2006/01/15(日) 05:02:57 ID:H+BMu+Nr0<>
<>512 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:58:09 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホは全てを知っていた。
コンビニの袋にはオロナミンが入っている。
好きな音楽も、空き缶を相手にオーリーの練習をしていたのも、意気地なしなのも…。
吉兵衛のかつ丼や三馬力のラーメンが好きなのも、マイケルJ’sクラブのパイが好きなのも…セディショナリーズの服が好きなのも。
そして僕の気持ちいいトコも…

僕はそんなハルホが好きだったし、そして果てしなく重かった…。

「…キモチヨクしてあげようか?それとも帰った方がいい?」
そう言うとハルホは僕のそばに座りなおした。

<>37 :LS:2006/01/15(日) 05:03:32 ID:H+BMu+Nr0<>
<>517 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 10:16:43 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホの気持ちは痛い程にわかった…。
「シンジ、ウチの事…嫌ならそう言っていいんだよ…」
「そんなんじゃないよ…」
ハルホはそっと近付いてきて、キスをしてきた…。

………。

「やっぱり…好きだよ。」
「…うん。」
ハルホは優しく僕を抱きしめてくれた。
…僕も、抱きしめた。
ハルホの嗚咽が聞こえる…。背中が小刻みに震えていた。
当時の僕には抱きしめるしか出来なかった。

<>38 :LS:2006/01/15(日) 05:04:20 ID:H+BMu+Nr0<>
<>521 :えっちな21禁さん :2006/01/12(木) 10:36:39 ID:0uNBhTxLO <>
「シンちゃん…キモチヨクしてあげる」

ハルホは身体を起こすと僕のTシャツをまくりあげた。
上半身にキス。それは優しいキスだった…。
そしてハルホはゆっくりと下半身に降りてきた…。
「シンジ…」
ハルホは短パンをズラすと俺の…を取り出した。そして掌で先を優しく包んだ。
………。
脳ミソが溶けていくようで、もう何も考えられなかった。俺はぼんやりと頭を動かすハルホを見ていた…。

<>39 :LS:2006/01/15(日) 05:08:15 ID:H+BMu+Nr0<>
<>522 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 10:51:05 ID:0uNBhTxLO <>
僕がハルホの中に入っている最中…ハルホが小さな声で…
「お人形さんみたいな女の子だね…」
一瞬、心臓が凍付いたようだった。
「…シンジ、ウン…愛してるヨ…」今までにハルホから「好き」って言葉は何度も聞いていたが、初めて「愛してる」といえ言葉を聞かされた。
何度も何度も反芻するように「愛してる」を繰返すハルホ。無言の僕…

二人の荒い息が呼応しているようだった。
リサスタンスフィールドの切ない音楽が流れていた。

暫くしてハルホがノソノソと起きて、窓を開けた。電気を消す…
「いい風が入ってくるよ…」
俺が芦屋浜の事を聞くのを遮るように鼻歌を歌っていた…

<>40 :LS:2006/01/15(日) 05:09:33 ID:H+BMu+Nr0<>
<>523 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 10:57:33 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホが帰ったあと「お人形さんみたい…」の言葉が俺を支配した。

そして次の日からハルホはエリカの存在など知らないかのように振舞った。もちろんエリカはハルホの存在は知らないし、昼過ぎから夕方まで勉強しに来ていた。
変わった事といえば、俺の部屋で音楽を聴きながら勉強するようになった事だけだった。
エリカの笑顔は相変わらず眩しかった。

<>41 :LS:2006/01/15(日) 05:21:55 ID:H+BMu+Nr0<>
<>524 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 11:15:04 ID:0uNBhTxLO <>
お盆の間、エリカは家族で帰省し…ハルホは夏合宿に行った。
俺はする事がなく…毎日アメ村や三宮にスケボーをしに行ってた。
そこで知り合いや友達とダラダラ過ごしていた。

知り合いのDJが「明日ハネたら林崎海岸で朝からバーベキューするからシンジもおいでよ」
と誘ってくれた。他の面子は年上ばかりだったけど、みな顔見知りだったし、楽しそうだった。

次の日、僕が海岸に着いたらみんな昼寝していた。起こすのも悪いし…ブラブラする事にした。
突堤をボードでガリガリ滑っていたら…向こうに4、5人の集団がいた。何の気なしに近付くとグループの中に…ハルホがいた。

<>42 :LS:2006/01/15(日) 05:22:56 ID:H+BMu+Nr0<>
<>526 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 11:51:35 ID:0uNBhTxLO <>
合宿に行ってる筈なのに…。
俺に彼女を咎める資格はなかったが、それでも喩えようのない不安が襲ってきた。
なにげに身を隠し、様子を伺った。女の子の一人は中学の同級生だったが、あとは知らなかった。
男達は雰囲気から大学生ぐらいに見えた。
暫く様子をみたけど、怪しい感じではなかった。
探っているようなのも嫌だったし、それ程離れてる訳でもないので俺は皆が寝ている所に戻った。
「シンちゃんおはよう」みんなはボチボチ起きてきたし、合流組もやってきた。
わいわいとバーベキューの準備をしながら、いろんな話をした。
甲南大学のオネエサン−弟のように可愛がってくれていた−とビールの買出しに車で出掛けた俺はハルホ達のグループの横を通り抜けた。
目線でグループを追っていたのを横目で見たオネエサンは
「かわいい子でもいた?」って聞いてきた。

<>43 :LS:2006/01/15(日) 05:23:43 ID:H+BMu+Nr0<>
<>527 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 11:59:44 ID:0uNBhTxLO <>
「元気ないなぁ、シンちゃん変だよ」スーパーでビールとおつまみを買いながらオネエサンは怪訝な顔をした。
「そんな事ないですよ。こういうの初めてだから…」

車にビールやおつまみを積込みながら「飲酒運転大丈夫ですか?」
「大丈夫、大丈夫。夜には抜けるし。それにクラブから直行だからみんなもお酒入ってるよ」
………。
帰り道にオネエサンはいろんな事を話してくれた。なかでも
「シンちゃんの年なら失敗してもいいんだから、何にでもトライしてみたらいいよ」「怒られたら、謝っちゃえばいいんだし…」

<>44 :LS:2006/01/15(日) 05:24:21 ID:H+BMu+Nr0<>
<>529 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:14:08 ID:0uNBhTxLO <>
オネエサンの話を聞きながら、エリカの声が聞きたいと思った。ハルホと次に会った時にどんな顔をすればいいんだろう…とも思った。
車を突堤に停めると僕はビールの袋を抱えて皆の所に戻った。
クーラーボックスにビールを放り込み、釣具屋で買ってきた氷で冷やした。

ラジカセからダンスホールやダブが流れている。
バーベキューはスローなペースで始まった。
遠くに目線を向けるとハルホのグループが見えたが、−気にしないようにしよう−タバコに火をつけた。

「ビールにタバコ、不良少年だよね」
オネエサンが笑いながら声をかけた。
「みんなビーチが似合いそうな服なのに、限りなく海が似合わないですよね」
クラブ系の服が夏の海に似合わない事に皆が爆笑していた。

<>45 :LS:2006/01/15(日) 05:25:47 ID:H+BMu+Nr0<>
<>530 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:27:51 ID:0uNBhTxLO <>
「おーい、スケーター!ビール」
ビールがなくなったので買出しに行く事になった。近くのコンビニに買いに行くので、ヘロヘロのオネエサンはおいてボードに乗った。
「買い物スケーター!」
後ろから掛け声が聞こえた。
両手にビールの袋を持ち、ボードに乗るとバランスを取るのに苦労した。
暫くして戻ると…何人かは泳ぎに行って、何人かはパラソルの下で寝ていた…。
ビールをクーラーボックスに放り込むと所在がない俺はぼんやりとハルホのグループを眺めていた。

「な〜に?アッチになんかあるの?」
オネエサンがニタニタしながら砂をかけてくる。
「…多分、友達」俺がそう言うと
「じゃ、挨拶に行こうか!ミサネェが保護者として付いて行く!」
俺は慌てて…
「違う、違いますよ。それによく知らないし」俺は大袈裟に反応した事を反省した。

<>46 :LS:2006/01/15(日) 05:26:41 ID:H+BMu+Nr0<>
<>532 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:41:49 ID:0uNBhTxLO <>
夕方になり、バイトに行く人や須磨の海の家に飲みに行く人、帰って寝る人に分かれる事になった。
俺は帰る事にし、電車で帰るつもりだったが、ミサネェが送ってくれる事になったので酔いが冷めるのを待つ事になった。
片付けをしてビーチの掃除を済ませるとオネエサンはトランクにゴミを放り込んだ。
オネエサンは運転席でボーッとしていたので、ウーロン茶でも買ってこようと、近くの自販機に向かった。ウーロン茶とコーラを買うとオネエサンに差し出した。
「シンちゃんは気が利くね。お礼にチューしよっか?(笑)」
「いいから、早く酔いを冷まして下さい(笑)」
車のドアをパタンと閉じると、ボードに乗りながらブラブラ散歩した。視線を向こうに向けるとハルホと男が物陰の方に歩いていくのが見えた…。自販機の方だった。

<>47 :LS:2006/01/15(日) 05:27:28 ID:H+BMu+Nr0<>
<>534 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:52:47 ID:0uNBhTxLO <>
気になった俺は気付かれないように…ボードを置いて後をつけた。

曲り角を曲がった所で男がハルホの肩を抱いていた。何か喋っているようだが、波の音で聞こえなかった。
そのうち男がハルホを正面に向けるとハルホを抱きしめた…。
ハルホが振り払うかのようにして身体を離すと男はハルホをもう一度抱き寄せキスをした。
!?………。
その時、後ろから気配を感じた。同時に小声で…
「チューしてるね」ミサネェだった。
「知ってる子?シンちゃん?」
「…えぇ、まぁ…」
「好きな子だったとか?元カノとか?」
「…一応、付き合ってるんです」

しばしの沈黙。

<>48 :LS:2006/01/15(日) 05:28:38 ID:H+BMu+Nr0<>
<>536 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:05:31 ID:0uNBhTxLO <>
ミサネェは身振りで車に戻るように促すと先に僕を行かせ…
「コラー!」
と叫んだ。
慌ててダッシュする俺とミサネェ。車に戻ると荒い息をしながらミサネェが
「今日の所はあの二人は大丈夫!これ以上は何もない!後はシンちゃん次第だ」
車をだすとミサネェはワザと車の窓を全開にし「あー酒臭い!停められたら一発やな。酒臭い少年を乗せて飲酒運転してたら新聞に載るな」笑いながら話かけた。
換気を済ませるとミサネェは「した道で帰るよ」
僕は頷いた。
「長いの?」
「一年ちょいです」
「チューは?」
「一応…」
「好きなの?」
「………」

<>49 :LS:2006/01/15(日) 05:29:23 ID:H+BMu+Nr0<>
<>538 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:15:31 ID:0uNBhTxLO <>
ミサネェはそれ以上聞いてこなかった。かわりに
「芦有に夜景を見に行こう、その前に鈴木商店でアイスモナカを食べよう」
僕は黙って頷いた。
モナカを買い、山手を車が上って行く。
「ユネスコ病院に行く?」
廃墟となった病院で有名な心霊スポットだった。
「いきません!」
また会話が始まった。結局俺とハルホの間に身体の関係がある事も聞き出された。

山の上の展望台は真夏なのに震える程に寒く
「シンちゃん、ホットコーヒー」
俺は自販機に走った。
戻ってくるとミサネェはボンネットに腰掛け、タバコに火をつけていた。

<>50 :LS:2006/01/15(日) 05:30:03 ID:H+BMu+Nr0<>
<>540 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:21:12 ID:0uNBhTxLO <>
すっかり日は落ちていたが、まだ早い時間だから周りに車はほとんどなかった。
俺もタバコに火をつけた。

そしてエリカの存在を話した…。

「なるほどね。だからシンジは衝撃的な場面を目撃しても大丈夫だったんだ…」
「そんなんじゃないで…す。」

「鮎川とは何もないですし、今後も…」
「どうして決め付けるの?」

………。

<>51 :LS:2006/01/15(日) 05:30:44 ID:H+BMu+Nr0<>
<>543 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:29:15 ID:0uNBhTxLO <>
「多分、鮎川と僕はねじれの位置みたいなもんです。決して交わらないような…」
ミサネェは「ふぅー」と溜息をつくと僕を見据えた。
そして…
………。

突然のキス。
どれだけの時間が流れたのだろうか?恐らく一瞬の出来事。
唇を離すと…ミサネェは
「何か変わった?地球がひっくり返った?」
「えっ?」
「キスの一つや二つで人生は何も変わらんのだよ、少年!」
そしてミサネェは僕の肩をポンと叩いた。

<>52 :LS:2006/01/15(日) 05:43:12 ID:H+BMu+Nr0<>
<>546 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:43:21 ID:0uNBhTxLO <>
「そして…」
もう一度ミサネェが顔を近付けてきた…。
今度は僕もミサネェに応えた…。
甘いキスを繰返し、ミサネェの舌は僕の唇の中に優しく侵入してきた。ミサネェは肩に手をまわしてギュッと抱きしめてくれた。

「これが大人のキス…」
そっと身体を離すとミサネェは囁くように呟いた。

僕は深呼吸をした…。
ミサネェは笑顔で「少年、その気持ちをエリカちゃんにブツケロ!で、ダメだったらオネエサンが続きを教えてあげるよ!」
…。プッ。
僕もミサネェもほぼ同時に吹き出した。
ミサネェにもう一度コーヒーを買いに行かされた俺は、何だかミサネェに救われたような気持ちだった。

<>56 :LS:2006/01/15(日) 09:25:39 ID:H+BMu+Nr0<>
<>547名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 13:54:01 ID:0uNBhTxLO <>
芦屋駅まで送ってもらった俺はミサネェに礼を言って別れた。

部屋に戻りシャワーを浴びようとTシャツを脱ぐ時…ミサネェのコロンの香りがした。そして、シャツで顔を拭うと口紅が…付いていた。

シャワーを浴びて、階下に降りた俺は残り物の晩ご飯を食べた。

母が「明日は朝からお父さんてお墓参りに行ってきてね」と言い、僕は返事をした。

部屋に戻り洗濯機を回す。

ベッドに横になると…問題は何一つ解決していない事に気付いた。

<>57 :LS:2006/01/15(日) 09:28:07 ID:H+BMu+Nr0<>
<>554名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:16:41 ID:0uNBhTxLO <>
次の日、起きても何も変わってなかった。
電話がなり母からインターホン越しに呼ばれた。
内線を繋いでもらう。DJの竹山さんからだった。
用件は「マヒシャースラマルディニーのオーナーの知り合いの喫茶店でバイトを探してるんだけど。今日から五日間、どう?」
この人は本当の人格者で、礼儀正しい人だった。いつも俺の面倒を見てくれるし、短期のバイトもこうやって紹介してくれていた。
俺はすぐにデニムにボタンダウンのシャツに着替えて、聞いた場所に向かった。
時間は10時から4時か5時まで。短期だから日給で1万円くれる事になった。条件はめちゃくちゃ良かったが、近所への出前が一日に50回はあり、店にいるより外にいる時間の方が長かった。

<>58 :LS:2006/01/15(日) 09:30:22 ID:H+BMu+Nr0<>
<>555名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:18:14 ID:0uNBhTxLO <>
北野坂を上ったり下ったり、上ったり上ったりの繰返しはキツかったが、モヤモヤを飛ばすには最適だったし、五日間で五万は最高の条件だった。
なんだか悪い気がしたので9時前の仕込みからバイトに行き、店の掃除をした。
三日目のバイトが終わった日にエリカは帰省先から帰ってきて、お土産を届けてくれた。
四日目にはエリカがお母さんと買い物ついでにお茶を飲みに来てくれた。
ハルホから電話はあったがあの日からは都合がつかずに会ってなかった。
バイト最終日にオーナーから給料をもらった。6万円入っていて、オーナーに言うと
「店のピンチを救ってくれたし、よく働いてくれたしね」
それからはたまの土、日や平日の夕方にバイトに入れてもらう事になった。

<>59 :LS:2006/01/15(日) 09:32:03 ID:H+BMu+Nr0<>
<>556名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:19:55 ID:0uNBhTxLO <>
バイトがハネて給料を何に使うか考えながら、とりあえず東急ハンズにウィールを買いに行った。
買い物が済み、ボードを持ってスケーター仲間の溜まり場に行き、時間を潰した。
ミサネェや竹山さんがラブダブというレゲェバーに顔を出すらしいので、礼がいいたかった。
夏休みも残り少なかった。

夜になりラブダブに行くとミサネェ達は盛り上がっていた。僕はカウンターでビールを三本買い、竹山さんとミサネェにお礼を言った。
二人とも上機嫌だった。
ミサネェが竹山さんたちに「シンちゃんは私が育ててるのよ〜」と言い
「悪い虫はつかせないからね〜」早くも酔っていた。

<>60 :LS:2006/01/15(日) 09:33:36 ID:H+BMu+Nr0<>
<>557名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:21:03 ID:0uNBhTxLO <>
暫く飲んだ後ミサネェは何処でピアスを開けたのか聞いてきた。
自分で開けたって答えるとミサネェにも開けて欲しいと言われた。
「夏に開けるなら病院で開けた方がいいですよ」そう答えるとミサネェは分かったのか分かってないのか…フラフラとどこかに行ってしまった。
暫く竹山さん達にくっついて飲んでいたが、そろそろ営業らしいので帰る事にした。
店を出て帰ろうとしてたらミサネェが友達?の女の子達と話していた。僕は手招きされ、紹介された。
「年下の彼。シンちゃん。こう見えても、もう大人の関係で〜す」

<>61 :LS:2006/01/15(日) 09:34:33 ID:H+BMu+Nr0<>
<>558名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:22:04 ID:0uNBhTxLO <>
とりあえず挨拶をして「う、嘘です。ミサネェは酔ってるだけですから」俺は言い訳をした。
ミサネェはそんな言葉にかまわず
「な〜に照れてんのよ!しかもシンちゃん、二股かけてんのよ!アッ!私も入れたら3人だ」
3人かどうかはともかく二股は当たっていた。が、他の二人にはあまりにも突飛な発言に信憑性は感じてないらしく、笑っていた。
「シンちゃん、今からラーメンに行くよ!あんたもおいで!天竺園にゴー」
そう言うとガンダーラを歌い出した。
ミサネェの友達は大学の同級生らしかった。

<>62 :LS:2006/01/15(日) 09:39:22 ID:H+BMu+Nr0<>
<>559名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:23:21 ID:0uNBhTxLO <>
中山手の天竺園の前では人が並んでいた。
ここの焼そばは味は最高だったが、椅子に座っていると猫が膝の上に座ってくるし、大川隆法の本が沢山おいてあり、好きになれなかった。
他の二人が並んでくれてるので、ふらつくミサネェは少し離れた所に座らせた。
「ごめんなぁ、嫌な事があってん」
「本当は酔ってないんよ…」
僕は何も聞けなかったし、横に座って頷くしか出来なかった。

「シンちゃん、キスしようか?」そう言うとミサネェは返事も聞かずに首に手を回してキスしてきた。

<>63 :LS:2006/01/15(日) 09:41:31 ID:H+BMu+Nr0<>
<>560名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:27:23 ID:0uNBhTxLO <>
ほんの少しの間だったが、唇を重ねた。
列に並んでいる二人に目をやったが気付いてはいなかった。
「シンちゃん、汗の匂いがする」
「す、すいません!」
「ううん、いい匂い。シンちゃんといると落着くよ…」
身体を離すとミサネェは背伸びをして、立ち上がった。
「もう大丈夫」
二人してそそくさと列に戻った。ほどなくして順番が回ってきて席についた。
注文を済ませるとミサネェの友達が真顔で「口紅付いてるよ」
僕はハッとして唇を拭いた。
二人はエッ!と驚き、一人が僕のシャツの袖を指差した。慌ててシャツを見たら口紅が付いていた。
「あー、さっきもたれかかった時に付いたんだ、シンちゃんごめ〜ん」
ミサネェがわざとらしく言い訳をしたが「シンジ君はなんで唇を押さえたの?」
二人とも………。

<>64 :LS:2006/01/15(日) 09:42:53 ID:H+BMu+Nr0<>
<>562名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:39:38 ID:0uNBhTxLO <>
口止め料として僕が奢る事になりとり唐を追加注文された。
その後はその話題に触れないままに食事を済ませ、支払いをした。ミサネェが半分出すと言ったが、バイト代が入ったばかりだったので俺が全部出した。
3人は竹山さんのクラブに行くと言うので、僕は別れて帰宅する事にした。
家に着き親と雑談していたら電話が鳴った。エリカからだった。
上に行くから、とエリカに伝えて電話を切ると、そそくさと階段を上った。
「忙しいやっちゃのぅ」
親父の声だった。部屋に入るとクーラーをつけ、受話器をあげた。
「鮎川さんのお宅ですか?夜分にすいません…」そこまで言うか言わないうちにエリカの母親が「エリカ〜シンジ君よ」
エリカが走ってくる様子が窺えた…。
「バイトお疲れ様。」
1時間近くバイトでの面白かった話をして、明日は久しぶりに勉強する約束をした。

<>65 :LS:2006/01/15(日) 09:44:06 ID:H+BMu+Nr0<>
<>563名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:46:48 ID:0uNBhTxLO <>
電話を切り、ベッドに寝転ぶと頭の整理をした。
ミサネェは冗談で俺をからかっているとして、エリカの気持ちはわからなかった。
俺自身もエリカに気持ちが傾いていた。否、好きって気持ちは絶対に否定出来なかった。それでも一歩目を踏出す勇気はなかった。
ハルホはどうだろう?あの日からやけによそよそしいし、もう一週間以上会ってなかった。
会いたい気持ちはあるし、ハルホの気持ちが知りたかった。それは嫉妬かもしれないし、純粋にハルホの事が好きなのかも…
「面倒だなぁ〜」そう考えているうちに眠ってしまった。

<>66 :LS:2006/01/15(日) 09:45:30 ID:H+BMu+Nr0<>
<>577名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:39:22 ID:0uNBhTxLO <>
朝起きたら雨が降っていた。しっかり寝たせいか、頭はスッキリしていた。シャワーを浴びて階下に降りる。朝ご飯を食べ、二度寝をしにベッドへ。
次に起きたらエリカが来ていた。
「おはよう。おねぼうさん。」
朝立ちを自覚していた俺はすぐに起上がれなかった。
「オロナミン。好きだったよね?シンジ君」エリカが差し出してくれた。
「ありがとう。」治まりを確認すると机に向かった。エリカのノートを見る。かなりの進歩が感じられる、一緒に勉強していない間も頑張っていたようだ。
漢字の読み書きはまだ苦手らしいが、以前より読めるみたいで質問の回数は減った。それはそれで喜ばしいのだが、さびしい事でもあった。

エリカを見ると、雨にあたったせいかブルーのシャツはブラのラインがうっすらと透けていたし、胸元が開いていた。

<>67 :LS:2006/01/15(日) 09:46:39 ID:H+BMu+Nr0<>
<>578名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:42:40 ID:0uNBhTxLO <>
ドキッとしたが、エリカをそんな風に見る自分が嫌だった。エリカはそばにいるし、手を伸ばせばエリカに触れる事も可能だった。
それなのに俺はエリカのそばにいたかった。
それは不思議な感覚だった。飢餓感と形容すべき感覚なのだろうか?とにかくエリカを離したくはなかった。
頭の中はエリカでいっぱいだった…。
「学校。」
「学校、始まるね。シンジ君とこいやって勉強出来る回数も残り少ないね」
「始まっても一緒にいれるよ。家だって近いし休みの日だって勉強出来るよ。」
「それに、鮎川と一緒にいたいし…」
慌てていたのか、最後の一言は失敗だった。一気にブルーになりそうだったが
「そうね。私もよ」エリカがポツンと呟いた。
エリカを見上げると真っ赤な顔をしていた。

<>68 :LS:2006/01/15(日) 09:47:38 ID:H+BMu+Nr0<>
<>580名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:45:48 ID:0uNBhTxLO <>
すぐに何ごともなかったようにノートに向かうエリカ。俺もペンの動きを止める訳にはいかなかった。

今日の分も終わり、エリカと雑談をしていた。彼女の事が知りたい自分がそこにいる—そう気付いた時に、自分の気持ちを伝えたいと思った。しかし、自分には資格がない…
このままじゃエリカもハルホも傷付ける事になる。誰も傷付けたくはなかったし、自分さえ我慢すればよいことだった。
そんな事を考えていると
「明日、晴れてたら遊びに行かない?雨だったらお勉強」
俺は晴れを願った。
「うん、何しようか?どこに行く?」
エリカを自宅に送りながら二人でデートプランを練った。至福の時間だった。

その夜、ハルホがやってきた。何ひとつ以前と変わらない雰囲気でやってきた。

<>69 :LS:2006/01/15(日) 09:48:46 ID:H+BMu+Nr0<>
<>581名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:46:58 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホを抱いてしまった。

ハルホは何も言わなかったが、まるで浮気を詫びるかのように俺に尽くしてくれた。

僕も何も聞かなかったし—実際は何も聞けなかった—何ごともなかったかのように振舞った。

ただ確実に…二人の心の間に距離があるのを感じたし、音をたてて瓦解する寸前だった。
「もう一回しよ。」ハルホはそう言うと…愛しそうに口に含んだ。
二回目のセックスの最中、ハルホはハルホで何かを確認をしているかのようだった。

<>70 :LS:2006/01/15(日) 09:50:00 ID:H+BMu+Nr0<>
<>583名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:47:55 ID:0uNBhTxLO <>
好天とあいまって最悪な目覚めだった。
自分がわからなくなりそうだった。
何故だか—ミサネェに気持ちをブツけたい—そう思った瞬間、完全に自己嫌悪に陥った。

「最低だ!最低だ!最低だ!」呟きながらシャワーを浴びる。

なんとか気持ちを切替えなきゃ…そう思いながら、着替えて階下に降りた。

<>71 :LS:2006/01/15(日) 09:51:15 ID:H+BMu+Nr0<>
<>584名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:51:50 ID:0uNBhTxLO <>
憂鬱な気持ちは家を出るまでだった…。駅に向かう足取りは次第に軽くなった。
憂鬱な要素がなくなったのではなく、エリカに会える喜びがそうさせたみたいだった。

一人になったら罪悪感までプラスされる…それでもいい、そんな気持ちだった。

約束の10分前についたら、すでにエリカは駅で待っていた。
電車にのり神戸へ…

僕の中にもう一人の僕がいるみたいだった…否、怪物が潜んでいるんだ。そして時々—胸を突破って—飛びだそうとしている。そんな思いもエリカの楽しそうな笑顔がかき消した。

<>72 :LS:2006/01/15(日) 09:52:02 ID:H+BMu+Nr0<>
<>603名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:09:05 ID:0uNBhTxLO <>
三宮の高架下を散策、ピンクのおっちゃんの店からドラゴンパンを覗く。
「刺身パンどう?食べた事ないけど…鯛の刺身のベーグルサンド、帰国子女向けやん」
「ノーサンクス!シンジ君が食べたら考える」
僕達は話しながら、モトコーへ。割れた電球や片方だけしかない靴、構造が複雑なジャケットなんかを見ながら時間を費やした。
エリカは古着のスカートを買い、スカーフを買うかどうか迷ってたから、僕がプレゼントした。
「喉がかわいたねぇ」
僕達がよく溜まる店のマヒシャースラマルディニーに行く事に。

<>73 :LS:2006/01/15(日) 09:52:56 ID:H+BMu+Nr0<>
<>604名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:11:09 ID:0uNBhTxLO <>
店内は砂が敷き詰められていて雰囲気はまるでインド。一番奥の席に向かうと…
手招きする人がいた。
ミサネェだった。
ミサネェはこの前の同級生さんと竹山さんとお茶を飲んでいた。
迂闊だった…ミサネェは時々ここの店員をしていたし、スパイスを買いに山手のインド人の家に行かされた事を思い出した。
ミサネェと竹山さんはニヤニヤしていた。いや、見ていないが絶対にニヤニヤしている筈だった。
この後のデートを引っ掻き回されるのは避けたかった。幸いにもミサネェはアルコールが入ってない。

<>74 :LS:2006/01/15(日) 09:53:33 ID:H+BMu+Nr0<>
<>606名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:33:16 ID:0uNBhTxLO <>
軽く会釈をして通り過ぎようとしたが、それは許される事ではなかった。
「シンジはここに座って。彼女はミサの横。」人格者の竹山さんが悪魔に見えた瞬間だった。
「注文の前に紹介が始まった。」
「えー、こちらが竹山さんです。DJ兼大学生で僕のクラブでの師匠です」
「こちらが鮎川さん、同級生で刺身パンみたいな女の子です」
竹山さんはペコリと頭を下げ、「シンジはスケボーの師匠です」少し持ち上げてくれた。「次はミサネェです。南女の人です」
「シンジがいつもお世話になってます、シンジの姉です」
「そしてミサネェの同級生のメグさん。雑貨屋さんでバイトしてはります」

<>75 :LS:2006/01/15(日) 09:54:10 ID:H+BMu+Nr0<>
<>607名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:34:10 ID:0uNBhTxLO <>
冷や冷やしながらも僕とエリカは質問責めにあった。意外にもエリカは楽しそうだった。
よく考えるとエリカには友達がいなかった。クラスでは少し浮いた存在だったし、彼女は僕と同様で1人っ子だった。
アイスチャイとラッシーを竹山さんにご馳走になり、昼御飯に誘われたが辞退した。
ミサネェは僕との事を匂わせる素振りさえ見せなかった。
1時間の尋問を受けた僕とエリカは—あやうく告白させられそうなぐらい—ヘロヘロになった。
「かえって疲れたね…ごめん」
「ううん、楽しかったよ」

<>76 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:40:28 ID:v2B+ZKrG0<>
<>609 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 22:36:25 ID:0uNBhTxLO <>
「でも鯛パンって紹介はヒドいよ」
「えっ、鯛パンだっけ?刺身パンじゃなかった?」
「…。」
二人で吉兵衛にかつ丼を食べに行く事にする。6席の屋台のかつ丼屋だったが、行列はすさまじいものだった。
「あっちも吉兵衛だよ…すいてるし…」
「あっちは天丼。おっちゃんが怖いからアカン。この前も行ったら—かつ丼が混んでるから来たんやろ—帰れ!って」
「本当?でもサンドバッグがおいてある…よ」
—15分程並んでから先に席につかせる。その間に缶のお茶を買い、エリカに渡す—

<>77 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:41:02 ID:v2B+ZKrG0<>
<>610 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 22:59:50 ID:0uNBhTxLO <>
エリカのかつ丼が出来ると同時に横が空いたので座る。「毎度!」それだけ言うと大将はだまっててんこにしてくれる。
「男は5分、女の子は7分で食べるのが流儀」
「…熱いし、多いよ」
心配そうに振り向いたエリカに対して僕はニヤついてた。

…ふぅ…。ほぼ同時に食べおえた。
食べ終えて気付いたが、刺身パン→変な店→印度喫茶(輩な人付き)→屋台のかつ丼。実質初めてのデートにしてはパンチが効いていた。
急に不安になるがエリカの表情は満足そうだった。

「おいしかったぁ!でも、もう少しゆっくり食べたかったね。」

<>78 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:41:34 ID:v2B+ZKrG0<>
<>617 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 23:39:53 ID:0uNBhTxLO <>
困った事にネタ切れだった。竹山さんと行く喫茶店はカレーはうまいが店長がホモの田村正和だし、
ミサネェに連れていかれる喫茶店は 紅茶を頼んだらミルクとワッフル、日本茶に和菓子まで付いてくる…商売っ気ゼロの店だった。
16歳の僕にはもう引き出しがなかった。
「居留地の方でもぶらつく?」エリカがナイスアシストをしてくれる。
「鮎川の好きなとこに行こうよ」
「じゃ、案内するね!」そう言うとエリカは僕の手を握った。
エスカレーターを上り、センター街を抜ける。ボビーズやガロに立ち寄りつつ居留地に向かった。

<>79 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:43:03 ID:v2B+ZKrG0<>

<>618 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 23:54:31 ID:0uNBhTxLO <>
「ポートピアランドって行った事ある?」居留地の服屋をまわっている時に聞いてきた。
「あるよ、イク?」
「ポートライナーに乗った事ないから、乗ってみたくて…」
ここから駅は近かったし夕方の遊園地って…いい雰囲気のような気がする。…今度は僕が手を引いた…。
ポートライナーに乗っただけでエリカは喜んでいた。
「ドキドキする、前が全開だよ!」それ程の事はない筈なのに、エリカは嬉しそうだった。
「遊園地、男の子と来るの初めてだもん…」小さな遊園地だったけど僕にもエリカにも…遊園地ってだけでよかった。

<>80 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:45:03 ID:CYAOQJCM0<>
<>619 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 00:06:17 ID:1a4Hu9YeO <>
乗り物に乗る時以外はずっと手を繋いでいた。
本当は楽しい筈なのに…時間が経つのが早いことを嘆いた。
「もっと一緒にいたいよ。」僕は正直な気持ちを吐露した。
「うん。」エリカは握っている手にギュッと力を込めた。
僕はその先の言葉が言い出せなかった…。

—場内アナウンスが花火の始まる事を告げる—

「観覧車から見ない?」エリカの提案に僕は頷いた。
ほどよいタイミングで観覧車に乗込んだ。
花火が上がり始めている。
エリカは僕の横に座り、両手で僕の右手を握りしめた…。
「シンジ君の感触を忘れたくないの…。」
僕はなんて返事をすればいいのか、言葉を探した。

<>81 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:45:34 ID:CYAOQJCM0<>
<>623 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:02:29 ID:1a4Hu9YeO <>
観覧車が頂上に差掛かる…僕にもう少しの勇気があればいいのだが、何も言い出せなかったし、何も出来なかった。

「キレイね…」エリカが身体を花火の方へずらした。
神様が後押ししてくれたのか、僕は思い切ってエリカの両肩を抱き、もたれさせた…。

エリカの身体から力が抜けていき、自然な感じに僕にもたれかかる。

そこでいっぱい—僕には充分だったし、エリカが緊張しているのもわかった。
そして無情にも観覧車は一周してしまった。観覧車を降りた僕達は何かを取繕うかのように陽気に話した。

<>82 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:46:08 ID:CYAOQJCM0<>
<>624 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:11:45 ID:1a4Hu9YeO <>
帰りの車中も僕達は饒舌に話した。沈黙が怖い訳ではなく、話が途切れるのが怖かった。
それでも一瞬の静寂が僕達を包みこんだ…。
…切り出せない…
エリカが俯きながら
「ずっと仲良しでいたいね…」
僕は頷いた。言葉を探す…わかってる筈の言葉、ベーシックな言葉が出てこない。
僕は絞り出すように
「うん…。」それだけ言うとエリカの手を握りしめた。
「…本当?」
「うん。」
限界だった…。本当に好きだってわかったのに、言葉に出来なかった。

<>83 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:47:05 ID:CYAOQJCM0<>
<>626 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:27:19 ID:1a4Hu9YeO <>
電車が駅に着き、僕達は電車を降りた…。
駅から彼女の家までの間…何かを言わなきゃならなかった。

僕は最後の曲がり角の所で、勇気を振り絞った…。
「言葉って人間だけが自由に使える筈なのに…本当は不便だよ。」声が震えていた。
エリカの肩も震えていた。
「ご、ごめん。何言ってんだろ、俺…本当、伝えなきゃいけないのに…大切な…言葉…男な…のに」
涙が溢れてきて、最後は声にならなかった…
エリカも泣き出していた。そして…
「うん…。大切な言葉…待ってる」エリカの顔もぐしゃぐしゃだった…。
二人とも緊張の糸が切れたのか、堰を切ったように泣き出してしまった。

<>84 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:47:43 ID:CYAOQJCM0<>
<>627 :シンジ ◆P0R35e8sfU :2006/01/13(金) 01:28:06 ID:CGGiS4zLO <>
するとエリカは何も言わずに黙って僕にキスをした。
僕は思わずエリカを抱き締めた。
ふとエリカの顔を見ると涙が溢れていた。
それから学校が始まり僕とエリカの間には隙間が空いてしまった。
お互いがお互いを避け、もう話すことすらなくなった。
そして事件は卒業式のことだった

<>85 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:48:14 ID:CYAOQJCM0<>
<>634 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:42:01 ID:1a4Hu9YeO <>
「絶対に言うから。…大切な言葉。言えるようになるから。それまで待ってて!」
エリカは大きく頷き
「私もシンジ君に…大切な言葉を言って貰えるように…頑張る!」そう言ってくれた。

そして最後の曲がり角を曲がって彼女を送り届けた。
彼女が部屋に入るのを見届けると、急に脱力感に襲われた。
彼女の家から自分の家までが遠くに感じられた。

<>86 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:48:49 ID:CYAOQJCM0<>
<>636 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:53:43 ID:1a4Hu9YeO <>
家に着き、部屋に戻るとベッドに倒れこんだ…。

しばらくするとインターホンが鳴った。ハルホからだった。
内線を繋いでもらい、電話に出た。

「今日は無理、疲れてるから会えないよ。」

電話を切った後、ハルホの誘いを初めて断った事に気がついた。
ハルホの気持ちを傷付けるのは辛かったが、今日の僕には彼女を気遣うだけの余裕はなかった…。

<>87 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:49:36 ID:CYAOQJCM0<>
<>659 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:17:21 ID:1a4Hu9YeO <>
昨夜は疲れ切っていたからか完全に熟睡したせいで、6時前に目覚めた。階下に降りる、昨日は晩ご飯を食べていなかったから腹が減っていた。
母親が朝食を用意してくれるから牛乳を買ってきて欲しいと言う。面倒だったが背に腹は代えられない。洗顔を済ませ、コンビニへ。

公園の前を通りかかったらエリカが犬の散歩をしていた。
「おはよう」エリカの顔がまともに見れなかった。
コンビニに牛乳を買いに行く事を言うと散歩がてらに一緒な行く事に。大切にしたいから課題の話や新学期が近くなった事について話した。

<>88 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:50:39 ID:CYAOQJCM0<>
<>660 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:18:47 ID:1a4Hu9YeO <>
コンビニに着き牛乳とファンタ、オロナミンを買い、エリカにファンタを渡す。
「ありがとう。」
「今日は忙しい?良かったら早目においでよ」
普段の待ち合わせ時間の3時まで待てなかったのは、どうやら一緒だった。
「それじゃあとでね」
「うん、待ってるよ」
公園の前で別れると俺は急いで帰った。食卓につき、エリカが早目に来る事を告げる。
「アラ、そうなの?じゃあお昼は3人で出掛けましょう。お母さんがご馳走するわよ」

朝食が済むと部屋の掃除をし、洗濯機を回してシャワーへ。

<>89 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:51:14 ID:CYAOQJCM0<>
<>661 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:20:26 ID:1a4Hu9YeO <>
約束の時間にエリカはやってきた。母親が昼御飯に誘っている。最初は遠慮していたみたいだが、喜んで受けいれたみたいだった。
「CDを持ってきたよ。」エリカはコレクターズのアルバムを持ってきた。
BGMに流れるコレクターズの音楽は甘い旋律を奏でていた。

♪ゆうべ見た夢の続きを、硝子の瓶に詰込んで。誰もいない地下室に鍵を掛けてコレクションするよ♪

「本当に出来たらいいのに、ね」
「うん。今を大切にしたいね…」
そして僕はフーが好きになったと彼女に話した。

<>90 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:51:49 ID:CYAOQJCM0<>
<>662 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:21:33 ID:1a4Hu9YeO <>
【さらば青春の光】を借りて一緒にみよう。夏休み最後の日は二人で過ごそう…

そう話して課題に戻った。
調子が出てきた頃にインターホンが鳴る。
ペンを置き階下へ。
「エリカちゃんは好き嫌いある?お魚は?」
車を運転しながら会話を楽しむ母とエリカ。母は既に「エリカちゃん」と呼んでいるのに僕はまだ「鮎川」だった。
車は夙川から苦楽園へ…樋ノ池近くの鮨屋【大天】へ。
ここのお寿司は本当に旨い。エリカも目を丸くしてパクついている。母は大将に娘が出来て嬉しいなんて話している。

<>91 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:52:38 ID:CYAOQJCM0<>
<>663 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:29:44 ID:1a4Hu9YeO <>
アンタの息子は意気地なしで、まだ「好き」とさえ言えてないんですよ。それなのにアンタはエリカを勝手に娘にしている…。
母は強し。否、無神経なだけだと思った。だけど俺が越せないハードルをいとも簡単に越している…。
…なぎ倒しているだけなのかも?
そんな事を考えてるうちに食事は終わった。
「私はイカリに行くけど、あんた達はどうする?」ここで放り出されてもかなりの距離があるので、とりあえずイカリスーパーまではお供する事に。
エリカと母は楽しそうに買い物をしている。俺は失礼して車に戻り食後の一服。

<>92 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:53:15 ID:CYAOQJCM0<>
<>665 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:39:43 ID:1a4Hu9YeO <>
しばらくして二人は買い物袋を下げて出てきた。

「さて、一緒に戻る?それとも二人でデートしてくる?」
ここまで無神経に接してくれると、かえって清々しくなる。
夙川駅で降ろして貰い、水円でお茶を飲む事に。
「気疲れした?」
「ううん、シンジ君のお母さんは素敵な人よ。楽し過ぎる…」
エリカはイングリッシュスコーンを食べながら笑っていた。
母のおかげで午前中のぎこちなさがなくなっていた。

母に感謝。

<>93 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:53:48 ID:CYAOQJCM0<>
<>668 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 12:12:44 ID:1a4Hu9YeO <>
お茶を飲みながら、これからどうするかを考える。

「デートを楽しみましょ」…もしかしてエリカは母に毒されてしまったのだろうか?

バスに乗り甲山森林公園へ。バス停までの道のりを手を繋いで歩く。まだぎこちなさはあるが、ここちよいぎこちなさだった。
バスに揺られている間、エリカが少しもたれてくる。僕の心拍数がハネ上がる。

高校生のデートで森林公園は…それでも二人でいる事が大切だった。
エリカの提案で【津曲】でお菓子をお土産にする事にする。
エリカは僕の母へ、僕はエリカの母へ…
甲陽園から電車に乗り、夙川経由で芦屋川へ。
芦屋駅に向かい本屋に寄ってから部屋へ戻る。
お土産を受取った母はエリカと話したそうだったが、とりあえずは課題を優先させた。

<>94 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:54:30 ID:CYAOQJCM0<>
<>669 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 12:32:06 ID:1a4Hu9YeO <>
「日本語って難しいね…」
エリカは英語の課題を仕上げながら話しかけた。
「うん、難しい…そう…思ったよ」
「シンジ君…」
「…なに?」
「…いつかは名前で…呼んでね」

今すぐにでも【エリカ】って呼びたかったし、許されるなら叫びたかった。しかし今の俺には…それは無理な相談だった。
「うん、俺もそうしたい…」
今の僕に言える精一杯の言葉だった。
BOMB THE BASSの SAY A LITTLE PRAYERからJANET KAYのLOVI’N YOUへ。
音楽が僕たちの心を引寄せてくれる、僕の気持ちを代弁してくれる…そんな気がした。

<>95 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:55:02 ID:CYAOQJCM0<>
<>670 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 12:46:42 ID:1a4Hu9YeO <>
8時前になり僕は自転車でエリカを送っていく。
エリカの母にお土産を、とも思ったが照れ臭いので渡してもらう事にする。
彼女を送り届け、ビデオ屋へ。さらば青春の光がある事を確認し、コンビニへ。オロナミンやお茶を買い、帰宅。
家に戻ると母は電話中だった。会話の内容からエリカのお母さんだとわかった。母の暴走を心配しながら、冷蔵庫へ。
オロナミンを持ち、自分の部屋へ。シャワーを浴びオロナミンを飲んでるとインターホンが鳴った。
今日は親父が遅いし、昼に贅沢したから晩ご飯はエリカをツマミにソーメンだった。
俺は適当に相槌をうちながら…ソーメンをたいらげた。
部屋に上がろうとすると母が
「ハルホちゃんはどうするの?」ダイレクトだった。俺はわかってる、そう身振りで合図し部屋へ戻った。

<>96 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:55:33 ID:CYAOQJCM0<>
<>671 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:00:34 ID:1a4Hu9YeO <>
ハルホの事は嫌いではなかった。むしろ彼女は全てを理解してくれている…受入れようとしてくれている事も知っていた。
ハルホはハルホで完璧だったし、別れたくはなかった。
しかし選択をしなくてはいけなかったし、俺自身…限界だと思った。

受話器を取りミサネェの家の番号を押す。
ミサネェの妹さんが電話に出るが、留守との事。電話があった事だけを伝えてもらい、受話器を置いた。

ぼんやりとフリッパーズギターを聴く。GROOVE TUBEが流れている時に電話が鳴った。ミサネェからだった。
「どうした、少年?」ミサネェは明る問い掛けてくれた。しかし話を切り出せない僕がそこにいた。

<>97 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:56:04 ID:CYAOQJCM0<>
<>675 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:12:55 ID:1a4Hu9YeO <>
「シンちゃんらしくないなぁ…迎えに行くからお茶にイコ!」
「遅いし、迷惑だからいいです…それに…」
「それに?何?」
「ミサネェ…すぐチューするでしょ?」ミサネェは笑いながら、迎えに行くから駅にくるよいにと言い電話を切った。
正直、ミサネェにキスされたら…これ以上の混乱は辛かった。
しかし着替えをし、歯を磨いてボードを持ち
「ボードしてくる」そう言い残して家を出た。
駅に着き簡単なトリックをしているとミサネェの車がやってきた。
ミサネェが車から手招きをし、僕はミサネェの車に乗込んだ。
ミサネェは何もいわずに車を走らせ六甲アイランドへ。
遊園地の辺りに車を止めると
「散歩しよ」
無人の遊園地を歩きながらベンチへ。自販機で買ったジュースを飲みながら…僕が話を切り出すのを待っている。

<>98 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:56:35 ID:CYAOQJCM0<>
<>676 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:29:35 ID:1a4Hu9YeO <>
「こっち座りなよ…」
「座ったらチューするでしょ?」
「…シンちゃん成長したね」
成長ではなく学習だと思った。

話を切り出せないでいるとミサネェは助け船を出してくれた。
「この前のカワイコちゃんが好きなんでしょ?」僕が頷くと…
「だったらシンちゃんが命懸けで彼女を守らなきゃ!」
僕は頷いて、ミサネェの横に座った。
「シンちゃんが何を考えてるのかはわかんないよ、でも私はシンちゃんの味方なんだから」
僕はミサネェの言葉を聞き、自分の闇の部分や汚い部分を話しだした。
ミサネェは黙って全てを聞いていた。潮の匂いが鼻を抜ける…。

<>99 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:57:09 ID:CYAOQJCM0<>
<>679 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:39:36 ID:1a4Hu9YeO <>
話を聞き終えるとミサネェはタバコに火をつけた。

「ハルホちゃんへ全てを話すのはいいけど、エリカちゃんには話したらダメ。これは約束。」
「シンちゃんの正義感はただしいけど、それじゃ自己満足になるだけ。本当は二人とも傷付けて欲しくはないけどね」
僕は黙っていた。適当な言葉が見つからなかった…。
「今度ばかりはシンちゃん。自分の気持ちに嘘をつきなさい。自分を騙すのよ」
ミサネェの言いたい事はわかった。ハルホと別れろって事だった。それは僕にもわかっていた。
「ハルホちゃんはあんたにはぬるま湯なんだよね。気持ちいい。でもエリカちゃんは熱いお風呂。最初は熱くても芯まで暖まるよ」
………。僕の目に涙が溜まってきた。

<>100 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:59:15 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>681 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:49:49 ID:1a4Hu9YeO <>
「さて、と。問題は解決!次はお姉さんの性欲を満たしてもらおうかな」言い終わるかどうかのタイミングでミサネェはキスしてきた…。

………。

「ちょっと!ミサネェ!」
ミサネェはニッコリ笑うと
「シンちゃん、エリカちゃんと付き合ってもいいけどシンちゃんとのキスはやめないからね」そう言うとミサネェはもう一度キスを求めた。
かすかにタバコの匂いがする…
………。
ミサネェの甘いキスに虫の声と潮の匂いがミックスされる。
僕はミサネェを抱きしめてしまった…。

<>101 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:00:23 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>682 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:00:14 ID:1a4Hu9YeO <>
僕とミサネェは三十分近くも抱きしめ合い、キスをしていた。
「シンちゃんがしっかりしなきゃ、エリカちゃんからシンジを奪うよ」
…この人はどこまで本気で、どこから僕をからかっているのだろう?僕が混乱するのを楽しんでいるみたいだった…。
帰りの車中…僕は今日、一番醜い自分を晒けだした。そしてミサネェは全てを飲込んでくれた…。そう考えると、自分が情けなくなった。
僕は果たしてエリカちゃんの全てを受入れる事が出来るのだろうか?

…そんな事を考えてると車は家の前に着いた。礼を言い車を降りると運転席の窓が開いた。
「忘れ物…」ミサネェはそう言うと頬を差出した。僕は一瞬、周りを見回して彼女の頬にキスをした。

<>102 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:00:57 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>685 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:07:30 ID:1a4Hu9YeO <>
部屋に戻り、ボードを忘れた事に気付いた。
大会まで日にちはなかった…。
明後日の大会にはミサネェも来るからそれまで予備のボードで練習しよう…。

次の日は朝からメリケンパークでランプの練習をした。この所は練習不足でオーリーの高さが足りなかった。
夕方にエリカが練習を覗きにきた。明日の大会を見に来てくれるらしい。
練習が終わるとエリカが大会ではスケーターズファッションがしたい、との事なので…二人で揃えに行った。

<>103 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:01:33 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>692 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:31:14 ID:1a4Hu9YeO <>
「Tシャツとスニーカーはあげるよ。ショップやメーカーからの支給品が沢山あるから」
彼女の短パン、靴下とキャップを探しにいく。
明日は会場ではステッカーをボードやシャツに貼って滑る、滑る広告塔になるって話をしていると興味深々に聞いていた。
「1位になってね!」
「無理!アースクゥエークの連中がエントリーしてるし…練習不足だし。ポイント取れたらラッキーだよ。」
一応、エリカにはメーカーやスポンサーとの兼合いもある事を説明をしてバンズやヴィジョンのキャップは諦めてもらった。

その後、彼女に部屋に来てもらい、シャツを選んでもらう。5枚チョイスして、次はスニーカー。競技用はピッチリなので彼女がダブダブで履くにはピッタリだった。
彼女の荷物を紙袋に詰め、自転車で彼女を送り届ける。
家に帰り晩ご飯を食べ、母親に6時に起こして貰うように頼む。

<>104 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:02:07 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>696 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:42:28 ID:1a4Hu9YeO <>
部屋に戻り、荷物を詰める。ミサネェは9時に竹山さん達と来るそうなので、ボードは予備も持って行く事にした。

10時を過ぎた辺りで電話が鳴る。出るとハルホからだった。

とりあえず荷物を隠しシャワーを浴びる。
寝る準備を整えていたらハルホがやってきた。

「久しぶり!」ハルホは人懐っこい笑顔で話しかけてくる。
クラブでレギュラーが取れそうだとか、友達の話なんかを話しだした。ハルホの話に相槌をうったりしながら話を切り出すタイミングを探った。
一瞬の沈黙の後、ハルホがキスを求めてきた…

………。

<>105 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:02:42 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>697 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:49:44 ID:1a4Hu9YeO <>
………。
唇を離すとハルホは悲しそうな顔をした。

「シンジ…誰かとキスした?」
「えっ!?なんで?」
「なんか違う。違うよ…」
それは僕も同じだった。ミサネェとのキスは思い出せてもハルホとのキスは思い出せなかった。
ハルホがそういいながら抱き付いてきた。
………。
ぎこちないキス。しかしそれがハルホの言ういつものキスだった。

「良かった。久しぶりだったから緊張したんだね」
それは逆だった。そしてハルホに別れを切り出せないままセックスが始まった。

<>106 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:03:32 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>699 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:58:47 ID:1a4Hu9YeO <>
セックスが始まると…今度は僕が混乱した。
ハルホの反応や仕草が微妙に違う。本当に些細な事だったが、違和感は拭えなかった。
その事を告げる勇気はなかったし、それを理由に別れる事はしたくなかった。
彼女の中に入ると不確かな疑惑は確信に変わった…。
彼女は僕に抱き付きながらもうっすらと涙を流していた…。

別れの予感…僕も感じていたし、ハルホも感じていた筈だった…。

セックスが終わるとハルホはシャワーを浴びに行った。最後まで違和感があった。

ほとんど無言のまま、僕はハルホを送って行った。
部屋に戻るとハルホの残香があった。

<>107 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:04:12 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>717 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:38:25 ID:1a4Hu9YeO <>
電気を消し、窓を開放する…ハルホの匂いが消えていく。
涙が零れる…声はでない。ただ涙だけが零れる。
窓を閉じるように心も閉じてしまいたかった…。
消音のままビデオをつける。スケートボードのビデオが流れる。
ビデオに集中すれば全てを忘れられる…そう願った。
窓の外は秋の気配を漂わせていて虫の声が寂しさを助長する。
エリカに逢いたかった。エリカの声が聞きたかった…エリカを抱きしめたかった。
窓を閉め、ステレオをつける。フリッパーズギターの甘く切ないメロディーや歌詞が僕を落込ませた。

<>108 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:04:42 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>718 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:41:07 ID:1a4Hu9YeO <>
身体は疲れていたし心も疲れていた。しかし神経だけは過敏になっていた。
気を抜くと僕の気持ちはエリカで支配されてしまう。眠りたかったし、眠りが必要だった。

時間の経過とともに神経が麻痺していく。やっと眠れる…そう思ったら朝になっていた。
電車の中で寝よう。気がついたら網干でもいい…そう思いながら用意を始めた。

会場に着く。ランプの設置を手伝い、感触を確かめる。3種目にエントリーしているので、体力を温存させる為、ベンチで寝ることにする。
竹山さん達がやってきて、近くでトリックの練習をしていた
<>109 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:05:16 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>719 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:46:54 ID:1a4Hu9YeO <>
竹山さん達が練習しているのは、なんとなく雰囲気でわかった。
ミサネェがノリノリで寄って来て僕を起こす。
「シンちゃん、みんな興奮してるのにシンちゃんは余裕なんやね。」僕には状況を説明する余裕も体力もなかった。
予選が始まった。僕達予選シード組は午前中は練習かデモだけで本番は午後だった。
予選の終わり頃にスケーターのエリカは恥ずかしそうにやってきた。
ミサネェがさっそくエリカを捕まえてイジっている。僕は竹山さんの予選が終わるのを待っていた。

ミサネェとエリカが弁当を買いに行ってる間、僕は竹山さんに本番で使えそうな簡単なトリックを教えた。

<>110 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:06:17 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>720 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:55:03 ID:1a4Hu9YeO <>
昼御飯を終えても本番まで一時間はあった。スポンサーからステッカーを受け取り、アップを始めた。
予備のボードでエリカとミサネェが練習している。怪我したらマズいと竹山さんがメットやプロテクターを渡していた。
竹山さんも必要だろうと思いつつも、僕もベアリングの調整をしてから、遊びに参加。

大会が始まった。竹山さんは予選通過したのだが、順位が低かったので竹山さんが先だった。先ずは竹山さんの応援から始めた。全ての種目で僕の出番は後ろの方だった。

運よく僕は二つの種目で表彰台に立ち、結果、総合優勝出来た。
優勝候補が次々と大技に失敗しての結果だった。

<>111 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:06:52 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>723 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:04:08 ID:1a4Hu9YeO <>
竹山さんも1種目だけ10位に入った。みんなは僕の優勝に大喜びだったけど、優勝して驚いたのは自分だった。
カップを三個と賞金5万円。ボードやシャツを貰う。スポンサーからも賞金を貰った。
上位が大技に失敗した中、ミスが少なかったのが勝因だった。
副賞のボードは使えないので、エリカにプレゼントしシャツはミサネェや竹山さん、竹山さんの後輩に配った。
僕は賞金で焼肉に行こうと提案し、車で三ノ宮の平和へ。
7人でお腹いっぱい焼肉を食べても賞金はかなり残った。こんな時しか恩返しは出来なかったから、みんなの楽しそうな顔が嬉しかった。
そして予備のボードはしっくりこないし、もう大会にでるつもりもなかったので—ボードもやめるつもりだった—酔った勢いでプロを目指すと宣言したミサネェにプレゼントした。

<>112 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:07:32 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>727 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:07:10 ID:1a4Hu9YeO <>
皆と別れて電車に乗るとさすがに疲れが出た。気がついたらエリカの肩にもたれて寝ていた。

駅についてエリカを送るついでにモスに寄ってジュースを飲んだ。
エリカと話していたら同じクラスの女の子達が入ってきた。エリカと僕を見て女の子達はびっくりしていた。
彼女達は近くのテーブルに座り、こっちに興味深々な様子だった。そのうちに一人が大きな声で
「二人は付き合ってんの?」直球勝負だった。
エリカは顔を赤らめ俯いた。僕は意を決して…
「そうだよ」
エリカも小さく頷いた。

<>113 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:08:40 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>728 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:09:16 ID:1a4Hu9YeO <>
本人に告白も済んでいないのに…しかし悲観する間もなく矢継ぎ早に質問責め。
エリカが責められてるのを僕は聞いていた。
その後、新学期からは7人ぐらい抜けそうだと聞き、新学期が始まったらみんなでなんとか説得しようって事になった。
元々エリカには友達がいなかったので、理由はどうであれ女の子達が積極的にエリカに接してくれてるのは嬉しかった。

皆と別れてからの帰り道、エリカは
「恥ずかしかったけど嬉しかった。」
「ごめん、前後した。必ず…」僕は彼女の手を握り締めた。

<>114 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:09:26 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>739 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:54:09 ID:1a4Hu9YeO <>
彼女を送り届けてから…意気地のない自分を呪う。
エリカが望んでいるのはたった一言だった。
その一言は僕が最も伝えたい言葉でもあった。そしてその言葉が僕を苦しめていた。

家に帰ると母が浮かれていた。雑誌の取材やプロ契約の話の電話があったらしい。今日大会があった事さえ知らなかったのに。
僕は母に取材も要らないしプロ契約も要らない。もう大会にも出ないと伝えた。
トリックに失敗して悔しがる姿を見て、そこまでの情熱もなかったし、このまま滑るのは自由がなくなる気がした。

母にカップと賞金の残りのお金を渡し
「これでみんなでご飯を食べに行かない?」
「この年でシンジに親孝行して貰えるとは思わなかったわ、良かったわね、お父さん」

<>115 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:10:03 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>742 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 21:01:02 ID:1a4Hu9YeO <>
部屋に戻ると疲れがどっと押し寄せてきた。
とりあえずシャワーを浴びる。

髪の毛も乾かさずに裸のままベッドに倒れこむようにして眠ってしまった。

<>116 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:10:56 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>804 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:19:42 ID:2UVAYfnVO <>
「キャッ」

小さな悲鳴とともに目覚めた。荷物を落としたエリカが驚いた表情で立ちすくんでいた。
—なんで鮎川?…何に驚いてるんだろう?…
完全に寝ぼけている僕は夢を見ているんだと思ってた。
「おはよう…」手招きしながら僕はエリカに話しかけた。
エリカは小刻みに首を横に降って
「む…無理」小さく答えた。
僕は眠りに落ちそうなのをこらえて身体を起こそうとした—何時だろ、眠いなぁ—
「無理、無理…」エリカはそういうと慌ててドアを閉めた。
俯せの状態から仰向けになった瞬間………僕の置かれている状況がいわゆるピンチって事に気付いた。

<>117 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:11:35 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>805 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:22:12 ID:2UVAYfnVO <>
最悪な事に何の抵抗もなしに朝立ちしたモノは天井を見上げていた…。
「ぅわっ!」
事態が飲み込めた…昨夜、シャワーを浴びてから服も着ずにそのまま寝たのだった。
「あ、鮎川ごめん!」
慌てて跳び起きた僕はとりあえず短パンとシャツを着た。
「鮎川…もう大丈夫」僕がそういうとドアがそっと開いた。エリカは苦笑いしながらオロナミンやジュースをコンビニの袋に戻した。
「びっくりさせてゴメン」
「シンちゃんのお母さんが起こしてあげて…って」
シンジ君からシンちゃん…エリカは一歩進んでいるのに…僕は「鮎川」で立ち止まったままだった。

<>118 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:12:18 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>807 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:24:28 ID:2UVAYfnVO <>
「もしかして…裸を見られた?」
エリカは顔を赤らめ…コクッと俯いた。
「でも…お尻だけ…」
仰向けでなかったのは、少し…惜しい気もした…。
それでも空気は和やかだった。窓を開け空気を入れ替える。

インターホンが鳴った。母がエリカも朝食を一緒に食べるか聞いてきた。もちろん食事は済ませてきていた。
とりあえず洗顔をして洗濯機を回した。
「一緒に降りる?」エリカにそう聞いたが、下で僕の裸が話題になったら、もう来れなくなるとでも思ったのだろう。
「残ってる宿題をやっておくね」

<>119 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:12:50 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>809 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:26:16 ID:2UVAYfnVO <>
「シンジ、好きな子に起こして貰えて嬉しかったやろ?」
母が鬼に思えた。しかし実際に起きた話をしたら、エリカに起こして貰えるチャンスは二度となくなる…悔しかったが頷いた。
急いで朝食を済ませ、慌てて階段を登る。

「ゴメン、ごめん」そう言って部屋に入った。
僕もテーブルに座るとノートを開いた。

「まだ…ドキドキしてる」エリカがポソっと呟いた。
「えっ?」僕は聞き返した…。
エリカは顔を上げずに
「…好きな人の………だもの」上手く聞き取れなかったが聞き返せなかった…

聞き返したかった!!

<>120 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:15:04 ID:DR1ph6Bg0<>
<>810 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:30:19 ID:2UVAYfnVO <>
少し重くなる空気—嫌な感じではない—を肌で感じながら課題をこなす。
—ピーッピーッ—
洗濯が終わったらしい。
「干してくるよ。」そう言って僕は立上がった。
「私も手伝う」エリカも立上がった。篭に洗濯を終えた衣類やタオルを詰め、ベランダに出た。
空は青く気持ちが良かった。遠くに海が見える…。
エリカはタオルやシャツを干してくるよ。パンツは恥ずかしかったから自分で干した。
「後で海にいこっか?」

「お弁当を作ってきたら良かった…」
「作ってくれてたら落として…ぐちゃぐちゃになってたかもね」
エリカは思い出したのか真っ赤になっていた。

<>121 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:15:46 ID:DR1ph6Bg0<>
<>811 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:36:08 ID:2UVAYfnVO <>
部屋に戻り、僕は30分程で宿題を全部終えた…。後はエリカの漢字や古典を手伝った。1時過ぎにはエリカも終わった。
「終わっちゃったね。」エリカは少し残念そうに言った。
簡単に片付けをして、二人して階段を降りた。
母に出かける事を伝えると
「近所だけど一緒にお昼を食べに行こうと思ってたのに」
それでもすぐに開放してくれた。

自転車に乗り、二号線沿いでラーメンを食べた僕達は
「海に行く前に猿を見に行こう!」
打出駅近くの打出の小槌公園へ…エリカは最初、普通の児童公園に猿がいるなんて信じていなかった。
「えー、本当にいる!?」もちろん檻の中にいるのだが、普通の公園に猿はいた。

<>122 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:16:30 ID:DR1ph6Bg0<>
<>817 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 06:37:52 ID:2UVAYfnVO <>
確かに不思議な光景だったが、たかが猿。5分もしたら飽きてしまった。
自転車に乗ると43号線を渡り…海へ。
シーサイドタウンの景色は未来少年コナンの世界…僕らを別の世界に連れてってくれる。
堤防に着くと深呼吸した。エリカも同じように深呼吸。
「漫画持ってきたよ…」エリカは僕に漫画を渡した。そしてエリカは鞄からオリーブを取り出した。

【郵便ポストモダン】
パラパラめくってみたけど…かなりエグイ。しかもエロ…
僕らは背中合わせに堤防に座り…本を読んでいた。

「夏…終わっちゃうね。」エリカは雑誌を閉じると…独り言のように呟いた。

<>123 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:17:17 ID:DR1ph6Bg0<>
<>819 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 06:51:59 ID:2UVAYfnVO <>
赤トンボが飛んでいるし、波もおだやか。空気も乾いているし…空の青さもどこか寂しさを感じさせた。

「そうだね。夏も終わりだね」
「この夏が一番好き。…シンジ君が…シンジ君と出会えた」
「………」
「このまま…ずっと夏が続けばいいのに…」
「うん。でも、次の夏も一緒だよ…」そしてその次も…僕は心の中で、そう呟いた。

「ずっと…一緒?」エリカは不安げに聞いてきた。
「うん。上手く言えないけど。鮎川とずっと一緒にいたい。多分、この気持ちは変わらないよ」

背中越しにエリカが泣いているのがわかった…。

<>124 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:18:02 ID:DR1ph6Bg0<>
<>820 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 06:59:38 ID:2UVAYfnVO <>
今の気持ちを大切にしよう。

この先、どんな困難が待ち受けているのかはわからなかったが、今の気持ちを忘れなければ大丈夫な気がした。

エリカが手を握り締める。
エリカも幸せと同時に正体不明の不安を感じたみたいだった…

<>125 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:18:43 ID:DR1ph6Bg0<>
<>822 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 07:08:09 ID:2UVAYfnVO <>
緩やかに時間は流れ、日が傾き始めると気温が下がってきた。
浜辺でウィンドサーフィンをしていた人達も帰り支度を始めていた。

「少し寒いね」
「移動しようか?」僕は背伸びをしてから、ポンっと飛び下りた。
エリカの手を取り、飛び下りるように促す…。

勢いがついたのか、その瞬間…エリカは僕の胸に飛込んできた。
「キャッ…」
小さな悲鳴とともにエリカは僕の胸の中へ…
ほんの一瞬…時間は止まり、慌ててエリカは身体を放そうとした。

<>126 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:19:22 ID:DR1ph6Bg0<>
<>824 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 07:20:31 ID:2UVAYfnVO <>
思考よりも先に本能が反応した…。
次の瞬間…僕はエリカを抱きしめていた。
エリカも身体を僕に預けた。

「鮎川…俺…情けないけど…カッコ悪いけど…あー!オレ何言ってんだよ」
「今は無力です。でも…好きです。鮎川が好きです!これが限界。好きです。全力で好きです!」
それだけ言うと腕に力を込めた。

………。
エリカが僕の背中に手を回して、抱きしめてくれた。顔は僕の胸に埋めている。
僕の心臓は飛出しそうだった。エリカの鼓動も早鳴りしている。

—何か言わなきゃ—
沈黙に耐えきれそうになかった。

<>127 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:20:02 ID:DR1ph6Bg0<>
<>826 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 07:38:22 ID:2UVAYfnVO <>
「あ、ありがとう」くぐもった声で、小さな声で。…でも確実にエリカの言葉は僕の胸に突き刺さった。

「もう少しだけ…このままでいい?」エリカはさっきより小さな声で僕に問い掛けた。

お互いがギュッと抱きしめる—このままでいたい—同じ気持ちだった。

<>128 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:20:33 ID:DR1ph6Bg0<>
<>831 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 08:21:34 ID:2UVAYfnVO <>
「寒くない?」
帰り道、自転車をおしていた。エリカは首を横に振った。
時間の経過とともに少しだけ落ち着いていた。

「この夏、やり残した事ある?」木馬館に入り、ココアと紅茶を注文したあと、エリカは唐突に聞いてきた。
「プール。買い物。シャブシャブも食べてないなぁ」
夏休みはあと二日しか残ってなかった。
「明日、プールに行く?」
「プールもいいけど、鮎川は?」
「…水族館、動物園…ボート…」質問の主旨から外れてるような気がしたが、気にならなかった。
明後日は約束通りにビデオを見る事にして、明日は有意義に過ごそうという話になった。

<>129 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:22:07 ID:DR1ph6Bg0<>
<>832 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 08:31:34 ID:2UVAYfnVO <>
結局エリカがお弁当を作ってくれる事になり、僕たちは嵐山に行く事にした。
僕は遠足で行ったり家族で行った事はあったけど、電車で行くのは初めてだった。エリカは記憶が定かじゃないと言う。
木馬館を出ると、お弁当のおかずにとエリカはイトーガーデンでソーセージや肉を買っていた。
その後は本屋に行き京都のガイドブックを探した。ガイドブックはあるにはあったが、内容が大人過ぎて参考にはならなかった。
「迷子になるのは嫌」
「うん。じゃぁ鮎川が決めて」
エリカが選んだのは一番年寄りじみたガイドブックだった。

<>130 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:22:42 ID:DR1ph6Bg0<>
<>835 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 08:56:34 ID:2UVAYfnVO <>
彼女を送り届けると、久しぶりにエリカのお母さんが出てきた。
「シンジ君、もし良かったら明日の晩ご飯を一緒に食べない?」
「明日、シンジ君と嵐山に行くの」
「でも、夜には帰ってくるでしょ?」
エリカは嬉しそうにお母さんに抗議していた。
結局、7時過ぎには帰ってきてエリカの家族と食事をする事になった。
僕はお母さんに挨拶をして、彼女の家を出た。
家に着くと、食事の用意をしている母に明日の夜はエリカの家族と食事に行く事をつげた。
「アラ、良かったじゃない。それじゃお母さんもお父さんと食事に行こうかしら!」

<>131 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:23:12 ID:DR1ph6Bg0<>
<>837 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:05:19 ID:2UVAYfnVO <>
無駄だとは思ったが嵐山のお勧めスポットを母に聞いてみた。
「えらい渋いとこに行くのね。金閣寺か清水さんは?ノー天気なアンタは哲学の道を歩いた方がいいかもね」
失敗だった。
食事を終え、ガイドブックをチェックする。明日のデートはタフな予感がした。

ビデオを借りておこう。明後日二人で見る【さらば青春の光】を借りに行くことにする。
ボードを持ったところで電話のベルが鳴った。

—ハルホからだった—

<>132 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:23:43 ID:DR1ph6Bg0<>
<>839 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:17:41 ID:2UVAYfnVO <>
今からビデオを借りに行くってハルホに告げる。ハルホは会いたいとの事。
30分後にファミレスの前で待ち合わせをした。

ビデオ屋で【さらば青春の光】とミサネェ推薦の【ベティブルー】を借りる。そのまま二号線沿いのロイホへ…
ロイホに着いたら既にハルホは来ていた。

店に入り注文をする。
コーヒーとジュースが届くまで、重い空気が流れる。ハルホも俺も口を開かなかった。
口を開くと…次に出てくる言葉は、容易に想像出来た。

<>133 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:24:49 ID:DR1ph6Bg0<>
<>841 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:21:54 ID:2UVAYfnVO <>
飲み物が運ばれてきても、ハルホは口を開かなかった。
僕は所在なさげにタバコに火をつけた。

「シンちゃん…」
「…?」
「なんか遠いなぁ…なんで?」
「………」

「もう…嫌いになった?」

<>134 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:25:35 ID:DR1ph6Bg0<>
<>843 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:30:06 ID:2UVAYfnVO <>
僕は迷ってた。タバコがジリジリと灰になるのを眺めながら…言葉を探した。

「シンジは他に好きな人がいるんでしょ?あの浴衣の女の子?」
「………」

「シンちゃんはズルいよ。」
「うん…そうかもしんない…」俺は続けた。
「自分でもわかんないけど、ハルホを傷つけたのは本当だと思う…」

「シンジが望むなら、二番でもいいよ」ハルホの口から思いがけない言葉が出てきた。
「他に彼氏いるし!」
おそらく林崎海岸で見たあの男だろう…。

<>135 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:26:13 ID:DR1ph6Bg0<>
<>844 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:37:05 ID:2UVAYfnVO <>
僕はハルホの言葉を聞いて…どんな表情をしていたのだろう?
「でもね、絶対に1番になるから!」
僕はどう答えるべきかわからなかった。ジュースに口をつけた。
「意味…わかんねぇよ。ハルホの言ってる言葉の意味がわからないよ」
「簡単よ。絶対に別れないの!私がそう決めたの!」ハルホはそう言うと
「ちょっと待ってて!」
席を立ったハルホは出口に向かった。
ハルホを追い掛けるべきか…でも、ハルホは待ってるように言ってた。それに僕の頭の中は完全に混乱していた。

<>136 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:26:56 ID:DR1ph6Bg0<>
<>848 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:46:15 ID:2UVAYfnVO <>
混乱した僕の脳みそはミサネェを導き出した…。
—ミサネェの言ってた展開と違う—
ミサネェを恨んだ。
そうこうしている内にハルホは男を連れてきた。
「新しい彼のコウちゃん。大学生。こっちはオトモダチのシンジ君。高校生」
「はじめまして、シンジ君。ハルホちゃんの中学の時からの友達なんだって?」
そう言ってハルホと並んで座った。僕はどう答えたらいいのかわからないので、頭を下げた。
コウちゃんはコーヒーを注文すると僕に話しかけてきた。
「スケーターなんだって?今度教えてよ。」
「大したことないです。」
ハルホが割って入って当り障りのない話をし続ける。

<>137 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:27:31 ID:DR1ph6Bg0<>
<>853 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:57:31 ID:2UVAYfnVO <>
余裕で完敗だった。パニクった脳みそで僕は適当に相槌をうち、愛想笑いさえした。

ハルホがトイレに立った時、コウちゃんが話かけてきた。
「ハルホちゃんの彼…だったんだろ?」
「………」過去形なのか現在形なのか…考えたら俯くしかなかった。
「君が彼女の事をどう思うかは自由だ。俺も同様。彼女も同じ。」
「だけど、いいかげんな感情で彼女を惑わすような事だけは勘弁してくれ」
僕は頷いた。
「これは男と男の約束だ。」
ハルホが席に戻り店を出る事にした。自分の分は出すと主張したが、聞入れられず…甘える事にした。

<>138 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:28:12 ID:DR1ph6Bg0<>
<>855 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 10:05:17 ID:2UVAYfnVO <>
店を出て挨拶すると僕はすぐに自転車にまたがった。
ハルホとコウちゃんが車に乗込む姿はみたくなかった。
まっすぐ帰る気になれない僕は浜辺に向かった…。

今日エリカと二人で過ごした場所に座る。漆黒の闇に包まれた空は僕の心に恐怖心まで植付けようとしていた。
一日の出来事を反芻する…エリカに告白出来たのは遠い昔の記憶のようだった。
テトラポットに横になり、借りてきたビデオの袋を枕にする。タバコに火をつける…

………。
叫びたかった。

<>139 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:28:43 ID:DR1ph6Bg0<>
<>856 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 10:19:58 ID:2UVAYfnVO <>
ミサネェとの約束を守れなかったな…。—ハルホを傷つけてたんだ—ただハルホとの事を思い出そうとしても、ぼんやりとしか思い出せなかった。
気持ちに整理をつける?無理だ。だったらそれもこれも引きずればいい。
そう思う事で少しは救われたような気がした。

何時間経ったのだろう…空が白んできた。
寝なきゃ。そう思い、僕は自宅に戻った。

<>140 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:30:37 ID:ATz2b7I80<>
<>865 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:15:36 ID:2UVAYfnVO <>
インターホンが鳴る。
熟睡したからなのか意外だったが目が覚めるとスッキリしていた。
ステレオをつける。
BEAT DISがカウントを始める。音量を上げシャワーを浴びる。

髪の毛を乾かし部屋に戻り着替える。
フリーペーパーのディクショナリーをパラパラめくる。曲は中川比佐子に変わっていた。
ピアスを外し、階下へ。簡単に朝ご飯を摂っていると
「鮎川さんの所にお邪魔したら礼儀正しく振る舞いなさいよ。ピアスは外して行きなさい」僕は左耳を見せ
「行ってきます」これ以上家にいたら、何を言われるかわからなかった。

<>141 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:31:12 ID:ATz2b7I80<>
<>866 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:17:13 ID:2UVAYfnVO <>
帰りの事を考えてボードでエリカの自宅へ向かう。
チャイムを鳴らすと彼女の母が出てきた。
「今、着替えてるからちょっと待っててね」そう言うと玄関の方に手招きしてくれた。
「すいません。あの、ボードをどっか隅にでも置いてて貰えますか?」エリカのお母さんはニッコリ微笑むと玄関の中に置いてくれた。
新学期が始まる事などを彼女のお母さんと話しているとエリカが二階からパタパタと降りてきた。
「シンジ君ごめんね。お弁当…時間かかっちゃって…」
彼女のお母さんに挨拶をして僕達は出かけた。

駅に向かう間も僕達は手を繋いでいた。

<>142 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:31:52 ID:ATz2b7I80<>
<>867 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:18:35 ID:2UVAYfnVO <>
ラッシュアワーを過ぎた電車は比較的すいていた。

「昨日…ドキドキしてなかなか眠れなかった」並んで座りながらエリカは話しかけた。
理由は違ったけど…なかなか眠れなかったのは同じだった。
「うん。僕も。少し寝ようか?」電車を乗換え京都まではお互いの頭をくっつけるように眠った。

四条大宮から京福電鉄に乗換える。
「路面電車ってボストンに住んでた時はよく乗ってたけど、こっちの方がいいね」
ボストンの路面電車を知らない僕には想像もつかなかった。

<>143 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:32:22 ID:ATz2b7I80<>
<>869 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:20:05 ID:2UVAYfnVO <>
普通じゃ読めない駅名にエリカは憤慨している。僕にも車折は読めなかった。
ほどなくして嵐山に到着。駅員さんに渡月橋のボート乗場を聞く。すぐ近くだとわかり、周辺を散策する。
「河原があるからお弁当はそこで食べましょう」
桂川の河原に座り、ナプキンを開ける。
「お母さんに手伝ってもらったの。私がお母さんのお手伝いをしたみたいなんだけど…」
僕にはエリカがお弁当を作ろうとしてくれただけでも嬉しかった。
「シンジ君の家の卵焼きは醤油派?塩派?それともお砂糖派?」
「えっ?なんで?」

<>144 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:32:54 ID:ATz2b7I80<>
<>870 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:22:13 ID:2UVAYfnVO <>
「お母さんが、卵焼きの味によったら振られちゃうかも!って。お弁当を作る時は先に彼に卵焼きの味を聞いておきなさいって言われたから…」
エリカは心配そうに僕の顔を見上げた。
僕にとっては重要ではなかった。
「多分、醤油。作った事ないからわかんないけど」
僕は卵焼きに手を伸ばした。どんな味でも旨い顔をしようと決めて、口に放り込む。
「美味しい!本当、美味しいよ」エリカも心配だったみたいだが、僕も心配だった。味はパーフェクトだった。
そしてイビツな形をしたオニギリに手を伸ばした。これは絶対にエリカが握ったオニギリだと思った。

<>145 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:33:32 ID:ATz2b7I80<>
<>871 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:24:28 ID:2UVAYfnVO <>
僕はエリカの握ったオニギリを食べた。幸せな気分だった。
「鮎川、めっちゃ旨いよ!」僕が食べてるのを見てエリカも喜んでくれているみたいだった。
「でも、多くない?」
「お母さんが…男の子ならこれ位は食べるって」
「…頑張って食べるよ」
エリカの住んでたチェスナットヒルやハーバードスクェアの話を聞きながら、僕達はゆっくりとお弁当を食べた。
「こんなに幸せでいいのかな?鮎川がお弁当を作ってくれるなんて想像もしてなかったよ」
「本当は…ほとんどお母さんなんだけど」
僕には気持ちだけで充分だった…。

<>146 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:34:14 ID:ATz2b7I80<>
<>873 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:29:15 ID:2UVAYfnVO <>
お弁当を食べた後はいよいよボートへ…。
「鮎川はボートに乗った事ある?」
「シンジ君は?」
「おじいさんが昔軍隊で練習したとかで、小さい時によく乗ったよ。」
僕達はボートに乗込んだ。係のオジサンに漕ぎ方を教えてもらう。
僕はぎこちなくボートを漕いだ。
「後で横に座って一緒に漕いでもいい?」
「まっすぐ進むようになったらね」
エリカは向かいに座りながら首を曲げ前をみている。僕の目線にはエリカのスカートと白い太股が見える。
慌てて目を逸らすが…誘惑には勝てない。
「あっ!あっちにお猿さん!」
エリカの声に僕は正気に戻った。彼女の指差す方には野生の猿が何かを食べていた。
そして目線を戻したらエリカの白い下着が見えていた。
………。

<>147 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:35:26 ID:ATz2b7I80<>
<>936 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:22:22 ID:j4pcLqVcO <>
エリカに知らせようと声をかけ…、
エリカが振り向いた瞬間、近くを遊覧船が通る。波が押寄せ、ボートが揺れた。「キャッ」
両手を広げてボートのヘリに掴まるエリカ。上体が上向きスカートが捲り上がった。
ドキッとしたが、気付かない振りをする。—波が収まり—エリカはすぐに自分の姿に気付き、慌ててスカートを直した。
「見た?」
「見てない、見てない」
「嘘、見たでしょ」
「見てない…見えたけど、見てない」
エリカは僕の答えを聞くと吹き出した。
「見たいけど見てないよりマシだから許すよ」

<>148 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:36:02 ID:ATz2b7I80<>
<>937 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:29:52 ID:j4pcLqVcO <>
イヤイヤ…見たんですけど。

そのうちボートを漕ぐのにも馴れてエリカも一緒に漕ぐことに…。腕力が違うからか、ボートは旋回を繰返す。
…暫くしてエリカも馴れたらしく、思う方向に漕げるようになった。

「昨日、嬉しかったよ」
「えっ何?」
「シンジ君がギュッとしてくれて…」
「ほんとはキチンと言わないと行けないのに…ごめん」
「嬉しかったよ。シンジ君の暖かさも感じられたし…」
僕の心の中に熱いモノが込上げてくる。歌の歌詞じゃないけど、エリカを…この瞬間を僕だけの物にしたかった。

<>149 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:36:41 ID:ATz2b7I80<>
<>938 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:31:15 ID:j4pcLqVcO <>
ボートを降り、河原町へ。老舗?らしきお店でそれぞれお互いの家へお土産を買う。
食事の時間に間に合わなそうなので金閣寺も銀閣寺も諦め、タクシーで清水寺へ。
子供だけで乗るタクシーは初めてだったけど、観光地だからか親切に応対してくれた。
清水の舞台に立ち遠くを眺める。
「これからも色々な所に行こうな」
「本当?」
「いつかはボストンにも行こう、街を案内してよ」
エリカが僕の手を握りしめた。
今の僕たちには手を握りしめるのが唯一の愛情表現だったのかも知れないと思った。

<>150 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:37:12 ID:ATz2b7I80<>
<>939 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:39:35 ID:j4pcLqVcO <>
茶店に立寄り少し休憩。お店のおばちゃんに三寧坂、二寧坂の話を聞く。
帰り道は坂を下りねねの道から八坂神社を抜けなさいと教えられる。
「ここでコケたら三年は不幸になるらしいね」
「シンジ君の手を握っておくね、不幸になるのも一緒だよ」
こんな幸せでいいのだろうか?僕だけが幸せになっても…少しだけ不安になった。

帰り道、エリカの両親と食事をする事を思いだし…緊張し始めた。

…エリカのお父さんは商社マンだったけど、想像と違いお喋りで優しい人だった。
晩ご飯はシャブシャブで—エリカの提案だと思う—美味しかったと思うが緊張してあまり記憶がない…。
とりあえず歓迎された事にホッとした…。

緊張と弛緩。エリカの家からの帰り道ははてしなく長かった。

<>151 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:37:51 ID:ATz2b7I80<>
<>945 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:56:14 ID:j4pcLqVcO <>
次の日、午前中は学校の準備に時間を費やす。
昼過ぎにエリカはやってきた。【さらば青春の光】を観る。
【TheWho】の音とベスパ…細身のスーツにモッズコート。最初はスタイルに惹かれたが…主人公の不器用さ、無力さに…魅入ってしまう。
映画が終わり…エリカが口を開く。
「もしも私たちがあの世界に生きていたら、どうなってたのだろう?」
僕は答えの代わりに後ろからエリカを抱きしめた。
…10分20分と時間が過ぎ、エリカが身体をずらせた。
僕の首に手を回し…目を閉じて顔を近付けてきた。僕もエリカを抱き寄せ、エリカの頬と僕の頬を寄せた。
エリカの首筋に唇を押し当てる。瞬間、エリカの首筋に電気が走ったみたいな反応があった。

<>152 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:38:21 ID:ATz2b7I80<>
<>947 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:06:08 ID:j4pcLqVcO <>
「ゴメン…」エリカの反応に僕は唇を離した。
エリカは横に首を振り少しキツく…僕を抱きしめた。
エリカの心音が聞こえるような気がする。吐息が首筋にあたる。
僕はもう一度…エリカの首筋にキスをした。…今度はエリカの身体から力が抜けていく。
自然にエリカの首筋から唇が離れた…。
僕は思い切って…エリカの頬にキスをした。エリカの身体は一気に緊張した…。
暫くしてエリカは…顔を動かし、自分から僕の頬にキス…。一瞬だったけど、エリカの唇は暖かく…柔らかだった。

<>153 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:38:56 ID:ATz2b7I80<>
<>949 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:19:39 ID:j4pcLqVcO <>
僕とエリカは何度もお互いの頬にキスを繰返した。緊張して…目を開けられなかった。
「Fainally…」エリカが小さく呟いた…。
エリカの言葉に呪縛が解けたようだった…。少し身体を離して、次の言葉を探った。

「ベティブルー…観る?」
「どんな映画?」ミサネェは絶賛し、竹山さんは「キチガイ女とアホ男の話」って言ってた事を正直に話した。
ビデオをセットし、ベッドに座っているエリカの背後から抱きしめるように座る。
再生ボタンを押したとき…
「シンジ君…ミサさんの事、好き?」唐突に聞いてきた。
「エッ?なんで?」
「お弁当を買いに行った時にミサさんが…そのうちシンジ君を狙うかも…って」

<>154 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:39:31 ID:ATz2b7I80<>
<>953 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:31:11 ID:j4pcLqVcO <>
ミサネェが冗談好きな事、年が離れてる事、僕を弟のように心配してくれているだけ…そんな風に言い訳をした。
「そう。…そうよね」エリカは安心したのか身体をあづけてきた。
僕はエリカと二人、ブランケットにくるまった。

映画が進むにつれ、時折エリカは頬にキスを求めてくる。まるでミサネェに嫉妬しているかのように…
僕の頭の中は心とは裏腹に冷静だった…。
エリカがキスを求める度にミサネェが脳裏をかすめたからだった…。
濃厚なラブシーンになるとエリカは僕の目を塞ぐ。
映画が終わった後…。

僕はエリカを抱きしめ…キスをした…。

<>155 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:40:03 ID:ATz2b7I80<>
<>954 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:43:38 ID:j4pcLqVcO <>
初めて唇を重ね合わせる。頬へのキスと違い…真っ白になるようだった。
身体が震えた。
エンドロールが流れている間、お互いがお互いを確かめるようにキスを繰返した…。
顎の辺りが冷たく感じる。唇を離しそっと目を開けると、それはエリカの涙だった。

エリカは目を開けると恥ずかしそうに
「ごめんね。嬉しいのに…涙が出ちゃう。…なんでだろう…。シンジ君の前だと泣き虫になっちゃうよ」…感極まったのかそのままエリカは泣きじゃくった。
僕には抱きしめる事しか出来なかった。

ひとしきり涙を流して落着いたあとに、エリカは
「もう一度…キスしてもいい?」

それはそれは甘いキスで…蜜の味だった。

<>156 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:41:30 ID:ATz2b7I80<>
<>960 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 02:00:11 ID:j4pcLqVcO <>
そっと身体を離し…カーテンをあける。 夕方になりつつあった…。
このまま映画の余韻に浸りたい気持ちもあったが…散歩に出掛けようと提案する。
夕暮れを手を繋ぎ瀟洒な町並みを抜ける。
「おなか空いたね…」 ラーメンを食べようとなり、ラポルテへ…。
食事が終わり芦屋川沿いを散歩する。
「シンジ君に手紙を書いてもいい?」
「いいけど、なんで?」
「シンジ君に伝えたい事あるの。気持ちを口で伝えたくても…30%も伝えられないかも」
「だから、手紙に書いてみようって…」
「うん、嬉しいよ」心の中で僕は「エリカの思う程に純粋じゃないし汚れている。エリカに嘘もついている」そう叫んだ。
現実には…何一つ言えなかった。

<>157 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:42:20 ID:ATz2b7I80<>
<>977 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 03:11:15 ID:j4pcLqVcO <>
100回目のキスをしてから彼女を送り届けた後。
部屋に戻りたくはなかった。部屋に戻れば…きっと落込む。

ミサネェの声を聞きたかったし…ハルホに謝りたかった。そしてエリカの唇も欲しかった。
僕には何も出来なかった…全てを失うのが怖かった。

—三宮に行けばミサネェに会える。電話をかけたらハルホはきてくれる—
………。
—ミサネェに会ってどうする?本当にハルホが来てくれるのか?もしも来たとして…ハルホとどうしたいんだ?—
僕は自問した。
そして自分の唇に触れてみる。唇は乾いていてエリカの唇を思い出せなかった。

諦めて家に帰ろう…。
明日は新学期だった。

<>162 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 15:19:45 ID:j4pcLqVcO<>
さすがに初日から一緒に登校するのには抵抗があったらしくエリカは先に学校へ行った。
僕が教室に入った時にはエリカは他の女の子達から囲まれて質問責めにあっていた。
何人かの女の子が僕を見つけ手招きをするが、僕は笑って応じなかった。
他の二人の男子生徒が声をかけてきた。
「やっぱ辞めるみたいだぜ」
「もう退学届を出したらしい。一応学年末まで保留って事らしいけど」
始業のベルが鳴って席につく。空席は6個。担任教師はそれには触れず、体育館へ誘導する。
エリカは普段は一人で移動していたが、今は何人かがそばにいる。楽しそうだった。

<>170 :162と163の間です :2006/01/15(日) 16:31:37 ID:j4pcLqVcO<>
「男3人で残り二年半はキツいな」移動中に声をかけられた僕は
「マジでキツいかもな…」そう答えた。
始業式は午前中に終わったが結局エリカとは話す機会のないままに別々に帰宅する事になった。

帰り道、家の近くの公園のところでエリカは待っていた。
「大変だった?」僕はエリカに尋ねた。
「うん…。恥ずかしかったよ。色々聞かれたよ」どっちが告白したのか?キスはしたのか?…それ以上のキワドイ質問もあったらしい。
「恥ずかしかったから答えなかった」
エリカはそう言うと俯いた。色白だから顔が赤くなるとすぐにわかった。

<>163 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 15:21:53 ID:j4pcLqVcO<>
「…それに話したら…シンジ君に嫌われそうだし」僕はそんなんじゃ嫌わないと笑って…自販機でオロナミンを2本買った。
「みんな、シンジ君はエッチだって…言ってたよ」
「えっ!?何で?」
「理由はないけど…変に大人っぽいし多分エッチだって」「年上の女の子と付き合ってたんじゃないかって」
そんな筈ないやん!と否定したが。
「ミサさん…凄い美人だから心配。」
僕が否定しようとしたら…
「シンジ君の事、心配してないよ。」そして…
「もうちょっと待ってね」
「………?何を」

<>164 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 15:24:39 ID:j4pcLqVcO<>
「もうちょっと時間がかかるよ。ごめんね」
エリカが何を言ってるのかわかった。
「エッチな話を聞き過ぎたんちゃう?俺は鮎川のそばにいれるだけで幸せやねん」
「あっ!でも…準備出来たら教えてな…でも鮎川がそんなエッチな女の子とは思わなかったよ」おどけて話すとエリカは顔を真っ赤にしていた。
「まだ名前で呼べないのに。鮎川の事が好きって…やっと言えたのに。俺は鮎川を大切にしたいから…」
「うん…ありがとう。私もシンジ君が好きです」

暫くは平穏な学生生活が続いた。

<>198 :えっちな21禁さん :2006/01/16(月) 01:12:37 ID:NhJDHoDRO<>
新学期が始まり、土曜日は午後からバイト、夜は竹山さんの弟子として11時まではクラブで手伝いやDJの勉強をさせてもらう。
竹山さんとの約束で、イベントの時以外は必ず11時になったら帰る事になっていた。
7時でバイト上がりの時が一番楽しかった。オープン前のクラブで機材の掃除や時間があればスクラッチを教えて貰える。
8時のオープンから10時頃まではお客さんが殆どいないので竹山さん達と馬鹿話をしたり、食事に連れてって貰ったりした。
平日は半分くらいはエリカと勉強したり、遊んでいた。もちろん日曜日や祝日はエリカと過ごしていた。

<>200 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 01:22:04 ID:NhJDHoDRO<>
秋も深くなり始め、文化祭の準備をしていた頃…中学時代のクラスメートの女の子から電話があった。

「ハルホの事なんだけど…最近あまり学校にも行ってないみたい。何か知ってる?」
彼女は僕がハルホと別れた事を知らないようだった。彼女にその事を知らせるべきかどうかはわからなかった。
彼女とハルホは親友だったから、別れた事を知ってて当然だった。それを知らないのには理由があるはずだった。
「最近…忙しくてあまり会ってないよ」
「そう…。それじゃぁハルホに学校に行くように言っといてよ。後、私に電話するようにって」彼女は自分が避けられる理由が思いあたらないし、ハルホが気になる…そう言って電話を切った。

<>205 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 01:54:50 ID:NhJDHoDRO<>
僕自身ハルホのことが気にならない訳じゃなかった。ただ何処かにしまい込んでいた記憶を…
もう一度引っ張りだすのは大きな苦痛が伴なった。
—記憶を辿るだけでも苦しいのに—
僕はどうしても受話器を取れなかった。

その夜、ベッドの中でハルホのことを思いだす…しかし記憶の中のハルホは顔も声も歪んでいた。

<>207 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:07:06 ID:NhJDHoDRO<>

昨夜は…色のない夢を見た気がした。歪んでいたのは僕の涙のせいだったのかも…。

シャワーを浴びる。朝ご飯は摂らないで家を出た。エリカの家に向かう間に気分は入れ替わっていた。

「おはよう、寒いね」
「そう?まだまだ暖かいよ」
長い間ボストンで生活していたエリカとは寒さに関してだけは意見が合わなかった。
「シンジ君の手…冷たいね」
「そう?」
「暖めてあげるね」エリカは僕の掌を包んでくれた。
エリカがお母さんからジャンコクトー展のチケットを貰ったから、一緒に行こうと誘う。前にもエッシャーの騙し絵を観に行っていた。

<>208 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:16:43 ID:NhJDHoDRO<>
土曜日の夜
バイトを6時に上がった僕は高架下をブラついていた。
ミサネェの友達のバイト先を覗いたら、ミサネェが店のカウンターに座っていた。
毎週のようにミサネェとは顔を合わせていたし…たまに二人っきりになるとキスもしていた。
ただし大人のキスではなく、ミサネェの言う挨拶替わりのキスだった。
いつもエリカに悪いと思うのだが、
「たまにシンちゃんで性欲を満たしておかないとねぇ」冗談とはいえ、そこまで言えるのは男前だと思う。
それにエリカの事を聞かれながらするキスは…少し興奮—スゴクスキだった—した。

<>210 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:28:34 ID:NhJDHoDRO<>
「シンちゃん、赤萬イコ!」僕はミサネェと餃子の赤萬に行った。本当は赤ちゃんの洋食かファミリーで蕎麦定食が食べたかったが拒否権は持合わせてなかった。
「10人前とビール」
ビールを飲みながら、ミサネェの知合いのショップ店員が何故かオッパイ占いやオカリナ占い。はたまた靴下占い…占い師に転向しているって聞いて大笑いした。
僕もバイト先の角を曲がったとこにある印度料理のパキスタン人店員が、店の前でビラを配るので間違ってウチに入った客がカレーばかり注文する話をした。

餃子を食べてから二人で竹山さんのとこのハコに向かう。

<>213 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:39:57 ID:NhJDHoDRO<>
ミサネェと坂道を上りながら歩いていると高校の同級生と偶然道路越しにすれ違った。
向こうはミサネェと歩いている僕を見て怪訝な表情をしていた。
僕は気付かない振りをした。彼女達は少し後をつけて…クラブに入るのを見届けたようだった。
エリカに直接話してくれたら問題ないけど、変に噂になったらマズいなぁ…そう思いながら店の準備をした。
開店準備が終わる頃に竹山さんがやってきてミサネェと馬鹿話をしていた。

週明けの事を考えたら憂鬱だったからエリカには明日話そうと決めた。

<>216 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:53:06 ID:NhJDHoDRO<>
今日は別のクラブでイベントがあり、東京からもDJが来てるので、竹山さんは9時から店を抜けて遊びに行くとの事だった。
僕は9時で上がる事にした。10時までに帰ったらエリカと電話が出来るなぁって思った。
イベントのせいもあり9時前までお客さんが殆ど来なかったので、みんなで隅のテーブルでトランプをして過ごした。
時間がきて僕は帰る事にした。ミサネェも明日が早いからと途中まで一緒に帰る事に…。
「寒い!」クラブを出るとミサネェが腕を組んできた。誰かに見られないか心配だった。
駅迄の帰り道、路地を通る度にミサネェにキスをされた。僕は誰かにみられないかが気になったので…ミサネェにそれを伝えた。

<>217 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:01:13 ID:NhJDHoDRO<>
「シンちゃん、キスするの辛くなった?」
「エリカちゃんに悪いから?嫌になっちゃった?」

僕が答えを探していると
「シンちゃんが嫌ならもうキスしないよ」
………。
「嫌じゃ…ないよ。」
「嫌じゃないけど、好きじゃないって事?」
僕に逃げ道はなかった…。
「…ミサネェのキスは好きだよ。でも恥ずかしいよ」

結局僕は自分からミサネェを抱きしめてしまった。

<>219 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:11:48 ID:NhJDHoDRO<>
初めて自分から…ミサネェにキスをしてしまった。

しかし僕はかろうじて踏みとどまった。もちろん、ミサネェにもそこまで踏込むつもりはなかったんだと思った。
竹山さんがミサネェに好意を抱いているのは知っていたし、ミサネェも知ってた。
ミサネェは以前、僕に「身内でグダグダになるのは嫌だからねぇ」言ってた。だから僕をからかって楽しんでるだけだと、自分に言い聞かせた。
気を取り直しての帰り道「やっぱ近親相姦はマズいよねぇ」と言って僕を笑かせていた。
僕もホッとした。

<>220 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:23:40 ID:NhJDHoDRO<>
ミサネェと別れて芦屋駅に着いたのは10時前だった。
家に帰ってからじゃ間に合わないので、公衆電話からエリカの家に電話した。
エリカは予想外の電話に素直に喜んでくれた。
「少しだけ…シンジ君に逢いたいな」
僕は急いでエリカの家に向かった。
ガムを噛みながら唇を拭う…

エリカの家に着くとマグカップに紅茶を淹れて玄関のところで待っててくれていた。
自転車を止めてマグカップを受けとり…二人で公園へ。
お母さんにシンジ君と逢うって言ったら「毎日一緒に飽きないの?そのうちシンジ君に飽きられて捨てられちゃうかもよ」って…エリカは少し心配そうに僕を見上げた。

<>222 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:34:08 ID:NhJDHoDRO<>
「そんな事ない。今夜だって俺から電話したんだし」僕は今すぐにでもエリカを抱きしめたかった。
公園に着いた頃には紅茶は冷めかけていた。
ベンチに座りミサネェの友達がどんどん占い師になっていく話をした。
エリカは靴下占いだけは嫌って言ったので、
「僕が占うから靴下脱いで」って言うと本気で嫌がった。
そして餃子を食べた話や竹山さんの話のついでにクラスの女の子を見掛けたって事も話した。
ミサネェとのキスの話はしなかった。
「今度、赤萬に行きたい。連れてってくれる?」
僕はいつでもいいよと答えた。

<>223 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:45:22 ID:NhJDHoDRO<>
暫く話をしたらエリカがもたれてきた。
「ギュッとして…」
「餃子を食べたよ…」
エリカは気にしない…そんな表情で抱きついてきた。—優しいキス—
僕はエリカを強く抱きしめ…エリカを見つめた。エリカは顔を僕の胸に埋め…
「餃子味のキスだね。」
「でもシンジ君、ミサさんの香水の香りがするよ」
エリカは不安げに呟いた。
「あー。赤萬を出た後、プシューってしてたよ」

エリカはそれを聞くと
「シンジ君ごめんね。シンジ君の事が好きすぎて…不安になっちゃう」
僕はこれからはミサネェと二人になるのは避けようと思った。
エリカに嘘をつくのは嫌だったし…辛かった。

<>230 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 08:44:44 ID:NhJDHoDRO<>
エリカを送り届けた時、ちょうどエリカのお父さんが出張から帰ってきた。挨拶をして帰ろうとすると、
「ちょっと待ってなさい。北海道のお土産があるんだよ」そう言うと小走りに家の中に入って行った。
ほんのちょっとのオーバータイム。キスも抱きしめる事も出来ないが、エリカは幸せそうに僕の手を握っていた。
「はい、これ。ご両親によろしく。エリカ、シンジ君をそこまで送って行きなさい」
僕はお礼を言い、それからエリカを制した。
少し前に—そこまで送るね—を繰返し、1時間くらい行ったり来たりを繰返したので見送りはなしと決めていた。
家に帰り、母にお土産を渡した。生チョコと柳葉魚だった。
母は喜びさっそく父の酒のあてに柳葉魚を炙っていた。
部屋に戻り、ベッドに横になる。エリカの顔とミサネェの顔が交互に浮かび上がる…確かにミサネェの香水の香りがした。

<>231 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 08:57:58 ID:NhJDHoDRO<>
—ミサネェの匂い—

ミサネェとのキスを思い出すと激しく勃起した。
目を閉じてミサネェの唇の感触、抱きしめた時の胸の感触…僕はミサネェの—キスしている時の—かすかな喘ぎ声や漏れた吐息…唾液の匂いを思い出した。

………。

終わったあと…後悔した。
<>236 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 11:27:49 ID:NhJDHoDRO<>
学期末の試験が終わった。
エリカとかなり勉強したせいか、成績は上がっていた。エリカも苦手な古典や日本史を克服し、日本史は僕よりも点が高かったぐらいだ。
クラスもこれ以上の脱落者を出したくないという作用が働いたようで、文化祭以降は雰囲気が良かった。

下校時、エリカと夕方に待ち合わせの約束をし三宮へ…。
親の許しが出たので、クラスの友達と僕がお世話になっているクラブに一緒に行く事になっていた。

6時にバイトが終わり店を出たら、エリカ達が迎えに来ていた。

<>237 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 11:31:26 ID:NhJDHoDRO<>
「今日はスケーターズナイトだから危ないかも」少し離れて見てないとダイブする連中に蹴られたり揉みくちゃにされると忠告した。
その後はとりあえずオープン前のクラブに行き、リハというかランプの角度と天井の高さをチェックした。
竹山さんの弟子のモーリーさんがシンジの曲はビースティーな。出番は最後だから10時過ぎな。
…ビースティーボーイズの曲はいつも一番の盛上がりを見せるから正直怖かった。
モーリーさんとトリックの打ち合わせをしていたら竹山さんが入ってきた。僕達は慌てて挨拶に向かった。

<>238 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 11:35:10 ID:NhJDHoDRO<>
「オッ!エリカちゃん久しぶり!」竹山さんはそう言うとクラブのスタッフに向かい大声で
「シンジの彼女が来てるぞ〜。今夜のトリはエリカちゃん!」
エリカは驚いて友達の影に隠れた。
竹山さんの計らいでクラブのスタッフがゲスト用のステッカーを3枚くれた。
これで入場料も飲食もタダになる。エリカも友達も喜んでいた。
スタッフミーティングが始まるので、彼女達は8時半には戻ると一端外へ遊びに行った。
エリカ達がクラブに戻ってきた頃にはハコはかなり盛上がっていた。

<>240 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:19:16 ID:NhJDHoDRO<>
エリカが僕を見つけると、友達から離れて僕のところに来た。
「頑張ってね。みんなシンジ君が練習しているのを見てカッコイイって言ってたよ。」
「恥ずかしいよ。本当はスケーターズナイトって苦手なんだ。」

ケージの中で滑るのは檻の中のリスみたいで嫌だった。
「そうそうチアキは竹山さんがタイプなんだって!」
「竹山さんとチアキじゃ年の差があり過ぎだよ(笑)」
…竹山さんとミサネェは同じ年だった。
「とりあえずみんなで竹山さんにお礼のプレゼントを買ったの。」

<>241 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:20:30 ID:NhJDHoDRO<>
竹山さんはまだ外出してるから帰ってきたらブースに入る前に渡すようにと言った。
竹山さんはプレー中は神経質になるから、あまり近寄りたくはなかった。
「シンジ君にも…プレゼント。これは私からだよ。」エリカは僕に革のリストバンドをプレゼントしてくれた。
「ありがとう!つけていい?」包みを開けた僕はリストバンドを付けてみせた。

僕が有頂天になって喜んでいると竹山さんとミサネェ達がやってきた。
僕がエリカに合図するとエリカはチアキ達を呼びに言った。
程なくして3人が帰ってきた。

<>242 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:21:53 ID:NhJDHoDRO<>
僕が口火をきり、竹山さんにお礼を述べた。
チアキが竹山さんにお礼を言いながら、プレゼントを渡した。
竹山さんもメチャクチャ喜んでくれたみたいだったが
「必ず11時には帰るように!と釘を刺す事は忘れなかった」
僕も上がっていいと言われたが、モーリーさんが2部が終わるのは1時を過ぎるって竹山さんに囁いた。

結局エリカ達は11時に帰り—チアキの家にお泊り—僕はミサネェの友達と一緒にミサネェぬ送って貰う事になった。

<>243 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:27:37 ID:NhJDHoDRO<>
エリカ達は一端はチアキの家に行くが、夜中にこっそり家を抜け出してロイホに行くらしい。僕も合流する事になった。

「2時過ぎから3時迄にはシンちゃんを届けるからね」ミサネェはエリカに囁いていた。
その後は僕は準備に入り、エリカ達はフードを注文しに行った。

ミサネェの友達がやってきて
「シンジ君はプレーボーイやね。ミサと彼女じゃタイプが違うから…」
冗談にしてはタチが悪かった。僕は慌てて否定して、

「気合い入れてきやす」と逃げた。

<>244 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:41:04 ID:NhJDHoDRO<>
9時半を回り会場のテンションは急に上がり始めた。
エリカ達は初めてのクラブだったので、絡まれないように竹山さんやミサネェ達がそばに付いてくれていた。
僕はブースからそれを見ていた。

いよいよMCが入りイベントはスタートした。
RUN D.M.C.のウォーク ジス ウェイがオープニングだった。
イキナリ会場はパニックになる。人の波が押し寄せる。
あまりのテンションの高さにエリカは後ろの方で驚いていた。
竹山さんはビールを飲みながらチアキと話していた。
すぐにエリカに声をかけてきた男がいたが、ミサネェの友達が払いのけてた。

会場内のテンションが一気にヒートアップする。大きなトリックを次々に繰り出されていた。ダイブが始まる—まるでパンクのライブ—

そろそろ僕の番だった。緊張した。

<>246 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:56:47 ID:NhJDHoDRO<>
竹山さん達やミサネェ達がモーリーさんの合図で前に移動してくるのが見えた。

「トリはスケーターズキングのシンジ!」
あまりに恥ずかしいMCと暴動のような盛上がり—シンジコール—が僕をドン引きにさせる。
ギターのリフが流れる。覚悟を決めて、次のイェーイの声で、僕は飛出した。
「ユーガッタ ファイト、ソー U ライト…トゥ パーティー!」
みながレコードに合わせて叫んでいるのが目に入った。僕はカットバックやグラブ、180と持ってる派手なトリックを全て出した。
異様な盛上がりの中。ランプを降りたら、みなに抱えあげられて流されていった。
一回目のステージが終わりエリカを捜したが、いろんな人がハイタッチを求めたりするのでなかなかエリカの所には辿りつけなかった。

<>247 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:07:27 ID:NhJDHoDRO<>
やっとの思いでエリカの所に着いたらシャツはノビノビになっていた。
エリカに話しかけようとするが、知らない人が僕に話し掛けてくるのでなかなか話せなかった。

エリカ達が帰る時間がせまっていたので、5分だけちょうだいといいエリカをクラブから連れだした。

Tシャツに短パンで表に出たら身体中から湯気が立ち上ぼった。
「今日のシンジ君すごかった!私もシンジコールしたよ!」
「ありがとう!でもメチャクチャ緊張したよ!」
そう言って僕はエリカを抱きしめた。
「汗くさくない?」エリカは首を横に振り
「今日のシンジ君はヒーローだったよ」と呟いた。

<>248 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:16:06 ID:NhJDHoDRO<>
このままずっと抱きしめていたかったが…12月の神戸はヨレヨレの半袖に短パン姿の少年には優しくなかった。
「終わったらロイホに行くね」
「うん。初めての夜遊びだからチアキ達といっぱい話してシンジ君を待ってるね」
僕とエリカは手を繋いだままクラブに戻った。チアキやモーリーさんに冷やかされるが、気にしなかった。
時間が来てエリカ達は帰り、僕はミサネェ達と正屋に蕎麦を食べに行った。

蕎麦を食べても次の出番まで時間がかなりあったのでみんなで飲みに行った。

<>249 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:34:50 ID:NhJDHoDRO<>
二回目のステージは—さっき以上の客が集まっていたし、みな酔っていた—先程とは比べものにならないぐらいに盛上がりっていた。
僕はランプに立つ前に、既に上半身裸で気合いを入れていた。
興奮した僕はランプに上り持ってたシャツを投げ入れた。

—終わってから僕は後悔した。予備のシャツを持ってきてなかったのだ。
「裸にダウンで帰ればええやん、セクシーやで」ミサネェは僕が慌てているのを見て、笑いながら僕を突放した。
困っている僕を見てモーリーさんがシャツをクラブのスタッフ用のシャツを借りてきてくれた。

適当に挨拶したりして帰る事に…。ミサネェは車を回してくる、と言い残し先にクラブを出た。
帰る時に竹山さんがギャラをくれた。
「店からボーナス込みで出たって」そう行って渡してくれた。
クラブの出口でミサネェの友達と待ってたら、すぐにミサネェの車がきた。

<>251 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:48:17 ID:NhJDHoDRO<>
僕らが車に乗り込むと車は岡本のマンションに向かった。岡本まではすぐだった。
「ありがとう、ミサ。それじゃシンジ君おやすみ」
「おやすみなさい」
ミサネェは車を出した。
「シンちゃん、カッコ良かったよ。」
「あ、ありがとう」
「で、シンちゃんが裸で滑ったのは何?あたしに何かアピールしてたのかな?」
信号で車を停める。車が止まる度にミサネェは頬を指差しキスを要求する。
その度に僕はそっとキスをした。

カーCDはマービンゲイを流していた。

程なくして車はロイホの近くまできた…

「さて、着いた。約束の時間までまだまだ時間あるよ。シンちゃんどうする?」
「一人で待つ?それともお姉さんと車をどっかに停めてイチャイチャする?」

<>259 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 19:30:49 ID:NhJDHoDRO<>
………。

僕はどう答えたらいいのか迷った。ミサネェと過ごす時間は—振り回されるのを含めて—嫌いではなかったから。
「何マジになってんの。…いいわ、お話しましょ。」ミサネェは車を移動させ、誰も通らないような所で停めた。
「………。」
沈黙が続く。

ハンドルに頭をつけ、おもむろにミサネェが口を開いた。

<>264 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:11:52 ID:NhJDHoDRO<>
「ごめんねシンちゃん…」
「お姉さん、わがままばっかりでシンちゃんを困らせてるね。」

「そんなんじゃないです…。」
ミサネェの事は好きだったし、出来ればずっと一緒にいたかった。ただ…それが恋愛感情かどうかわからなかった。
「ミサネェは大切な人だから。だから関係を大切にしたいんです」
ミサネェはそこまで聞くと…
「もしかしてフラれちゃった?」明るい声で聞く。
「違う、そういうのと違います」
ミサネェは僕に抱きついてきた。
「シンちゃんごめんね」
僕もミサネェを抱きしめ…た。

<>265 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:13:38 ID:NhJDHoDRO<>
そのまま僕はミサネェにキスをした、して…しまった。
僕からミサネェに初めての大人のキス。

ミサネェから甘い吐息が漏れる。

「シンちゃん…ズルイよ…」そこまでミサネェが言うか言わないかのうちに僕はもう一度、大人のキスをした。

<>266 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:15:12 ID:NhJDHoDRO<>
僕も限界だった…。ミサネェの身体、胸の膨らみを身体で感じていた…。もう少しで…。

「シンちゃん。キスが上手になったね。」
ミサネェは…多分泣いていた。
「これからもキスしてくれる?」
「…うん。」
ミサネェは僕の着ていたシャツをまくりあげ、胸にキスマークをつけた。
「よし!マーキングしてやった。今日はシンちゃんのセミヌードみてハァハァしちゃった」
「オッサンみたいな事…言わないでくださいよ」

<>267 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:17:07 ID:NhJDHoDRO<>
ミサネェは重い雰囲気を払拭してくれた。ギリギリの所で気を使ってくれていたんだとは…まだ気付かなかった。
その後はロイホの前に移動してエリカ達の到着を待ちながら、ミサネェの友達のオッパイ占いや靴下占いの話をした。どうやら靴下占いは廃業したらしかった。
「今日はシンちゃんのオッパイ占いしちゃった!」
「ズルですよ、アレは反則!」
「じゃ少年、私のオッパイを今から占うか?」
う…占いたかった。
「今度、占いさせてあげるよ。ただしオッパイだけ」
「恥ずかしいからいいですよ、それにオッパイ占いはそんなんじゃないでしょ!」

<>268 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:20:28 ID:NhJDHoDRO<>
ハザードランプの点滅に気付いてエリカ達が交差点の向こうから手を振っていた。それを見たミサネェは

「少年、おやすみなさいのチューは?」
「出来るはずないでしょ!」最後は笑いにしてくれた。
「早く降りなさい。女は敏感なんだから!」僕がミサネェに一緒にロイホに行かないかと誘ったら、そう答えた。

僕は礼を言って車を降りた。

<>270 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:33:53 ID:NhJDHoDRO<>
車を降りた瞬間…外気に触れたせいかトランクスが濡れているのを感じた…。

僕がドアを閉じるとそのままミサネェは車を走らせ、一端エリカ達の前で止まって…何か言葉を交わしてから帰っていった。

四人でロイホに入る。おなかが少し減ってたのでそれぞれ夜食を注文した。
隣りに座ったエリカはチアキ達にわからないように…テーブルの下でそっと手を握ってくれた。

本当はエリカを連れて帰りたかったが、そんな事が出来るほど大胆ではなかった僕は朝方までダラダラと女の子達の話に付き合った。
店を出ての別れ際
「エリカを泣かせたらダメだよ。エリカは心の底からシンジ君の事が好きなんだから」
「そんなの当たり前。おやすみ」

帰宅して…着替えもせずにベッドに倒れこんだ。

<>281 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:09:58 ID:Nhl3yTkiO<>
次の日
エリカは昼寝しているところにやってきた。部屋に入って、ベッドで寝ている僕のそばにそっと座り…本を読んでいた。らしい。
僕はエリカの寝息で目が覚めた…。そっと起きて、毛布でエリカをくるんだ。
シャワーを浴びる為に下着や着替えを持ち、階下へ。
風呂に入っている間に母にお握りを作ってもらう。風呂から上がるとお握りと卵焼きが出来上がっていた。

「シンジ。お母さんはお父さんとイケアに行くけど、あなた達もくる?」
僕は首を横に振り
「アソコはなんにもないからいいよ。膝も脛も痛いし…」

<>282 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:11:47 ID:Nhl3yTkiO<>
お握りとお茶を持って部屋に戻るとエリカはまだ眠っていた。
セーターをクローゼットから取りだそうとしたら、エリカが目を覚ました。
「ごめんなさい、シンジ君を見てたら寝ちゃってた。」
「母さんにお握りを作ってもらったから一緒に食べよ」
僕はセーターを取りだすのをやめてエリカと一緒に毛布に包まれた。
昨日は興奮していたから気付かなかったが、アチコチぶつけていたみたいだった。内出血してたり、擦り傷があった。
お握りを食べながら昨日の話をした。
「チアキがまた行きたいって。ケイちゃんは怖かったって」

<>283 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:14:28 ID:Nhl3yTkiO<>
「アレからどうしたの?」
「チアキの部屋で朝までおしゃべりしたよ。シンジ君の話もしちゃった」
「それでチアキ達に怒られちゃった…よ」
「えっ!なんて?」
「………。」
「どこまで…進んだのか…聞かれて…」
エリカはそこまで言うとお握りを食べ始めた。
よほど恥ずかしかったらしく、思い出して顔を赤らめている。

<>284 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:20:24 ID:Nhl3yTkiO<>
「キスした事あるって…言ったら…それだけ?って」
「シンジ君がかわいそう…って」僕はエリカの事が好きだし、怒こった事もないよ…そう答えた。
「それに…ミサさんにシンジ君をとられるよって」僕はそれもない。全然ないって答えた。
「心配ないよ」そう言いながら、僕はエリカを抱きよせた。
エリカを抱えるようにしてベッドに寝かせた。
「心配しないで…今日はゴロゴロしようよ」
僕はエリカにキスをした。
「ドキドキする。もう…何回もキスしてるのに。いつもドキドキするよ」
僕はエリカを抱きしめた…。そしてエリカの胸に顔を埋めた。エリカは一瞬とまどったみたいだったが、僕を抱きしめた。
「エリカの…暖かいよ。それに柔らかい…」
エリカの心拍数が急に上がったのがわかった。
「シンジ君。…怖い…けど…うれしい」

<>293 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:17:00 ID:Nhl3yTkiO<>
「シンジ君…シンジ」
エリカの体温が伝わる…甘い吐息が漏れる。

「……エリカ。俺…ずっとエリカの事が好きだった。これからもずっとこうしていたいよ」

エリカの頬を涙が伝う。僕はエリカをさらに強く抱きしめ…キスをした。
—等身大のキス—
「エリカ…。このまま時間が止まって欲しいね」エリカは目に涙を浮かべながら…何度も頷く。

「ずっと大切にしてね…シンジ君…ずっと一緒にいてね」

<>295 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:27:16 ID:Nhl3yTkiO<>
僕は心の中で自分を呪った。優柔不断な自分を呪った…。
果たして僕はエリカに相応しいのだろうか?今はダメでも…相応しい男になれるのだろうか?
僕は…エリカを守り続ける事が出来るのだろうか…

エリカはいつも僕を真直ぐに見つめる…。一点の曇りもない、力強く優しい目で僕を見つめる。

僕がエリカに何かを話しかけようとした時、エリカはそっと…僕の手を握った。

<>296 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:39:36 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はエリカに何を言おうとしたのだろう?
ハルホとの事?それともミサネェとの事?
思い出せなかった。

エリカは僕の手をそっと自分の左胸にあてた。
「ドキドキしてる…」
僕は…少しだけ、ほんの少しだけ…エリカの胸を触った。
「エッチな事はまだダメ…」エリカは顔を真っ赤にしながら懇願した。僕はエリカにキスをしながら…右手にすかだけ力を込めた…。
エリカの表情が変わる、かすかだけど眉間に皺がよる。
僕はエリカの首筋に唇を押し当て…エリカの胸にあててる手に力をいれた。
「ダメ、ダメだよぉ。変になっちゃう…」エリカは首を横にイヤイヤをする。エリカの左手は僕の右腕を握る。僕は少し身体を起こしエリカの首の後ろから左肩を抱くように左手を回した。

<>297 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:46:46 ID:Nhl3yTkiO<>
エリカの息が少し粗くなり、呼吸も乱れている。
「シンジ君。怖いよ…変になっちゃうよ…嫌われちゃうよ…」うわ言のように繰返すエリカ。
僕はエリカが愛しくてたまらなかった。

奮ぶりが収まり…エリカの呼吸が落着き始めた頃。
僕のトランクスの中はグッショリしていた…。射精してしまっていたのかはわからないが…射精したと言っても間違いじゃないゃうな気がした。

<>298 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 02:10:20 ID:Nhl3yTkiO<>
エリカの呼吸が落着くのを待ち…僕はエリカにキスをした。

「シンジ君のエッチ…」エリカは首にキスされたあたりから…気が遠くなったと言って怒っていた。

僕は悪戯っぽく
「エリカはエッチな顔して気持ちいいって言ってたよ」

顔を真っ赤にして抗議するエリカ。
「もう…触らせてあげない!」
「えー、本当にダメなの?」
「嘘だよ。でも恥ずかしいからたまにだよ…」そう言ってエリカは僕にキスをしてきた。

<>318 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:19:00 ID:Nhl3yTkiO<>
クリスマスの前の週

エリカはお母さんと作ったというクリスマスリースを届けてくれた。

「クリスマスはどこに行く?お母さんがシンジ君を招待したら?…って」僕はエリカに合わせてあげたかった。
「二人の初めてのクリスマスだね。シンジ君とずっとクリスマスを迎えたい」

—ラジオからワムのラストクリスマスが流れる—

クリスマスイブは二人でデートしよう。少し寒いけど、海でプレゼント交換をしよう。夜は12時少し前に…待ち合わせして…少しだけギュッてしたい…。
僕は全てを叶えるつもりだった。

<>319 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:22:19 ID:Nhl3yTkiO<>
クリスマスイブ前夜

僕は夕方にエリカへのプレゼントを買いにミナミに行き、夜は竹山さん達のクリスマスイベントに少しだけ顔を出した。
11時前に帰宅すると…待ってたかのように電話のベルが鳴った。

ハルホからだった。
「シン…ちゃん。シンちゃん痛いよ…心が痛い…よ。」ハルホは受話器越しに泣いていた。僕がどうしたのか聞いてもハルホは泣きじゃくっていた。
「…どこにいる?」
「近く。」
僕はとりあえずハルホを迎えに行った。

<>320 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:24:24 ID:Nhl3yTkiO<>
ハルホは公園のベンチに震えながら腰かけていた。(エリカと僕の家の間にある公園ではなく、駅近くの公園)
「久しぶり。どうしたの?」
「シンちゃん…」僕は羽織っていたダッフルコートをハルホの肩にかけた。
「ちょっと待ってて」
僕は自販機に走りはちみつレモンのホットを2本買い、ハルホに渡した。
「ありがとう。」
「去年の今頃はよくこの公園に来たね。」
「…うん」
ハルホはホットレモンに口をつけた。
「どこで間違ったんだろう?」
………。
「わかんないよ、どこなの?私は何を間違ったんだろうね」

<>321 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:26:16 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はハルホにかける言葉を捜した。冷たい風が僕を貫いていく。
「何がなんだかわかんないよ。こうやってシンジと会えたのに…シンジが遠いよ」
僕は途方に暮れた…その場を逃げ出したかった。
「こんな事して、呼出したりしたら嫌われるだけなのに!」
「…こんな事で嫌いにならないよ」やっと出てきた言葉…でも本当は「嫌いになれない」だった。
「私はシンジの事を忘れたことないよ」
「お願い。シンジのそばにいたいの!」
………。

<>322 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:27:55 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はハルホの気持ちに応える事は出来なかった。そして…それだけは伝えなきゃ、そう思った。
「ハルホ…」久しぶりに口にした名前…だった。
「ハルホ。ゆっくり聞いて欲しい。僕はハルホの気持ちに応えられない。だけど僕はハルホの友達だよ」

ハルホの嗚咽が聞こえる。暫くして…ハルホが笑顔で顔をあげた。
「初めてかも。シンちゃんの言葉。大切にするね」ハルホはそういうと抱きついてきた。
…僕はハルホに、今まで優しい言葉も大切な言葉も伝えてなかったのかも知れなかった。「ごめん、ハルホ…ごめんな」
本当に辛いのはハルホだった。

<>323 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:29:35 ID:Nhl3yTkiO<>
「少しだけ…私にも少しだけ優しくして、ね」僕はハルホを抱きしめる事だけはできなかった。
ハルホの落着きを待って、ハルホの学校の事、クラブの事なんかの話を聞いた。
時間は12時を少しだけ回り、イブになった。

「少しだけだけど。ほんの少しだけどシンジと…クリスマスが過ごせたね。ありがとう」
別れ際、ハルホはそういうと僕の頬に軽くキスをした。
僕もハルホと友達として…付き合えるならうれしかった。

<>325 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 13:00:48 ID:Nhl3yTkiO<>
クリスマスイブ

僕はエリカにハルホの事を話す事にした。それでエリカに嫌われても…エリカを裏切り続ける方が僕には辛かった。

エリカと出会った当時、ハルホとは付き合ってた事。エリカに惹かれ始めたのは入学してすぐだった事。夏には別れた事。そして昨夜、昨夜で全てが終わった事。僕は全てを話した…。

真剣な表情で聞いていたエリカは、僕の話が終わると…
「シンジ君が悩んでいたのは…なんとなく分かってたよ」
「でも、シンジ君がこうして話してくれてうれしい。」エリカはそう言うと、自分の掌で僕の掌を優しく包んでくれた。

僕はエリカをそっと抱きしめた。
「シンジ君…本当に私でいいの?」
「エリカでなきゃダメなんだ…僕のエリカでいて欲しい」僕はエリカをギュッと抱きしめた。エリカもそれに呼応した。

<>327 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 13:15:50 ID:Nhl3yTkiO<>
僕とエリカのクリスマスイブは始まったばかりだった。
神戸の街に繰り出そう。

異人館のあたりは恋人達でいっぱいだった。僕たちは手を繋ぎ…心も繋がっていた。
「シンジ君が本当の事を話してくれてうれしかったよ。」
異人館倶楽部のカフェでお茶を飲みながら、クリスマスケーキを食べた。
南京街の洋食屋キッチン8に行くにはまだ早かった。
エリカの幸せは…僕の幸せ。そんな気がした。人目もはばからずにキスをしたかった。

「シンジ君。本当は私にも秘密があるの…」僕はドキッとした。
「今年の始めに帰国した時に…シンジ君を見掛けたの」初めて聞いた話だった。
「その時は高校に行ったら話できるかなって思ったの…」
「入学式の後…同じ学校で同じクラスなんて信じられなかった!」

「入学式の日にはシンジ君の事が好きだった…」

<>331 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 13:52:06 ID:Nhl3yTkiO<>
「シンジ君と本屋さんであった時…好きって言いたかったぐらい」僕と入学してから話をするまで3ヶ月もかかった…だから話かけられた時は涙が出そうだった…
僕は彼女の言葉を聞いて…神様って本当にいるのかも知れないと思った。
そしてハルホの事もミサネェの事も大切だったが…僕が本当に大切なのはエリカだった。ずっと前から知っていたのに…そんな当たり前の事を見過ごしていた自分を恥じた。

「僕は…エリカの事を大切にしたい」
「うん…大切にして。大切にして下さい」

キッチン8で僕は和風ハンバーグ、エリカはビフカツ定食を注文した。
おじいさんが丁寧に作ってくれる。おばあさんが「かわいらしいカップルだね」と僕たちを祝福してくれた。

<>332 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:05:03 ID:Nhl3yTkiO<>
外に出ると…あまりにも寒過ぎたので芦屋浜は断念してメリケンパークに行く事にした。

「ビッグアップルのクリスマス。ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの前でシンジ君と待ち合わせたいな」その時…僕は意味がわからなかったけど、絶対に叶えると心に誓った。

恋人達がメリケンパークにはたくさんいた。僕たちは公園の隅のベンチに座った。
プレゼントの交換をする。僕はエリカにヴィヴィアンの地球儀の形のネックレスを、エリカは僕にロークのローファーをプレゼントしてくれた。

<>334 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:17:41 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はエリカの首に手をまわしネックレスをつけてあげた。

その間エリカは瞳を閉じていた。

エリカが僕にプレゼントしてくれたロークは
【さらば青春の光】に触発されてロークのサイドゴアを買った時に試着をしたのを知ってたらしく…サイズはぴったりだった。
僕はエリカにダッフルの左右のポケット…どっちかを選んで中身をとりだすように言った。
エリカは少し悩んで、右のポケットを選択した。
右のポケットには赤を基調としたスクールマフラーが入っていた。
僕は左のポケットから青を基調としたスクールマフラーをとりだした。

<>335 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:28:28 ID:Nhl3yTkiO<>
エリカの首にスクールマフラーを巻き付ける。
エリカも僕の首にマフラーを巻き付けてくれた。

「シンジ君…シンジ君…ごめんね、幸せ過ぎて涙が出ちゃう…よ」
波止場に停泊中の船から汽笛の音が聞こえる…。
僕はエリカに
「エリカの事が好き。今なら100万回だって言える。あの時は勇気がなくて言えなかったけど」
「今はまだまだ子供だけど。いつかはエリカに相応しい男になるから。努力するから…」

「私もシンジ君の事が好きです。言葉じゃ表現出来ないくらいに好きです」

<>337 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:34:20 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はエリカに約束をした。
「いつか世界中の【好き】って言葉を集めて…それでも足りないかも知れないけど。僕はもう一度エリカに告白するよ」

「雪…見たいね」エリカは泣いていた。
「シンジ君の優しさが一番のプレゼントだよ」

11:50に迎えに行く。そう約束をして僕達は家路についた。

<>357 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 17:01:45 ID:Nhl3yTkiO<>
11:50

僕はエリカの家の玄関の前に立っていた。
チャイムを鳴らす。

エリカがお母さんと出てくる。
「シンジ君寒いのにごめんね。どうせエリカのワガママでしょ?」
「いえ。僕の方こそ、こんな時間に訪ねてすみません。すぐに帰ってきます。」
エリカのお母さんはカイロを持たせてくれた。

僕とエリカは歩きながら空を見上げた。
「雪、降らないね」
「グリーンクリスマスも…素敵だよ」
僕はエリカの手を握った。

<>363 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 17:11:50 ID:Nhl3yTkiO<>
11:59
丘にある見晴らしのいい公園についた僕はエリカを抱きしめた。

「世界中の幸せをエリカに…」
「シンジ君…シンジ君とずっと一緒にいれますように」
………。
日付がかわった。遠くで花火が上がった。

「メリークリスマス…シンジ」
「メリークリスマス、エリカ」

「そして世界中の人にメリークリスマス!」エリカは僕を抱きしめてくれた。

………。この瞬間を大切にしよう。
僕は空を見上げた。

<>391 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 03:40:40 ID:+FS/8RNiO<>
クリスマス

昼過ぎになるとエリカが僕を迎えにやってきた。
僕はUKリーバイスのホワイトデニムにアーガイルのセーター。グローバーオールのダッフルコートを着て靴はエリカのプレゼントしてくれたロークを履いた。
エリカは白いタートルネックにギンガムチェックのスカート、僕のプレゼントしたヴィヴィアンのネックレスをしていた。
上着はお母さんからクリスマスプレゼントにもらったマーガレットハウエルのモスグリーンのコートを着ている。
チアキの家でクリスマスパーティーをする。エリカと僕はケーキ担当。

<>392 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 03:46:50 ID:+FS/8RNiO<>
クリスマスケーキを買い、チアキの家へ向かう。

女の子5人の中に男一人。学校生活でもザラなシチュエーションだから気にはならなくなっていた。
本当はエリカ一人で参加する予定だったが、皆が僕を連れてくるようにリクエストしたらしい。僕は給仕役に徹した。
…クリスマスなのにかなり際どい会話の連続、エリカは顔を赤らめて俯いている。
最後にプレゼント交換をしたのだが、僕に回ってきたのは女の子用の勝負下着でエリカはコンドームだった。
チアキがエリカに
「後で交換したらダメだよ!」そして僕を見て
「その下着をエリカにはかせて襲わないように!シンジ君に言われたら、エリカは何でもしちゃうからね」

<>393 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 03:53:39 ID:+FS/8RNiO<>
一人1000円程度で心暖まるプレゼントってのが条件だったのに、他の二人のも似たり寄ったりだった。
まともなプレゼントをしたのは僕とエリカだけだった。わざわざソニプラまで行って選んだ意味がなかった。

夕方になりパーティーはお開きにして、みんなで片付けをした。

エリカの家に向かう途中、恥ずかしそうに
「シンジ君…アレ、持っててね。」
「えー!アレはエリカへのプレゼントなんだから持っておきなよ」
「もし、お母さんに見つかったら…シンジ君と付き合えなくなるよ」エリカの顔が真っ赤だった。
「俺は今度あのパンツを履いてエリカに見てもらうつもりだったのに」
エリカがギュッと腕を掴んだ。
「シンジ君…ごめんね、怖がり…で」エリカが言ってる意味がわかった。
「シンジ君が好きだよ」

<>394 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:05:43 ID:+FS/8RNiO<>
約束の時間まで…間があったので僕の部屋で時間を潰す事になった。

部屋に上がると僕はエアコンのスイッチを入れ、飲み物をとりに階下に降りて行った。
部屋に戻るとエリカは僕のステレオの裏を覗いていた。ゴムを隠すつもりだったらしい。
「な〜にしてるの?」エリカはゴムの箱を持ったまま真っ赤な顔をしていた。
「そこには俺がパンツを隠すんだから。イザって時に履くんだよ」僕がふざけているのに、エリカは慌てているみたいだった。
「ごめんね、でも恥ずかしいよ…」コンドームの箱を持っているエリカがかわいくて僕はエリカを抱きしめた。

<>395 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:18:03 ID:+FS/8RNiO<>
僕はエリカをベッドに寝かせ、僕もエリカの横に寝転んだ。エリカが僕の胸に顔をおしつける。
「アレ、隠しておくから心配しないでいいよ。でも、減ってたらごめんね」最後は悪戯っぽく言った。
「ダメだよ…他の人とエッチな事しちゃダメだよ」
「わかってるよ、エッチな事はエリカにしかしないよ」僕は冗談で言ってるのにエリカは今にも泣き出しそうだった。
「エリカ…」
僕はエリカの顔をあげ、おでこにキスをした。エリカが少しだけ唇を突出す。僕はそれに応えないで頬や鼻にキスを繰返した。
エリカがキスを求めてくる。僕はエリカの胸をそっと触りながらキスをした。

<>396 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:28:15 ID:+FS/8RNiO<>
僕はエリカが首筋にキスされるのに弱い事を知っていた。キスをしながら時々首筋にもキス。
吐息が喘ぎ声に変わり始めた。
「…ウン…ア…ッ」
僕は首筋に舌を這わせた。
「!?アッ…アッ…」エリカの反応はハネ上がった。
「感じる?」僕はエリカの耳元でそっと囁いた。
「エリカはエッチな顔…してるよ。気持ちいいの?」エリカはコクッと頷いたが、すぐに僕にキスを求めてきた。
僕は服の上からエリカの胸を触っていたけど…それだけでは我慢出来なくなっていた。

<>397 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:40:03 ID:+FS/8RNiO<>
僕はエリカの着ているセーターの中に手を入れた。
初めてエリカの身体にダイレクトに触れた。エリカが抱きついてくる。
僕はエリカの身体浮かせてキスをした。夢中でキスを貪るエリカの背中に手を回し…ブラのホックを外した。
ブラが外され驚いたエリカはキスをしながらもイヤイヤをする。
僕はエリカのお願いを聞入れずに、代わりに首筋に舌を這わせた。
そして掌でエリカの胸をそっと包んだ。
…!?
エリカの身体は電流が走ったかのようにビクッとなる。
僕はエリカの舌を吸上げながら、少しだけ胸にあててる手を動かした。
「アッアッ…ン …ァアン…」エリカは快楽の海に浸っている。僕はエリカの感じている姿に幸せを感じている。

<>399 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:49:40 ID:+FS/8RNiO<>
エリカのセーターを少し捲りあげ、僕は身体をずらせた。お腹のあたりに舌を這わせる。エリカの軽い悲鳴が聞こえる。脇腹を舐め、背中をなまめかしく触わる。
「ヤ…恥ずかしい。…アン…もう、許して…」
僕はエリカの願いは聞入れず、両手をベッドに押さえつけた。そして僕は脇腹から…もっと敏感な所へ舌を移動させた。おでこでセーターをずらせて、歯でブラの端を噛み…上に寄せた。

………。

エリカの白い裸体はほんのりとピンク色に染まっている。目線を少しだけあげるとエリカの乳房が目に入る…。

<>400 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 05:02:07 ID:+FS/8RNiO<>
エリカは今にも泣きそうだったが、僕も感動していた。
小振りだけど上を向いている乳房、桜色で小さめの入輪…そして同色ね小さな乳首。全てが完璧だった。
「エリカ…きれいだよ」僕は腕の戒めを解き、エリカを抱きしめた。
エリカも僕にしがみついた。
「恥ずかしいよ…もう…お嫁に行けなくなっちゃうよ」エリカは泣き声で話した。
「エリカは僕のとこに来てくれないの?」
「行っても…いいの?」僕は他の男のとこに行っちゃダメだよと言い、エリカにキスをした。
「僕も脱いでいい?」エリカが頷いたので、上だけ脱いで…エリカのセーターもそっと脱がせた。
僕はエリカを抱きしめた。エリカの身体は発熱していて熱く感じた。

<>401 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 05:13:06 ID:+FS/8RNiO<>
布団にくるまり、僕とエリカは抱き合った。
「ずっとこうしていたい。さっきまで…怖かったのに…」
「うん…大好きだよ…エリカ」
「恥ずかしいのに…気持ちよかったよ。時々…気が遠くなっちゃった」
エリカがキスを求めてくる。
僕はそれに応えると同時にエリカの乳首のあたりをそっと触った。
今度は抵抗しなかった…僕は首筋から肩、そして胸へとキスの雨を降らせた。
エリカの身体はピクンピクンと跳ね、喘ぎが一段と増す…。僕の唇がエリカの胸に到達した時、エリカの身体は一気に汗ばんだ。
僕はそっとエリカの大切なところを口に含んだ…。

<>402 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 05:27:27 ID:+FS/8RNiO<>
僕はそっと唇を開き…エリカの乳首や乳輪の感触を楽しんだ。
「ハ…恥ずかしいよ…」
僕は両方の胸の感触を確かめ…それからはゆっくりクールダウンに入った。
暫く抱き合った後…エリカは
「…シンジ君はいいの?」と聞いてきた。男の子は我慢出来なくなったら辛いって聞かされてたらしい。
「ケイ(今日のパーティーのメンバー)は出来ない時とかはかわいそうだから彼氏だけ気持ちよくさせてあげてる…って。」
「ナ!何を言い出すん!エリカがそばにいてくれたら、僕はそれでいいの」僕はエリカに、友達は選ぶように!って注意したかった。
それから暫く抱き合い…夕食の時間が迫ってきたので服を整えた。

<>405 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 06:59:07 ID:+FS/8RNiO<>
服を整えた後、僕とエリカはエリカの家に向かった。
「シンジ君…ずっとエリカを大切にしてね」僕の手を握りしめながら僕に言った。
「今は不安になったり心配になるかも知れないけど、5年後も一緒にいたら不安はなくなるよ。10年後も一緒にいれたら心配もなくなるよ。」
「僕はそうなれるように、エリカに相応しい男になれるように頑張るからね」
ところでアレはおいてきてないよね?僕は悪戯っぽく聞いた。
エリカは不自然に首を横に振るので…
「もしも家にあったら、使っちゃうよ」
僕は本当に意地悪だった。
「ごめんね、枕の下に隠しちゃった」
「なんか意味深だな」エリカは顔を真っ赤にして、深い意味はないと繰返した。

<>406 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:12:08 ID:+FS/8RNiO<>
「暫く出来なくなるから…キスしてもいい?」エリカはコクッと頷いた。
僕はまわりに人がいないのを確認して、そっとキスをした。

エリカの家に着き、エリカの両親に挨拶を済ませた僕はリビングに通された。
エリカは2階にコートを脱ぎに行き、料理の手伝いをする為だろう、セーターを着替えて降りてきた。ネックレスはつけたままだった。

僕はエリカのお父さんに話しかけられた。野球はどこのチームが好きなのか?とか…
不思議とエリカのお父さんの方が自分の父親より接しやすい気がした。
エリカとお母さんがお茶を淹れて持ってきてくれる。お母さんは「食事の準備が済むまでエリカの部屋にでも行ったら」
僕はエリカの部屋を見てみたかったが、
「ご飯が済んだらね、恥ずかしいからちょっとだけだよ」
エリカはお母さんのお手伝いをしに台所に向かった。

<>407 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:25:32 ID:+FS/8RNiO<>
エリカには言わないで欲しいんだけどね、との前置きの後
「エリカは一月に帰国してからずっとシンジ君が一人でスケートの練習をしてるのを見ていたんだよ」
「僕もバッタ君ってニックネームで君の事を聞いていたよ。」
その頃…緑色のパーカーをよく着ていたから…バッタ君。僕は笑いをこらえた。
「入試が終わっても四月までは友達もいなかったから、よくバッタ君を見に行ってたようだ」
「学校が始まってもバッタ君の話題は出るんだけど、ウチのも心配してたよ。エリカがバッタ君とまだ話してないって聞いてね」
おそらく…今でも鮎川家では僕はバッタ君と呼ばれているんだろう。帰国子女なんだからせめてグラスホッパーって呼んでほしかった。
「だからエリカにボーイフレンドが出来て、それがシンジ君だとわかった時は僕もウチのも嬉しかったよ」

<>409 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:33:58 ID:+FS/8RNiO<>
僕は家に帰ったら緑のパーカーを押し入れから探し出して、エリカにプレゼントしようと決めた。
「ご飯よ〜」エリカのお母さんの声でエリカのお父さんに促され食卓についた。
「何?男二人でニヤニヤしているの」エリカのお母さんが問いかけると
「男同士の話だよ。男は年が離れてても通じるもんさ」エリカのお父さんは僕にビールを注いでくれた。
「イケる口なんだろ?」エリカのお母さんは制止しようとしたが、クリスマスだし一杯だけ、とお父さんが押し切った。

晩ご飯のメインは鉄板焼きだった。エリカが取り分けてくれる。

<>410 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:49:01 ID:+FS/8RNiO<>
和やかに食事は進んだ。エリカが時折優しいまなざしで僕を見つめてくれる。

食事が終わり、僕にも片付けをさせて欲しいと頼む。
「家では掃除も洗濯もしていますし、食事の後片付けも朝以外はしてるんです。何かお手伝いさせて下さい」
「それじゃ、エリカと二人でお願いね。お母さんはコーヒーの用意をしますから」
僕はとりあえず纏めた皿類を台所に運び、エリカが皿を洗った。途中で交替。僕はバイトで皿洗いをしているから…僕の方が手際がよかった。
リビングに戻るとエリカのお母さんが
「今時の男の子にしたら珍しいわね?」と労いながら言うので
「いえ、義務と権利なんです」
「僕が自分の事を自分でする代わりに何でも自由なんです。」
門限もないし、夜中までクラブに行ったとしても許される。その代わりに成績が下がったり、家の手伝いをしなければ僕の自由が奪われる。もちろん、他人に迷惑をかけるような事も許されなかった。

<>411 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 08:02:00 ID:+FS/8RNiO<>
「シンジ君の御両親は凄いのね、素晴らしいわ」
「僕がうまく利用されてるだけです」
そう言って僕はお茶を飲んだ。談笑が続き、時計は10時前に差掛っていた。
「そろそろ失礼します」僕が席を立とうとすると
「エリカの部屋を見ていきなさい。何もなくて、男の子の部屋みたいだけど」
僕は少しだけエリカの部屋にお邪魔した。
確かにシンプルというより殺風景な部屋だった。エリカから聞いて想像していたが、あまり生活感のない部屋だった。
「シンジ君がウチの子になったらいいのに…な」
「そしたら兄弟になるから、キスも出来ないよ。」
エリカにそっとキスをした。僕はコートのポケットからパーティーで貰ったパンツをそっと取りだしてエリカのベッドの枕の下に隠した。
「そろそろ帰るよ」僕はもう一度キスをして、部屋を出た。
「今日はご馳走さまでした」僕は玄関でエリカの両親に挨拶をした。
「明日からまた勉強をよろしくお願いね」エリカの母がそう言うとエリカにそこまで送るように言った。
エリカはコートを羽織っていなかったので、僕は辞退した。

<>415 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 10:41:48 ID:+FS/8RNiO<>
自宅に帰り食事をご馳走になった話を母にした後、僕は部屋に戻った。
風呂に入りベッドに潜り込むと…エリカの匂いが残っていた。
甘いコロンの匂い…。
僕は深呼吸した。

次の日、昼過ぎに課題を持ってエリカはやってきた。僕が下に降りて行くとエリカは母とお茶を飲みながら談笑していた。
暫くして勉強する事に。
「エリカちゃん、明日は早めにおいで。一緒にお昼しましょう」母は勝手に約束している。
28日29日30日は朝からバイトなので今日と明日しか課題をこなす時間はなかった。

<>416 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 10:43:43 ID:+FS/8RNiO<>
課題を一緒にしていると、突然思い出したのか
「シンジ君!…パンツをおいていったでしょ!」エリカは顔を赤らめた。
「履いてきてくれたの?」
「履くわけないよ!エッチ」

その後洗濯機のブザーが鳴り、一時中断。エリカに手伝ってもらい洗濯物を干しに行った。
勉強に戻る前に…僕は押入れから緑色のパーカーを取出し、エリカにプレゼントした。
「結構着てるから…寝間着にでも」
エリカはずっと僕を見ていた頃の事を思い出したのか…パーカーを抱きしめていた。
「…シンジ君。ありがとう」

<>417 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 10:46:00 ID:+FS/8RNiO<>
なんとか今日中に課題の殆どを片付けて…明日はビデオを見ようという事になった。
28日29日30日は漢字の勉強や家の手伝い、僕の部屋の大掃除も手伝ってくれるとの事だった。
その日は夜までかかったが、課題は全て終わった。

<>426 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 14:54:47 ID:+FS/8RNiO<>
課題が終わり、進路について話した。
エリカも少し考えていたらしく、関西の大学で英語一本のところは少ないし、魅力がないから…推薦か東京の大学を考えているとの事だった。
僕もエリカと勉強したせいで成績はいい方だったし、親元を離れることは問題なかった。
とりあえず学部は違っても大学は同じとこに行こうと話した。

昨夜は遅くまでお世話になったので、今日は早めにエリカを送る事にする。
公園にも寄らず、母が持たせたアンリの焼菓子を持ってまっすぐエリカの家に向かった。
帰り道、僕は自分の将来について考えた。

<>427 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 15:09:12 ID:+FS/8RNiO<>
その夜、ケルアックの【路上】を読んでいたら電話が鳴った。エリカからかな?そう思い、電話に出ると…ミサネェからだった。
「シンちゃ〜ん。竹山とかと飲んでるんだけどおいでよ。忘年会してるよ」
親が出たら…そんなテンションだった。
本も退屈…竹山さんに進められたがビートがどうこうの話は16歳の僕にはわからなかった。
特にバロウズが妻をウイリアムテルの真似ごとで殺した話なんか理解出来ない。
ギンズバーグもわかんなかった。かろうじてケルアックの路上を読んではみているが…。
「わっかりました。赤ふの近くですね」
「おねえさんが迎えにいこうか?」キスされるのは嫌だったので、丁寧に断った。
僕は着替えてM51とベスパの鍵を持った。
久しぶりにキックするがなかなかエンジンがかからない。

<>433 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 16:36:58 ID:+FS/8RNiO<>
黒煙があがりエンジンがかかる。—クラッチワイヤーがまた伸びたのかな—
僕はトロトロと走りだした。トンネルを抜け北夙川へ…夙川のジゴレットから裏道を抜けたら忘年会をしている居酒屋があった。
ベスパを止め、僕は店に入った。店は貸切りで、まるで野戦病院の様相を呈していた。
とりあえず挨拶を済ませた僕は竹山さんの「何でシンジがいるん?」の言葉に傷ついた。
酔っ払いの相手は嫌なので皿洗いの手伝いや後片付けをする。
片付けが終わる頃にミサネェが帰ってきた。アシがない人を送ってきたらしい。
「よっ!シンちゃん、早かったね」
片付けを手伝わせるつもりだったのに、僕が勝手に早く着いたと聞いて僕は憤慨した。
「ありえん!」
店の親父さんが僕にタラコ茶漬けを用意してくれるので、ミサネェの悪行には目をつぶる事にする。

<>436 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 16:45:34 ID:+FS/8RNiO<>
丼に用意されたお茶漬けはかなりの量だった。
「シンちゃんごめんね」
「今、食事中ですから!」
「シンちゃん、怒んないでよ」
「今、食事に集中してますから!」
「わかった、シンちゃんが食べ終わったら、お姉さんがシンちゃんを食べちゃうから」
「食べたら帰ります!」
「食べたらベルサイユに行こう!」
僕もミサネェも噴き出してしまった。

<>438 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 17:31:30 ID:+FS/8RNiO<>
「もう怒ってませんよ、それにミサネェ一人だったらかわいそうだったし」
ミサネェはニコニコしていた。
「食欲の次は性欲を満たさないと。エリカちゃんとシンちゃんはまだなんでしょ?」たまにミサネェはオッサンのような事を言う。
「まだです!プラトニックなんです!」
「この前の事、まだ怒ってるの?」ミサネェは先週クラブで竹山さんやモーリーさんが見ている前で僕を追い掛け回したのだった。
酔っ払いの絡み酒って事になったが、誤解—言い切れないけど—されてないとも限らなかった。

<>439 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 18:03:31 ID:+FS/8RNiO<>
「怒ってないですよ。それより就活はどうするんですか?」
「エアラインかな。エントリーの準備は済ませたよ。シンちゃん、私が受かったら二股の恋人がスッチーって自慢出来るわよ」
…絶対に受かるのは無理だと思った。
「それよりシンちゃん、ベスパに乗せて」
「二人乗りですか?原チャですよ」あまりにも駄々をこねるので
「絶対にメットは被って下さいよ。」
僕はミサネェを乗せて銀水橋まで上がった。
「寒いねぇ、少年。コーヒー!」僕はコーヒーを買いに行かされた。
夜景を見ながらミサネェは
「シンちゃんと二人っきりで会うのは夜ばっかだね」
………。
「キスはなしですよ」

<>441 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 18:42:13 ID:+FS/8RNiO<>
「わかったわよシンちゃん」ミサネェはそういいながら欄干にもたれかかった。
「寒いから…後ろからギュッとして!」多少の抵抗はあったが、僕はミサネェを抱きした。
「……の事、本気かもよ…」夜景を見ながらミサネェは呟いた。僕には聞取れなかったが…聞き返さなかった。
「寒いね。寒いからシンちゃんキスして」僕は譲歩してミサネェの頬にキスした。
「ケチ臭いなぁ、今からエリカちゃんの尻に敷かれてどうするよ?」
………。
「あっ!雪ですよ」
「ほんとだぁ、今年最初の雪だよ」

<>442 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 18:54:14 ID:+FS/8RNiO<>
今年最初の雪…エリカにも見せてあげたかった。
「ミサネェ、そろそろ戻りましょうよ」僕がミサネェに声をかけると
…ミサネェは泣いていた…
顔は見えなかったが…雰囲気でそれとなくわかった。
少しだけ…ほんの少しだけ、ミサネェが復活するまで。僕はミサネェを強く抱きしめた。

「ナニこのポンコツ!なんで動かないの!?」
ベスパのエンジンがかからない。エンジンが冷えすぎたみたいだった。
「坂道は大丈夫、下に降りたら押しますよ」

<>461 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:18:02 ID:+FS/8RNiO<>
ミサネェはご機嫌ナナメのベスパに文句タラタラだったが、気が紛れたみたいで…シチュエーションを楽しんでいるみたいだった。
僕はハンドルを握りながら…ミサネェがいつものミサネェに戻って欲しいと思った。
小雪がチラつく中…ポンコツのベスパを押しながら僕は思い切って聞いてみた。
「もしも僕がミサネェの冗談を本気にしたら…どうするつもりだったんですか?」
「そもそも前提条件が間違ってるよ、少年。冗談でキス出来る程、私は軽い女じゃない」
「それに仮定の話に付き合うのは馬鹿らしいけど、…シンジが本気だったら……やっぱヤメヤメ!」

<>463 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:34:39 ID:+FS/8RNiO<>
ほんとは続きを聞きたかったが…本当の事を知ると辛い結末を迎えそうだった。
僕はミサネェの事は好きだったけど、どうする事も出来なかった。ミサネェだって同じなのかな?好きでもどうしようもない事ってあるんだと思う事にした。
エリカに対する【好き】とミサネェに対する【好き】は全く違っていた。
「シンちゃん、難しい顔してるけど…どうしたん?」
「じゃぁ、シンジに質問。シンジが私に本気になったらどうする?」
「……。」沈黙が流れた。答えを探すが見つからない。…答えは知ってるような気がした。
「多分、ミサネェに告白しますよ」
「ううん、シンジは言わないよ。絶対に言えないよ」

<>465 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:47:53 ID:+FS/8RNiO<>
「シンジの変な優しさが、女を傷つけるんだよ。シンちゃんがもう少し大人になったらわかるよ」
「そうかも知れない。そうかも知れないです」
僕は自分がダメな人間だって思った。もしかしたらミサネェの事を抱きたい自分がいるのかも知れない。

…やっとの思いで店に戻ったら忘年会はお開きで店は閉店作業していた。店の親父さんにお茶漬けのお礼を言い、ミサネェは状況を聞いていた。
店を出てミサネェがどうするか…聞いてきたが。僕はバイクを押しながら帰るって答えた。
バイクを置いて帰るのも選択だったが…このままミサネェといたら、今夜だけは…僕が変になりそうだった。

<>469 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:56:19 ID:+FS/8RNiO<>
ミサネェが「キスしないと帰らせないから」と言うので…僕はキスをした。
「おやすみなさい」
バイクを押しながらミサネェの車を見送る。
来た道を戻りながら…ミサネェに悪い事をした…と思った。

…1時間かけて…やっとの思いで自宅に辿りついた時…僕は自分の目を…疑った。

ありえない光景だった…

<>508 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 06:25:44 ID:tFriO352O<>
ミサネェの車が止まっている。

—なんで?どういう事?—僕はベスパを押しながらミサネェの車の横を通り過ぎた。
チラっと窓を覗く、ミサネェはハンドルに突っ伏している。—このまま通り過ぎよう—僕はそっと通り過ぎ、ガレージの玄関を開けベスパをしまった。
—このまま家の中に入ればいい—そうすれば明日からも平穏に過ごせる。ミサネェには気付かなかったって…それは無理だった。
エンジンが掛かる音がする。それでいい…それがいい……

僕が玄関を飛び出したら、車が動き出す瞬間だった。
慌ててブレーキを踏むミサネェ…。
目が合う。ミサネェが黙って助手席のドアを開けた。

<>510 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 06:41:55 ID:tFriO352O<>
僕は黙って…車に乗り込んだ。
車はゆっくり走り出した。車内の温度は低かった。

…沈黙が続く。どちらも躊躇しているようだった。
車は偶然にも…エリカの家の前を通り過ぎる。部屋の明かりがついている。僕は悟られないように目で追った。

「どうして…出てきたの?」
「ほっとけないですよ…」
「じゃぁ…どうして車に乗ったの?」
「ミサネェがドアを開けたし…普通は乗るでしょ?」
ミサネェはそれっきり黙りこんだ。そしてミサネェは暫く車を走らせてラブホテルの駐車場に入れた。

「シンちゃんはいつも言い訳ばっかり。優等生発言ばっかりだよ」
「私はシンジとバイバイした後、やっぱりもう少しだけ一緒にいたかったから!だからシンちゃんを探したよ」
そういうとミサネェは車を降りた。僕も続いて車を降りた…頭の中がパニックだった。

<>511 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 06:54:18 ID:tFriO352O<>
部屋に入ったミサネェは大きく背伸びをするとベッドにダイブした。
ミサネェが手招きする。しかし僕は動けなかった。
「何もしないよシンちゃん。ただシンちゃんとゆっくりしたいだけだよ」僕はソファに座った。
「やっぱ女の私がこれ以上したら、私がかわいそうやん。」
「嘘はなしですよ」僕はミサネェの横に座った。…確かに…僕は自分の行動に理由を付けてばかりだった。
少しの時間が経つ…ミサネェがワザと鼾をかく。寝たふりをして…僕に襲わせるつもりなのか?
僕は同じ姿勢がキツくなってきたので…少しだけ身体をずらせてベッドから降りた。
コーヒーか紅茶を淹れよう。ポットにミネラルを入れ、湯を沸かす。
「紅茶かコーヒー、どっちがいいですか?」

「紅茶」

<>514 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:21:08 ID:tFriO352O<>
「シンちゃんは優しいね…」
優しいんじゃない、僕はそう思った。
「だって、変に緊張しますよ…こんなとこ。」ポットのお湯が沸いたので紅茶を淹れる。
「暖かい、生き返ったよ」僕はミサネェが次にどんな難題を押しつけてくるのか、不安になった。
「シンちゃんはいつも受身だよね?私がエッチを迫ったら…しちゃうでしょ?」
「しませんよ、恥ずかしい事を平気な顔で言わないで下さい」
「案外、エリカちゃんにスケベな事させて苛めたりしてるんでしょ…シンジはムッツリさんだからね」
…それは、少しだけ当たっていた。

<>516 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:31:14 ID:tFriO352O<>
ミサネェが手招きをする。僕はミサネェの横に座った。
「シンちゃんとエッチしたら、なんか変わるかな?」
「変わります。絶対に変わりますよ…鮎川にも竹山さんにも悪いし…」
「そうかな?シンちゃんと一杯キスしてきたけど…何か変わった?」
……。
本心ではミサネェとエッチがしたかった。でも、ミサネェとの関係が変わる気がしたし…何よりもミサネェの気持ちに応える事が出来ない自分が嫌だった。

「僕はミサネェを尊敬してるしミサネェが好き…だと思います。でも、ミサネェの気持ちもわかった気がします。」
「だから…このまま仲良くして…」そこまで言うとミサネェは僕の口を塞いだ…。

<>519 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:45:18 ID:tFriO352O<>
「やっぱダメ!ミサネェ!やめようよ」
僕がミサネェに溺れたら…その事が怖かった。ミサネェに気持ちを話す。
「溺れて欲しいな。お姉さんはシンジに追い掛け回されたい。それが本当ならうれしいわ」
自分は狡い…卑怯な奴なんだと思った。ハルホもミサネェも追い掛けてくれる。疎ましい気持ちもあるけど、自分から…
自分からそうさせてるような気がした。優柔不断。いや、そんなんじゃない。もっと酷いんだと思った。

僕はいつも保険をかけていた。逃げ道を作っていたんだ…

<>520 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:52:56 ID:tFriO352O<>
僕はミサネェに抱きついた…。いつもよりミサネェの匂いを感じた。

「私がシンジをコントロールするんじゃないのよ。シンジが自分でコントロールしなきゃね…」
恥ずかしくなり…僕はミサネェの胸に顔を埋めた。

「……シンちゃん。もしかしてオッキクなってる?」
僕は慌ててミサネェから離れた…。
「人がいい気分になってる時におチンチンを大きくして…」
「イヤ、違うんです。違います!」何も違わなかった…。
<>522 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 08:01:48 ID:tFriO352O<>
僕はミサネェに変なお説教された。それが理不尽なものってのにはミサネェも気付いている…そう思った。
「お風呂に入ろう。お姉さんはシンちゃんとお風呂に入る。今日はそこまで!」
そう言うとミサネェは風呂を入れにいった。
僕が何かを言い出そうとしても…聞く耳を持たない、そんなオーラが出ていた。
ミサネェがベッドに戻り有線をつける。明かりを暗く落とし…
「シンちゃん、お風呂が入るまでラブラブしよう」そう言うとミサネェは僕を抱き寄せた。
「どうせお風呂に入るんだから…」ミサネェは僕のシャツのボタンをはだけた。
<>524 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 08:11:40 ID:tFriO352O<>
ミサネェは器用に僕のシャツを脱がせると…僕に俯せになるようにと言う…。
従う…僕。
ミサネェは僕の肩甲骨のあたりに舌を這わせる。!?これは反則!そう思ったが…ミサネェは僕の首筋から背中にかけて執拗に舐め回してきた。
「お尻を突出してごらん…」僕はミサネェに従うしかなかった。

ミサネェの両手が僕の身体のアチコチを撫でる。
「恥ずかしいです」
「エリカちゃんにもこんな事してるんでしょ?」
僕は首を横に振った…。
「エリカちゃんは帰国子女だから、向こうではハジケてたかもね」
エリカの事を言われると…僕は興奮した。

<>525 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 08:26:31 ID:tFriO352O<>
「シンちゃんはかわいいね。エリカちゃんの事が本当に好きなんだね…」そう言いながらもミサネェは手を緩めなかった。
ミサネェは四つん這いになってる僕の気持ちいいトコ…気持ちよくなりたいトコをそっと掴んだ。
「ここが一番気持ちよくなりたいんでしょ?」
僕は荒い息をしながら…首を横に振った。
お湯が止まった…。
「今日はここまで…」

<>530 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:30:26 ID:tFriO352O<>
ミサネェの言葉が合図となり、僕の身体から力が抜けた…。
ミサネェは脱力して…俯せに寝ている僕の背中をポンッと叩いた。

…僕は振り向き…思い切ってミサネェを抱き寄せた。
「シンちゃん、もう終わりだよ」
僕は無言でミサネェにキスをした。
—激しいキス—

僕はキスをしながら激しくミサネェの乳房を揉みしだいた。
ミサネェの着ているシャツを捲り、ブラの横から手を入れる。ホックが外れる。
「シン…シンジ。」
僕は抵抗しようとするミサネェの手を押さえ、乳房にむしゃぶりついた。
ミサネェの荒い息が響く…
「ア…アン……ン…」僕はミサネェの脇を舐め上げ、それからミサネェを見つめた…。

<>531 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:40:45 ID:tFriO352O<>
ミサネェが顔を背ける。
僕はミサネェの首筋に舌を這わせ…それから乳首を責めた。
パンツのジップを降ろし、少しずつパンツを脱がす。お尻が引掛かり…上手く脱がせられない。
パンティの上から微妙な所を刺激する…。
「アッ…アン…アッ…ヒッ…」
首を激しく振りながら喘ぎを漏らす…。
パンティの際から指を這わす。陰毛の感触を感じる…。
僕の脳ミソは爆発した…。
触手と化した僕の指はミサネェの一番敏感な所を目指した。
「ウン…アッ…シン…やっぱ…ダメ」
ミサネェはそう言いながらも少しだけ腰を浮かせた。

<>532 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:50:18 ID:tFriO352O<>
ミサネェが腰を浮かせると同時に、僕はパンツを一気に脱がせた。続いてストッキングも脱がせた。
僕は身体を入替えミサネェの足の間に身体を入れる。ミサネェがイヤイヤをする。パンティを見ると…大事なトコがわかるくらいに濡れていた。
僕は指でミサネェのキモチイイトコをなぞった。

「ミサネェのエッチな匂いがする」僕はそう言いながら顔を近付けた。
「ダメ…シン…お風呂…」
抵抗するミサネェを僕は無視して…ミサネェのパンティをずらして…口を近付けた。
舌先でクリトリスを探す……。
……!。
ミサネェの身体が跳ねた。

<>535 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:59:56 ID:tFriO352O<>
僕は嫌がるミサネェを無視してミサネェの大事なトコをゆっくり舐め始めた。
「…シン…反則だよ…もう…ダメ」
ミサネェは身体をバタつかせて抵抗する。僕は少しだけピッチを早めた。
「アッ…ダメ…ダ…」
ダメと言われても止める事はなかった。僕は本能に身を任せた。
ミサネェのアソコを舐めながら…僕はズボンとトランクスを脱いだ。靴下も脱ぐ。
ミサネェは目をつぶったまま…声を殺そうと必死になっている。
ミサネェのパンティに手をかけた僕は…それも一気に脱がせた。
僕は身体を少しずらせる。ミサネェを抱えてキスをする…。
お互いが求めあってたキスだった。

<>538 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:09:14 ID:tFriO352O<>
ミサネェが僕の首に手を回して…キスを貪る。
僕の右手はミサネェのクリトリスを触っていた…。
「シンちゃん。こんなのはダメ。お風呂が先…ね」

………。
僕は手を緩め…ミサネェを抱きしめた。

<>541 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:23:20 ID:tFriO352O<>
ミサネェと僕は電気を消して湯船に向かい合う感じで浸かっていた…。
「はーっ。おっきなお風呂は気持ちいいね。」
「僕は恥ずかしいですよ」
「私にあんな事しておいて?」
「ご…ごめんなさい」

「傷つけたのは私の方ね…ごめんなさい」

「お風呂…上がろうか…」
「…はい」
僕は先にあがり、ミサネェの服とかを簡単に纏めた…。
「シンちゃん…まだでしょ?」
風呂から上がってきたミサネェは…そういうと僕の前に膝間ずいた。

<>545 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:32:13 ID:tFriO352O<>
ミサネェは僕の腰に巻かれたバスタオルを落とした。予想外だった…

「私はさっきイッちゃったから…」そう言うとミサネェは僕の…を口に含んだ…。

………。

………。

「……ウッ…」

<>548 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:42:28 ID:tFriO352O<>
帰り道…ミサネェは
「何か変わった?」
「不思議ですね…何も変わらないです」
ミサネェが最大限の気遣いをしてくれているのはわかった。
「とにかく一線は越えなかったし、このままでいいやんね?」
僕にはどこが一線なのか…既に越えてるような気がしていた。
明日が急に憂鬱になった…。エリカの顔を見るのが辛かった。本当は今すぐにでも顔を見たかったのに…。
何かに流されていく自分がわかった…。

<>557 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:22:16 ID:tFriO352O<>
部屋に戻ると急に不安になった。

何だか後戻り出来ないような気がした。

—僕はミサネェもエリカも傷つけてしまった—

寒気がした。

<>558 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:24:10 ID:tFriO352O<>
次の日

目は覚めたが、完全に風邪を引いている事がわかった。階下に降り、体温計を出してもらう。
38.5℃
母に熱い風呂に入り身体を暖めなさいと言われる。
風呂にお湯が入るまで、食欲はないので熱冷ましと熱いお茶を飲む。
風呂に入り、湯冷めするのが嫌なので部屋に戻り布団に入った。
布団に入ったら寒気に襲われたけど、そのまま眠った。

目が覚めたら横にエリカがいた。エリカは炬燵に入りながら本を読んでいた。
エリカの横顔を見ていたら涙が出てきた。エリカが気配に気付いて僕の方に振り向いたが…

<>559 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:25:19 ID:tFriO352O<>
僕は寝返りをうち顔を背けた。そうするしかなかった。
エリカがそっと近付き…毛布をかけ直してくれる。そして僕の額に手をあて、体温を比べている。
エリカはシーツの裾を直し、また本を読みだした。
暫くエリカの横顔を見ていた僕は…また眠りに落ちた。
僕がもう一度目を覚ました時、エリカは同じように本を読んでいた。
「おはよう」僕が声をかけたら、心配そうにエリカが振り向いた。
僕が起きようとするとエリカは僕を制止して、こっちにきた。
「大丈夫?お母さんも心配してたよ」

<>560 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:27:12 ID:tFriO352O<>
「ゆっくり寝たから大丈夫。もう熱も冷めたし…」
エリカは自分の額と僕の額を合わせて熱が下がっているかを確かめた。
「熱…ないね」
本当に下がっていたみたいだった。
「お母さんが、シンジ君が起きたら教えてって」そういうとエリカは下に降りて言った。
暫くしてエリカは上がってきた。
「今、お母さんがおじやを作ってくれるって」
「食べたくないなぁ」
「じゃぁ、私が食べさせてあげるから食べよ」
インターホンが鳴るまでエリカは僕の手を握っていた。僕はエリカの手を強く握り返した。

<>561 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:29:37 ID:tFriO352O<>
エリカが土鍋を運んできてくれた。作ってもいないのにエプロンまでしている。
「まずはお茶を飲んで。」
エリカが僕にお茶を飲ませようとする。あまりにも急角度で飲ませるから…溢れてしまい、パジャマがビショビショになってしまった。
「ご!ごめんなさい。むせる僕にエリカは慌てた」
「大丈夫。鼻に入っただけ。それに汗かいたからパジャマもシャツも着替えるよ」
エリカはとりあえず僕の身体を拭いてくれ、それから土鍋の蓋を取った。湯気が上がってた…。
…僕は悪い予感がした。昔見たドリフとかのコントと同じ展開だった。

<>562 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:32:44 ID:tFriO352O<>
もうもうと湯気が立つ土鍋からおじやを小皿に移す。
「大丈夫。自分で食べるから」
「ううん。食べさせてあげたいの、シンジ君は寝てて」
エリカはアメリカでドリフのコントを見ていたのだろうか?完全にお約束のペースだった。
エリカはフーフーっておじやを冷ましスプーンで一口すくうと僕の口元に運んだ。
フーフーしてくれたのも、少量をそっと運んでくれたのもよかった。
ただ…小皿をフーフーしても意味がなかったし、熱伝導のいいスプーンを選択したのは間違いだった。それに気付くまで一秒もかからなかった。
エリカはそっと唇の上にスプーンをおいた。瞬間…僕は悲鳴を上げ、エリカはスプーンを僕の胸の上に落とした。
かろうじて皿のおじやをかけられなかったのは不幸中の幸いだった。

<>565 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:47:43 ID:tFriO352O<>
エリカは慌てて皿をおき、タオルで僕の顔と胸を拭いてくれた。
「ごめんね。シンジ君ごめんね」
「いや、大丈夫。もう大丈夫だよ」エリカはエプロン姿でオロオロしている。
それから僕はスプーンに取ったおじやをフーフーして欲しいとリクエストした。
集中しているのか、眉間に皺を寄せて…小刻みに震える手でおじやを運んでくれるエリカ。
僕も怖かったが、さっきから時間が経っていたので熱くはなかった。
僕は唇がヒリヒリしてたが、エリカには言わなかった。
途中から一緒に食べようと提案し、僕は身体をおこした。
食べおわり、お風呂に入るからと着替えを持ちエリカと下に降りた。
僕が風呂から上がると母が寄ってきて
「エリカちゃんを責めたらアカンよ。健気にアンタみたいなんに尽くしてくれてるんやから」と言った。
僕が風呂に入ってる間にエリカは母に謝ってたらしい…そんな必要ないのに。
「鮎川は?」
「お洗濯中…アンタのパジャマを持って上に上がったよ、青春だね」

<>566 :えっちな21禁さん :2006/01/19(木) 14:48:40 ID:mz/HM5rN0<>
そして金盥が落ちてきますた。

<>567 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:58:57 ID:tFriO352O<>
母も…少し行き過ぎかな?って思ったみたいだったが、僕の腫れた唇を見て納得したらしい。
「一途なんやなぁ」
「そうそう、病院に行きなさいよ。後で熱がぶり返しても病院がお休みになったら大変なんだから」
僕は家でエリカとゴロゴロしたかったが、明日からバイトもあるしエリカと病院に行く事にした。
僕が髪を乾かしているとエリカが降りてきた。母が労うと
「シンジ君の看病するつもりが返って迷惑かけちゃって。ごめんなさい」
「コレはもう大丈夫。殺しても死なないわよ。それよりエリカちゃんにお願いがあるんだけど。病院に一緒に行ってあげてくれる?」

<>568 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:13:44 ID:tFriO352O<>
僕の中でわだかまりは消えていた。ミサネェとの事は…卑怯かも知れなかったが、考えない事にした。
着替えてから下に降りるとエリカもコートを羽織っていた。
「エリカちゃん。今夜はウチで食べて帰りなさい。私が送っていくから」
エリカは素直に喜んでいた。

病院までの間、エリカは僕の腕に手を回していた。…僕がふらついても大丈夫なようにだそうだ。
病院について診察券を出し、コートを脱ぐ。エリカもコートを脱いだ。
「………。」エリカはエプロンを着けたままだった。
回りの人の視線がエリカに注がれるが、本人は気付いてないようだった。
名前を呼ばれ診察室に入ろうとするとエリカも一緒にくる。恥ずかしいからいいと言うと
「診察を受ける時は一人で病院に行ったら治療は受けられないのよ」
インフォームドコンセントと言いアメリカでは一般的らしい。
ここは日本だから…そう説明するのも面倒だったので、一緒に診察室に入った。

<>569 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:28:23 ID:tFriO352O<>
先生も看護婦さんも怪訝な顔をしていた。
同じ年のエプロン姿の保護者が来てるんだから違和感があるのも当然だった。
エリカは手帳を取りだしメモを始めた。
ただの風邪なのに…とりあえず上半身裸で診察台に乗せられて血圧や脈を測られる。
エリカは先生に質問をしている。先生も笑いをこらえながらエリカの質問に答えていた。
最後に先生が法律が違うし国民性も違うけど、医療ミスをなくすにはその方がいいかも知れないね、そうエリカに答えていた。
診察室を出てから薬が出来るまでアメリカの病院の話を聞いた。結構違うって事に僕は驚いた。
寒いからココアを飲んで帰ろうって提案をし喫茶店へ。エリカは当然のようにエプロン姿になる。
僕は我慢出来なくなり
「エプロン着けたまま喫茶店に入るのは…平気?」
「アッ!」
顔を真っ赤にして慌てて脱ごうとしてる所にココアが運ばれてきた。

エリカはそっとエプロンを脱ぐとたたんで鞄にしまった。
「恥ずかしいよぉ」

<>571 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:41:31 ID:tFriO352O<>
ココアを飲みながら、僕はエリカが看病してくれてうれしいってお礼を言った。
「本当はシンジ君の寝顔を見てたんだよ。何度もチュッてしちゃったもん」
今度は僕の顔が赤くなった。

家に帰ると車がなかった。たぶん母が買い物に行ったんだろう。
僕たちは上に上がった。
一応僕はパジャマに着替えて布団に入る。エリカは炬燵に入っていた。
「こっちおいでよ」
エリカはコクンと頷くとベッドに腰かけた。
「シンジ君」
エリカはちょっとだけって…毛布の中に入ってきた。
エリカが僕の少し腫れた唇に指をあてる。
そしてキスをした。
—ココア味のキス—
甘いキスだった。

<>573 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:46:02 ID:tFriO352O<>
ガレージの開く音がする。
「お母さんが帰ってきたよ。お手伝いしてくるね。」「用意が出来たら呼びにくるね」
エリカはそういうともう一度僕にキスをして、エプロンと薬を持って降りていった。

僕は疲れたのか…そのまま眠ってしまった。

<>590 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 21:33:17 ID:tFriO352O<>
エリカのキスで目覚めた。もう一度キスをするエリカ。
「ごはんよ。お父さんも帰ってこられてるよ」
伸びをして…身体を起こした。
「シンジ君がまた夢を叶えてくれた…ね」好きな人をキスで起こすのが夢だったらしい。
さっきはミスったと後悔していたそう。
「先に降りるね。お手伝いが残ってるし」エリカは先に降りて行った。僕はパジャマの上からパーカーを羽織って下に降りた。
夕飯はうどんすきだった。薬味をとりわける。ぶっとい葱がエリカの仕事だとわかる。父は何も言わなかったし、僕も言わなかった。

<>593 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 21:38:24 ID:tFriO352O<>
エリカはうどんや具をとりわけてくれる。
僕は別の意味で緊張した。これから先、エリカとは熱々のおでんは食べないと固く心に誓った。
エリカのアメリカでの生活を聞く。炬燵は日本から送ったとか、意外に日本の食材は手に入り易かったとか面白い話だった。
「エリカちゃんのお父さんはもう向こうに転勤はしないの?」
僕の不安要素だった。
「卒業までは大丈夫だと思います。もしも転勤になったら父の単身赴任か私だけ残るつもりです」
「もしもエリカちゃんのお父さんが転勤になったらウチに下宿なさい」
エリカは嬉しそうに返事していた。

<>595 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 21:55:45 ID:tFriO352O<>
食事を終えてエリカが片付けを手伝っている時、
父が話かけてきた。
「いい娘さんじゃないか。礼儀ただしいし…」
「…うん」
「まだまだ先は長いが、とりあえず頑張ってみろ。それはそれで幸せなはずだ」
なんとなくわかったような気がした。
片付けが終わったあと、みんなでお茶を飲んだ。母が20分くらいしたら送って行くから上にいなさい。と、アシストしてくれた。
エリカと上にあがる。
「今日はごめんね。シンジ君の看病をするつもりが…火傷させちゃったり、晩ご飯までご馳走になったり…」
「明日…心配だからお迎えに行くね」
「無理はしなくてもいいからね」僕はエリカをギュッと抱きしめた。
インターホンが鳴るまで…僕はエリカを抱きしめた。

<>636 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 14:19:37 ID:PfOrZY1FO<>
次の日
朝早く目覚める。熱も下がりバイトの準備を始めた。8時に家を出て、店の開店準備を始める。
10時の開店に合わせて出前の注文が次々に入る。
慌ただしく一日が過ぎた。夕方にエリカが迎えにきてくれた。
「お疲れ様!まだ風邪が治ってないから心配だったよ」
「大丈夫!出前先で菌を撒き散らしてきたし」
そんな話をしながら坂を下って行った。
「今日ね、シュビドゥビで雑貨を見てたらミサさんに偶然あったよ」
僕はドキッとしたけど、表情には出さないようにした。
「ミサさんにシンジ君が風邪引いたって言ったら、スゴク心配してたよ」
別の意味で…僕も緊張した。
ミサネェが遊びにおいでって誘ってくれたらしいが、先に何か食べようって事になった。南京街の【ぎょうざ苑】へ。
エリカはジャンジャン菜、僕はジャンジャン麺。それに餃子を2人前頼んだ。
「美味しい!こんなの初めて!シンジ君の麺もちょっとちょうだい」
食事が終わった後…少しだけ高架下を物色してからミサネェのバイト先へ。

<>637 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 14:22:53 ID:PfOrZY1FO<>
ミサネェは退屈そうに店番をしていた。
店に入るとエリカは楽しそうにミサネェと話している。
「シンちゃん!シンちゃん風邪大丈夫?」
「アッ…はい。大丈夫です」
ミサネェは心配そうに僕を見つめた、その瞳は…悲しそうでもあった。
「本当は遊びたいけど明日もバイトなんで、今日は早めに帰ります」
ミサネェの為にもエリカの為にも、もちろん僕の為にも…帰った方が良かった。
帰り道…エリカは僕の家に寄った。昨日の礼を母に言い、明日の買い出しに付き合う約束をしていた。
その後…エリカは僕の部屋に寄った。
エアコンのスイッチをつける。部屋が暖まるまでと…エリカは僕に甘えてくる。
「初詣はどうする?一緒に行ける?」僕はエリカに聞いた。
エリカは小さい時に初詣には行った事あるけど、あまり記憶がないから楽しみだと言ってた。
「シンジ君とならどこでもいいよ」
僕達は大晦日はデートする約束をした。

<>648 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 17:27:10 ID:PfOrZY1FO<>
次の日
バイトを終え、僕はミサネェが店番している店に寄った。寄る必要はなかったが、昨日のミサネェの心配そうな表情が気になった。
差入れに【エストロイヤル】のシュークリームを買う。
「シンちゃん、サンキューね。お姉さん達は甘い物が欲しかったのよ。ついでにコーヒーもお願い。」
ミサネェの友達も来ていたので、その分も買いに行く。今日も話をする機会はなさそうで、残念だけど少しホッとした。
ミサネェは明るかった。僕はカウンターの端で会話に紛れていた。
「そろそろ帰ります。明日もバイトあるし…」
そう言って僕は店を出た。
高架下の外をプラプラ歩きながら駅に向かっていると僕の名前を呼びながらミサネェが追いかけて来た。
「シンちゃん、オミヤありがとう。全然話が出来なくてごめんね。あの子達…変に私達の事を誤解してるから…」
「シンちゃんに迷惑かけたくなかったの」
「そんなんじゃないです。昨日…少し気になったから…」
「トイレって言って出て来たから、もう戻らなきゃ。明日もバイト?」
明日もバイトだと答えるとミサネェは覗きに行くから…そう言って戻って行った。

<>651 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 17:45:42 ID:PfOrZY1FO<>
僕は家に電話をし、—エリカがまだ家にいる事を確認してから—帰宅を急いだ。
家に着くとエリカは違う柄のエプロンを着ていた。
「シンジ君のお母さんに買って貰ったの!」
僕はエプロン一つで喜んでいるエリカを見て
「シュークリーム買ってきたからみんなで食べよう」と言い、母に渡した。
お茶を飲みながら話を聞くと母がアクタスやアチコチの店にエリカを連れ回したらしかった。
明日は午前中にエリカの家の買い物に親同士で行くらしい。エリカも同行するらしかった。
お茶が済んでエリカは僕の部屋の大掃除をしようと提案してきた。母もそうしてもらえと言うが、男には男の秘密があった。
僕は明日にでもお願い!って頼み今夜中にエロ本やビデオを処分する事にした。
母がエリカを送るのに少しだけ時間があったので、二人で上に上がった。
「シンジ君ごめんね。シンジ君のお母さん…迷惑じゃないかな?」
「かなり機嫌がいいやん。この前もエリカの事をウチの娘にして、俺をエリカんちの養子にするとか言ってたし」
「それより…そうそう、なんで大掃除したらダメなの?」
「……。」

<>652 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 17:58:42 ID:PfOrZY1FO<>
「シンジ君…何か隠してない?」
「な…ないよ」
エリカは勝ち誇った顔をした…。
「本当は…エッチな本とか隠してるんでしょ?」
「チアキが男の子は絶対に持ってるって言ってたもん」
僕はエリカに友達は選ぶようにと言いたかった。
「ホレ、ホレ出してごらん」エリカはイヤラシイ表情で言う。
「持ってないし、見たいなら…エリカのオッパイを見るから」逆襲した。
エリカは顔を真っ赤にして俯いた。
僕はエリカを苛めたかったが、エプロン姿のエリカは可愛らしくて…抱きしめた。
「…本当は持ってるでしょ?」エリカはニヤリと笑った。
<>678 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 20:25:05 ID:PfOrZY1FO<>
「持ってないよ、マジで」
……。
「ごめん…持ってる」
エリカは執拗に見せろと言うが、それだけは許してくれと言った。
「男の子だもんね。エッチな本くらい持ってても…仕方ないよね」
「今夜中に処分するよ…ホントにごめんね」
「…一緒に見たいな。見た事ないもん」
「いや…軽蔑されそうだし、そういうのは一人で見るもんだし…」
僕が困った顔をしているとエリカは
「シンジ君の困った顔…好き。ううん…全部好き」
そう言って捜索は中止になった。僕はホッとした。

エリカが帰った後、僕はエロ本をゴミ袋に詰め…公園のゴミ箱に捨てに行った。

<>745 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:38:41 ID:WhdeRQ8ZO<>
バイト最終日。いつもより早くでる。今日は近くの会社も事務所も休みだから出前はほとんどなかった。
夕方前になりミサネェが店にやってきた。
コーヒーを飲みながら僕の上がりを待っていた。給料を貰いミサネェの代金をチェックしようとしたら、オーナーがご馳走してくれた。
「シンちゃんお疲れ様」
「お疲れ様です。」
「今日は下はお互いの友達で一杯だから上でゆっくりしよう」
ミサネェの提案に賛成だった。高架下や元町で知合いに合わないで歩く事など無理な話だった。
中山手のカトリック教会の辺り、ベルゲンの前を通りハンター坂を上り、ビルの3階にあるカフェに入った。
「でも暗くなって坂を下ったら、ホテル帰りと間違えられますよ」
「シンちゃんとなら誤解されてもいいよ。誤解かどうかは微妙だし…」
僕は恥ずかしくて下を向いてしまった。
—ダンスホールやダブが抑えた音量で流れている—
「シンちゃんて意外に純情だね、ベッドじゃ激しいのに…」
「あ…あの時は…どうかしてました」
言い訳するのはミサネェに失礼な気がした。

<>746 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:42:57 ID:WhdeRQ8ZO<>
「あの時…したかった?」
「いえ…しなくて良かった…と思います」
こんな話をしにきたんじゃなかった…普通に世間話とかがしたかった。
「私も…。多分してたら…私、本気になってたと思う。」
ミサネェはミサネェで悩んでたんだ。ミサネェの表情がそう感じさせた。
「いっぱいいっぱい。シンちゃんでいっぱいだったよ…」
「僕なんて…まだ子供だし、釣り合いがとれませんよ」
「あら…アソコは立派な大人だったし、私にイヤラシイこといっぱいシタでしょ?」
「ご、ごめんなさい!」
ミサネェはイヤラシイ事をサラッと言う名人だった。しかし僕はパニック寸前だった。
「心配ないよ。私が本気になってもエリカちゃんには敵わないもん。だから私は恋愛戦線から撤退するけど」
「エリカちゃんと別れたら…私を候補に入れてよ!」
ミサネェは僕が言いたい事をわかっていた。わかっていたから…フザケながらも僕をカバーしてくれている。
「ミサネェの事を嫌いになれる筈ないし、誰かと比べる事もしません」
それが僕の精一杯のエクスキューズだった。

<>749 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:48:41 ID:WhdeRQ8ZO<>
「シンちゃんは優しいなぁ…ありがとうね」
ミサネェの目に涙が溜まっていた。ミサネェを見ていたら僕まで…。
「シンちゃんの優しさに一つ甘えてもいい?」
「いいですよ」
「前みたいにキスだけはしたいな。それとたまにはエッチも…」
「な、何言ってるんですか!それにお願いが二つじゃないですか!」
「じゃぁたまのエッチで我慢するよ!」
僕もミサネェも笑い出した…。二人とも楽しそうに笑っているのに何故だか僕は胸が痛かった…。
「悔しいなぁ…あの時しとけば良かったかな」
「まだ言ってるんですか?オッケーそれじゃホテルに行きましょう。この辺はホテルだらけですよ」
…そんな軽口を叩ける程僕は大人じゃなかった。
店を出てミサネェは僕の腕に自分の腕を絡めてきた。そして人気のないとこで…キスを求められた。
—別れのキス—
それは初めて味わう、辛い味のような気がした。確かに僕にはそう思えた…。

<>752 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:56:15 ID:WhdeRQ8ZO<>
三宮駅に向かい、下りていく間もミサネェは腕を絡めたままだったし…時折キスを求めてきた。僕もだんだん辛くなった。

駅でミサネェとは別れた。電車の中僕は下を向かなかった。下を向けば涙が出そうな気がした。
僕はどうやら失恋したみたいだった。ほんとは幸せな筈なのに…何かが壊れたみたいだった。
誰かが言ってた「破壊と創造」って言葉が僕を支配した…
ミサネェとはこれまで通り、たまには顔を合わせるだろうし…だけど…
暗い夜道を一人で歩くような…そんな気分だった。

<>754 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 07:03:01 ID:WhdeRQ8ZO<>
自宅に戻り二階に上がる。顔を洗い、荷物を置き、下に下りた。
母からエリカとエリカのお母さんと買い物に行った話を聞く。聞いているうちに心が切り替わる…。
「エリカちゃんに電話してあげなさいよ」
僕はエリカに電話をした。ご飯を食べたら遊びに来たいというので、小声でエロ本は捨てたよって言った。
電話を切り、食卓につく。食事は既に用意されていた。さっと食事を終え、僕は二階に上がった。
エリカが来るまでダラダラしていよう…そう思う間もなく、僕は眠りに落ちた。

夢の中…僕は激しく責められている…多分、そんな夢を見ていたんだと思う。
エリカが心配そうに僕を起こしてくれた。

<>762 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:10:38 ID:WhdeRQ8ZO<>
僕は苦しそうな顔をしていたらしい、何があったのか心配だとエリカば僕に言った。
「多分、風邪がまだ治ってないからだよ」
エリカは少し安心した表情で僕を見つめ、そして額を合わせて僕の熱を計った。
「良かった。熱がなくて…。そうそうシンジ君。お母さんが明日の夜はシンジ君と過ごしてもいいって!」
エリカは嬉しそうに僕に報告した。大晦日のカウントダウンは二人で過ごせるし、そのまま電車で初詣に行ける事になった。
エリカが甘えてくる。僕はエリカを抱きしめた。強く強く抱きしめた。
「シンジ君…ずっと一緒にいてね。嫌いにならないでね」
エリカの事を嫌いになれる訳がなかった。心配させたり不安にさせてるのは僕だった。
「お掃除…しよっか。」
僕は掃除機と窓拭き、床拭きを担当。エリカは僕の机や本棚の整理を担当した。
「アッチの部屋は終わったよ…!?」僕は先に二階の残りの部屋の掃除機をかけた。
エリカはイヤラシイ顔をして、僕の方を振向いた。
「シンジ君のエッチ!」引出しの中のエロ本が残っていた…。それをエリカは見つけてしまった。
僕の顔は真っ赤になった。

<>763 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:12:06 ID:WhdeRQ8ZO<>
「ふ〜ん。シンジ君もエッチな男の子なんだ」
得意げに僕を見る。言い訳の言葉なんてなかった。
「…ごめん。捨て忘れた…みたい」
エリカは僕を手招きした。僕が近付くとギュッと僕に抱きついた。
「シンジ君…ごめんね。男の子だもんね…いっつも怖がってるから…」
「いや…それは。エリカと付き合う前に…買っ…」
「シンジ君に……」エリカは僕の言葉を遮り…何かを伝えようとしたが、エリカも最後まで続かなかった。
僕もエリカを抱きしめた。
「早く掃除をしなきゃ」僕はエリカを急かした。終わったら一緒に読む事を約束させられ…掃除を再開した。
残りの部屋のレースを外し、洗濯機に放り込みスイッチを押した。部屋を覗くとエリカは手際よく本棚の整理をしていた。
エリカと二人で床拭きをする。窓拭きが終わったと同時に洗濯機のブザーがなった。エリカがレースにフックを付け、僕が吊した。
「明日はシンジ君のベッドのシーツを交換してレースのお洗濯ね」
一段落ついたので、僕は紅茶を淹れに下りた。お茶の用意をしてくれていた。驚いたことにエリカ用のカップがあった。

<>764 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:13:43 ID:WhdeRQ8ZO<>
「エリカちゃんと選んだのよ、それ。」
後一時間以内で掃除は終わると嘘をつき、僕はトレーを持って二階に上がった。
僕が二階に戻ったらエリカは風呂掃除をしていた。
「おトイレも済んだよ。シンジ君は普段からお掃除してるからお部屋掃除は楽だね」
何げなしにエリカが紅茶の入ったカップを持つ手をみたら、手が荒れているのに気付いた。
「ごめん…もしかしたら掃除で?」

「気にしないで。大丈夫、ここの所洗剤を使い過ぎただけだから。すぐに治るよ」
僕はエリカの両手をそっと包みこんだ。
「お掃除も終わったし…お茶も飲んだし。約束通りにシンジ君の大切なエッチな本を見ようね」
大切な、…それは余計だと思った。しかしエリカはページを開き始めた。
すぐにエリカの顔が赤くなる…恥ずかしいなら止めたらいいのに。…僕も恥ずかしかった。
一人でしているのをエリカに見つかったような気分だった。

<>765 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:21:09 ID:WhdeRQ8ZO<>
「恥ずかしいよ…シンジ君、エッチ」
エリカの息は少しだけ荒くなっていた。小さな手でページをめくる。
「シンジ君、シンジ君も…こんな事するの?」
僕はどう答えていいかわからなかった。
僕は少し強引に本を閉じ、エリカを抱きよせた。
エリカは僕の腕の中で荒い息をしている…
「他の女の人…見ちゃ…イヤ」エリカは小声で呟いた。
—TheWhoのI can’t explainが流れている—
僕はエリカの顔を起こし…そっとキスをした。
エリカの顔を見ていると幸せな気持ちになれる…。
エリカが僕の手を掴んで、自分の胸に押当てた…。
「恥ずかしいから動かさないで…中にも…手を入れないでね。」
僕は少しだけ身体をずらし…エリカを全身で包み込むように抱きしめた。
「もっと…シンジ君といたいよ…シンジ君の事ばっかり考えてしまう」
僕は黙って頷き…時間が許す限り、エリカを抱きしめた。

<>766 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:37:28 ID:WhdeRQ8ZO<>
「お邪魔しました。」
「アラ、もうこんな時間!明日も会うんだから泊って行けばいいのに」
母は冗談で言ってるのに、エリカは顔をうっすら赤らめた。

外に出ると粉雪が舞っていた。

「雪だね。シンジ君と初めて見る雪」
「うん。」
「シンジ君…ずっと一緒に居てね」
エリカの手は暖かかった…。

僕はエリカを送り届け、…少し遠回りして帰った。

<>771 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 12:29:28 ID:WhdeRQ8ZO<>
大晦日
エリカは朝早くに訪ねてきた。
「朝よ—!」どうやら母と買出しの約束をしていたらしい。僕は聞いてなかった。僕は無理やりに起こされ、シーツを剥がされた。
「今からお母さんと買出しに行くから、シーツは干しておいてね。その後はレースもね」
そう言いながら僕にキスをして、シーツを洗濯機に放り込み、パタパタと階段を下りて行った。
僕がノロノロと階段を下りたらお握りとメモがおいてあった。
父は既に起きていて新聞を読んでいた。メモにはエリカ達が帰ってくる迄のノルマが書込まれていた。
「シンジ、玄関の掃除をするから着替えてこい」
父は自分の車を洗車したかったみたいだったが、僕は後回しにしなきゃ怒られるよ、と忠告した。
どうせ母の車も洗車させられるんだし…一緒に洗おうと言うと父は少し嬉しそうだった。
「お前は意外と尻に敷かれるタイプなんだな」
玄関の掃除をしながら父は話かけてきた。僕はエリカと母じゃあまりにも違い過ぎると思った。

<>772 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 12:47:38 ID:WhdeRQ8ZO<>
一旦シーツを干しに二階に上がる。レースを洗濯機に放り込み、一服してからすぐに下に下りた。
父は網戸を外して窓を洗い始めていた。僕は網戸を洗い流した。
「鮎川さんとこの掃除も手伝いに行けよ。」僕もそのつもりだった。
ノルマのほとんどが済んだ頃、エリカ達は帰ってきた。母はかなり進んでいたので、喜んでいた。
「エリカのトコの大掃除も行くよ。今からなら早く終わるし」
エリカにそう言うとエリカは聞いてみるといい、電話をかけていた。
その間に僕は母の車から荷物を下ろし、洗車しやすいように車を家の前に移動して貰った。
「後で箪笥を動かすのをお願い出来る?」僕はもちろん!そう言った。
父は休憩したがっていたが、車の洗車を始めた。エリカも僕のベスパを磨いてくれていた。
ワックスを塗り終わったらちょうどお昼だった。
母が時間がないし、暖まるからと釜あげウドンを用意してくれていた。
四人で食卓についた。母はエリカ専用の茶碗や箸も買ったと笑いながら見せた。
「エリカちゃんがいつまでもウチの子でいてくれたらねぇ」
四人でウドンをすする。生姜がたっぷりで身体が暖まった。

<>775 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 13:05:25 ID:WhdeRQ8ZO<>
食事が終わり、箪笥を動かすなら父さんも行こう、と言いコートを羽織った。
エリカがウチの後片付けをしてくれている間に僕と父はワックスで鱗模様のままの母の車でエリカの家に向かった。
エリカが電話をしたのだろう、僕と父が着いた時にはエリカの両親が出迎えてくれた。
簡単に挨拶を済ませ、箪笥を移動させる事になった。箪笥を見て…父が来てくれた事に感謝した。
到底僕とエリカのお父さんだけでは無理な作業だった。一時間以上かかり全ての作業を終了した。
エリカの母にお茶を出していただき、四人で飲んでいるとエリカが帰ってきた。
正月に両家で鍋でも、となり三日の夜にウチで鍋をする事になった。
エリカとは晩ご飯の後に待ち合わせをして、僕と父は家に帰った。
家に帰り車のワックスを拭き取っていたら、父が腰が痛いと逃げた。結局僕が一人でワックスを拭いた。
ワックスを拭いた後はする事がなかったので、ベスパのガスを入れに行く事にした。
僕はメットをミラーに引掛け、スタンドまで押して行った。

<>777 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 13:31:20 ID:WhdeRQ8ZO<>
いつものスタンドで給油する。混合なので調整してもらう。
精算を済ませ、キックする。今日は一発で掛かった。まだ黒煙が出るので、少し走る事にした。
芦屋駅のロータリーにベスパを停め、タバコを買う。本屋に寄ろうか迷ってたら…ハルホと偶然会った。
ハルホは友達といた。ロータリーの所で僕がタバコを吸っているのに気付いたハルホは友達に何か言い、僕のとこにきた。
「シンジ、スクーター買ったんだ?」
「うん、ちょっと前…中古だよ…ハルホは待ち合わせ?」
僕もハルホも…お互いの距離感が掴めなかった。
「うん…カウントダウン。みんなで行くの…シンジは?」
「お、俺は…ガスを入れに来ただけ。すぐに帰るよ」
「そっか。じゃ、友達が待ってるから…今度、電話してもいい?」
僕は頷き…ハルホは友達のとこに戻って行った。
例の大学生かな?少し気にはなったが…嫉妬とかではなかった。
気分もブルーにならなかったし、これが風化するってことなのかも…と思った。
僕はベスパにキックを入れた—

<>784 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 15:03:15 ID:WhdeRQ8ZO<>
帰宅すると父は母の車をガレージに入れようとしていた。僕は道をあけ入庫するのを待っていた。
車を降りると父は僕を呼び止めた。財布から僕に小遣いをくれる。
「今日のお駄賃だ。それで彼女と何か食べたらいい」
僕は有難く受取った。家に入ると晩ご飯の用意が出来ていた。
食事を済ませ風呂に入る。部屋に戻る。シーツは交換されていて、レースも元のように吊されていた。
半裸のままベッドに寝転ぶ…そのままウトウトしてしまった。
エリカが迎えにきたのはすぐの事だった。
「もう…シンジ君、風邪引くよ!」エリカに揺り起こされた。
僕はエリカを抱き寄せた。
「キスしたい…」僕はエリカにキスした…そしてそのままエリカをベッドに引込んだ。

「そろそろ行かないと…ンジ君…」
僕は激しいキスをした。うたた寝の間にどんな夢を見たのだろう。
エリカを抱きしめ、激しく勃起している事を自覚した。
<>788 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 15:21:00 ID:WhdeRQ8ZO<>
エリカもそれに気付いた…らしく
「シンジ君…恥ずかしい…よ」
エリカの声に僕は我に返った。
「ごめん。着替えなきゃね」
「違うの…一緒に…変な…気持ちになりそう…なの」
「昨日…エッチな本を見たからかな?シンジ君…エッチ…夢を…」
僕はエリカを強く抱きしめた。
「もう…怖くないよ…シンジ君だったら…」
エリカは少し震えていた。それは僕にも伝わった。

エリカがキスを求めてくる。僕はそれに応え…キスをした。

用意をして…カウントダウンに行く事に…竹山さんやモーリーさん、ミサネェ達が待っている。
二人…手を繋いで駅に向かった。

<>794 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 19:06:42 ID:WhdeRQ8ZO<>
エリカはロングブーツにタータンチェックの膝丈スカート、黒いセーター、ヴィヴィアンのネックレス。コートはオリーブ色のハゥエルのコート。
僕はボタンダウンのシャツに紺の三釦の細身のスーツ、ポールウェラーを意識してモッズコートを羽織った。靴はローク。
二人で揃いのスクールマフラーをしていた。
竹山さん達との待ち合わせ場所に向かう。少し遅れて着いたらモーリーさんだけが到着していた。
「シンジはもうすぐ七五三か?」そう言いながら僕の髪を大人っぽく直してくれる。
そこへミサネェが友達を連れて到着した。
「この子が噂のエリカちゃんね。エリカちゃんは比佐子さんみたいね」口々に褒める…エリカは顔を赤らめていた。
「エリカちゃんはオリーブから抜けてきたって感じ、シンジ君はスタカンというより…七五三ね」ミサネェはそういうと僕の髪を直した。
モーリーさんがミサネェに抗議するが
「シンちゃんは私が育ててるの!それより竹山は?」
「竹山さんは少し遅れて来るらしいですよ」モーリーさんが答えた。
僕は輪から外れてタバコを吸いに行った。

<>796 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 19:45:05 ID:WhdeRQ8ZO<>
タバコを吸いにきたのは、エリカにタバコを吸ってる姿を見せるのは好きじゃなかったし、
それにミサネェと顔を合わせるのは少し辛かった。
…本音は後者だった。一応の結末は迎えた筈だったけど…まだ割切れない僕がそこにいた。
エリカが輪を抜けて僕のそばに来るのが見える。僕はタバコを消し、ミントを口に入れた。
「どうしたの?」
「シンジ君が淋しそうだったから…」
「そんな事ないよ。ちょっと疲れただけ…エリカは?」
「ちょっと眠いかな…でもみんなと迎える新年が楽しみだから大丈夫」
竹山さんの姿が見えたので、僕とエリカは輪に戻った…。ミサネェの事は意識しないようにした。

<>800 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 20:07:26 ID:WhdeRQ8ZO<>
竹山さんが遅れて来たのはラッキーだった。
ミサネェは竹山さんにブーブー文句を言ってるし、その間に僕はうまく馴染めそうだった。
竹山さんに連れられ、メリケンパークに向かう。僕たち全員がフィッシュダンスホールでのイベントにタダで入れた。
竹山さんの顔で入れたのにミサネェはまだブーブー言ってた。…もしかしたらミサネェも竹山さんに救われた…そんな気がした。
ホール内はグランドビートが響き渡っていた。僕はカウンターでハイネケンを頼み、エリカはミサネェに聞いたと言うカシスオレンジを頼んだ。
みんなで乾杯をし、その後はバラバラになった。モーリーさんや竹山さんは同業のDJと挨拶をし、ミサネェ達は奥で友達と話していた。
僕はエリカのホール内の探検に付き合った。
DJが替わりHip Hopが流れだす。会場内はかなり盛上がってきた。
「息苦しいね…外の空気を吸いに行く?」
僕はエリカを外に誘った。外は寒かったけど、エリカは楽しそうだった。
少し歩き…ベンチへ。僕はエリカの肩を抱くようにして座った。
<>822 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:07:16 ID:aP5ggeYSO<>
「エリカにとって今年はどんな年だった?」
「最初は…不安だったかな。シンジ君を見掛けて…少し安心したよ。でも声も掛けられなくて…。」
「今は幸せだよ。夏休みからずっと幸せ。昨日よりも…今日の方が幸せだよ」
エリカの表情はとても柔らかかった…僕には勿体ないほどに純粋だと思った。
「シンジ君は?」
「…エリカと出逢えて幸せだよ。好きって言えなかった時は辛かったけど…エリカが勇気をくれたんだと思う」
「シンジ君と本屋さんで出会えなかったら…ずっと一人ぼっちだったのかな」
エリカは僕の手を強く握りしめた。
「それはないよ。あの時は神様が偶然を授けてくれたけど、あの偶然がなくても僕はいずれ必然に変えてたよ」
「もしも私が遠くに行ったら?」
「捜しに行くよ。たかが50億人だろ?世界中を捜してでもエリカを見つけだすよ」

<>823 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:10:45 ID:aP5ggeYSO<>
「…遠くに行きたい?」
「絶対にヤダ!シンジ君にくっついてるもん」
エリカは真剣なまなざしで僕を見つめる。エリカの表情には一点の曇りもなかった。
「僕にとってエリカは究極の理想なんだよ。エリカがそばにいてくれたら僕はスーパーマンにだってなれるよ」
確かにエリカは僕を変えてくれている。僕に…勇気を与えてくれていた。
「正直に言うとね。今でもドキドキするよ…シンジ君のキス。もう何回もキスしてるのにね…気を失いそうになる時あるもの」
—粉雪が舞っている—

「来年も良い年にしたいね」
「来年も再来年もその次も…ずっと大切にするよ」
時計を見たらそろそろ時間だった、カウントダウンが始まる。僕たちはホールに向かった。

<>825 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:35:49 ID:aP5ggeYSO<>
ホールの中は異常な盛上がり方をしていた。アルコールとタバコと笑い声と怒声が音と溶けあっている。
僕はエリカに離れないように言った。スクリーンに10分前の表示が出る。そこに竹山さんが通りかかる。
「捜したぞ。みんな上に行ってるからシンジ達も上においで」
屋上に上がると3分前の合図があった。
「なんか緊張するね、もうドキドキしてきたよ」
僕は目線でミサネェを追ったが見あたらなかった…。
1分前の合図があった頃ミサネェが上がってきた。どうやらトイレのついでに僕達を捜してくれていたらしい。
いよいよカウントダウンが始まった…みんなが一斉にポートタワーの方を見る。
10.9.…僕はエリカにキスをした5.4.3.2.1…一瞬の間があり、花火が上がった。
A HAPPY NEW YEAR!
みんなが騒いでいる
「シンジ君と2年越しのキスしちゃったね」
僕は喧騒の中、エリカの手を握りしめた。

後でわかったが竹山さんはトイレの中で新年を迎えたらしい。

<>826 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:57:13 ID:aP5ggeYSO<>
ホールに戻るとみんなで乾杯をする。ミサネェとも勿論乾杯した。

エリカがトイレに行ってる間に、そろそろエリカを送り届けるから、生田神社にお参りして帰ると告げた。酔ってて誰も聞いてなかった。
ミサネェのそばに行き、同じ事を告げた。ミサネェはわかったと合図して、
「シンちゃん、今年もよろしくね。…いっぱいキスしようね」そう言うとミサネェは頬に軽くキスをした。
エリカが戻ってきたので僕達は抜けだした。どっかでキリをつけないと際限なく朝まで乾杯が続く。
「そういや、お駄賃を貰ってきたんだ。二人分(笑)だから何か食べよう!」
「屋台がいいわ。もう何年も行った事ないもん」お参りを済ませた後…境内の屋台でお腹を膨らませた。
エリカはチンチン焼きとリンゴ飴がいたく気に入ったらしい。
「もう、帰ろうか…部屋においでよ」
「うん…シンジ君と一緒に過ごせるね」
僕とエリカは終夜運行の電車に乗った…

<>866 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:08:26 ID:3A/y/2cQ0<>
芦屋駅につく。時間は2時を少しばかり過ぎていた。
元旦だからかまばらながらに人影が見える。僕とエリカはしっかりと手を繋いでいた。
コンビニに寄り飲み物やお菓子を買う。そのまま坂をのぼり自宅に向かった。
部屋に入りエアコンと炬燵のスイッチを押す。
「寒いね」
二人ともコートを脱ぎ、ハンガーに掛け…慌てて炬燵に入る。
「少し落ち着いたね。この前のビデオ、観る?」
僕は【小さな恋のメロディ】をデッキにセットした。
エリカは僕のそばに座り直した。ライトを消し、ブランケットをかけた。

<>868 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:09:43 ID:3A/y/2cQ0<>
映画が始まる。主人公の二人に自分達を投影していくエリカ。もちろん僕も映画の中に入っていった。
エンドロールが流れはじめ、エリカは目に涙を浮かべながら僕の手を強く握ってきた。
僕もエリカの手を握り返した。
「もしも私達の事を誰かに咎められたら…どうする?」
「トロッコは…エリカをベスパに乗っけて…二人で逃避行の旅に出るよ」
「本当?シンジ君となら、何処にでもついていくよ」
求め合うように…自然と抱きしめ合った。
「眠くない?もう一本あるよ。」
「眠くないよ。でもシンジ君とこうしてギュッとしていたいな。今はスゴく幸せな気分だから」
映画をBGMとして使う。【ある愛の詩】をセットした。
ベッドに移動して僕はエリカを抱きしめた。
「キスしてもいい?」エリカはそっと頷いた。 
優しいキスから激しいキスへ

<>870 :?シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:17:11 ID:3A/y/2cQ0<>
「エリカの全てがみたい」
エリカがそっと頷き、僕のシャツのボタンを外した。
僕はエリカのセーターをそっと脱がせた。セーターの下のロンTも脱がせる。暗がりのなか、
エリカの表情を伺う。目を閉じているのがかろうじてわかる。
エリカの吐息を飲み込むように…そっとキスをする。
スカートに手をかけ、ホックを外す。腰に手を入れて…巻きスカートを抜きさる。
僕はシャツを脱ぎ捨てた。
エリカを抱きしめ、キスをする。ゆっくりとブラのホックを外し、肩ヒモをずらす。
ゆっくり、ゆっくりと首筋にキス。エリカの吐息が荒くなる。

<>874 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:56:16 ID:3A/y/2cQ0<>
「シンジ君、恥ずかしい…よ」エリカは呟いた。
ブラを外し、エリカの髪を撫であげる。エリカがギュッと抱きついてくる。
僕はエリカの胸の膨らみをダイレクトに自分の胸に感じた。
「好きだよ、エリカ」
僕はエリカの縛めを解くとエリカの肩にキスをした。
………。
乳房に手をあてる…エリカの身体がピクッと跳ねる。
僕はエリカの胸にキスをした。エリカの身体が強張る。
「シンジ君…ンジ君、ずっと好きで…いて…ね」
少しずつアイブが激しくなる…エリカの荒い吐息が喘ぎに変わる。
手を太ももに回す。僕の手がイヤラシク撫でまわす。脹脛から膝の裏へ…
「ア…ンン…ウ…おかしく…なるよ」
狂って欲しい、ボクに狂って欲しい…僕はそう思った。

<>876 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:15:12 ID:3A/y/2cQ0<>
エリカの最も敏感なトコに触れる。
エリカの声が、喘ぎが一瞬…静まって、身体に力が入る。
パンティ越しにエリカの最も敏感なトコに指を這わせた。
エリカの全身から力が抜けてイク…。指先に湿り気を感じる。僕自身が狂いそうだった。
少しずつ、大胆に触る。僕の口はエリカの敏感な部分を含んでいる。
エリカの手が僕の背中をまさぐる、まるで何かを探しているかのように…

パンティの際に手をかける。骨盤の辺りからそっと脱がし始める。熱気を感じた。
靴下と一緒に全てを脱がす、エリカの生まれたままの姿に僕は感動した。
エリカは両手で顔を覆い隠している。僕はエリカの臍の辺りに口をつけた…。
「シンジ君狡いよ。エリカだけ裸だよ」
ベルトを外し、パンツとトランクス、靴下も脱いだ。
「僕も脱いだよ」
エリカの両手をそっと外した僕はエリカを抱きしめた。

<>877 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:35:34 ID:3A/y/2cQ0<>
エリカの身体が熱い。
「このまま抱きしめていてもいい?」
「うん、シンジ君…嫌いにならないで」
僕がエリカを嫌いになる筈なかった。否、嫌いになれる筈がない。
「エリカを感じるよ」
「シンジ君を感じる」
僕はエリカの太ももをそっと開き、手をしのばせた。
「恥ずかしい!」
エリカの最も敏感なトコは…濡れていた。ボクのも…濡れていた。
ユビをそっと動かす。エリカが感じているのがわかる。エリカのジュース…。
「…シンジ君、何…か…変。ア、熱い…よ」
ボクのユビがエリカの敏感な突起に辿り着く。エリカの喘ぎ声が小さな悲鳴に変わる。

<>879 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:38:57 ID:3A/y/2cQ0<>
ボクのユビが執拗に突起を触る。
エリカの喘ぎに曇りを感じる、顔を見上げるとエリカは泣いていた。
「怖いの?嫌な事をしちゃった?」僕は複雑な表情をしていたと…思う。
「少し…だけ…」
「ここまでにしようか?」僕は手を止めて、エリカの肩を抱いた。
「ううん。大丈夫、気持ちいいよ」
「違う、僕はエリカに好きって言えるけど、僕はまだ愛しているって言えてない。」
「気持ちは当然愛しているよ。でも、本当に…本当に心の底からエリカに愛してるって言いたいんだ」
エリカは泣きだした。声をだして泣き出して、僕に抱きついた。
「シンジ君のこと、愛してるよ。」

<>881 :?シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:52:59 ID:3A/y/2cQ0<>
「エリカを愛しているし、好きだし。一緒にいたい。ホントはエリカとエッチしたい」
「でも、エリカに愛される自信がないんだ」
エリカは僕を見つめ、身体を起こして正座した。
「シンジ君のこと、ずっと好きだし。お嫁さんになりたいよ」
僕はエリカの真っ直ぐな視線に恋をした。
「エリカを愛している。それが自然に言えるようになるまで…」その後の言葉が続かなかった。
心の中では何度も【愛してる】って叫んでいた。

<>947 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:35:12 ID:pKh9QTuR0<>
エリカが身体を寄せてくる。僕のはまだ不自然に勃ったままだった。
「男の子の…初めて見ちゃった」僕はエリカを寝かせキスを繰り返した。
今度はエリカも少し積極的にキスを貪った。
「もう少し…エリカのことを見ていたい」恥ずかしがるエリカの動きを制止してボクはアイブを再開した。
エリカも今度は安心したのか、身体が素直に反応する。
ボクはエリカの乳首を優しく噛んだ。身体が反応する。緊張と弛緩の繰り返し。
僕の…がエリカの太ももにあたる。
「シン…ジ君のが…あたって…いるよ」僕はエリカの手を握り、そっと僕のを触らせた。
エリカの手が優しく僕のを包み込む。僕はアイブを激しくした。
そっとエリカの足を割り、身体をすべりこませる。一気にエリカの最も敏感な部分に口づけをする。
「キャッ」小さな悲鳴とともに足を閉じようとする。ボクはそれを許さなかった。
大きく息を吸い込む。エリカの匂いを全身で感じたかった。
ボクの舌がエリカのキモチイイ場所を探る……。感じているのがわかった。サラサラのジュースが溢れてくる。
「オイシイヨ…エリカのジュース」ボクはワザと音を立てる。

<>948 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:36:10 ID:pKh9QTuR0<>
エリカの身体から力が抜ける。
「シンジ君。恥ずかしい…のに気持ち…いいよ」何度もそう訴えるエリカ。
「もっと気持ちよくなって、エリカの感じている顔が見たいよ」
「もしかして…エリカはエッチな…女の子かな?」
僕は一旦手を止め、エリカにキスをした。エリカがそっと腕を僕の背中にまわしてくる。
映画の中の音楽が雰囲気を作った。
エリカは少し落ち着いてから…僕のを包み込むように優しく握ってくる。
「嫌じゃない?」
「どうして?シンジ君のだもん。でも、どうしたらシンジ君が喜んでくれるかわからない」
エリカの表情から恥ずかしさが読み取れた。そして…少しだけ動かしてくれた。
「気持ちいいよ、エリカ。エリカの顔を見ているだけで幸せだよ」

<>949 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:37:22 ID:pKh9QTuR0<>
「シンジ君も濡れてるね。」エリカは恥ずかしそうに言う。僕はエリカを抱きしめた。
「シンジ君、好き、大好きよ」
エリカはそう言うとおもむろに身体を起こし、寝ている僕に背を向ける形になった。
「食べてもいい?」エリカはそう言うとボクのに顔を近づけた。エリカの吐息があたる。
痛い程に膨張したそれを優しく握るエリカ。少しばかり躊躇を見せた後……。
ボクのにキスをした。全身が痺れるような感覚が僕を襲う。
エリカは何度もボクの敏感な部分にキスを繰り返す。
「シンジ君の味がするよ」僕の心拍数は異常に跳ね上がっている。苦しささえ覚える。
そのままエリカはボクのをゆっくりと口に含んだ。エリカの唇の感触が伝わる。僕の全ての神経がそこに
集中している。狂いそうになる。エリカの口の中で舌先が動く度に…イキそうになる。
エリカの声にならない声が漏れる、僕はもう限界に近かった。
僕は身体をずらそうとするが、動けなかった。身体が麻痺しているかのようだった。エリカの尻のあたりを
撫でまわす。エリカの敏感な部分の感触を確かめるのが精一杯だった。

<>950 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:38:08 ID:pKh9QTuR0<>
爆発した。
そう表現するのが最もふさわしい気がする。僕の身体は硬直し、何度もドクドクと脈打った。
同時にエリカの驚きの声がする。……エリカはそのまま僕のを飲み込んだ。
……僕の身体はダラシナク弛緩していた。
エリカはそっと口を離して……僕のそばに寝た。僕もエリカも荒い息をしている。
「ありがとう、でも…ごめんね」やっとの事で言葉がでた。
「ううん。嬉しいの。意味わかんないけど、嬉しい」エリカは抱きついてきた。
僕はしばらくの間、エリカを抱き…浅い眠りに落ちた。

<>951 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:38:58 ID:pKh9QTuR0<>
ふと目を覚ますとエリカは僕の身体に毛布をかけていてくれているのに気づいた。
僕の胸の中で小さくなって眠っている。僕は気づかれないようにそっとキスをした。
時計を見ると6時前だった。
エリカの身体を撫でている間に僕はまた欲情した。
そっと愛撫を始める。エリカの乳房を揉みしだき、乳輪に舌を這わせたトコでエリカが目を覚ました。
「シンジ君、もう朝だよ…恥ずかしいよ」
僕は構わずにエリカの乳首を舌で転がした。
「ア…アン…スゴ…ンン」エリカは激しく感じ始めていた。
僕は躊躇することなく、エリカの最も敏感な部分に口を這わせた。エリカの手がシーツを握りしめる。
僕は舌先をエリカの中に押し込んだ。唇で襞を分けるようにして、舌先を侵入させる。
エリカのシーツを握る手に力が入る。ジュースは溢れ出てくるのに、エリカのソコは固く閉じている。
敏感な突起に舌を這わせ、ボクのユビが侵入を試みる。
「イタッ、痛いよ」エリカの反応に合わせ、ユビの力を抜く。エリカの身体が硬直する。
僕はそれを執拗にくりかえした。

<>952 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:39:40 ID:pKh9QTuR0<>
「シンジ君、狡いよ…エリカだけ恥ずかしい…よ」エリカが僕の背中を軽く叩く。
「シンジ君も気持ちよくなって」そう言うと僕を寝かせる。
エリカは今度は躊躇いもなく僕のを口に含んだ。僕はエリカの腰に手を回し軽く持ち上げ、
シックスナインの体勢に持ち込んだ。エリカの口からボクのがこぼれる。
「ダメ、シンジ君!恥ずかしいよ」ボクはエリカの尻の双丘を開き、音を立ててむしゃぶりついた。
エリカの背中が弓なりに反る。軽い悲鳴とともに喘ぎ声が聞こえる。
「ボクのも、お願い」ボクがしゃぶりながらそう言うとエリカはボクのを口に含んだ。
舌をリズミカルに動かす。ユビも使う。執拗に最も敏感な突起を舐めていると、エリカの身体が震えだした。
エリカはボクのを掴むのが精一杯で口に含むことも忘れていた。
一瞬、背中が大きく反り返り…エリカの身体がボクの上でバウンドした。
エリカの身体から力が抜けていくのがわかった。

<>953 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:40:30 ID:pKh9QTuR0<>
エリカの身体をすこしずらしてボクの腕の中に収める。エリカは荒い息をしたまま、目を閉じている。
時計に目をやると七時をまわっていた。
ゆっくりと眠らせてあげたかったが、時間がなかった。
エリカにそっとキスをして、カーテンを少しあけた。普段は雪のように白いエリカの身体はサクラ色に染まっていた。
気持ちが落ち着いていく。僕はエリカの息が落ち着くのを待って話しかけた。
「今すぐでなくてもいい。エリカが欲しいよ。エリカの全てが欲しい。ずっと一緒に居て欲しい」
「うん。シンジ君がいい。ずっとシンジ君のそばにいたいよ。」
少しの間抱き合ってから、ノロノロと着替えをした。
「シンジ君、みちゃダメ!恥ずかしいでしょ!」僕が着替えを見ようとすると…すぐに気づき、怒る

<>954 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:41:32 ID:pKh9QTuR0<>
用意が終わりエリカを送り届ける事にする。
しっかりと手をつなぎ、ゆっくりと歩く。
「シンジ君の裸…見ちゃった」エリカは恥ずかしそうに呟いた。
「僕だってエリカの裸をイッパイ見たよ」明るい声で言う。
エリカは顔を真っ赤にして僕の背中を叩いた。
エリカを自宅に送り届ける。玄関先でネックレスを忘れた事に気づくが、僕が大切に預かっておくからと
取りに戻ろうとするエリカを家の中に押し込んだ。
帰りにローソンに寄り、オロナミンを買う。僕はオロナミンを飲みながら幸せに浸った。
主玄関から入る。母は起きてきていた。今。帰ったの?って言葉に
「さっき、エリカが少し寄って行ったよ。中途半端な時間だったし」僕は返事をして一旦上に上がった。
顔を洗うが風呂に入るのは止めた。もう少しだけエリカの匂いに包まれていたかった。

<>955 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:42:25 ID:pKh9QTuR0<>
昼頃にインターホンで起こされる。
ノロノロと下におりる。一応は元旦を祝う事に。
お屠蘇嫌いの父に合わせて冷酒で乾杯をする。おせちを少しつまみ僕はお年玉をもらった。昨日も小遣いを貰った
から辞退の姿勢を見せたが、それはあくまでポーズだった。
母は相変わらず元気だった。「今日はエリカちゃんは来ないの?」
「多分、寝てるんじゃない?朝まで踊ったり、お参りしてたし」
お雑煮を食べながら答えた。父はぼんやりとテレビを見ている。僕も釣られてテレビを見た。
昼食を終え、部屋に上がる。睡魔が襲ってきた。
夕方になり、エリカに起こされる。部屋は既にエリカが片付けてくれていた。
「さっき電話でご挨拶したら、シンジ君が寝てるから起こしにおいでって…」
このまま晩まで寝続けたら、僕が夜中に目が冴えて暇だろうって母が言ってたらしい。
「シンジ君のお父さんとお母さんは初詣に出かけたわよ。」そう言ってエリカはベッドの横に座った。

<>957 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:45:28 ID:pKh9QTuR0<>
ほんの数時間しか離れていないのに、エリカはキレイになっていた。そんな気がした。
僕は正直にそう告げた。エリカは「馬鹿」って小さく呟くと、嬉しそうな顔を見せた。
「こっちにおいで」そう言うと僕はエリカを抱き寄せた。
「不思議。シンジ君にギュッてされると安心する」エリカは幸せそうに呟く。
僕はずっとエリカを抱きしめていたい、そう思った。

「少し散歩しよう」僕とエリカはコートを羽織り表に出た。玄関を出た所で両親が帰ってきた。
「財布を二人とも忘れたのよ。それより西宮戎に行くけど、一緒に来る?」エリカは僕の顔を見て、
「行った事ないから嬉しいです」母は僕に玄関に財布があるから取って来てといい、
僕は急いで取りに戻った。
道は空いていた。すぐに西宮戎の近くまで来る。路駐出来る所を探し、車を止めた。
「ここは商売の神様だから十日戎が賑わうのよ」母がエリカに戎さんの説明をする。

<>958 :?V???W ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:46:45 ID:pKh9QTuR0<>
迷子になったら赤門を待ち合わせ場所にすると決め、境内へ。出店も出ていて賑わっている。
お参りをすませ、茶店で甘酒を飲む事に。エリカは初めて甘酒を飲んだ。
「暖かくて、甘くて美味しいです」その後、麩を買い…池の鯉にあげたりした。
父がせっかく西宮に来たんだからパチンコをしようと提案するが、母が即却下した。
「あんた達どうする?何処も行くとこないでしょ?このまま帰って一緒にご飯食べる?」母が聞くが、
エリカは親戚が訪ねてきているし…正月なのでと遠慮した。車でエリカを自宅まで送って行き、
三日に遊びに行く約束をして別れた。エリカは二日は親戚参り(久しぶりの正月)をして、
一年分の収入を稼ぐと張り切っていた。
僕はそのまま両親と帰宅した。

<>40 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:26:20 ID:C/Yq24Z2O<>
二日は一日中のんびりと過ごす。ハルホから電話があったが、普通に正月の挨拶って感じだった。
冬休みの間に暇があれば電話して欲しいと言われ、うやむやに返事をした。
エリカからおやすみの電話があり、ハルホから電話があった事を話すか、一瞬迷ったが変に心配させるのも嫌だったので黙っていた。
三日
昼過ぎにエリカが訪ねてきた。エリカの顔を見るだけで、たった一日逢えないだけでも寂しがってる自分に気付いた。
「晩ご飯は鮎川さんの所と一緒なんだから、早く帰っておいでよ」そう言われながら僕はエリカと出掛けた。

「神戸はまだ店もあいてないから梅田かアメ村にしよう」僕は提案した。
エリカと電車に乗り梅田へ。
僕は反対したのだが、エリカは福袋を買うと主張する。エストやロフトを見て回るが、エリカも僕もそれ程欲しい物はなかった。
四ツ橋線に乗りアメ村へ…アメ村には御堂筋線よりも四ツ橋線。
アメ村は賑わっていた。ロボットで服を物色し、デプトへ…。ビームスからカンテでお茶をする。
ハニーチャパティとマサラチャイがエリカの定番で、僕はラッシーを飲む。

<>41 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:27:54 ID:C/Yq24Z2O<>
「後でバルをチェックしたいな」時間はタップリとあったので、古着屋さんなんかをまわる。
空振りになるのも嫌なので、二人で揃いのバングルをビームスで購入した。
そろそろ帰ろうとなり、梅田から家に電話する。
「白菜と鳥のミンチ、軟骨もあれば買ってきて」なければすぐに電話くれとの事。
「多分、今夜はチャンコかうどんすきだね」
「シンジ君のお母さんのつくねはふっくらしてて美味しいから大好き」
エリカと二人でデパ地下へ。目当ての食材を買った後、家に電話をしてからエリカの最大の目的である福袋売り場へ。

ヒロミチの福袋をゲットしたエリカはニンマリしていた。
帰りの車中でエリカが要らないのは僕にくれると言うので
「多分、福袋ごと僕にくれる事になるよ」
……。
エリカが食材の入った袋を持つ僕を見て
「シンジ君と未来もこうして食材を抱えて…一緒にいたいな」と呟いた。
電車が芦屋駅について僕達がラポルテ沿いに歩いていると、ハルホとスレ違った。
正確にはスレ違ったらしかった。

<>42 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:31:58 ID:C/Yq24Z2O<>
エリカの家にエリカを送り届ける。そのまま7時に約束すると、僕は帰宅した。
母に食材を渡し僕は二階へ。すると少ししてからエリカが食材を持って手伝いにやってきた。
7時過ぎにエリカの両親がやってきて挨拶を済ませると食事が始まった。
鍋が煮えるまでの間、エリカのお母さんが用意したオードブルをつつく。
緊張していたのは僕とエリカだけだった。もちろん、親同士も緊張していたのだろうが…
僕やエリカには表情を読取るだけの余裕はなかった。食事が終わり、エリカ達が帰ったのは10時を過ぎた頃だった。
片付けの手伝いを済ませ、部屋に上がったのは11時過ぎだった。僕は上で風呂に入る事にした。

四日、五日はエリカが家族と里帰りする事になってたので、次に逢えるのは六日だった。四日は僕の方も祖父に会いに行く事になっていた。

<>46 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:56:28 ID:f7PTEzcu0<>
五日
少し退屈していた僕は三宮に出た。
竹山さんらが集まっているJavaに顔を出す。正月らしく、スローなモダンジャズがかかっていた。
「明けましておめでとうございます」
「おう、今年も宜しく!」
そのまま僕も混ぜてもらい、ダラダラと過ごす。僕は適当に相槌を打った。
アレンジャーがどうこうなんて話はサッパリだった。
皆はハックルベリーやホンキートンクに行くと言うので、僕は高架下をブラつく事に。
「ミサが棚卸ししてるから覗いて来いよ」別れ際に竹山さんに声を掛けられる。
あまり気乗りしなかったが、とりあえず挨拶に向かった。
店に着くとミサネェは明日からのセールの準備をしていた。
「ちょうど良かった、コーヒーお願い。」挨拶より先にコーヒーを買いに行かされる。
……。良かった。いつものミサネェと僕の関係だ。そう思いながら、僕は全部で4本のコーヒーを
買う。店に戻り、ミサネェと同僚の人に差入れをする。

<>49 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 00:08:26 ID:7WwL2iNC0<>
新年の挨拶を済ませるとミサネェの同僚の一人が靴下占いの人だと紹介される。
「シンちゃん、靴下脱いでごらん」僕は固く断った。
そして、靴下占いが失敗した原因が分かったような気がした。
コーヒーを飲みながら靴下占いの人に僕を【年下の彼】と紹介したのにはビックリしたが、
もう一人のミサネェの同僚がやんわり否定してくれた。
「でもシンちゃんはオイしそうでしょう?」
「そりゃぁ可愛らしいけど、彼女いるもんね?」
僕はどう答えていいのかわからず、俯いてしまった。
ミサネェはそっと耳元で「美味しいもんね」と囁く。
僕は耳まで赤くなった。
「アンタ、シンジ君に何言ったの!」その言葉に僕は救われた。
靴下占いの人はニコニコしていた。
その後、僕は力仕事を少し手伝った。

<>51 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 00:29:34 ID:7WwL2iNC0<>
店の棚卸しが終わるまで付き合ったら……僕にはまだ振り切れる自信がなかったので、
早々に帰る事にした。
…これでいいんだ、少しずつ、少しずつ…
そう思いながら帰宅した。
部屋に入り、ぼーっとしているとエリカから電話があった。
竹山さんやミサネェと会った事を話す。明日はデートしよう、そう約束して電話を切った。
晩ご飯を食べ、部屋で音楽を聞いているとインターホンが鳴った。
電話に出ると…ハルホからだった。

<>60 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:34:40 ID:CxsEz2PbO<>
「ちょっとシンジの声が聞きたかったの」
……。僕は答えを探した。
「本当はこんな電話をしたら…シンジに嫌われるよね?」
「電話ぐらいで嫌いにならないよ。それにハルホを嫌いになった訳じゃないし…」
本当は【別れた理由が】を挿入すべきだったのに…僕には出来なかった。
「シンジは優しいね。でも…シンジの優しさが私を傷つけてるんだよ」
ハルホの声は少し…ほんの少しだけ涙声だった。
「私…どうしたんだろ…こんなの嫌われるだけだよ」
僕にはハルホの気持ちがわかった。…本当は何もわかってないのに…わかったような気がしていた。
「好き…って…痛いんだよ。心がとっても痛いんだよ、シンちゃん知ってた?」
僕は本当は…知ってたような気がした…。だけど、何も言えなかった。
「ちょっと前まではラブラブだったのに…いつの間にか一人ぼっちなんだよ」
「うん、俺が悪いをだよな…ハルホには…」
「その先は言わない約束…だよね?」

<>61 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:36:27 ID:CxsEz2PbO<>
ハルホは僕の言葉を飲込んだ。
「どんどん嫌な女の子になっちゃうよ…」
「それはないよ」
僕は辛くて…電話を切りたかった…。
「もう…可能性ないのかな?あの子には…勝てないのかな?」
……。
「ゴメン…今の俺にはそれしか言えないよ」僕には…それが精一杯の言葉だった。

電話を切った後…僕は風呂に入った。湯船に使って…全てを洗い流したかった。
それが出来ないのはわかってたし…そうしたくもなかった。いまだに心のどこかにハルホは存在していた。

<>62 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:39:24 ID:CxsEz2PbO<>
風呂を上がり、寝る準備をしていると…インターホンが鳴った。
内線とは違う…。
おそらくハルホだろうと思ってドアを開ける。
そこに立ってたのはやはりハルホだった。
「ごめん、きちゃった…」
僕はハルホを部屋に入れた。
「今、風呂上がりだから…すぐに着替えるから」
着替えたらハルホを送っていくつもりだった。
「部屋…変わってないね」ハルホは部屋を見回す。
「すぐに帰るよ。これ以上嫌な女の子になりたくないし…声をきいたら顔が見たくなっただけだもん」
僕とハルホの間に微妙な空気が流れる…。
炬燵に入りホッとしたのかハルホの表情が崩れる。
いつものように…僕はハルホの向かい側に座った。
ハルホが寝転がる…
「いつもの天井じゃないみたい。こんなんだったかな?」
……。

<>64 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:45:40 ID:CxsEz2PbO<>
「やっぱ帰るね…シンジのもう一人の彼女に悪いし」ハルホはワザと悪戯っぽく笑う。
「送っていくよ」
「いい!」僕がコートを羽織ろうとすると、ハルホは走って階段を降りた。
玄関を出て…少しした所で僕はハルホに追い付いた。
彼女を振り向かせると…ハルホの目には大粒の涙が溢れていた。
「だって!寝転んだ時に彼女の顔が浮かんだんだもん!」
僕はハルホを抱き締めた…。ハルホにかける言葉もなかったし…そう…してしまっていた。
ハルホを抱いた時…違和感に似た…何かが違ったような気がした。
「シンジ…ごめんね…ごめんね」
本当に謝らなきゃならないのは…僕だった。
「帰ろう…」
僕は身体をそっと離すとハルホの手を引いた…。
早く送り届けなければ…僕が壊れる…そんな気がした。
「あの子といる時のシンジ…幸せそうに見えた」

<>66 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:51:47 ID:CxsEz2PbO<>
ハルホを送り届けた僕は…真直ぐに帰った。
ハルホを苦しめているのは僕だった。そして…僕も苦しんでいた。
ハルホを犠牲にして…僕の幸せは成立しているような気がした。
あの時のミサネェの言葉を思い出すが、もう…ミサネェに頼る事は出来ないと思った。
僕はハルホに別れを告げなければならなかった。ハルホの為にも、そうしなければならない…。
部屋に戻っても僕は落ち着かなかった。何故かハルホの残香がある気がする。

布団に入ると…エリカの顔が見たい、強く思った。

<>204 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 12:58:41 ID:WKgMU1eU0<>
二月第一週

ミサネェは後期試験と就活で忙しいらしく、会う機会もなかった。ハルホからはあの日以来連絡もなかった。
変わった事といえばエリカが髪を切った事と普通科の生徒に告白された事ぐらいだった。
そんな時、中学の時の同級生からハルホが盲腸で入院したと連絡が入った。
「三日前に入院したらしいよ。昨日手術したって。シンジ君も良かったらお見舞いに行ってあげてよ

その日、僕はバスに揺られて芦屋市民病院へ向かった。

<>205 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:00:46 ID:WKgMU1eU0<>
病室をノックし、部屋に入る。ハルホは漫画を読んでいた。
「大丈夫?」「お見舞いに来てくれたんだ。…まぁシンジに連絡してって私から頼んだんだけどね」
「元気そうでよかった。何を持ってきたらいいか分かんなかったから…とりあえず」花を渡した。
「ありがとう!でも、花瓶ないから…どうしよう?」花はとりあえずお母さんが来たら考えるって事になった。
すぐに看護婦さんが入ってきて傷の消毒を始めた。その間は僕は病室の外で待っていた。
看護婦さんと入れ違いで病室に入る。
ハルホに病状を聞くが、本当に大した事はなさそうだった。
「明日からは大部屋に移るし、ホント大丈夫。」
運動出来ないのと退屈なのが問題だけど、それ以外は問題ないとの事だった。
面会時間が終わりになる頃、ハルホの父親がハルホの様子を見に来た。
僕はハルホの父親に挨拶をして、病室を出た。
バスの時間を見たら…かなりの時間があったので、僕はタバコを吸いながら歩いて山を降りた…。
—このまま友達の関係になれたらいいのに—

<>206 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:01:44 ID:WKgMU1eU0<>
次の日
晩ご飯の後にエリカが勉強しに来るので、それまでに約束していた漫画をハルホに届けに行く事にす
る。
ベスパにキックを入れ、僕は市民病院へ向かった。
受付でハルホの新しい病室を聞き、部屋に向かう。部屋を訪ねるとハルホのお母さんが彼女の世話をしてい
た。
挨拶をすると、昨日の花の礼を言われ
「ハルホ、お母さんご飯の仕度に戻るから…後でお父さんと来るね」
少し気を使ってくれたみたいだった。
鞄から頼まれていた漫画と林檎ジュースを取りだしハルホに渡す。
「ありがとう。でも、もうすぐ退院だけどね」
会話の糸口がみつからない…僕も…多分、ハルホも同じだった。

<>207 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:02:43 ID:WKgMU1eU0<>
「傷口見る?」ハルホが明るく話しかける。
「いや…それはいいよ」
「シンジの知らない私になっちゃったね」傷口を指しているのか…僕達の距離を言ってるのか、わから
なかった。
ふっとした間があり、ハルホが布団の中からそっと手を出し…僕の手を握った。
「こっち来て」ハルホが小声で呼ぶ。僕がハルホの顔に耳を近付けると…そっと頬に唇が触れた。
「何もお返し出来ないから…」そう言うとハルホは僕に笑顔を見せた。
—その時は僕も…上手に笑えてたのだろうか—
ハルホの学校での話やクラブで大会メンバーになれそうだとかの話を聞く。

<>208 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:03:41 ID:WKgMU1eU0<>
暫く話しをしていたら、ハルホの彼氏が見舞いにやってきた。
「盲腸だって?大丈夫か?」彼氏は僕を横目で牽制しながらハルホに聞いていた。
「それじゃ、失礼します。早くよくなって下さい」僕は彼氏に頭を下げ部屋をでた。
部屋を出る時に「なんでアイツが…」…続きは聞こえなかった。
僕がエレベーターホールでコートを着ながらエレベーターを待っていたらハルホの彼氏が追いかけて
きた。
「どういう事なんだ?」
僕には彼氏の質問の意図がわからなかった。
「アイツはお前とは会わないって言っていたんだ。どういう事なんだ?」
…意味がわかった。
「彼女の同級生からたまたま電話があったんですよ。手術をしたって。それで見舞いに来ただけです
。」
僕はそう答えながら—五日も知らなかったっておかしくないか?— …そう思った。
「そういう事なら仕方ないな。ハルホが言ってたのと同じだし」威厳を保とうとして、続けて
「アイツも迷惑そうだったし、すぐに退院だろうから…もう来なくていいよ」

<>209 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:05:02 ID:WKgMU1eU0<>
「もう退院みたいだし、来る必要もないでしょ?」僕はカチンときていた。
「それに…」言いかけて、僕は続きを抑えた。
話は途中だったが、無視して僕はエレベーターに乗った。
ベスパにキックを入れる、なかなかエンジンが掛からなかった。
必死にキックを入れている内に…不思議な事にハルホの事も、彼氏の事も忘れていた。

部屋に戻り、顔を洗い食卓へ。
食事を済ませた頃に電話が鳴った。エリカからだった。
暫くしてエリカがやってきた。僕はハルホの入院の事を話すべきか迷ったが、言えなかった。
本当は話すつもりだったが、エリカの幸せそうな表情を見ていると…僕には言えなかった。

<>210 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:06:03 ID:WKgMU1eU0<>
二月第二週
ハルホから電話があり、退院したとの事だった。ハルホは彼氏の非礼を気にしていたが、僕は気にならない
し心配いらない…と答えた。
—なんとなく、このまま薄れていくのだろう—…電話を切った後で僕はそう思った。

次の日、エリカと三宮へ買い物に出かける。
「シンジ君、寒いね。」エリカはそう言うと僕の手をキュっと握った。
「手袋があるから有効利用しよう!」僕はそういうとエリカの右手に手袋をつけた。僕は左手に手袋を
つける。
「あったか〜い。シンジ君。これはナイスだよ」
僕はエリカの左手を握ると自分のダッフルコートのポケットにつっこんだ。
「これで完璧」

<>211 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:07:01 ID:WKgMU1eU0<>
【one way】で文房具やポストカードを物色する。僕はセルロイドのペンケース。エリカはバーバラクルーガーの
有名なイラストのトートバッグを買った。
その後は【スリーゲル】でアンティークの雑貨を見る。

「喉が乾いたね、ココアが飲みたいよ」僕はエリカに提案し、【JAVA】に入った。
「後で【ウェストエンド】もみたいね」その店は高いけど、カッコよかった。
「そうそう、シンジ君。バレンタインはチョコの他に何がいい?」エリカはメモを取る仕草をする。
「エリカと一緒にいられたらそれでいいよ」別に特別な事を言ったつもりはなかったが、エリカが顔を真っ赤にする。
「もしかしてエッチな事を想像した?」僕は小声でイタズラっぽく、エリカに聞いた。
「チアキがね…変な事を言うから…」エリカが手を振って釈明する。
「チアキがなんて?」僕はエリカを追詰める事にした。
「シンジ君が絶対に求めてくる…って。だから逆に…頭にリボンを乗せてシンジ君に…迫れっ…て」
僕は一瞬想像して吹き出してしまった。
「最近、チアキがエッチな話ばかりするから困るよ」僕は全然困らなかった。

<>212 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:08:01 ID:WKgMU1eU0<>
【JAVA】の小さな椅子とテーブルはエッチな会話を小声でするには最適だった。
「じゃ、それをリクエストしようかな」僕はイヤラシイ顔をしていた。
「エッ…」エリカは悩んでいる。
「ウソ、嘘。僕はエッチなエリカよりもエッチな事をされてるエリカが好きかも」追い打ちをかけた。
「○△×▲☆…」エリカは簡単に壊れた。
自分で苛めているのに困った顔をするエリカを見て愛おしくなる。僕は変態だと思った。
「ごめんね。ホントはエリカの困った顔を見るのが好きなんだ」
「シンジ君、趣味悪いよ。それに変態」エリカは怒った素振りを少しみせたが、ホッとした様子だった。
その後、チアキとエリカのワイ談の内容を聞き出す。…そこには、ちょっと興奮してしまう僕がいた。

【人妻】東洋医学のマッサージで妻が・・・【浮気】

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6月の事です。
出産後どうも腰が痛いのが引かないと妻がこぼしており、
一度産婦人科の先生に相談したのです。産科の先生曰く、
特に珍しい話では無いそうで、育児の疲れが弱った体調に
拍車を掛けているのではとの事。
心配ならば、一度専門医を紹介すると申し出て下さったのですが、
妻も医者に相談して少し安心したのでしょう。
とりあえず東洋医学で痛みだけ取ろうかと思ったらしいです。
妻に相談された私は、
知人からマッサージのうまい人を紹介してもらったのです。
妻は今年26歳になる二人の子持ちの専業主婦です。
私が言うのもなんですがけっこう可愛いと思います。
顔は普通ですが色白もち肌で、
いかにも触りたくなる様な可愛さといえばいいでしょうか?
二人の子供は人工乳で育てたので、胸もまったく垂れておらず、

硬からず、柔らかすぎず、ちょうどいいモミ心地です。
お尻も結婚前はちょっと貧弱かなと思っていたのですが、
今は程よく肉が乗り人妻らしくむっちりしてきました。
妻の為にマッサージ師を紹介してくれたのは
私たち夫婦の共通の知合いの女性で、妻の昔の職場の先輩でした。
ただ話をする時、彼女が気になる事を言ってました。
妙に色っぽい、ねっとりした目で妻の身体を見詰めながら、
「ただね〜。あの先生はマッサージはうまいけど、手も早くって。
旦那さんも気をつけた方がいいよ。
奥さんなんか多分、先生のタイプだからねぇ。
気にいったら早速性感マッサージをして患者をものにするそうよ。」
この話を聞かされてる時、妻は真っ赤になってました
恐いのでどうしても付いてきて欲しいという妻に付き添い、
その日小一時間ほどドライブして目的の鍼灸院に連れていきました。
けっこうきれいな建物です。
きっとはやっているのでしょう。
先客があり、妻と待合室で待ってました。
妻はやはり少し不安そうです。
私も東洋医学のマッサージと言えば、
たけし軍団がテレビで受けているものしか知りません。
効くのかもしれないが、すごく痛いのではと妻共々心配でした。
やがて先客が出てきて、しばらくして妻が呼ばれました。
先生はいきなり素っ気無い口調で妻に「服を脱いで。」と告げます。
妻も恥かしそうにしながらワンピースを脱ぎました。
「それも脱いで。」と先生はシミーズ姿の妻を
いやらしい目で見ながら促します。
妻が助けを求める様に私を見つめます。
妻の視線を追うようにして先生がこちらを見ました。
まるで私を値踏みする様にじっとみた後、
自らの手でシミーズを脱がせて
妻をブラとパンティーだけにしてしまいました。
「下着も脱ぐんですか?」との妻の問いかけに、
「いえ。まだ結構です。後で腰のあたりをマッサージする時に
少しずらします。」と
まるで何でも無い事かの様に言われて妻の目も丸くなってます。
先生の手が妻の腰にあてられ、
「ではうつ伏せに寝てください。」と
いいました。
妻は言われるままに下着姿で診療台に寝ます。
その間、妻を支えるふりをして先生の手のひらが
妻のお尻を撫でたのを私は見逃しませんでした。
気が散るからとの理由で診察室のドアが閉められます。
ストッパーを外されたドアはゆっくりと閉まりました。
私が最後に見た時、なぜか先生は妻のブラのホックを
外している所でした。
私はこの状況になぜかすごく興奮してました。
今、妻が閉ざされた空間の中でパンティー一枚で寝そべっており、
白いもち肌を初対面の男にさらしている。
その男は50過ぎの精悍な男で、色黒な肌が精力を感じさせます。
そんな男が今、診察にかこつけ妻の肌に手のひらを
滑らせているのかと思うと・・・
思わず全身を耳にして中の様子を覗います。
実に遮音性のいい分厚い扉で、何も聞こえないのですが、
ときどき妻の「痛い。」とか「ああ。」とかいった声が
漏れ聞こえます。
きっと例の良く効くマッサージを受けているのでしょう。
私は気が気でありません。
先ほどの先生の言葉が頭の中で響きます。
(後でパンティーをずらすって?
いったいどこまでずらすのだろうか。腰の下まで?
まさか尾低骨をマッサージするふりをして、
太ももまで下げるんじゃないか?)
今、この瞬間にも先生の手により妻のパンティーが
太ももまで引きずり降ろされ、
先生が妻のオマンコをお尻の谷間越しに覗き込みながら
腰をマッサージしてるかもしれないのです。
2,30分ほどでしょうか?
妻の「うっ。」とか「ああっ。」と言った気持ち良さそうな声が
漏れ聞こえてましたが、
ただそれがだんだんと静かになっていくのです。
たまに漏れ聞こえる声にも心なしか甘い響きが
含まれている気がして。
つい先日、妻の先輩の漏らした言葉が気になります。
(もしかすると、妻は先生に性感マッサージを
施されているのではないか?)
いったいあのドアの向こうで妻は何をされているのか?
「オイル・マッサージをしましょう。」
はっきりと先生の声が聞こえました。
しばらくしてぴちゃぴちゃとした音が響く様になりました。
すごく嫌な予感がします。
妻は肌への愛撫に弱いのです。
(先生はオイルで滑りの良くなった妻の肌に
触れるか触れないかくらいの微妙なタッチで全身を
愛撫しているのではないか?妻は先生の指先に感じて、
ひくひくと身体をくねらせているのかも。)
と想像しました。
妙に静まり返った室内の様子が却って不信です。
突然、「ひっ。」と妻の声が中からしました。
今から思えばきっとこの時パンティーをずらして先生の指先が、
直接妻のオマンコに触れたのでしょうか。
秘めやかな湿った音がこだましてます。
良く耳をすますと、
何かタオルの様なもので声を押し殺した妻の荒い鼻息だけが
きこえました。
私のチンポもかつて無いほど硬直してました。
くぐもった妻のうめき声がなまめかしいです。
(多分、このドアの向こう側では先生の指先がいやらしく
妻の全身を這い回り、乳首やクリトリスを集中攻撃している。
妻も快感に肌を薄くピンク色に染めてされるがままに
なっているのかも。)
そう思うとたまりません。
私しか知らなかった揉みこたえのある乳房を先生も楽しみ、
指先にからみつくオマンコの襞の感触を味わっているのだろうか。
妻が診察台の上で痙攣しながら動いているのでしょうか。
時々ばたん何かが跳ねる音がします。
ぴちっ。
何かゴムが肌にあたった音がしました。
やがて衣擦れの音がします。
私の頭は混乱してます。
(妻がパンティーを脱がされている。)
気配からすると妻も嫌がらずに先生に協力している様です。
きっと全裸にされた妻はしどけなく足を開いて、
おめこ汁を垂れ流すオマンコを先生にさらけ出しているのでしょう。
カチャカチャと何か金属音がしました。
先生がズボンを脱いでいるのか。
私の口の中はからからになり、
診察室から漏れ聞こえる音を一つも聞き逃すまいと勤めました。
(いやもしかすると、何か金属製のマッサージ機を
取り出しただけかもしれない。)
と言い聞かせるのですがとてもそうは思えません。
妻の状態が気になります。
きっと妻はうつ伏せのまま、
足を大きく広げてじくじくに濡れたオマンコを先生にさらし、
なまめかしい目つきで先生のチンポを見つめているのだろう。
もしかすると何度も絶頂の寸前まで愛撫され、
ただ最後の一撫でだけをお預けくわされ、
誰でもいいから早くチンポでオマンコを
蓋をしてといった気分なのか。
今の妻は先生が何をしても受け入れる状態なのでしょう。
ぎしっと診察台がしなる音がします。先生が妻に乗りかかる所か。
今ごろぱくぱくと口を開く妻のオマンコに先生の
チンポの先が押し付けられているのだろうか。
「うっ。あっ。」
とくぐもった妻の声がします。
多分タオルでさるぐつわをされて声を漏らさない様に
されているのでしょう。
(とうとう妻のオマンコに先生のチンポが挿入された。)
「はあ〜ん。」二人の熱い吐息が溢れます。
やがて診察台がぎしぎしときしむ音が聞こえてきました。
室内からピチャピチャと水音が響いてます。
うつ伏せに寝る妻の背後から先生がのしかかり、
オマンコにチンポを出し入れしているのでしょうか。
妻のオマンコは名器だと思います。
特に出産してからはねっとりとしたやわらかな襞が
チンポ全体を包み込み、
ざらざらした天井が亀頭の先端を刺激します。
深く挿入したチンポにまとわり付き吸い付きながら
きゅっと締り精液を絞り取ります。
そんな妻のオマンコを先生はチンポで味わっている。
(一度味わうとたまらなくなってこれから何度も妻を呼び出しては
セックスを要求するのだろうか。
妻も今日の快楽に溺れ、乞われるがままに先生にホテルへ連れ込まれ
チンポをオマンコに迎え入れ先生の都合のいい精液絞出し用の
浮気オマンコ妻にされるのだろうか。)
多分先生は妻の胸を両手で揉みながら、
ぐいぐいとチンポを妻のオマンコに出し入れしているのでしょう。
妻のやわらかなオマンコの襞と先生の硬いチンポが直接触れ合って
ぬるぬるとした粘液にまみれながらこすり付け合っているのでしょう。
「うっ。」
先生の声が急にしました。
とうとう妻のオマンコの締め付けに耐え切れずに
射精しているのでしょう。
その時、「はあぁん。あっ、あっ、あっ。」と
妻の声が大きく響きました。
これこそ妻と先生が男と女の最後の一線を超えた証拠です。
お互いの生殖器官の神経を目いっぱい使って快楽を
むさぼりあっている声です。
とうとう妻はタオルを咥えて声を殺すのも忘れて
セックスの快楽にもだえているのです。
ひときわ大きくがたん、がたんと診察台の足が動いた音がしました。
先生は快感を感じるたびにくいくいと締め付け精液を絞り取る
妻のオマンコの具合に酔いしれているのでしょう。
妻も自分のオマンコの中で先生のチンポの先から精液が
吹き出すたびに、ぐいっとオマンコの口をチンポの根元が
強ばって広げるのを感じている。
多分妻はオマンコの中で精液を出しながら暴れる先生のチンポを
感じ取りエクスタシーに至ったのでしょう。
しばらく静かになり、ちゅっとキスをする音が聞こえます。
まだ先生のチンポが妻のオマンコに挿入されたままでしょう。
先生は天にも昇る心地に違いありません。
となりの部屋に旦那が待っているのに、
人妻を性感マッサージで感じさせてその気にさせモノにした。
手で顔を振り向かせると、清純そうで貞淑な感じの人妻が
恥かしそうに舌を絡めて来る。
下では妻のオマンコが快感の余韻で断続的になえかけたチンポを
締め付けるのを楽しんでいる。
妻の胸を揉みながら深い口付けを交わしている
先生のチンポを伝って、二人の精液と愛液の混ざったものが、
結合部から溢れ出しているのでしょう。
やがて二人が長いキスを終えて、又マッサージに戻った様です。
さっきと比べて妻も先生と打ち解けて世間話を交わしています。
ただその声の中に、身体を許した相手にしか含まれないであろう
媚びと親近感を感じます。
その内に私の話になり、
妻は先生に私がマッサージを学びたがっていると言いました。
人妻を寝取った男の余裕でしょうか。
急にドアが開いて先生が私を招き入れてくれました。
妻は今日下ろしたてのすみれ色のパンティーを履いていました。
その真新しいパンティーが完全に脱がされて床に落ちてます。
その上妻の全身がオイルにまみれ、
ぬめぬめと光っていました。
もしかするとセックスをした時の汗も交じっていたかもしれません。
男との激しいセックスを終えて、
ピンク色に上気した肌がなまめかしいです。
妻はこちらを振り向きません。
私の顔を見るのが恥かしかったのでしょうか。
しどけなく体を伸ばしてます。
妻のお尻が何かに押しつぶされた様に平べったくなり充血してます。
未だ足を広げたままです。
多分この体勢で先生のチンポを挿入されていたのでしょう。
そして妻のオマンコはオイルでは無い何かべっとりした液体で
濡れています。
部屋の中は妻が興奮した時に、オマンコから出る匂いで充満してます。
そんな今日初対面の男に犯されたばかりの妻が
実に色っぽく感じました。
先生が私に腰のマッサージを教えます。
そしてにやりと笑って、妻のお尻の肉を揉みました。
手の動きにより妻のお尻の穴と、
オマンコがぱくぱくと口を開きます。
先生は主人である私の事を気にもかけず、
妻のオマンコを覗き込んでます。
びちゅ、びちゅと音がしました。
妻のオマンコから白っぽい液が先生の手の動きに押し出される様に
溢れ出します。
妻が足を閉じようとすると先生の手が押し止め更に大きく開かせます。
妻は緊張したまま私と先生の前で
少しずつ大股開きにされていきました。
そして先生が妻の手を取り、
彼女のオマンコの両側にあてがわせます。
自分の手でオマンコを広げさせようと先生が無言で
妻の手を動かし押しとどめます。
妻はお尻の方から手を回し、
喘ぎ声をたてながら先生の射精を受け止めたばかりの
オマンコの奥まで開いてみせます。
そこは真っ赤に色づきびらびらがいくぶん充血して肥大した様です。
中のオマンコの壁に白っぽい粘液が、たっぷり付着してます。
先生は特別なツボを教えて下さると言って妻の腰のある点を
指圧しました。
押されるたびに、妻のオマンコがひくひくと蠢き、
中からとろとろと先生の精液が押し出されて溢れ出します。
「ここを押すとオマンコの中が痙攣してチンポに絡み付いてくるんだ。
俺も味わったけど最高だよ。今度試してみな。」と言います。
味わったとはさっきこのツボを刺激しながら
妻のオマンコに挿入してたという事でしょうか?
先生は私の疑問を解くように、
妻に跨ったままさりげなく白衣のボタンをはずします。
べろんと下から妻の愛液でべとべとになった
先生のチンポが飛び出しました。
それは萎えているのに15センチはあります。
多分、勃起状態ならば優に20センチに達するでしょう。
先生は自分でチンポをしごきながら私を見てにやにやします。
こんなのを受け入れた妻のオマンコはもう私のチンポでは
満足できなくなったに違いありません。
もう先生の女にされた証拠に、
自分から夫である私に先生の精液を垂らすオマンコを開いて見せます。
いつもの妻ならばきっと異常に恥かしがる状況です。
ましてや今、夫の目の前で初対面の男に中出しセックスをされた
証拠を見せているのです。
又診察室から出されました。
部屋を出る時ふと予感がして振り向くと先生の手のひらが
妻のお尻を撫でており、
すっと妻のオマンコに指先が伸びたと同時に先生は妻に
何かをささやいていました。
妻はいたずらっぽくクスクスと笑っていました。
きっと先生は妻に
「君のここが何で濡れているのか旦那さんは気が付いたかな。」とか、
「奥さんのここ、すごくきつかったけど、
俺のは旦那のより大きかった。」とか聞いていたのでしょうか。
2時間半ほどして治療が終わり妻と家に帰りました。
車の中で妻は言葉少なく、
どんなマッサージをされたのか、
オマンコが濡れていたけどそこも触られたのか、
性感マッサージを受けた後先生にセックスされたのか、
という私の問いに答えません。
私に紅潮したままの頬を見せてずっと窓の外を見ています。
きっと自分の浮気に対する申し訳なさと、
反面その快感の素晴らしさが心の中でせめぎあっていたのでしょう。
なぜか妻は服の下にブラをつけておらず、
固くしこった乳首が服地を突き上げていました。
実はあの後、私が部屋から出た後で
もう一回先生とセックスしたのではないだろうか。
今度は正常位で診察台に寝た妻が自ら足を大きく開いて
先生の為に両手でオマンコを開きます。
妻の股間から先生の精液が垂れていて、
先生のチンポは程よい潤滑液にまみれながら
妻のオマンコに入ったのでしょう。
妻は声を立てぬ様にタオルを食い締め、先生の背に手を回し、
腰に自分の足を絡み付かせて、
くいくいと腰を上下に動かしていたのでしょう。
先生は妻のこの乳頭を口に含み、なめ、かみ、しゃぶりながら
妻のオマンコにチンポを出し入れしたのでしょうか。
妻はつい先ほど自分を恍惚に導いてくれた大好きな先生のために
せいいっぱい自らオマンコを締め付け、
チンポから精液を絞り出したのでしょう。
妻はその日二度目の先生の射精を
オマンコいっぱいに受け止めたのだろうか。
終わった後も先生のチンポをオマンコに挿入されたまま、
セックスの余韻にひたりひそひそ話しを続けていたのでしょう。
そして、診察時間が切れるまでそのまま先生に抱かれており、
部屋を出る寸前にやっと先生のチンポが抜かれ
身繕いしたのではないか。
外の風景を見ている様でいて実はオマンコから
少しずつすみれ色のパンティーに溢れ出す先生の精液を感じ、
先ほどのセックスを思い出していたのかもしれない。
きっと妻のオマンコは私のチンポの何倍もあるでかぶつに伸ばされ、
先生のチンポの型が付き
ぽっかり大きく開いたままだったのではないでしょうか。
帰宅後、すぐに妻を押し倒し
ずぶぬれの精液くさいパンティーを脱がせました。
「やっぱりやられちゃったのか。どうだ、良かったのか。」
と聞くと、妻はすねた様に、
「だってあなたが助けてくれないから。犯されちゃった。」と、
すなおに認めます。
「またやらせるんだろ。」と聞くと、
「分からない。」との事。
すぐに挿入してみたのですが、
もはや私の租ちんでは感じないのかいかにもお義理のセックスです。
それなりには締め付けてくるのですが、
やっぱりいつもよりゆるい感じで、
ぬるぬる、ふわふわのオマンコでした。
予想通りというかなるべくしてなったのか、
今では妻は完全に先生の愛人になっており、
定期的に抱かれてます。
妻の帰宅後、その日のセックスを聞くのが私の楽しみです。
一応人妻ですので
先生が中出しできる様にリングを入れたと聞きました。
今、妻は先生からオマンコを締め付ける訓練を受けており
最近では私の小チンポもしっかりと絞れる様になってきました。
次はお尻の穴を拡張すると先日宣言されたそうで、
そうなると先生のチンポに比べてはるかに小さい私のものが
先に妻のアナル処女を頂けるのではないかと今から楽しみです。

【浮気】初のエクスタシー【不倫】

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私はいま26歳で、結婚して3年目、主人は県庁勤めです。
私は市内の高校を卒業して、18歳で県庁に勤めました。
2年目の冬の忘年会の時に主人に口説かれて、彼のアパートで結ばれました。
まだ20歳になっていなかったので、両親は結婚を許しては呉れず、ズルズルと
週一でSEXに明け暮れていました。
最初は性交の何処がいいのかチットモ快感はありませんでした。
それというのも、彼のペニスは包茎で10㎝ぐらいで短く、挿入すると5分後に
はもう射精していました。
コンドームを着けてあげるとその時に精液を出した事もありました。
でも「愛している。愛しているからいつか結婚しようね」といつも言ってくれま
した。
両親は処女を彼に捧げたと思っているようですが、本当は高校1年の時に夏の海
の家で、高校3年の男子生徒に処女を無理やりに奪われたのでした。
その時は痛いだけで、生で出されたので、子供が出来たかと物凄く心配でした。
友人の紹介で、親戚の産婦人科で一応見てもらいました。

妊娠検査薬でも、陰性で一応は安心していましたが、病気もあるので先生に見て
もらいました。
診察台で股を開けて、ビニールの手袋の先生の指が膣に入るほうが恐いくらいで
した。
結婚を許されて、挙式、ハワイに新婚旅行に行きました。毎晩セックスをしまし
たが、相変わらず早漏で10分以上持ちませんでした。
親友で恋人とよくセックスしている友達に聞きました。
すると彼女はSEXは1時間ぐらいはして、快感で膣が痙攣すると言うのです。
信じられません。
気持ちが良いということも解りません。
友人と、長崎県に3泊4日で旅行に行った時のことです。
福岡からJRの旅でした。その時にかなり年寄りですが50歳ぐらいの男性とお
友達になりました。
ハウステンボスではかなり有名なホテルに泊まりました。
その男性たちも偶然にも同じホテルでした。
夕食後に海を見ようとブラブラと散歩していると、その男性が矢張り散歩してい
ました。お酒も入りかなり酔っていました。
花火大会があり相当に楽しい一時でした。
帰りはその男性と一緒になってかなり暗い夜道を歩きました。
友人と二組になり、突然暗がりで顔を寄せてきてキスされました。
「私は人妻なので、勘弁してください」とかなり顔をつっぱねました。
それでも「可愛いから何とかしてよ」と強引に唇を奪われました。
昔の処女を失った時を思い出して、泣き出しました。
もう一人の友人は何処に行ったのか消えてしまいました。
彼女はまだ独身なのですが・・・。
中々離してくれず、執拗に唇を寄せて、キスされて舌まで入れられました。
50代の男性ですから、かなりのテクがあり、セーターの裾から潜り、ブラ
ジャーの下から指を入れて乳首をツンツンします。
これはかなり興奮しました。
スカートの中にも指を入れて、ショーツの中に指を這わせて、陰部を触ります。
今までに無い快感でした。
陰毛を撫でられて、割れ目の突起物をそっと突付くのです。
こんなに気分の良いのは生まれて初めてです。
彼は自分のズボンのチャックを開けて、勃起したペニスを出して私の手に持たせ
ました。
私は主人以外の陰茎を握った事はありません。
本当にペニスってこんなに太くて大きいのでしょうか。約20cm近くありそう
です。
亀頭の先からはオツユが染み出しています。
暗がりでもそれはわかります。
私のパンティーをそっと脱がされて、海岸のコンクリートの防波堤の上に寝かさ
れました。もうかなり興奮して、自分の性器が濡れているのが判ります。
夫とのセックスではこのような濡れた記憶がありません。
貝の様なビラビラを擦られて、そっと突起したクリトリスに唇を這わして来まし
た。
その男性は透明な蜜液の流れるふっくらした溝を丹念に舐めまわしました。
「恥ずかしいから止めて下さい」と小声で言いましたが、聞く耳を持っていませ
ん。
右手の人差し指と中指を、秘孔の中に入れて掻き混ぜ、左手は淫核をトントンと
叩きます。
もうどうなってもいいやという気持ちでした。
死にたいほどの恥ずかしさと、同時に興奮が爆発的に高まりました。
陰唇を分けて、その太い陰茎が膣の入り口に当てられて、ソロリと挿入されまし
た。
頭の髪を掴んで物凄いキスをされて、その隙にツルリとペニスは私の大切な割れ
目に挿入されていました。
ユックリと前後のピストン運動です。主人だとやたら早く直ぐに精液を出しま
す。
彼のピストンは浅く、深いのは10回に3回ぐらいで、入り口で亀頭をグルグル
と回します。
多分友人に聞いたGスポットにそれが当たっているようです。
突然快感が膣の奥から溢れて出ました。
私のマンチョがグイグイと締め付けるのです。
彼も慌てて「おいおい、そんなに締めると俺が我慢出来ないよ、中に出すぞ」と
言います。自分ではどうなっているのか訳が解りません。
でも本当に快感で下半身が震えて、腰が弓なりに持ち上がります。
コンクリートの防波堤の傷みはもうありません。
「アアアもうダメです。私シンジャウかもしれないわ」と叫んでいます。
何を言っているのかも解りません。
「アアッ、ウウウンン、ククク~ッ」とエクスタシーを迎えたようでした。
彼も「中に出してもいいのか?チンポを抜いてもいいんだよ」と聞きました。
確か生理は後2,3日で来る筈だし、もう子供が出来ても悔いはありません。も
し出来たら嬉しいという気持ちでした。
ワナワナと震える下半身をしっかりと抱いて、突然彼の陰茎がピックリと跳ねま
した。
熱い精液が膣の奥でドンドン出ています。
二人で抱き合って暫らくは動きませんでした。
誰かがコチラに来る気配がしました。
彼はペニスをいきなり抜いて、ハンカチを私の大切な所に当てて拭いてくれまし
た。
中から私の愛液と彼の精液がドロリと流れて、お尻の穴のほうを濡らしていま
す。そっとテッシュで後始末をしてくれました。
主人なら終わったら直ぐに隣でイビキをかいて寝るのに、本当の男の優しさを知
りました。
彼は山口県の人でした。私は広島県なのでこれからは何時でも合いに行く約束
と、携帯番号とメルアドを教えあいました。
月イチぐらいでマンコしたいです。
そこでお別れしました。友人は何してたのと聞きましたが、ホテルの場所が解ら
ずととぼけていました。
でも性交の快感を初めて知りました。
良かったあ。

【寝取られ】再投稿 妻の不倫告白【NTR】

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去年まで妻美紀37歳が不倫していました、
初めは離婚だー慰謝料だーと私も息巻いていたのですが
妻の不倫の告白を聞いていると段々と興奮している
自分に気が居る事に付きました・・・
妻の不倫相手の男、拡張.盗撮マニア男の川本にされた行為と
輪姦レイプ行為を妻に告白された通りに書きます以前のは
大げさにアレンジしすぎたので嘘っぽく成りましたが
今度は川本からも内容を聞いたのでリアルですこの時の
とは違うのですが川本の撮影した動画も全部見ました・・
それは今回の輪姦事件動画では有りませんが
バックで挿入されている動画や美紀が着替えている
盗撮動画等も有りました勿論中出しされていました・・・
酷かったのは川本が美紀のアソコを拡張して遊んでいる
動画でした・・・
指をクスコ代わりにしていたのでこの告白以前のSEXでしょう

既に其の時のSEX動画では妻の女性器は緩くされています
脚を開くだけで膣口から子宮口までがライトで照らすと
簡単に見えてしまうように成っていました・・・
更に指で子宮口まで穿っています・・・動画は去年には
既に川本が彼方此方にネットで流出させていました
「僕この奥さんのオマンコ壊しちゃいました」
がタイトルでした・・・
最近私もアレンジしてCABOS等にUPさせてしまいました
今でも見れます有名な「子宮口ホジホジ!」動画です。
話は変わります!
妻は川本が最初の頃のSEXからやたら小陰唇を拡げて
「オマンコ中丸見えだよ」とか言いながら女性器の中を覗くので少し変だなと思っていたらしく、その時は不倫に夢中で
気にしていなかったので、目隠しされている時には行為を
盗撮までされている事等、美紀は夢にも思いませんでした。因みに川本の職業は鍼灸院の先生と美紀に聞きました、
だから医療器具が間単に手に入るんだなと今更ながら納得しました。
川本の拡張行為が露骨に始まったのは不倫始めて10回位の
SEXの時だそうです美紀「ああーん指4本も入れちゃ駄目」
川本「美紀のオマンコ凄いねー指4本全部飲み込んだよ」と
川本が美紀のオマンコにフィストファックして来たのです「グリ・グリ・グリ」指が8cmぐらい入った所で
美紀「痛いそれ以上は無理よ」
川本「美紀にお願いが有るんだけど」
美紀「何・何なの?」
川本「俺美紀の全てが知りたいんだだからクスコ使って
子宮見せて欲しい」美紀はその時思いましたこの人内臓が
好きなんだなと、その時は美紀は心も体も川本の物でしたので、すぐOKしてしまいました・・・
そしてクスコ拡張し美紀の子宮を見ながらこう言いました
川本「膣肉ピンク色だよー子宮口の穴少し開いてるね」そうです美紀の子宮口は柔らかい方なのです、子供を産んだことも原因の一つですが、私は最近まで知らなかったのですが、私との8年間のSEXレスの間何人もの男とSEXをしていたので美紀は妊娠したらしく2回程堕児していたので穴が
大きく成ってしまいました・・・何時も8mmほど空いています其れも最近見せて貰いました・・・
川本「次はこれ挿れさせて」とトウモロコシや電球や大根等の異物を毎日のように入れられ、クスコ拡張も毎日されて
美紀のオマンコが緩く拡張されました、会う度に入れる物が段々大きくなって来たらしく美紀は川本のことが少し怖くなって来たそうです、そして何回か別れ話を美紀がすると、
川本は指マンやSEXテクニックで妻を逝かして
既に川本のチンポ無しじゃ生きていけない体にされていました。美紀が川本と本当に別れたいと思う切っ掛けに成ったのはある日、美紀が川本の自宅件診療所に呼び出されたので
行くと部屋に川本と知らない男5人がいました。
美紀「こんにちは美紀です川本さんの友達ですか?」
と男たちに挨拶すると
A「良いよな川本はこんな人妻玩具に出来るんだから」
B「玩具なんだから中出しもOKなんだろー」
C「この女のアソコに何でも入れていいんだろ?」
D「俺内臓が見たい」
E「俺は手首ぶちこんでみてー」
美紀「この人達何言ってるの玩具って何」と川本の方を向くと1人2万円ずつ貰ったから1時間だけ我慢してくれと手を合わせて頭を下げています・・・
そうです美紀は無理矢理売春させられたのです・・・
A「2万円分は楽しませてくれるんだろうな」
川本「ああ何してもいいぜ」この時美紀は悔しくて悲しくて涙がぽろぽろこぼれ落ちてきて止まらなかったそうです
何でこんな人好きに成ってしまったのだろう、
何で旦那と喧嘩ばかりするのだろうと、
後悔の念でいっぱいです。
美紀は紐でで手を引っ張られ脚はM字開脚の形で診察台の
上に固定され抵抗出来ないようにされました、まずEが
ローションをオマンコに塗っています・・・
美紀「変な事しないで・・帰らして下さい・・・」
E「塗らないと痛いからね」と指でクリトリスを愛撫しています・・・
美紀「あん・触らないで止めて下さい・・」
E「指挿入しますよー」ズブ・ズブと手首まで挿入しました
美紀「痛い・痛い・止めて」
E「あらら簡単に入るじゃんこれはどうかなー」と次
はスプレー缶等を押し込んで来ました
「グリ・グリ・グリ入るねー」
E「これも入るかな?」となんと小瓶ですがビール瓶の
底のほうから妻の股間に押し付けて着ました・・・
「イヤー痛い痛いヤメテーもう許して・・」
美紀が懇願しました、Eが川本に麻酔注射有る?と
有るよと川本が奥の部屋から出して来ましたそして
美紀のオマンコ横に打ちました・・・
麻痺したみたいで痛みは無くなりました、それを良いことに
EとDが2人がかりでビール小瓶をグイグイと力をいれ、
オマンコにねじ込みました12cm位入ると支えたそうです
その時美紀はショックで失禁したようです
D「うわーキタネーこの奥さんお漏らししたよ」
E「でも凄いよなこんな物まで飲み込むんだからもうガバガバマンコだぜ」
D「川本も本当にメチャクチャな調教するよなー」
E「写真撮ろうぜ」美紀はパックリ開かれたオマンコの写真を撮られました其の写真も流出されていました・・・
M字開脚された脚と女性器部分だけなので誰だか解りませんが
私は妻のオマンコだと解ります・・
瓶を抜かれた後の写真ですが、膣口がポッカリと口を空けています、完全に膣が拡げられており子宮口が見えていました
写真の上部には「ガバマンコ」と文字が書いて有りました・・
M字開脚の方は妻が自分から小陰唇を指で拡げている写真でした・・・それには「ねえ早くオチンチン頂戴」と書かれていました・・・
川本「この女俺の為ならどんなことでもするぜ小便飲むし」
B「おい皆で奥さんに小便かけようぜ」と一斉に男5人に口や顔にオシッコかけられたそうです・・・
B「とりあえずチンポ入れさせてくれと」Bがチンポを挿入するとB「うわー本当ににガバマンコだーユルユルだぜ」
A「バーカお前のチンコが小さいんだよ」
C「おい順番に中出ししてこの女孕ませようぜ誰の子種が当たるかなー」
美紀「お願いもう許してもう止めて・・・」
美紀は気を失い掛けていたそうです・・・
B「そうだこの奥さん皆の肉便器にしよう」と男達が
美紀のフトモモにマジックで「肉便器・中出し専用・ガバマンコ」と書いていましたそして男達5人に順番に輪姦され
中出しされましたそれも玩具扱いでした・・・
Eが変な筒みたいな医療器具を持って
麻酔がまだ効いている内に奥さんの子宮口で遊ぼうぜと言いました美紀「お願いそんな事やめて死んじゃう・死んじゃう」E「麻酔効いているから大丈夫だよ」「メキ・メキ・メキ」筒を膣に挿入して子宮頸部を押し出す器具みたいです
膣口辺りまで子宮口が露出されましたB「脱子宮だ凄えー」
男達は美紀の子宮口を玩具にしていました舐めたり指を入れたりしていました、麻酔が薄れたのか、美紀が痛がると
肉便器が喋るなと腹を殴られました、
A「皆の精液コップに集めろよ」と言い順番に
美紀にフェラさせて口の中から吐き出させ紙コップに集めました、男達は美紀をマングリ返しの形にして
A「これを直接流し込めば妊娠確実だー」と
パックリと穴の開いた子宮口に紙コップからコポコポと
大量の精液を流し込まれました
まるで有名な裏ビデオの「東京熱」と内容がよく似ています
たぶんマネをしたのだと思います・・・
美紀が痙攣し始めましたショック症状です、川本「やばい・やばいよ、もう終わり終わりと」男達を美紀から離したそうです。
妻が目を覚ましたのは川本の知り合いの個人病院ベッド上でした点滴を受けている妻に川本は昨日はごめんなーアイツらメチャクチャしよるからと言い、美紀が警察に行くと言うと川本「旦那に不倫がばれるで、いいのんか」美紀「夫に離婚されてもいい、こんなん許されへん婦女暴行傷害罪や」とハッキリした態度を示すと川本は警察沙汰が怖くなったみたいで、この後私に土下座してきました。
今まで川本が撮影した写真を纏めてCABOSでUPしました・・
タイトルは晒して下さい!(お宝.写真集)豊満熟女.美人妻
美紀37歳.不倫相手の男の撮影.動画付き!
です興味のある人は見てください!

【友達】美少女【セフレ】

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祐二はいつものように家から電車で2時間ほど離れた所にある電気街をぶらついている。
 近所のスーパーマーケットで安売りしていたトレーナーに、洗いざらしのGパンをはき、迷彩色を施したディパックを肩に掛け、心持ち俯き加減に歩いている。スニーカーは有名スポーツメーカーのデザインのパクリ品だ。
 ふと立ち止まり傍らの磨き込まれたショーウインドウを覗けば自分の不様な姿が写し出されている。
 高校生の癖に中年の親父の様に出っ張った腹、ぼさぼさで中途半端に長い髪の毛、黒縁で厚いレンズの嵌め込まれた眼鏡。さほど身長が無いのに猫背なものだから、余計にチビでデブに見える。ウエストにあわせるとGパンの裾が盛大に長く、店で裾上げを頼むと店員に笑われる。そんな祐二にとっての若さの証明は頬やおでこに花盛りのニキビ位な物だろう。
 人当たりが良く、快活でスポーツマンの兄が家庭の主役であり、実際そんな事は無いのだが、祐二は両親からも無視されていると思い込んでいる。学業では優秀と言える成績ではあるが、如何せん根暗で肥満気味で無口と来ては、友人を作る事すらまま成らない。そして、少年自身も友達が居ない事で特に寂しい思いはしていなかった。そんな祐二だから、早くからバーチャルの世界に興味を持ち、この電気街に出没する様に成っている。小遣いやバイト代を注ぎ込み、自作のマシンを造り上げ、電脳世界に埋没する根暗なデブ、それが祐二だった。
 自分の容姿や性格に、極端な劣等感を持つ祐二だから、現実社会の女の子よりも2次元の美少女に心引かれて、俗に言うエロゲーにもはまり込んでいる。また、SMにも興味を示し、根が凝り性な少年は緊縛写真集やSMの手引き書などを読み込み、知識だけは貯えていた。この電気街のゲームショップで、新しいエロゲーを買い求めた祐二は、愛用品である迷彩色のディパックを肩に掛け地下に降りて馴染みの本屋に顔を出す。
 新書が入るのは遅いし品揃えも誉められたものでは無いが、比較的に空いているのが嬉しい書店だ。今日も店番の親父がレジで居眠りをしている。すぐ側に大型書店があるから、たいていのお客はそちらに流れてしまうのだろう。そして、この店のもう一つの売りがエロ本の陳列場所だった。少し奥まった所に無造作に積み上げられたエロ本の数々は、不粋なビニール袋になど入れられてはいなかったから。ゆっくりと中身を吟味した上で買う事が出来たのだ。少年は例によって胸をときめかせながらエロ本コーナーへ向かった。
 背の高い書架を曲がると先客がいた、しかも、なんと女だ!
 祐二は気恥ずかしく成り、回れ右をすると、一般書の方に戻ってしまう。さほど広くも無い店だが、客は祐二と、その女だけみたいだから、少年は女がエロ本コーナーから離れるまで待つことにする。しかし、彼の思惑とは裏腹に、女がそこを離れる気配は無い。これが先客が男ならば、多少気まずい思いはしても、堂々と隣に行って並んで本を物色したであろうが、相手が女では気後れしてしまう。しかし、どんな女がエロ本を立ち読みしているのだろうか?
 興味を持った祐二はそれとなく女の方を窺い、つぎの瞬間、心臓が止まる程の衝撃を受けた。
(まさか… 西宮… 西宮美香!)
 目の前で食い入る様に手にした緊縛写真集を見つめる美少女は、彼が通う県立高校の同級生で、マドンナ扱いされている西宮美香なのだ。
 遠く離れた電脳街で、まさかクラスの男子の、いや学校中の男子の憧れの的である美少女の信じられない姿に出会し、祐二は慌ててしまい後ずさり、踵を書架にぶつけて物音を立ててしまった。
 驚いた美少女が顔を跳ね上げ、写真集を手にしたままで祐二を凝視する。青ざめて当惑した表情だが、それでも美香は美しい。祐二は目を反らす事が出来ずに見つめてしまう。
 彼女は数秒間は青ざめたままで固まり、信じられない物にでも出会した様な目付きで少年を見つめていたが、やがてゆっくりと写真集を平台に戻すと、何事も無かった様に祐二の方に歩み寄る。息を飲み、姿勢を正した少年の脇を、まるで祐二が目に入らない様な風情で美少女が通り過ぎて書店の出口に向かう。颯爽とした後ろ姿を祐二は、ただ見つめる事しか出来なかった。結局、その日、祐二は美香が手に取り熱中していた緊縛写真集を買い求め、家路についた。

 電気街での衝撃的な出合いから4日が過ぎている、クラスメートの美香は、相変わらず多くの取り巻きに囲まれて華やかな学園生活を送っていた。彼女は少年をまったく無視していたから、祐二はあの時の出来事が、自分の妄想では無かったかと疑う程だった。ひょっとして、自分の密かな願望が美少女の幻を、あの場所に立たせていたのでは無かろうか?
 そう考えてさえいたのだ。祐二も成績は優秀な方だが、美香はその上を行く才媛だ。彼女は入学以来、レベルが高い進学校でトップの座を守り続けている。この地方の旧家に生まれた彼女だが、父親は有名大学の教授であり母親は教育評論家として活躍する傍らで、地方局のテレビ番組のコメンテーターも務めている。また、学業以外ではテニス部に所属して、春のインタ−杯予選では個人戦3位を記録して、学校から表彰されている。クラスの中でも一際目立ち、注目されているのが当たり前の美少女が美香なのだ。そんな彼女が電脳街の地下のうらぶれた書店でSM写真集を立ち読みするとは… 祐二は、自分の頭がおかしく成って妄想を見たのではないかと疑うのも無理は無い、それほどあの情景は異常な事態だった。
 友人や取り巻きの多い美香だから、根暗でオタク呼ばわりされている自分が2人きりで話しをすることなど、到底おぼつかない。
 だから真相を確かめる事は不可能に思える。もし、自分が問いかけた内容が第三者に漏れたら、彼女のファンクラブや、思いを寄せる男子から、不埒な言い掛かりを付けたと詰られて、袋叩きにされるだろう。
 強烈な印象を与えた出来事だったが、だから祐二は誰にも、あの事を話すつもりは無い。
 その日の体育は祐二の苦手な球技だった。動きのトロく背も高く無い彼にはバスケットは憎むべきスポーツでしか無い。何故、勉学を教えるべき学校でこんな事をさせられるのか、少年は不満でいっぱいだ。したがって、彼は体育の教官に頭痛を訴え、首尾良く不得意なもので時間を浪費する事態を免れる。保険室へ行くと偽り体育館を抜け出し、足早に図書準備室に向かう。そんな猫背の少年の後ろ姿を見つめる、一人の少女の目があった事を祐二は知る由も無い。
 準備室に辿り着くと当然周囲は授業中だから誰もいない。用心の為に左右を見回してから室内に滑り込み、中から施錠する。1時間の自由を得た祐二は書架にある本の中から、読みかけている「我が闘争」を取り出し、しおりを挟んだページを開き読み始める。ほんの数ページ読んだ時に、準備室の扉がガタつき少年を驚かせた、授業中にいったい誰が?
 祐二は息を止めて様子を窺う。
「ねえ、中にいるんでしょ、開けてよ」
「だれだ?」
「西宮よ、西宮美香」
 祐二は耳を疑う、確か美香たち女子生徒は同じ体育館で創作ダンスの授業を受けているはずだ。一部の男子生徒はバスケを放り出して、女生徒達の踊りの鑑賞を決め込んでいた。
「はやく開けて、誰か来たらどうするのよ!」
 切迫した口調に驚き、祐二は急いで施錠を解き引き戸をあける。そこには、あの日とどうように美少女が怒ったような顔つきで立っていた。彼女は礼も言わずにズカズカと準備室に入り込む。
「何時までドアを開けておくつもりなの、サボリがばれたく無かったら、さっさと閉めなさいよ。」
 いきなりの美少女登場に呆気に取られていた祐二だが、彼女指摘を受けると慌てて扉を閉める。
「ほら、ちゃんとカギも掛けて、誰か入って来たらどうするつもり? 彼方みたいな男と授業をサボって2人きりで会っていたと知れたら、皆に面白可笑しく騒ぎ立てられるだけじゃない、お互いに不愉快な思いをするわよ!」
 促されるままに祐二は施錠する、これで、この部屋には他の誰も入ってこれない、少年は学校で1、2を争う美少女と2人きりなのだ。そう思っただけで祐二の心拍数は跳ね上がる。物心付いたときから、女の子と2人きりで親しく話す機会は、おそらく初めてのことだろう。そんな少年の動悸を気にする事無く、美香は室内を見回して書架に並んだ蔵書の背表紙を眺めている。
「な、何しに来たんだ?」
 女の子と話し慣れない祐二は、照れ隠しの為か必要以上にぶっきらぼうに話し掛ける。
「あなたと一緒よ、サボりに来たの。体育館でダンスなんて付き合っていられないものね。退屈だし、男子達は変な目で見るし、やってられないわよ、馬鹿馬鹿しい!」
 日ごろの彼女からは考えられない様な台詞が、形の整ったピンク色の唇から吐き出され、祐二は面喰らう。何時もの美香は一分の隙もない、お嬢様言葉で話しているのだ。だから今の様な伝法な言葉使いはとても新鮮で、思わず祐二は黙り込む。
 しかし、サボるのは分かるが、何故、彼女はわざわざ自分のあとを追いかけて来たのだろうか?
 心当たりは妄想と思い込んでいた、あの電気街の地下の本屋の1件だけだ。
「だいたい、何だって、あんな滑稽なダンスを女子だけが踊らなければいけないのさ? バスケの方が、まだましじやない。くっだらないからパスよ、パス!」
 会話は交わすものの美香は祐二を見ようとせず、目線は並べられた本の題名を追いかけている。その整った横顔は、まるでモデルかアイドルを思わせる。くるりと巻上がった長い睫の下で見開かれた生気溢れる瞳は、夢見るような風情を醸し出している。つんと生意気そうに持ち上がる鼻が鋭すぎる顎のラインを上手く中和して、冷たさを感じさせない。
 黒めがちの瞳は見つめられれば吸い込まれてしまいそうに成るだろう。窓からの日ざしで金色に光る産毛は、祐二にとってあまりにも眩しすぎる。
「ねえ、あんた… なんであんなところに居たの?」
 相変わらず書架に並ぶ本の背表紙を目で追いながら、美香が問い掛ける。
「あんなところって…、まさか…」
 祐二は驚くと同時に、やはりあの時の光景が妄想などでは無かった事を確信する、たしかに地下の書店にいたのは、目の前の天使だったのだ。
「誰かと… 一緒だったの?」
 小太りな少年などは歯牙にも掛けない雰囲気を漂わせながら美少女の詰問は続く。
「あ、いや… 俺一人で行ったんだ、あそこは俺の縄張りだからな、月に2~3度は顔を出す。でも、あんたが、もう来るなって言うなら、行かないよ。」
「それ、どう言う意味よ!」
 少女は振り返ると、幾分前屈みに成り腰に両手を置いて祐二を睨み付ける。いきなり真正面から美少女に凄まれ、祐二は心臓が暴れ出すのを感じながら言葉を詰らせる。
「ど、どういう意味って… その… 」
「はっきり言いなさいよ、男でしょ!」
 理不尽な言い掛かりに近いセリフだが、祐二の耳には少女の声が心地よく響く。
「べつに、俺は… なんだよ、何を怒っているんだよ?」
 学園のアイドルに祭り上げられる美少女の言い掛かりに、祐二は当惑してしまう。美香は数秒間、小太りのクラスメイトを睨み続けた後に不意に視線を反らすと、いら立ちを示す様に腕組みをする。
「べつに、あなたが、どこで何をしていても、私には関係無いわ、好きにすればいいのよ。それから、アンタって呼ぶのはやめてちょうだい。私には西宮美香って言う名前があるんだからね、わかった?」
「ああ、わかったよ、西宮さん。でも、俺にだって岡本祐二って、名前があるんだぜ。」
 勢いに飲まれまいと虚勢をはって、祐二は少し声を張り上げて言い返す。すると美香は少年を見据えて不敵な笑顔を見せる。そう、それは彼女が通常クラスメイトに見せる微笑みとは遠く離れた嘲笑とも思える笑い顔である。
「なんで、私とあの本屋で会った事をクラスで吹聴しなかったのさぁ?」
 周囲から注目される事をあたりまえに生きて来た美少女が少年に問い掛ける。祐二は、彼女が自分を追いかけて、この図書準備室へ押しかけて来た理由を理解した。何時もクラスの話題の中心にいる美香のスキャンダルとも言える光景を目撃した祐二が、何故それを秘密にしているのか、疑問を問い質す為なのだ。祐二は素直に自分の考えを述べる。
「俺みたいなパーソナリティの奴が、西宮さんのあの行動を暴露したところで、下らない妄想や虚言と思われるのが落ちさ。君が悲し気な顔で話しを否定すれば、たちまち俺は野卑な嘘つきオタク野郎と断罪されて、お姫様の名誉を守る使命に燃えた騎士達に袋叩きにされるだろう。そんな目に合されるのは御免被る、だから西宮さんも何も気にかける必要は無いよ、俺は誰にも喋らない。」
 無口の根暗男と思い込んでいた祐二が、いがいに饒舌ぶりを見せたものだから、美香は少し驚くと同時に、事態を正確に洞察した目の前の少年の思考に、少しだけ感心している。
 確かに、もしも噂が流れた時には根も葉も無い流言に侮辱された哀れなヒロインを演じて、根暗オタクの言葉を封じる存念だったのだ。
「あんた… いえ、祐二だったね… 祐二は冴えないデブだけれど馬鹿じゃ無いみたい。」
「学園の女王さまに、お誉めに与り光栄だね。とにかく、あの出来事が俺の口から漏れる事は無いよ、だから気にする事も無いさ。」
 自嘲気味に薄笑いを浮かべる小太りの少年の説明を聞いた美香は、まだ完全には納得できない様で、再び疑問を口にする。
「でも、べつに祐二が見たって言わなくても… そうねぇ、噂を流す事くらいは考えなかったの?」
「あのなぁ… 噂ってやつは、ある程度の信憑性が必要だろうが、ひょっとしたらって思えるから、皆で面白可笑しく尾ひれを付けて広まるのさ。その点、君みたいな美少女が、電気街の地下の本屋でエロ本を立ち読みしていた… なんて言う話しは信憑性ゼロだよ。この目で見た俺だって、今日、こうして君と話さなければ、自分が欲求不満で妄想を見たのかもしれないと疑っていたくらいだからな。」
 少年の考へを問い質す為の会見と分かり、祐二は少し落ち着いた。思えば高校に入って、これほど長く異性と話した事は無かったから、急激に照れくささが込み上げて、美少女から目を逸らす。

 不意に視線を反らして、あらぬ方向をに顔を向けた少年の行動の意味を、美香は知り尽くしている。余り親しく無いクラスメイトの男子や、時折部活で言葉を交わす下級生の男子達は、皆、照れてしまい、目の前の祐二と同じ様な行動を取るのだ。
 生まれた時より周囲から可愛らしい美しさを賛美され続けて来た美少女にとって、同年代の男子生徒の思惑を察する事などは稚技にも等しい。この成り行きならば彼の口から事実が漏れる事はまず考えられない、美香は会見の目的を達していたが、目の前の小太りの少年に興味を抱き、彼の隠れ家である図書準備室に居座っている。
「祐二はあそこに何しに行ったの?」
「何しにって、本屋に豆腐を買いに行く奴はいないだろう… 」
 秘密を共有する立場に成り、祐二の口調も砕け、多少の馴れ馴れしさ含む。
「ふ~ん、あんた、そう言う口のききかたも出来るんだね。」
「気に触ったらゴメンな、俺は元来こういう奴なんだ。」
 本当の所、祐二にとっては今は夢の様な一時なのだ、目の前に学園中の男子が親しく言葉を交わしたいと熱望する美香がいて、彼女は今は周囲に根暗オタクと蔑まれる自分だけを見てくれている、しかも、この瞬間に少年は美少女と2人だけの秘密を共有ているのだ。
 だから、もっと洒落た口調で小意気な会話を楽しみたいと思いはするが、もともとネガティブな思考の持ち主だけに、彼女を喜ばせる様な話しのネタを持ち合わせていない。こんなチャンスはおそらくこの先に2度とは無いだろうから、もっと何か楽しい話をしたいのだが、異性と話した経験の少ない少年はまともに彼女の顔を見る事すらできないでいる。強烈な照れくささも手伝い、彼はぶっきらぼうな話し方しか出来ない自分が情けなく思える。自己嫌悪の波に揉まれ自分の殻に引き蘢りつつある少年には、目の前の美少女の瞳に妖しい光が宿ることなど気付く由も無い。
「それで、何か買ったの?」
 美香のさり気ない一言が2人の未来を決める。
「ああ、西宮さんが見ていた写真集をね。」
 色々な思いが錯綜して混乱していた少年は、彼女が消してしまいと考えているであろう事実を暴露するように、わざと嫌みを込めた口調で緊縄写真集を購入した事を告げる。
 一瞬美少女の顔が強張るのを感じて、祐二の胸にも痛みが走る。
(ふっ… 何を考えているんだ、美香が俺と話しをするのは、あの光景の目撃者だからに過ぎないんだぜ。秘密が守られると分かれば、もうこの先こんな風に2人だけで話しをする機会なんて絶対にあり得ない。おそらく明日には俺の存在なんて眼中から消えている。それなら、せめて嫌な奴としてでも美香の心の片隅に記憶を留めておいて欲しいじゃないか!)
 劣等感の塊である少年の自意識が悲鳴を上げて訴える。
「ふ~ん、買ったんだ… あれ… 」
 祐二は強烈な後悔の念に襲われていた。こんな事を口走るべきでは無かった。そうすればひょっとして、挨拶程度は交わせる友人位には成れたかも知れない。しかし、別の自分が自嘲的な笑みを浮かべて、これで美香が自分を簡単に忘れ去る事は無く、悪い印象をしばらくの間は持ち続ける事に少しだけ満足しているのを感じる。
 小太りの根暗少年と学園の女王は向かい合ったまま姑くの間、お互いに自分の思考に沈み込み沈黙する。
「ねえ、祐二、あなた週末は暇?」
「な、何だよいきなり?」
 突然に脈略の無い問い掛けに祐二は慌てる。
「あなた、何か書く物をもっていないの?」
「え? ああ、体育用のジャージだからな、俺は何も持ってはいないけれど、筆記用具ならば、そこの図書館カウンターに幾らでもあるぞ。」
 美香は少年の指差すカウンターを見て、そちらに歩み寄る。机の上に俯き、図書カードの裏側に備え付けのボールペンで何事かを書き込んでいるのだろう。
 祐二はまじかで美少女の後ろ姿を見る事に成り、前屈みになった事で美香のヒップラインがジャージにクッキリと浮き出る、少年はその眩しい位にエロチックな光景に見入ってしまう。
「これで、よしっと。はい祐二、これ上げる。」
 いきなり振り返った美少女が、何かを書き付けた薄緑色の図書カードを差し出す。
「何だよこれ?」
 少年は訝し気に手渡されたカードを開くと、住所らしき番地名と携帯電話の番号が書き記されているではないか。ポーカーフェイスを装うが、祐二の心拍数は、またまた跳ね上がる。
「日曜日のお昼くらいにそこに来て、住所だけで分からなかったら駅から電話をちょうだい。あの写真集を忘れないで持ってくるのよ、いいこと!」
 それだけ捲し立てると満足げに頷き、美少女は踵を返して廊下に通じる扉に向かう。
「お、おい、ちょっと、待てよ! に、西宮さん、おいったら!」
 祐二は慌てて手にした図書カードから視線を上げて、立ち去りかける美少女を見る。
「あ、それから、その携帯の番号は、誰にも教えた事が無いんだからね、うざったいから他の人に教えちゃダメよ。それじゃ、日曜日に、待っているからね。」
 施錠を解き扉を開けた美少女は扉を開けるて振り返り、自分の言いたい事だけを話すと、風の様にその場を離れて廊下に消えた。閉まる扉を呆然と見ながら、少年は、その場に立ち尽くしてしまう。
 週末までの2日間、祐二は首を傾げながら過ごしていた。図書準備室での密会からこちら、美香の生活態度には変化は見られない。昼休みや放課後には何時もの様に多くの取り巻きを引き連れて、上品な会話を交わし、清楚な笑顔を絶やさない。教室内では他の大部分の男子生徒と同様に祐二の事も無視している。
 もしも胸のポケットに折り畳まれた薄い緑色の図書館カードが無かったら、あの準備室での出来事も、悪性の妄想に思えていただろう。家に帰ってポケットからカードを取り出し、整った美しい文字をしげしげと眺めながら、なぜ自分が美香に呼ばれたか考え込んでしまう。
 写真集が欲しいだけならば、わざわざ家に呼び出したりはしないだろう。ひょっとして、何かの罠かもしれない、意気揚々と着飾って乗り込むと、そこには彼女を崇拝する取り巻きの連中が待ち構えていて、調子に乗って現れた少年を皆で彼を笑い者にする悪趣味な戯れでは無かろうか?
と、までも想像を逞しくしてしまっていた。
結局祐二は週末の昼少し前にメモに記載された駅の改札を出ていた。どんな企みがあろうとも、元々クラスで孤立している彼には大して害は無い、根暗なオタクとの評価にマヌケが加わるぐらいなものだ。学園の女王からの誘いは、そんな些細であやふやな心配事で断わるには、あまりにも惜しい。そんな理屈で自分を納得させて祐二は駅を後にする。
 地図で調べた住所は駅から徒歩で20分程度の距離だろう、残念ながら近くを路線バスは走っていない。大きな不安と小さな期待を胸に、少年は手土産代わりの写真集を入れた迷彩柄のディパックを肩に掛けて歩き始める。
 辿り着いた先は驚く様な豪邸だった、まるでテレビの時代劇に登場しそうな重厚な門構えは、歴史を感じさせるが、手入れは十分に行き届いている。まるで重要文化財のようであり個人と邸宅とは思えない大きな門だが表札には確かに西宮と記されている。左右を見渡すと、どちらにもかなり長く白壁が続いていて、この屋敷の敷地の広大さを思い知らされる。この辺りは県下でも有数の高級住宅地として知られているが、彼女の家ほどの豪邸は、他には見当たらない。
 時代掛かった瓦屋根の門に圧倒されてしまった祐二は、しばらくそこに立ちすくみ様子を窺う。ようやく気を取り直して大きな木製の扉を押してみるがビクともしない。辺りを見回すと、右手にある潜り戸の脇に、門とは強烈な違和感を持つクリーム色のインターホンを見つけて、プラスティックのボタンを指で押し込む。数秒の日に鈴を転がす様な甘い声で返事が帰って来た。
「は~い、どなた?」
「あ、あの、俺、いや僕は、岡本と言います、その西宮さんのクラスの知り合いで…」
「ああ、祐二ね。待っていて、いま潜り戸の方のロックを外すから、そこから入って母屋まできてちょうだい。」
 彼女の言葉の終わらぬ内に潜り戸の裏で耳障りな機械音がする、試しに押してみると小さな潜り戸は何の抵抗も無く内側に開く。指示通りに少年は頭を下げて豪邸の敷地内に入る。すると驚いた事に潜り戸の扉が勝手に閉まり、再び機械音を立ててロックされたのだ。
 しかし、少年はそんな些細な事に構ってはいられない、目の前に広がる豪邸のと、見事に整備された庭園に度胆を抜かされてしまっていたのだ。正面に有る母屋の向かって左側には、素晴らしい日本庭園が広がっている。白壁の外はどこにでもある少し高級な住宅地であったが、内側には別世界が広がっていたのだ。少年は中学校の修学旅行で出かけた京都で見た幾つかの高名な寺の庭先を思い出してしまう。完璧に手入れされた庭園に祐二は見蕩れてしまっていた。
「祐二! 何をつっ立っているの?」
 開け放たれた間口の広い玄関の上がり待ちで、迎えに出て来た美香が少年の名を呼ぶ。問い掛けられた声の主を探して左右を見渡し邸宅の玄関に家主を待たせていたことに気付いた祐二は、あわてて敷石の上を駆け抜けて、美少女の元に馳せ参じる。純和風の豪邸に相応しい、堂々とした玄関の構えにも祐二は圧倒されてしまう。しかし、それよりも遥かに少年にインパクトを与えたのが、目の前の美少女の姿だった。
 全体に黒っぽい和風の玄関先に、大輪の花を思わせる蛍光オレンジのワンピースを身に纏った天使が、少しむくれた表情を浮かべながら両手を腰において立ちはだかっている。豪邸や日本庭園が与えたショックは、玄関に立つ彼女を目にした事で祐二の頭からた叩き出される。
 学園での彼女は規則に従っていて、他の女生徒のようにスカートの丈を縮めたり腰を絞り込むような改良(?)は行なっていなかったから、その美貌と相俟って清楚な雰囲気が常に周囲を圧倒しているが、目の前の少女は驚く位に大胆に肌を露出しているのだ。両方の肩から細い紐で吊り下げられたオレンジ色のワンピースは、裾丈が目のやり場に困る程に短く、健康的な太股がギリギリまでむき出しにされている。同様に露にされた首筋から肩へのなだらかなラインが艶かしく、身体の線がくっきりと浮き出る大胆なワンピース姿の美少女に思わず見蕩れてしまう。多少待たされてふて腐れていた美香も、自分の装いが目の前の少年に、彼女が思った通りの効果を与えていることに満足して、十分に機嫌を直す。
「いらっしゃい、祐二、さあ、入ってちょうだい。」
 彼が上がるのも待たずに美少女は奥に引き返してしまう。慌てて祐二はスニーカーを脱ぎ捨て、彼女の後を追いかける。庭に面した長い廊下を少年は驚きの表情を浮かべたまま、美少女のあとに続き進む。
 (なんて広い家なんだ、おいおい、庭の中にお稲荷様までいらっしゃる、あれ、あの奥にあるのは、土蔵かい? こりゃあ、ますます江戸時代だぜ。それにしても凄い庭園だな、あの石灯篭の脇の池には、当然1匹ウン十万円の鯉がウジャウジャと泳いでいるんだろうな)
 西宮家の財力に圧倒された少年は、言葉も無く導かれるまま邸宅の奥に招き入れられる。
「冷たいものを持って来てあげるから、ちょっと待っていてね。」
 進められた座布団の厚みにさえ驚く祐二を尻目に美香が部屋を後にする。通された和室も屋敷の構えに負けない豪華な代物である。20帖近くの広さを持ち、襖には見事な装飾が施されているが、絵心の無い少年には、ただ立派な部屋と言うイメージが浮かぶだけだ。床の間に飾られた青磁の陶器や掛け軸の価値も見当がつかない。待つ程も無く美少女が戻って来た。
「はい、これ。」
 手渡されたのは、良く冷えた缶コーラであり、少年は立派な和室とコーラの強烈な違和感に思わず苦笑を浮かべる。
「何? 何か文句あるの?」
 彼の苦笑の意味を取り違えたのか、美香の言葉に険が隠る。
「いや、別に文句なんてないさ、ありがたくちょうだいするよ。」
 祐二は慌ててトップをプッシュして、冷たい炭酸飲料を咽に流し込む。美香も同様に持って来たオレンジジュースの缶に口を付けている。
「凄い家だなぁ…」
「そうね…」
 美少女は、あまり会話には乗り気で無い様だ、祐二はしかたなく、もう一度豪華な和室をゆっくりと眺める。
「ねえ…」
 美香の呼び掛けに、少年は視線を彼女に戻す。
「持ってきたんでしょ、勿体つけてないで、さっさと出しなさいよ。」
 美少女の催促に少年は、再び辺りを見回して逡巡する。
「おい、まずいよ。誰か家族の人が来たらどうするつもりなんだ?」
「平気よ、誰も居ないもの。」
 美少女は面白そうに笑いながら平然と答える。
「いないって?」
「だって、ここは私の家じゃないもの…」

当惑を深める少年を納得させる為に美香は言葉をつなぐ。
「ここはパパの実家なのよ、小学生の時までは私もここで暮らしていたけれどね。ママが仕事を初めたのを切っ掛けに転居したの、何年か前までお爺様が暮らしていたわ。でもお爺様が亡くなられてからは空家になったの。私とママはもっと交通の便の良い所のマンションで暮らしているし、パパは週末には私達のマンションに帰ってくるけれど、それ以外は大学の近くのマンションで生活しているわ。だから、ここは現在空家なのよ。」
「でも、こんなに綺麗に、掃除も行き届いて…」
「アンタ、知らないの? 最近はプロのお掃除屋さんがいるの! 屋敷の外回りは週に2回、家の中は2日に1回づつ、お掃除会社の人が入って磨き上げてくれるのよ。パパは大学を定年退職したら、ここに戻って来たいみたいで、処分していないの。でも私もママも大反対、こんな不便な所に越してくるのは真っ平よ、もっとも、パパは定年後も非常勤の名誉教授として大学に残るみたいだから、何年先の話しだかわからないけどね。」
「なるほどね、それで、こんなにでかい家なのに人の気配が無いのか。」
「今日はハウスクリーニングも来ない日だから、この家には私達しかいないの。わかったら、さっさとお土産を見せてちょうだい。」
てっきり自宅に招かれたと思い上がっていた祐二は、多少落胆したものの、美少女の家族に挨拶せずに済むことが、彼を気楽にしてくれてもいた。彼は安心すると書店の包み紙に入ったままの写真集を取り出し美香に手渡す。
「あれ?アンタ、まだ見ていないの?」
「見たよ、でも、むき出しで持ち歩く訳にも行かないさ。」
「くすくす… そうね、そうよね…」
写真集を手にした美少女は意外な行動に出る、何とその場で袋から取り出すと、紫檀のテーブルの上に広げて眺め始めたのだ。まるで、その場に少年が居ない様な振る舞いに祐二は自尊心を傷付けられる思いをする。
(まあ、男として認められていないんだろうな、じゃなきゃ俺の目の前で緊縛写真集なんて見られる訳はないさ)
食い入る様に赤い長襦袢姿の女の柔肌に荒綱が食い込む淫らな写真を見る美少女の事を、祐二は呆れながら眺めている。
(お! これは?)
夢中で写真集を見る美香は身体を屈めているから、ワンピースの胸元が地球の重力に引かれて大きく口を開けているのだ。思ったよりも遥かに豊かな胸元を見せつけられ、艶かしい光景に少年は息を飲む。
「ねえ!」
邪な眼差しを見咎められたのかと、祐二は首を竦ませるが美少女の問い掛けは違う意味を持っていた。
「この写真集をちょうだいよ。」
「え?」
「いいでしょう。これ、欲しいの。」
呆気に取られて祐二は美少女を見つめる。
「なによ、なにか都合でもわるいの? アンタなら幾らでも似た様な写真集を買えるでしよう、いいじゃない!」
「いや、俺はかまわないけれど… 西宮さんが困るだろう?」
「何で私が困るのよ?」
訝し気に美少女が口をとがらす。
「家に持って帰るわけには行かないから、おそらくこの屋敷の何処かに隠すんだろうけれど、万が一家人に見つかれば、誰の物だって騒動になるし、モノがモノだけに掃除業者に見つかれば、西宮の家の名誉にドロを塗る事にも成りかねない。お袋さんはテレビにも出ている有名人だから困るだろう。」
「業者の連中に見つかる所に隠す様な間抜けじゃ無いわ、万が一、家の誰かに見つけられてもお爺様の趣味って事で片付けるわよ。」
勝ち誇った様に美少女が答える。
「この手の本にだって、発行年度は書いてあるんだぜ、これは新作だから今年発行された緊縛写真集だ。事が露見した時に。まさか爺さんが幽霊に成って本屋でこいつを買って、この屋敷の何処かに隠したと言い張るつまりかい?」
「あ、そうか…」
些か落胆した様子の美少女が急に気の毒に成り祐二は言葉を続ける。
「だから、そういった最悪の事も考えて、絶対見つからないような場所に隠せば良いのさ、万が一見つかったら、性根を据えてとぼける事だよ。誰も西宮さんを疑りはしないだろうからね。」
祐二の言葉に力を得たのか、美少女の表情に笑みが戻る。
「アンタ、やっぱりただのデブじゃ無いわね、けっこう悪知恵が回るじゃないのよ。」
「なんだよそれ?」
「馬鹿ねぇ、誉めてあげているんじゃない。」
そう言うと、再び美香は写真集に目を戻す。おいてきぼりを喰らった少年は所在無さげに室内を見回す。
「ねえ、祐二」
暫くの間写真集に視線を落としていた美香が、顔を上げて呼び掛ける。
「何だよ?」
「アンタって、本当に度胸の無い男ね。こんな大きな屋敷で私と2人きりなのよ。おまけに私はこんなピラピラはワンピース姿なのにさ、手も握ろうとしないなんて、普通じゃないわよ。ひょっとして、アンタはホモなの?」
美少女の唇から撃ち出される毒を含んだ身勝手な言葉に、祐二は頭に血を昇らせる。
「お前、俺を誘惑しているのかよ?」
「あははは… アンタ自分が誘惑されるような男だと思っているの? すごい思い上がりだね。でも、ホモって言われて腹をたてたんだから同性愛の嗜好は無いみたいね。」
あからさまな挑発行為なのだが、悲しいかな場慣れしていない少年は、ただ、からかわれているとしか受け取れない。
「俺、帰るぜ。また他の写真集が欲しく成ったら声をかけてくれ、在庫が豊富ってわけでもないけれど、その手の本も何冊かは有るからな…」
挑発されて興奮した祐二は、その奇妙な緊張感に耐えられずに席を立つ。本当はもっと、この不可思議な美少女との会話を楽しみたいのだが、彼女の小悪魔的な妖しい雰囲気に呑み込まれ、何やら良からぬ予感に不安を覚えてしまった。オタクを気取る少年には強烈な自尊心があり、うかうかと挑発に乗って手痛いしっぺ返しを喰らう事を無意識に恐れているのだ。
「恵里子にバレたの! 」
土蔵の地下の秘密のスペースに辿り着くなり、美香の形の良い唇から憤怒の隠
った言葉が吐き出された。
「恵里子… さん? 誰だい、その人」
普段は使われていないお屋敷で合流したときから、恋人の御機嫌が斜だった理
由を明かされて佑二は当然の疑問を持った。
「恵里子さんて… 「さん」付けして呼ぶ必要はなし! 恵里子って呼び捨て
 か、頭に馬鹿を付けてウルトラバカ恵里子で上等! 根性曲がりの性悪女に
 「さん付け」なんて、もったいない! 」
怒りで眦を吊り上げながら美香は長椅子にヴイトンのバッグを放り出す。どん
なに激しく憤っていても端正な横顔は美しく、綺麗な子は何をしていても、や
っぱり綺麗なんだなと、佑二は場違いな感想を持って恋人を眺めていた。
「恵里子は私の父方の従姉妹よ」
ようやく恵里子嬢なる謎の女性の正体を知らされた佑二は、新しく勃発した問
題がやっかいに成る予感に苛まれた。彼の悪だくみにより、かろうじて丸く治
める事には成功したが、以前に教育実習生として彼と美香の前にあらわれた美
貌のレズビアンの舞子もまた、美香の親族のひとりだった。
佑二の一計にまんまとはまった同性愛主義の教育実習生は、今では男の良さを
再認識して新しい恋人と人生を謳歌している。だが、すこしばかり薬が効き過
ぎたのか? 月に1~2度はふらりとお屋敷に現れて、憤る美香を手玉にとり
つつ佑二も交えた3人でのプレイを楽しむ性豪の者と化していた。
「えっと、その恵里子さんに、何がバレたっていうんだい?」
「だから、アタシとアンタの関係よ! 」
もしもそれが本当ならば由々しき問題だ。日頃な使われていないお屋敷の土蔵
で、高校生同士としては些かどころか大いに問題のある行為に溺れている事を
、第三者に露見した時の騒動を思うと佑二は頭が痛くなって来た。
「それで、その… どこまで知られたのか、分かるかい? 」
「見られちゃったのよ、二人で一緒の所を! 」
美香は忌々しそうに言いながら、右手の拳を振り上げる。
「ほら、先週に日曜日の夕方、この屋敷を2人で一緒に出ちゃったじゃない。
 あの時に不覚にも、性悪馬鹿女に見られたの」
確かに先週の日曜日は、お昼前から密会を楽しんだ記憶がある。まだ二人が知
り合ったばかり頃は、周囲に関係が露見する事を恐れて神経質なほど警戒して
いた。お屋敷を出るときも、少し前ならば当然時間差をつけていたのだが、付
き合いが1年近くになっている今日では、もうそこまで警戒する必要を感じな
くなっていた。
美香も佑二もお互いの家から、この密会場所のお屋敷まで相当に離れているの
で、間違っても知り合いに出会す心配はいらない。それでも、さすがに二人一
緒に公共の交通機関で移動する事は憚られたので、裕福な家庭のお嬢様として
育てられて小遣いに不自由の無い美香は大通りに出てタクシーを拾い帰宅の途
に付き、一方の佑二は10分ほど歩いた先のバス停から、バスと電車を乗り継
いで自宅のある団地へと戻っていた。
だから、仮にそれが油断だとしても、二人が一緒にいるのは、お屋敷の大門の
脇の潜り戸を出たほんの一瞬の事なので、その場を見られたと言う美香の主張
に疑問を感じて少年は首を傾げていた。
「でも、なんで恵里子さん… いや、恵里子は、偶然と言っても、そんな場面
 を見れたのかなぁ? 」
「あの馬鹿女ったら、この近所へ用事があって出掛けて来て、ついでだから本
 家のお屋敷を見物するつもりでやって来たって言っていたわ。まったく、余
 計の事を思い付くんだもの、性悪女のくせに! 」
 
なるほど、最近では珍しい広大なお屋敷だから、親戚の者であれば近所に立ち
寄った折には外観だけでも眺めて帰る気にも成るだろう。不運だったのは、た
またまタイミングが合ってしまい、美香と二人で出てきた所を美香の従姉妹の
女の子に目撃されてしまったことだ。
「たまたま門から一緒に出て来ただけで、勉強を一緒にしていた学校の友人だ
 と誤魔化せないかな? 」
「恵里子はね、根性がまがっていて性悪で守銭奴で嫌味な馬鹿女だけれど、頭
 は悪くないのよ。あの女、嬉しそうに電話して来て『昼間と言っても日曜日
 に他に誰もいないハズのお屋敷で、美香ちゃんは男と二人で何をしていたの
 かな~? 』って、カマ掛けてきたの。当然とぼけたけれども、あの子『ふ
 ~ん、後ろぐらいところが無いならば、美香ちゃんのお母さまに、このお話
 をしても全然OKよね? ねえねえ美香ちゃんのお母さま、美香ちゃんが、
 あのお屋敷に日曜日の真っ昼間っから男を引っぱり込んでいるんだけれど、
 どう思われます? うふふ… な~~んてね、テレビでも評判の教育評論家
 の偉そうな母さまが、どんな顔するかしら』って、ほざきやがったわ!」
おそらくその従姉妹は美香に前から何か含むところがあったのだろう。二人が
一緒に屋敷の門から出てきたシーンを目撃しただけで、そこまでのストーリー
を練り上げる頭の回転の良さに佑二は内心で舌を捲いた。そんな恋人の思いを
他所に、美香の憤怒は膨らむばかりだ。
「あいつ『これで美香ちゃんは、アタシのパシリ決定ね。これからは何でもハ
 イハイと、アタシの言うことを利かなくちゃ。もしも、今までみたいに生意
 気な口をきいたら、アタシ美香ちゃんのお母さまに、ポロっと、お屋敷での
 密会の事、喋っちゃうかもね~~。うふふ… 今度会うのが楽しみよ』って
 、脅かすの。アッタマに来て、電話をガチャ切りしちゃったんだけれど、こ
 れってかなりマズいよねぇ… 」
お屋敷の一角にある土蔵の地下でのアブノーマルで濃密な肉の交わりまでは知
られていなのが幸いだが、もしも恵里子がべらべらと美香のお屋敷での事を密
告されたら、これからの二人の秘密の逢瀬が難しくなる事も予想された。
(さて、どうしたものかな? )
秘密のお楽しみを邪魔されたくない若者は、恋人から目を逸らすと脳味噌をフ
ル回転させて事態の打開策を模索する。
「おい、佑二! 」
「へっ? 」
不機嫌な恋人に、いきなり両手で頬を捕まえられて、力ずくで正面を向かされ
た若者は問題解決の為の思考を中断させられて面喰らう。
「あんた、今、恵里子の事を考えていたんでしょう? 」
「ああ、うん、色々とね… 」
「不潔! 破廉恥! このチン◯ン大魔王! 女ならば、誰だっていいの? 」
話が想像の斜上を突っ走る飛躍を見せたから、佑二は返す言葉が急には出て来
ない。
「いや、考えていたと言っても、それは二人の事が恵里子さんにバレた… 」
「ふん、ど~~だか? 恵里子は性悪女だけれど、美人だものね。舞姉ばかりじ
 ゃなくて、馬鹿恵里子までモノにするつもりじゃ無いの? まったく、アンタ
 って男は、本当に邪悪よね」
会ったことどころか、これまでに一度も見たことすら無く、つい数分前までは、
その存在すら知らなかった、もうひとりの従姉妹にまで嫉妬の炎を燃やす美少女
を見て、佑二は胸の中で小さく溜息を漏らす。だが、ここ1年足らずの付き合い
で、美香の思考論理体系を大まかには理解している若者は、唖然とした気持ちを
表に少しも現す事も無く、黙って憤慨のおさまらぬ彼女を抱き寄せる。
 
「あん、なによ、もう… 」
二人の濃密な関係の狭間に元レズの舞子が割り込んで来てからと言うもの、美香
は佑二との間に他の女の影が忍び寄る事に敏感であり、しかも極めて攻撃的にな
っていた。元々、舞子とは仲の悪く無い従姉妹であり、年も比較的離れている上
に男との肉の交わりの良さを確かめてからは、ちゃっかりとお金持ちの新しい恋
人まで確保していたので、年上の従姉妹が時折自分を含めて佑二にちょっかいを
出す事を容認している。
たった4年であっても、思春期真っ盛りの美香では大人の色香を身に纏った女子
大生の舞子を向うに回して戦うのは分が悪い。おまけに佑二によって急速に女と
して開発が進む身体は、舞子を含めて3人で楽しむ濃密で淫媚なプレイを受け入
れて楽しんでさえいた。それに気心の知れた舞子とコンビを組んで佑二の精を搾
り取っておけば、もう他の女に手を出す余裕も無いだろうと言う計算もあるのだ。
学校では多くの賛美者に囲まれ女王様兼アイドル扱いの美少女なのだが、周囲の
高い評価ほどには自分に自信を持てぬ美香の精一杯の悪だくみでもあった。
「女房妬くほど、亭主は持てず」の格言など知る由も無い思春期で感情が不安定
な美少女にとって、目下の最大の悩みは佑二が他の女に目移りしないかどうか? 
なのである。二人だけの逢瀬ではアブノーマルなプレイを平然とこなし被虐の悦
びを彼女の骨の髄まで刻み込む御主人様との別離など、今の美香には考えられず
、通学する学園の全ての女生徒にすら潜在的な敵意を抱いていた。
美香にとって佑二の外見的なマイナス面など考慮の端にすら引っ掛からない。さ
ほど身長が高いわけでも、とりたてて足が長いわけでも、笑顔が爽やかなわけで
も無く、最近は節制に努めている様だが、これまでの飽食の結果膨らんだ下っ腹
が急にスリムに成るわけも無いし、アブノーマルな肉の交わりの際に邪魔になる
ので眼鏡をコンタクトに改めたことで多少は緩和されたものの、いわゆるヲタク
の香りの燻る佑二にとって美香は掛け替えの無い恋人なのだが、恋する少女特有
の視界教唆症候群に罹った美香だから、佑二が何の気なしに視線の先に捉えられ
た女は瞬時に全部敵認定が下される。
自分から相談を持ちかけたにも関わらず、愛おしい男の思考が忌々しい同じ年の
従姉妹に集中すると美香の理性は瞬時に吹っ飛んだ。他愛も無いことで感情を暴
発させる恋人の扱いには、すっかりと慣れた佑二は、瞳に憤怒の炎を揺らめかせ
る美少女抱き締めると有無も言わせず唇を重ねる。ほんの少し申し訳程度に抗っ
て見せた少女だが、彼の舌先が前歯を押し退けて差し入れられると、抵抗をやめ
るだけでは無く自ら積極的に舌を絡めて来る。
(我ながら美香の扱いに慣れて来たなぁ… )
付き合い始めて最初の頃は美少女の理不尽極まりない憤激に曝されるとオロオロ
していた佑二だが、それが彼女独特の屈折した甘えであり愛情の表現だと悟ると
、おのずと最良の対応も見えて来た。静かに瞳を閉じて愛人の少年と舌を絡め合
う濃密なキスに溺れる美香の美しさは格別であり、最近の佑二は薄く目を見開き
観察する楽しみをおぼえている。
長い睫は小刻みに震え、情熱的なくちづけに夢中に成る美香の頬は見る間に上気
し紅く成る。こんなにまで近寄って、学園のアイドルと持ち上げられた美少女を
一人占めする感動は、たとえどんなに言葉を費やしてもけして美香にはわかって
もらえまい。
言葉の端々に彼の浮気を疑う台詞が混ざる美少女の根拠のない無益な嫉妬が可笑
しくて、彼女に対する愛おしさは増すばかりだ。仄かに漂う美少女の愛用のシャ
ンプーの香しさを思いっきり吸い込めば、若さ故に滾る股間を御し得ない。くち
づけを交わす美少女のお気に入りのオレンジ色のワンピースの胸元に手を置きま
さぐれば、嫌がるどころか彼女は発展途上ながらも十分にボリュームを感じさせ
る乳房をぐいぐいと彼の掌に逆に押し付けてくる始末だ。
「あふぅ… 決めた。恵里子の事は佑二に任せる」
舌を絡め唾液を啜り合う濃密なキスを終えると、目元を興奮で赤らめた美少女が
上擦った声で宣告した。
「任せるって… ? 」
「任せると言ったら、任せるの、アンタの方で適当に処理してね。まあ、ちょっ
 とくらいならばアタシも手伝ってあげるから感謝しなさい」
全面的に下駄を預けられたのを信頼の証と受け取り喜ぶべきなのか? それとも
厄介な問題を押し付けられたと嘆く方が良いのか、複雑な思いを胸に抱き当惑す
る少年の心情など気にかける事も無く、美香は学校でのボンクラな賛美者たちに
は絶対に見せない淫蕩な笑みを浮かべて見せるのだ。
「でも、まあ、大した事じゃ無いけれども、それなりに働いてもらうのだから、
 御褒美くらいはあげなきゃね」
しなやかで性悪な猫を思い起こさせる魅惑的な笑みを浮かべながら、美香は愛人
のまえにしゃがみ込む。手慣れた様子で目の前のジーパンのチャックを下げると
、十分な硬度を保った肉棒が露にされた。
「うふふ… もうこんなに固くして、本当に佑二はスケベよね」
これからの行為に期待を膨らませて瞳を爛々と輝かせた美香は、躊躇う事も無く
あっさりと愛人の少年の男根を口に含み舌を這わせる。もう何度も体験はしてい
るが、それでも自分の一物が美少女の柔らかで温かい喉咽粘膜に包まれると佑二
は余りの心地よさに呻き声を抑えられない。
「くぅぅ… 」
少年の苦悶とも歓喜とも取れる声を耳にすれば、美香の口での愛撫にもいっそう
熱が隠ると言うものだ。不意に頬を窄めて強烈に吸い上げたかと思えば、一転し
て唇と舌を使い肉茎を玩弄する巧みな性技は、とても17才の少女とは思えぬ手
練ぶりだった。
しかし、一旦マゾのスイッチが入れば、美香にとっての最大の関心事は如何にす
れば恋人を悦ばせることが出来るかの一点に絞られる。細くしなやかな指を肉棒
の根元に巻き付けて擦り上げる傍らで、唇を使い唾液まみれの亀頭を更に執拗に
舐り回す愛撫の前では、佑二が御主人様としての体面を保つのは難しい。男に尽
くすフェラチォは被虐心を疼かせることもあり、美香の口での愛撫は急速に巧み
さを増している。若い牡の悲しさでどんな時にも刺激には素直に反応して鋼鉄の
硬度を誇ってしまう肉棒にじゃれ付く美香の舌はほんの少しも休むことを知らな
い。
鈴口に滲む我慢汁を舐めとったかと思えば亀頭の鰓の後ろにもぐりこみしゃぶり
回す。顔を横に向けて勃起の青筋の浮かぶ側面に丹念に唾液を擦り付けた次の瞬
間には、指で心持ち剛直を持ち上げて裏筋を舐ってみせるのだ。愛おしい少年に
対する奉仕で自らの興奮も高めて行く美香の口での愛撫は、限界を悟った佑二が
、やや強引に美少女の顔を自分の股間から引き剥がすまで続けられた。
 
「もう、いい、美香、立って、それで後ろを向いてくれ」
「なによ、服を着たままで犯る気なの? ほんとに佑二ったらケダモノなんだ
 から」
悪態を吐きながらも美香は素直に立ち上がる、オレンジのワンピースの裾を両
手で手繰りあげた美少女は、スルスルと白のショーツを自分の手で降ろし脱ぎ
捨てた。
「ほら、犯りなさいよ! ケダモノ佑二」
愛しいサディストの要望に応じて、土蔵の秘密の地下室の白壁に手を付いた美
少女は、窮屈な姿勢で振り向き欲情の炎を燃やす瞳で佑二を見つめる。罵りの
言葉を口にはするが、積極的な振るまいからも彼女の激情の暴走具合は知れて
いた。おそらくそうだろうと当りを付けつつ、佑二は彼女の元に歩み寄りスカ
ートをまくりあげた。そして、まっ白な尻の双丘の狭間に掌を差し伸べる。
「あっ… 」
思った通り可憐な美少女の秘所は呆れる程の潤いを見せており、彼の指先が淫
裂の表面をなぞっただけで掌まで愛液が伝い落ちて来る始末だった。日頃の学
園生活では常にクラスの中心的なポジションにあり、多くの信奉者から一挙手
一投足を注目され賛美され、裏では密かに彼女の処女を守る会が発足している
美少女が、実家の土蔵の地下の秘密の小部屋で男に身を任せて、直接に触れら
れる愛撫を加えられる前にも関わらず股間をぐっしょりと濡らしているとは、
佑二以外のクラスメイトは夢にも思っていないだろう。
 
美香が処女である事を疑う事も無く、同じクラスばかりでは無く学年を横断し
て聖処女を守る事を目標とした闇の組織は、美香のボーイフレンドと成り彼女
の恋心をくすぐりそうな不逞の輩をピックアップして、その動向を監視する愚
挙に到ったとも聞く。もちろんクラスの中でも目立たず、根暗なオタク野郎と
認定された佑二には、聖処女を汚す可能性は皆無と見なされ、何の監視も干渉
も行われてはいない。本当の敵がクラスの中でノホホンとしている事も知らず
に、学園内では複数の勢力が美香の処女を守るべく神経戦や情報戦を繰り広げ
ているらしい。
(もう少し慎重に付き合わないと、恵里子さんの場合もそうだけれど、学園内
 の美香の処女を守る会の連中に、もしも真相がバレたら大騒動に成るからな
 ぁ… )
美少女の尻に差し向けた手を動かし、中指だけを泥濘と化した蜜壷に浅く埋め
てソフトなタッチでの愛撫を繰り返しながら、佑二は今後の事について悩みを
深めて行く。
「ねえ、佑二… もう… ねえったら! 」
爆発寸前の欲情を抱え込み焦れる女体を嘲笑うように、軽い刺激しか与えてく
れぬ恋人を恨めしそうに睨みながら、美香は両手を目の前の壁に付いたまま太
股を少し開いて尻を彼に向かって持ち上げる。学園の男子の九割九分九厘まで
が美少女と認める美香に、こんな媚態を見せつけられれば、ふつうの少年であ
ればとっくに白く柔らかな尻にしがみつき、性行為に及んでいるだろう。
しかし、美香ばかりでは無く、彼女の美しい従姉妹の舞子とも爛れた関係を続
けている佑二だからこそ、挿入したい気持ちをグッと堪えて、更に愛おしい奴
隷少女への指嬲に力を込めた。
「あっ… だめぇぇ… もう、マジ、ヤバイよぉぉ… 」
日頃は賛美者たちの輪の中で優美に微笑み、間違ってもお嬢様的は発言を踏み
外す事の無い美香だが、自分の弱点を知り尽くした若者の愛撫の前では深まる
脳乱を抑える事が出来ない。何度も背筋を電撃のような快美が駆け上がり、脳
髄の一番深い部分で炸裂する。中指1本でのソフトな愛撫にも関わらず、溢れ
出した愛液は筋を作り太股の内側を伝い落ちて、すでに膝にまで達しているの
だ。情けない喘ぎ声しか漏らさなくなった美少女の有り様に満足した佑二は、
ようやくマゾ的な嗜好を露にした愛する乙女の尻へと取り付く。
「ちょうだい… はやく、ねえ、ユウジ… 」
もう力が上手く入らないのか? 膝をガクガクと震わせながら美香は涙目で恋
人に訴える。この状態にまで持ち込めば、もう目の前の美少女は彼の思うがま
まだ。目の前の壁に手を付き、かろうじて身を支えている少女の尻を掴むと、
佑二は多少高さを調節して、右手で剛直を操り濡れた肉裂に先端を持って来た
。瞼を閉じて長い睫を震わせながら衝撃の瞬間を待ちわびる美香の期待を裏切
る事なく、少年は熱く滾る蜜壷へと己の雄根を突入させた。
「ひやぁぁぁぁぁぁぁぁ… 」
指嬲りで十二分に潤っていた肉壷は無理無く愛おしい男の剛直を受け入れて行
く。焦らされた女体はようやく欲情を満たしてくれる雄物を呑み込むと、幾重
にも折り重なった肉の襞が、もう二度と失うまいと挿入された男根を押し包み
まとわり付く。
「だめ… イク… あぁぁぁぁぁ… 」
予期していた通りに愛する男の一物が根元まで突き刺さり、子宮を押し潰すよ
うな圧力を感じた瞬間に美香は今日最初の絶頂への階段を一目散に駆け上がっ
た。
「美香、まだ入れたばかりだぜ、もうイッちゃったの? 」
目の前に白壁に爪を立て震えの止まらぬ身体を持て余しながら、美香は虚ろな
瞳でコクリと頷く。尻を佑二に占拠されたままの美少女の肉体の爛熟ぶりは目
覚ましく、最近では最初の強烈な一撃だけでも安易にアクメに到達してしまう。
「ゴメン、でも、まだ平気だから… もっと、もっといじめて」
自分だけでは無くて、従姉妹の舞子が加わった3Pの時でも無類のタフさを見
せる佑二の絶倫さは骨身に滲みて分かっているから、最初の絶頂の余韻に魂を
飛ばす事も無く、美香はこれからの行為に思いを巡らせて気を引き締めた。
「わかったよ、美香」
マゾの血が沸騰したのか? すっかりと従順になった美少女の尻を捕まえたま
ま、佑二は再度、律動に取りかかる。
「ひっ… ひぃぃぃぃぃ… すごい、ユウジ、あっ… あひぃ… 」
一度軽く昇りつめてしまった女体は呆れるほど簡単に燃え上がってしまう。服
を身に付けたまま、ショーツだけを脱ぎ去り愛おしい支配者に尻を預けること
で得られる快感は峻烈であり、彼女の意識は何度もホワイトアウトを繰り返し
ていた。
 
目の前の光景が歪み滲んだ次の瞬間、眩い閃光が網膜を焼き付くし意識が漆黒
の闇に転げ落ちて行く。しかし、彼女は悶絶することすら許されない。これが
限界、これ以上の刺激はないと思い意識を刈り取られるのだが、そんな哀れな
美少女を現世に引き摺り戻すのは更に大きな快楽だった。霞んだハズの意識が
電撃的な快美で一気に覚醒を強いられると、後の彼女は悦楽環状の流れの中で
、ただ魂にまで快楽を彫り込まれる哀れな肉人形と化していた。
(よし、美香もノッてきたな! )
意識を途切れさせながらも、彼女は積極的に尻をうねらせ貪欲に快楽を貪り始
める。もう論理的な思考などぶっ飛び、蜜壷を踏み荒らす男根から生まれる狂
気の愉悦だけに支配された美香は、恥じらいなど忘れて淫汁を溢れさせた。愛
おしい少年の一物を口で愛撫した行為は、彼女自身も大いに昂らせている。そ
して、待ちかねた雄根の侵入により爆発的に燃え上がった欲情は、とても抑え
きれるものでは無く、彼女は桃源郷へ通じる昇り坂を一気に駆け上がった。
「だ… め… ゆうじ、ゆうじ、ゆうじぃぃぃ… 」
コントロール不能な欲情の暴走に嘖まれて、美香は背中を逆アーチ状に反らせ
ながら何度も痙攣を繰り返す。悶絶に到る直前の妖しくも峻烈な蜜壷の蠢動に
耐えかねて、佑二も彼女の中に精を迸らせた。
 
「と、言うわけなんですよ」
小洒落たカフェテリアの一角で、佑二は声をひそめつつ悩みの概要を伝え終えた。
昼食時を少し外れた事から、お客の入りは3割程度であり彼等の周囲の席も空い
ている。少年の相談を聞き終えた美女は紅茶のカップを唇に寄せてヴィンテージ
・ダージリンの薫りを楽しみながらひと口含んだ。
「こまっているのかな~? 佑二? 」
「ええ。大いに困っていますよ、舞子さん」
その台詞とは裏腹に余り困った様子を見せぬ少年を前にして、舞子は残念そうに
微笑んだ。
「うそ、困ってなんて、いないでしょう? 」
「そんな事はありませんよ、舞子さんの御協力を頂けないと、多少面倒な事にな
 りますからね」
ある程度の裏の事情を見通している佑二の顔を、彼女は軽く睨んだ。その整った
顔だちからは、従姉妹である美香の面影が伝わってくる。いまだ開花の途中で、
ともすれば危うくも妖しい魅力を見せる美香にくらべて、盛りを迎えた女子大生
の舞子は、道行く男達が振り返らずにはいられない大人の色香を手に入れている
。このカフェに入った瞬間から、否応無しに男性客の視線を集め注目される存在
となっていたので、佑二の相談事は必然的に小声だった。
「でも、いいのかなぁ? 美香の弱味って、アタシにとっても美味しいところじ
 ゃなくて? 」
「あなたは、そうは考えないですよね。だって、舞子さんにとって、とっても楽
 で、しかも美香に大きな恩を売れるチャンスが目の前に転がっているのですか
 ら… 」
成熟した色香を漂わせる美女を見つめながら、佑二は己の想像が正しかった事を
確信して不敵に微笑んだ。
「あ~あ、面白くないなぁ、ホントにアンタって頭が良く回る子だわ。そうよ、
 恵里子はアタシのお手付きの子、いまでもたまに可愛がってあげているの」
「やっぱり、そうですか」
予想が当った事に満足しながら佑二は小さく安堵の溜息を漏らす。
「でも、なんで分かっちゃうのかなぁ? 」
舞子は不思議そうに従姉妹の恋人であり、自分にとっては愛人の少年を見つめた。
「どうしてって… 僕はまだ恵里子さんにお会いしたことはありませんが、美香
 の言葉ではけっこうな美人だそうですよね。そして、今回の件で恵美子さんは
 、僕と美香の関係を知り、想像力を膨らませて美香を脅して来ました」
物事が思い通りに進むであろう手応えを感じて、やや気持ちが落ち着いた少年は
冷めかけたコーヒーで乾いた咽を潤す。
「恵里子さんは、言うなればジョーカーを握った身なのに、切り札を最初から曝
 け出す過ちを犯していますよね。ストレートに美香に事実を語り脅しを仕掛け
 るなんで、愚の骨頂でしょう? 」
「そうね、これが佑二ならばジョーカーを握った暁には、かるく5~6個はもっ
 と攻撃力があって陰険な作戦を思い付くでしょうからね。ええ、そう、恵里子
 は馬鹿よ」
忌々しそうに舞子が頷く。
「美香も認める綺麗な従姉妹でありプライドも高く、それでいて若干思慮の足り
 ないとくれば、舞子さんにとって「美味しい従姉妹」だと考えるのは当然です
 。そして教育実習をチャンスとして美香までも毒牙に掛けた舞子さんであれば
 、美香に比べて組み易いと思われる恵里子さんを放置しておくハズも無いと考
 えた次第です」
少年の思考の道筋を明かされた舞子は、やれやれと首を振り美貌を曇らせる。
「アナタがもう少し年上ならば、絶対に美香を蹴落として略奪してやるのに。ホ
 ント、残念よ」
「冗談としても光栄です、舞子さん」
元はガチガチのレズビアン至上主義だった舞子の褒め言葉に頬を緩めて、佑二は
カップの底に僅かに残っていたコーヒーを飲み干した。
「それじゃ、行きましょう」
有無も言わさずに伝票を手にとった舞子は微笑み立ち上がる。
「えっ? 行くって、何処へですか?」
「あら、佑二くん。まさか、あなたはこんなカフェで、可哀想な恵里子をあんな
 目やこんな目に合わせる相談をするつもり? 」
たしかに美香に敵意を抱く少女を堕とす相談をするのは、彼女が学ぶ大学にほど
近いカフェは不向きであろう。しかも、男性客の注目を一身に集める舞子の存在
感は抜群で、内緒話を行うには限界があった。勘定を持つ事を主張する少年を笑
顔でいなした美女はさっさと支払いを済ませると、恐縮する佑二を引き連れて付
近の立体駐車場へ向かった。
「これって、ポルシェですよね? 」
「そうよ、でも残念ながらワタシの車じゃないの。ほら、今、付き合っているI
 T会社の社長の御曹子が、いつでも使ってくれって鍵を渡してくれているのよ」
ハンドルの横にあるパドルシフトを軽快に操作しながら、舞子はポルシェを歓楽
街へと走らせた。しっかりとした目的地がある様子の舞子の運転なので、佑二は
余計な口を挟むことなくドイツ製の高性能のスポーツカーのナビシートの居心地
を楽しんだ。やがてポルシェはネオン溢れる歓楽街の端にある、なんの変哲も無
いビルの地下駐車場に滑り込んだ。車から降りた舞子は少年を促してエレベータ
ーホールに足を踏み入れた。
「あの、舞子さん、ここは? 」
「うふふ、すぐに分かるから、もう少し我慢してね」
彼等二人以外には、まったく人の気配の感じぬホールで合点の行かぬ表情を見せ
る少年を見て、舞子は淫蕩な笑みを浮かべていた。軽やかな到着音と共に、目の
前の扉が開いたから、年上の美女に促されるまま佑二は狭い昇降機の中へと乗り
込んだ。エレベーターは何処にも停まる事なく最上階へと駆け上がる。
 
扉が開くと、そこは何の変哲も無い雑居ビルのワンフロアの様相で、無人の受け
付けのカウンターの上には幾つかの会社名が無造作に張り付けられた内線電話器
がポツンと置かれているだけだ。しかし、舞子は人気のない受け付けカウンター
を無視して、右から3番目のドアを開けると、そのまま中へと消えてしまう。多
少は面喰らいながらも佑二は、置いて行かれれても困るから足早に彼女のあとを
追い掛ける。
 
大して広くも無い部屋の片隅にはスチール製の事務机が置かれていて、壁際の机
の上には旧式なブラウン管モニター型のコンピューターが鎮座している。舞子の
手にはいつの間に取り出したのか? 一枚のカードが握られていた。彼女はコン
ピューターでは無く、ブラウン管モニターの脇に偽装されていたスリットにカー
ドを差し込む。すると、部屋の奥にあった両開き型のドアが、するすると音も無
く自動で左右に開かれたではないか! 驚く佑二を横目に舞子は開かれた扉の向
かって歩き始めた。
「いらっしゃいませ、朱雀さま」
それまでの殺風景さとはうって変わって豪奢な内装の施された空間の正面には、
大理石で組まれたカウンターがあり、中には中年の品の良い男性が笑顔を見せて
佇んでいた。
「こんにちわ、マスター。またお世話になるわね」
「オーダー通りに104号室を準備しております」
規模こそ小さいが都内でも超一流のホテルのエントランスにも引けを取らぬ豪華
絢爛な内装に圧倒されて、佑二はあんぐりと口を開けたまま周囲を何度も見回し
た。なんの変哲も無い雑居ビルの上層階に、まさかこんなものが隠されていると
は思わない少年の驚きを、マスターと呼ばれた中年男性は面白そうに眺めている。
「今夜はまた、ずいぶんと御若いお伴の方ですね」
「ええ、でも私の知るかぎりでは最高のサディストなの」
ざっくばらんにとんでもない会話を交わす二人のことを佑二は呆れて交互に見つ
めた。
「それで104号室を御所望なのですね」
マスターは納得顔で頷いた。
「ええ、そう言う事。さあ、行きましょう、佑二」
部屋がどこか分かっている彼女は先に立ち、左手の奥に通じる廊下を目指して歩
き始めた。状況がイマイチ呑み込めぬ少年は、とりあえずマスターと呼ばれた男
に軽く会釈してから、舞子の後を追い掛ける。
「舞子さん、ここって? 何ですか? 」
「そうねぇ、ちょっとだけ高級な会員制のラブホテルと考えれば、まあ、間違い
 はないわね」
御上品とは言えないネオンを煌々とさせ、幹線道路沿いに乱立していると言うイ
メージが強いラブホテルと、この場所とのギャップに苦しみながら、彼は美女の
後ろに続いて歩いて行く。
 
「ここよ」
最初にこのフロアに入った時と同様に部屋の扉の前に立った舞子は、右側の壁に
あるインターホンの下のスリットにカードを差し込んだ。カチャっと言う音で施
錠が解かれた事を知った美女は、金鍍金も眩いドアノブを掴み飾りドアを押し開
く。
(うわぁ! こりゃ、また… )
美女に続いて部屋の中に足を踏み入れた佑二は、さっきとは別の意味で唖然とな
り思わず辺を見回した。部屋の左奥には猛獣が暴れても平気なように思えるがっ
しりとした檻が設えられているし、檻の脇の壁には黄金鍍金の十字架が埋め込ま
れていた。
その十字架が単なる悪趣味な装飾で無い証明は、両手と両足、そして首と腰の部
分に哀れな獲物を拘束するための皮製のベルトが用意されているのだ。しかも、
他の調度がピカピカに磨き上げられているのに、十字架から垂れ下がった皮ベル
トだけは、汗か他の体液か判別の難しい滲みが浮き出ていた。そこから右に首を
振れば、硝子張りで中が丸見えのトイレと風呂が目に飛び込んでくる。
風呂の洗い場やトイレの便器近くには幾つもの鉄の鎖が天井から垂れ下がり、風
呂のシャワーの脇にも黄金鍍金の十字架が設置されているのだ。また、部屋の中
央に置かれた巨大なベッドも尋常では無く、風呂と同じように天井から鎖が幾つ
も垂れていて、先端は皮のベルトが装着されている。
また、ベッドの四隅にからも銀色に輝く鎖が伸びていて、もしも獲物を大の字に
拘束したいと思えば、簡単に希望をかなえられる仕組みとなっていた。しかし、
もっとも佑二の目を引き付けたのは部屋の左側に鎮座している、一見すると産婦
人科で使われる診療台を模した拘束具だった。
大きく股を開いた姿勢で両方の脚を固定できる器具が診療台ともっとも異なる点
は、そこに寝そべった女性の両手両足、そして腰まで縛り付ける事が可能な皮ベ
ルトの存在だ。いったん股を開き拘束された女性は身動きひとつ取れぬまま、獣
に貪り喰われて凌辱の限りを尽くされる事に成るであろう。
「どう? 気に入って、佑二? 」
「吃驚しましたよ、本当にね」
もう一度辺を見回してから少年は呆れたように溜息を漏らした。
「うふふ、ここは会員制のラブホテルなの。ほら、その手の趣味を持つ紳士淑女
 達は、欲望を発散させるのが、とっても難しいじゃない。美香の実家の土蔵の
 地下みたいな設備を個人で整えるのは難しいし、万が一にも自宅や別荘にそん
 な設備をもっていることが世間に知れたら困る立場の人は意外に多いのよ」
眩い照明を照り返して金色に鈍く光る十字架を撫でながら、舞子は目を輝かせる。
「そんな紳士や淑女たちをターゲットにしたのが、この会員制の高級ラブホテル
 って言うわけ。噂では何人かのSM好きの好色な大金持ちが手を組んで運営し
 ているらしいけれど、そんなのどうでも良い事だわ。私達にはありがたい設備
 でしょ」
「それで朱雀なんて徒名で呼ばれているのですか? 」
受け付けで小耳に挟んだ会話の謎が解けたから、佑二は満足げに頷く。
「ええ、ここを利用するお客は、それなりに社会的な地位の高い人が多いので、
 全員が本名では無くて、ニックネームで呼び合うのよ。身分に関してはカード
 が証明してくれるから問題は無いみたい」
黄金鍍金の十字架を摩りながら、舞子は欲情を隠そうともしていない。
「でも、恵里子さんに関する問題を話し合うには、些か剣呑な場所じゃありませ
 んか?」
わざと恍ける佑二を見つめる美女の目が和み、真っ赤なルージュが艶かしい唇の
端がキュっと持ち上がる。
「だって、恵里子の件なんて、佑二の頭の中でとっくに作戦は出来ているのでし
 ょ? 別に私を話し合う事なんて何にもないじゃない。それよりも、アナタと
 美香の安泰の為に、多少なりとも骨を折るのだから、前もって少しばかりの御
 褒美を貰うのは当然だわ」
これから、この特殊な部屋で繰り広げられるハズの行為への期待から、瞳を爛々
と輝かせた美女はイヤリングに続いてネックレスを外すと、次いで薄い黄色のブ
ラウスのボタンも手早く外して行く。
(やれやれ、勘の鋭い美香にバレないようにしないと、何を言われるかわからな
 いからなぁ… )
ミニスカートを降ろしたあとでパンストを丸めながら脱ぐ美女を目の前にして、
佑二も覚悟を決めた。
 
「実はこの前ここに、IT企業の御曹子を連れ込んだのよ。でも駄目だった、アイ
 ツったら顔を引き攣らせてドン引きなのよ。それでも軽いSMプレイの真似事を
 ヤルにはヤッタけれど、結局最後は正常位でふつうのセックスだもの。苛々した
 わ~」
金持ちの御曹子は舞子に首っ丈で、彼女の歓心を得る為ならば金に糸目を付ける事
は無い素直で正直なボンボンに対して舞子も憎からず思う気持ちはあるのだが、如
何せん、セックスに対する貪欲さにかける御曹子の相手は、彼女を大いに苛立たせ
ている。その欲情の狭間を埋めるのが、愛人だと強弁する佑二とのプレイだった。
「美香ちゃん抜きなんて、久しぶりね。御褒美の前渡しなんだから、たっぷりと楽
 しませてもらうわよ」
瞬く間に全裸と成った美女は佑二の前に跪き、Gパンのベルトを外しにかかる。も
どかしげに彼のズボンとトランクスを引き摺り降ろした舞子は、まだ勢いの無い男
根を捕まえると厳しい視線を若い愛人に向けた。
「なによ、人のヌードを見ているのに、この有り様は無いでしょ? まったく、失
 礼な奴よね」
しかし、怒りの言葉がポーズに過ぎないことは、真っ赤なルージュが艶っぽい美女
の唇が勃起途上の男根を含んだことで証明されている。舌を絡めて刺激を与えれば
見る見るうちに口の中で硬度を増して行く雄物の感触は、早くも舞子を陶然とさせ
ていた。久々にマゾの血を滾らせる美女は、わざと咳き込むくらいまで雄大な一物
を深く含み、頬を窄めて吸い上げた。
(ああ、これ、これよ… この固さ、このカリの高さ、この大きさ、まったく美香
 に一人占めなんてさせないんだから)
一旦亀頭近くまで唾液塗れの男根を吐き出した美女は、唇を巧みに使い張り出した
傘のカリの部分をやわやわと刺激する。佑二の年齢の少年であれば、おそらくこの
程度のフェラチオでも、あっと言うまに噴き上げてしまうだろう。
しかし、昂る舞子と同じ様にマゾの血を滾らせ持て余す美少女との濃密な肉交に慣
れた佑二は身震いするような快美を、表向きは平然と受け流して年上の美女に好き
な様に振舞わせている。そんな佑二の素っ気無い態度を頼もしく思いながら、舞子
は増々口での奉仕にのめり込んだ。
「もうフェラは十分ですから、立って下さい舞子さん」
久々に愛人の噴き出す精液の嚥下を望んでいた美女は最初はイヤイヤと首を横に振
るが、再度佑二に促されると、それ以上抗う事は無かった。
「さあ、その台の上に乗って下さい」
婦人科の診療台擬を指差す年下の愛人の命令に、こんどは舞子も素直に従う。彼の
手をかりて窪んだ座席に尻を落ち着けると、次いで佑二は両方の脚をベルトで所定
の場所に拘束した。これで仰向けのまま股を閉じるに閉じられなくなった美女はさ
すがに羞恥で頬を赤く染めているが、そんな美しい愛人の恥じらいを楽しみながら
、佑二は両手に続いて細い腰までもベルトを使って固定した。
「さすがに、これは恥ずかしいわ」
「まだまだ、だって、ほら、この下にあるハンドルを回すと… 」
台座の下に取り付けられたハンドルを勢い良く佑二が回すと、彼女の両方の脚を固
定していた金属の部品がギシギシと音を立てて左右に別れて行くではないか。黒く
塗られた金属製の器具に固定された両脚は、彼女の意志をまったく無視して左右に
大きく引きはだけられてしまう。
「いやぁぁ… だめよ、見ないで、ああ、恥ずかしい… 」
嫌がって顔を左右に振りながら悲鳴を上げる美しい獲物を前にすると、さすがの佑
二も胸の高まりを抑え切れない。
(よし、よい機会だ、試してみるか)
彼はいったん淫らな器具に固定した全裸の美女から離れると、さまざまな責め具が
納められた飾り棚に歩み寄る。硝子装飾も美しい飾り棚の扉を開けて彼が目を付け
たのは乗馬用に皮製のしなやかな鞭だった。ヒュンと鋭い風切り音を耳にした舞子
は、拘束された不自由な体勢で無理して身を起こす。
「まさか、そんなモノを使うつもりなの? 嫌よ、やめて痛いのは嫌! 」
怯える瞳を向ける美女の目の前で、佑二は2度3度とスナップを使い、鞭の感触を
確かめた。
(美香の実家の土蔵の地下においてあった鞭とサイズは一緒だけれど、こっちの方
 が少し軽いかな? その点さえ気をつければ扱に問題は無いだろう)
いつの日にか恋人の美少女にも用いる事を想定して、密かに鞭使いの修練を重ねて
きた佑二の手捌きは優美にして残酷だから、拘束された哀れな獲物は、鞭が鋭く振
るわれる度に耳を突く風切り音に怯えを募らせた。
「やめて、佑二、おねがい、鞭はいや、鞭は… きゃぁぁぁぁぁ… 」
彼女の足元に戻ってきた残酷なサディストは、美女の哀願など無視して、なんとい
きなり大きく開かれた股めがけて、皮製の乗馬鞭を振るったのだ。その先端は彼女
のクリトリスを正確に捉えていた。敏感な陰核にたいする無情な一撃は、舞子を瞬
時に脳乱に陥れた。
 
(うん、うまく行った)
日頃の練習の成果があり彼の操る鞭の先端は、目標に定めた肉芽に触れるか触れな
いか微妙な動きを見せたのだが、ほんの少し触れたのであろう、舞子は拘束された
裸身を大きく揺らして悲鳴を張り上げた。しかし、軽微な打撃が与えるのが苦痛の
みでは無い事は、暴虐に曝されたクリトリスの下で咲き誇る肉の花弁から、愛液が
溢れて滴り落ちたことで証明されている。
「どうですか? 鞭の味は? 」
衝撃が大きかったのか? 舞子は虚ろな瞳を彼に向けると、首を力無く横に振るば
かりだ。ショックから立ち直れない美女の股間に佑二は指を這わせて、ヌルヌルに
なった肉の裂け目を優しく愛撫する。
「あっ… あぁぁぁ… 」
生まれて初めてのむち打ち体験から正常な思考がぶっ飛んだ美女は、一転してほど
こされた優しい愛撫に反応して蕩けそうな声を上げた。このまま指での愛撫が続く
ものと期待する美女の油断を見透かしたように、佑二は手を引っ込めると、再びス
ナップを利かせて鞭を振るう。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」
やはり触れるか触れないか程度の軽い打撃なのだが、それでも愛撫によって勃起し
た肉芽に正確に打ち込まれた鞭での衝撃は、婦人科の診察台を模した恥ずかしい器
具に拘束中の舞子を号泣させる。こうして2度3度と指嬲りの合間にクリトリスを
狙っての鞭打ちを繰り返すと、舞子の肉芽はさすがに赤く腫れ上がり、恥毛の下で
パックリと口を開いた肉の裂け目からは、呆れる程に大量の淫汁が溢れ出して滴り
落ちて床をぐっしょりと濡らす始末だ。
「なんでも、します。言う事を聞きますから、もう、鞭は… 鞭だけは許してぇぇ
 ぇ… 」
「鞭は嫌いですか? 舞子さん?」
涙と涎で化粧の剥げかかった美女の顔を覗き込みながら、佑二は彼女の目の前で鞭
の先端を上下させた。
「鞭はだめ、頭がヘンになるの。これ以上、鞭打ちを続けられたら、わたし、本当
 に気が狂うかもしれない」
「へえ… それじゃ、たとえばこんな風にされたら? 」
それまでは、わざと力を込めずに刺激を与える事だけに主眼を置いて鞭を振るって
いた少年は、始めて、ほんの少しだけ強い打撃を赤く染まった肉芽に繰り出した。
「ひぃ… 」
なんども繰り返された暴虐の末の強打だったから、その衝撃は凄まじく、舞子は拘
束された診察台擬の上で裸身を大きく痙攣させた末に、そのまま悶絶してしまった。
 
 
大人二人ならば十分な広さの風呂の浴槽の縁に腰掛けた佑二の股間には、むち打ち
を喰らって魂まで痺れさせられた美女が顔を埋めている。ようやく拘束から解き放
たれた舞子は快感の余韻に酔い痴れながら、愛おしいサディストの雄物に対する口
での奉仕に勤しんでいた。
「どうだった? 鞭を使われた感想は? 」
微笑みを浮かべて問い質す年下のサディストの質問に、彼女は素直に返事をする。
「駄目です、あれは、危険すぎます。もしも、あのまま鞭打ちを続けられたら、舞
 子は本当に気が狂ってしまったかもしれません。あんな恥ずかしいところを打ち
 据えられたら、なにも考えられないのです」
経験の無い深い脳乱に見舞われた美女は、拘束された上で成された鞭打ちに本能的
な怯えを感じていた。あまりに峻烈な刺激の連続は、それが苦痛なのか快美なのか
の判断もあやふやに成り意識は散り散りに弾け飛ぶ。これまでに体験した事の無い
感覚に溺れた美女は、改めて女の性の強欲さに驚き、見知らぬ世界へ通じる扉をこ
じ開けてくれた佑二に感謝の念を抱きながら再び口での愛撫に取りかかった。
 
 
 
 
「お姉様、実はお姉様だけにお知らせしたい、とびっきりの大・大・大ニュースが
 あるんです」
待ち合わせの喫茶店に喜色満面の笑みを浮かべながら飛び込んで来た少女は、ウエ
イトレスが注文を承り席を離れるのを今や遅しと待ちかねた風情で、身体を前に倒
して小声で語りかけて来た。このところはIT企業の社長の御曹子とのデートや、
その御曹子とのもの足りぬセックスの埋め合わせた為に、土蔵の地下で美香と佑二
が繰り広げる肉遊戯に乱入したりと忙しかったことから、会いたいとの連絡を受け
ても放置しがちだった少女は、久々の舞子からの呼び出しに有頂天だ。そして案の
定、胸の中に秘密を仕舞い切れずにいるらしい。
「まあ、落ち着きなさいよ、恵里子ちゃん。お水でも飲んで、一息吐きなさい」
「でも、このお話を聞いたら、きっと舞子お姉様だって驚きますわよ」
目の前の少女にとっては仰天の新事実かも知れないが、前もって佑二から事の成り
行きを聞かされていた舞子は、息せき切って目撃談を語るレズの相手の興奮が可笑
しくて、笑いを堪えるのに苦労していた。
「あの2人、怪しいですわ。絶対になにかあると思います。だって、日曜日の昼間
 に誰も住んでいないお屋敷に、二人だけで居たなんて絶対に変ですわ」
「相手の男はどんな奴だった? 」
「それが、なんだか印象にも残らない平凡な… そうそう、デブでしたわよ。まあ
 、美香にはお似合いの冴えない男だったような気がします」
佑二の事を腐された時に舞子の眼差しに瞬間的に怒りが走るが、憎き従姉妹の秘密
を握ったことで有頂天の恵里子は気付く事なく話し続ける。
「お屋敷を出たあとの二人は、わざわざ別の方角に歩いて行ってしまいましたが、
 あれも良く考えれば偽装工作ですわ。ええ、絶対にあの二人、お屋敷の中で、う
 ふふふ… お姉様は、どう思われます? 」
「もちろん、あなたの考えている通りでしょうね。なにしろ、あのお屋敷の土蔵の
 地下にはねぇ… ほら、あんな設備が… 」
自分の意見を肯定して貰った歓びも束の間、お屋敷の中の土蔵の件をもちだされた
恵里子は怪訝そうな顔で年上の美女を見つめた。
「あの、土蔵って、なんの事ですの舞子お姉様」
「あら、恵里子は知らないの? まあ、子供に話すような事では無いわよね。でも
 美香ちゃんは知っていたに」
同じ年の従姉妹をライバル視して、なにかと食って掛かっては強烈なしっぺ返しを
喰らい続けて来た恵里子だから、彼女の知らないお屋敷の秘密を年上の舞子と美香
が共有している事実は許しがたいのであろう、それまでの上機嫌は吹き飛び、怒り
に震えて青ざめて行く。
「教えて下さいお姉様、あのお屋敷の土蔵の地下には、いったい何があるのですか? 」
「知りたい? 恵里子ちゃん? でも、あなたには、まだ早いんじゃないかしら? 」
心から愛おしく思う年上の美女から、よりによって不倶戴天の敵と見定めた美香よ
りも軽んじられたと感じた少女は身を乗り出して、つかみ掛からん風情で舞子に詰
め寄る。
「舞子お姉様、美香が知っていてワタクシには教えられない秘密って、なんの事な
 の? 二人で私を馬鹿にするなんて! ひどい! 」
気品溢れる年上の美女の前で、日頃は使い慣れぬお嬢様言葉を苦労して操っていた
恵里子だが、興奮の余り、ついつい台詞も乱雑化した。
「別に恵里子を仲間はずれにしたわけじゃ無いわよ。知っている人は知っている、
 知らない人は知らない、ただ、それだけの事なのに… 美香は知っていて、恵里
 子は知らないだけの事だわ」
敬愛してやまない年上の美女から子供扱いされたと思い込んだ恵里子の眦は吊り上
がり、ピンクのルージュで彩られた唇は屈辱の深さを現すように細かく震えている。
「いったい、あのお屋敷の土蔵に、何があるのですか? 教えて下さい、舞子お姉
 様! 」
「それが、こんな場所でお話するような事じゃ無くてよ、恵里子。もしもその気が
 あるならば、これからお屋敷に行って、自分の目で確かめるといいわ。もちろん
 私も一緒に行ってあげる。ねえ、どうする? 」
これまでの煽りの効果には確信があるが、それでも作戦の第一関門を迎えたことで
舞子は緊張を隠す為に微笑んだ。
「ええ、お姉様、ぜひお屋敷へ連れて行って下さい」
(さすが、佑二ね。会った事も無い小娘の心理なんて、あっさり読み切っちゃうん
 だもの)
黒幕の目論みがまんまとはまった事を心の中でほくそ笑みながら、舞子は素知らぬ
ふりを貫きあさはかな従姉妹を地獄の一丁目へと誘った。
 
「こちら側から、お屋敷に入るのは初めてですわ」
目立たぬように設えられた裏門から無人の屋敷に入った恵里子は、もの珍しげに辺
を見回しながら、なんの不信感も抱く事なく年上の美しい従姉妹のあとに従って行
く。もしも、偶然にまた美香と正体不明の男と出会したらとも考えたが、舞子が一
緒にいれば安心だし、それこそ敬愛する年上の美女と二人で美香達の破廉恥な現場
を押さえて、これまでの屈辱を晴らすチャンスだと心の中で舌舐めずりする始末だ
った。舞子の案内に従い手入れの行き届いた日本庭園を回り込み、彼女は噂の土蔵
の前まで辿り着いた。
「さあ、到着よ」
セカンドバックの中から時代を感じさせる大きな鉄製の鍵を取り出した舞子は、手
慣れた様子で重厚な扉の施錠を解く。すこし深く考える習慣があれば、まず舞子が
何故、こんなにも本家のお屋敷の事情に詳しいのか? そして秘密の隠された土蔵
の鍵まで持っているのか? おかしいと思う点は数多いだろう。
しかし、年上の美しい従姉妹に心酔する恵里子は、まさか彼女が自分を陥れる事は
無いと迂闊にも信じきっていた。だから、舞子が壁際のタンスに隠されたからくり
のスイッチを操作して、土蔵の奥に設けられた地下階段の秘密の入り口を開いて見
せた時にも、なんの疑念を抱くことも無く、ただ驚いて目を見開くばかりだった。
「こっちよ、降りていらっしゃい」
最初に佑二が招かれた時には、裸電球が垂れ下がって侘びしさすら感じた地下への
通路だが、マメなサディストが少し手を入れたおかげで、今では蛍光灯の明かりも
眩しく、細く急な階段を踏み外す心配は無くなっている。
「お姉様、ここは、いったい何なのですか? 」
「百分は一見にしかず、とにかく降りて来なさいよ」
さっさと狭い階段を降りて行く舞子の後ろを、少女は心配そうな表情で付いて行く
。この期に及んでもまだ恵里子の年上の従姉妹に対する信頼は絶大なのだが、想像
を大きく上回る土蔵の地下の異様な雰囲気が彼女の不安を膨らませていた。
「ほら、こっちの扉を開けてごらんなさい、中には面白いものが一杯なんだから」
促されるままに合板製のどす黒い引き戸を開けると、中の光景を一瞥した少女は入
り口で立ち竦む。
「お姉様、これって… 」
「面白いでしょ、本家のお屋敷の土蔵の地下に、本格的なSMプレイを楽しむ秘密
 の場所があるなんて、誰も想像しないもの」
天井から釣り下がる銀鍍金製の拘束用の鎖や、皮のベルトがいたるところに巻き付
けられたスチール製のベッド、多くの男性器を象った淫具が所狭しと並べられた棚
等、ここがいったい何の為に秘密にされているのか、一目瞭然の地下室に足を踏み
入れた恵里子は、目を爛々と輝かせて尊敬する年上の美女を振り返った。
「間違いありませんわ! 美香の奴、こんな場所に男を引っぱり込んで… ああ、
 いやらしい」
天敵とまで思い定めていた生意気な同年の美しい従姉妹の決定的な弱味を握ったと
信じた恵里子は太々しい勝利者の微笑みを浮かべながら、秘密の地下室の中を物色
する。棚に並べられた数種類のバイブをしげしげと眺めたり、天井から垂れている
銀色の鎖をジャラジャラと音を立てて弄ぶ姿は自信に溢れていて、憎っき従姉妹を
、どんな風に懲らしめようか思案していた。
(うふふふふ… これであの子もお終いね。散々にいたぶって奴隷扱いしたあとで
 、あの厳しそうなお母さまに、この場所へ男を引き込んでいた事実をバラしてあ
 げるわ)
心の中で勝利の凱歌に浸る少女の背後に、舞子は静かに歩み寄る。
「ねえ、ここを美香ちゃん達だけに占有されるのは面白くないわよね」
背後から抱きすくめられて耳もとで甘く囁かれた恵里子は、ゾクっと細みの身体を
震わせる。
「あん、お姉様ったら… 」
(そうよね、こんな楽しい場所を美香たちだけに独占させるなんて許せない。確か
 にあの子は本家のお嬢様だけれども、だからと言って、何もかもがあの高慢ちき
 な馬鹿女のモノってわけじゃ無いわ)
これまで何をやっても勝てなかった美しい従姉妹への嫉妬心を滾らせて来た恵里子
は、逆転勝利を確信した奢りから年上の美女の誘いの台詞に素直に頷く。
「それじゃ、服を脱ぎましょう。たっぷりと可愛がってあげるわね、エリちゃん」
「はい、お姉様」
秘密の地下室の淫蕩な雰囲気に当てられた少女は、舞子に促されると素直に身に付
けたものを脱ぎ始めた。率先して舞子が全裸を曝したことから、僅かに逡巡を見せ
たものの恵里子もショーツとブラを脱ぎ捨てる。
「ほら、エリちゃん、こっちにいらっしゃい」
佑二の命名した「責め馬」と呼ばれる長椅子は、マメなサディストの手で日々機能
に改造が加えられており、長椅子の脇に複雑に組わされた鉄パイプが無気味な雰囲
気を醸し出していた。もしも見るべき人が見れば、それが産婦人科の診療台的な機
能を加味されている事を看破したであろう。そう… 舞子に連れられて足を踏み入
れた会員制の高級ラブホテルで目にした、あの器具の機能を佑二はホームグラウン
ドである土蔵の地下室に、そっくり真似て造り上げていた。
「さあ、この長椅子に仰向けに寝るの。それから両方の脚を両脇の台の上に乗せな
 さい」
命令に従い長椅子の上に寝そべった恵里子だが、左右の脇に設置された台に足を乗
せると大きく股を開き恥部を舞子に曝け出す事になるから、そこから先はモジモジ
して動けない。
「ああ、お姉様、そんな事、恥ずかしくて出来ません」
「うふふ、可愛い子ね。恥ずかしいならば手伝ってあげる」
真っ赤になった顔をふさいでいた少女の両手を引き剥がして、長椅子の脚から延び
た皮のバンドで固定した舞子は、次いで腰の部分もベルト椅子に縛り付けた。
「さあ、これでエリちゃんは逃げられないわよ。覚悟しなさい」
上半身をがっちりと固定された少女に引導を渡すべく、舞子は拘束された少女の下
半身の方に回り込む。最後の抗いを見せる太股に油断を誘うキスの雨を振らせたあ
とで、唾液の光る白く細い脚を左右に広げた状態で首尾良く固定させる事に成功し
た。
「お姉様、おねがい、見ないで、恥ずかしい… 」
「エリちゃんて、本当に可愛い子ね」
何もかもが、黒幕である年下の愛人の思惑通りに進んだ事を多少呆れながら、僅か
に裏切ったレズ相手に哀れみを覚えた舞子は、淫らな器具によりしっかりと拘束さ
れた恵里子の股間に顔を近付ける。これからやってくるであろう甘く切ない時間へ
の期待からなのか? まだ五分咲きと言った風情の桃色の肉襞の綻びは、既にジュ
クジュクと淫蜜を染み出して来ている。マネキュアの光る細い指先を差し伸べた舞
子は、過去のレズプレイで何度も愛撫を繰り返して来た可愛い従姉妹の濡れた肉唇
を器用に左右に選り分ける。
「あっ… 」
もの欲しげに蠢く肉壷に中指をそっと沈み込ませた舞子は、膣口の中を繊細なタッ
チで掻き混ぜた。親指を使って未発達なクリトリスを嬲りつつ、中指で膣内の天井
付近を擦ってやれば、もう恵里子の興奮は頂点付近まで舞い上がっていた。
「お姉様ぁぁ、あっ… きもちいい… 」
拘束された事で新鮮な快感を味わう少女の艶っぽい喘ぎ声は舞子に本来の加虐癖を
思い出させる。過去の惨い体験から男性に対する偏見を持ち、靡く百合志望の女は
片っ端からレズの道へと引き込んで幾つもの可憐な花弁を貪って来た妖女は、これ
から恵里子が味わう地獄の快美を想像しながら哀れな獲物の股間に顔を埋めて行く。
「きゃぁぁぁぁ… 」
舌の先で敏感な肉芽を舐られた恵里子は、がっちりと拘束された不自由な裸身をビ
クッっと震わせた。
「お姉様、そこ、だめ、感じすぎちゃう… きゃぁぁ… 」
溢れ出す淫汁が顔を濡らすのもかまわずに、舞子の舌先は執拗に年下の哀れな従姉
妹の敏感な肉芽を追い回す。舌を窄めて先を尖らせ突き回したかと思えば、一転し
てペロペロと舐り回す愛撫の前では、恵里子は甘い悲鳴を奏でる柔らかな肉楽器に
過ぎない。何度か軽いアクメに到達した挙げ句に、艶っぽい悲鳴も途切れがちに成
った頃を見計らい、舞子は獲物の股間からようやく美しい顔を持ち上げた。拘束さ
れたままの恵里子から離れて壁際の棚に歩み寄った美女は、凄絶な笑みを浮かべな
がら男性器を象った淫具を手にとる。
「ほ~た、これが何かわかる? エリちゃん」
彼女の巧みな舌使いに追い上げられて瞳を虚ろにした少女の頬を、舞子は手にした
バイブで優しく小突く。
「うふふ、あなたの処女をちょうだいね。このバイブであなたを大人にしてあげる」
とんでもない舞子の宣言だが、すでに彼女の虜と化していた年下の従姉妹は抗うこ
ともなく素直に頷いた。
「お姉様、お姉様に恵里子の処女を捧げます、だから、優しくして下さい」
敬愛してやまない年上の美女に健気にも処女を捧げる決意をした恵里子だったが、
その期待は見事に、そして無惨に裏切られた。
 
「でもね、エリちゃん。それが無理なのよ。御免ね」
彼女の冷ややかな台詞に驚く年下の従姉妹を拘束台の上に置き去りにした舞子は、
棚にバイブを戻すと、ゆっくりと廊下に通じる扉に歩み寄る。
「おまたせ、佑二、それに美香ちゃん」
彼女の台詞を待ちかねた様に、永遠のライバルと見定めていた美香が地下室に乗り
込んで来たから恵里子は茫然自失に陥った。
 
「ふっ、不様ね。それに、何が『お姉様に処女を捧げます~』よ、だいたい、まだ
 処女だったなんて、ほんとうに愚図な女ね、恵里子は」
つい数分まえまでは完全な勝利を疑う事も無かったから、土俵際でみごとにうっち
ゃりを喰らった恵里子のショックは大きかった。
「いやぁぁ! 見ないで! お姉様、たすけて、なんで? なんで美香がここにい
 るのよ! 」
かろうじてファーストインパクトを乗り越えた恵里子は、羞恥で頬を赤く染めなが
ら力一杯に暴れ回るが、これある事も予想して佑二が組み上げた淫らな器具はガシ
ャガシャと耳障りな音を立てて揺れるものの、全裸の少女から自由を奪い去ったま
まだった。
「でていけ! みんなでていけ~~! 出て行かないと、ぶっ殺すぞ! 」
気が動転した恵里子は可憐な少女の仮面を脱ぎ捨てて、地下室に闖入して来た新手
の二人を睨み付けた。同じ年齢の美しい少女たちが視線をぶつけ合い火花を散らす
傍らで、舞子は棚から年期の入った乗馬用の鞭を手に取り、そっと佑二に手渡した。
「睨み合いはそれぐらいで終わりにしてほしいな、そこを退いて場所を開けてくれ
 よ美香」
それまでは完全に脇役に追いやられていた少年は、逆転勝利に酔いしれる恋人を押
し退けて恵里子の前に歩み出た。視線で人を刺す事が出来るならば、間違いなく佑
二の心臓を刺し貫いたであろう恵里子の逆上し吊り上がった目を見つめながら、少
年は静かに話し掛けた。
「君には何の怨みも含むところも無いが、美香と僕との関係を世間や親族に言いふ
 らされても困るんだ。だから、気の毒だけれども口封じさせてもらうよ」
手にした乗馬用の鞭を撓らせて感触を確かめながら佑二が言い放つ。不意に目の前
に現れた少年の台詞を聞いて恵里子の怒りが爆発した。
「お姉様! これはいったい、どう言うことなの? なんで私を裏切って、美香な
 んかの肩を持つのよ? 」
拘束された不自由な体勢の少女は、精一杯に首を捻って味方と信じていた年上の美
女を睨み付けた。
「ごめ~~~ん、正直に言えば美香ちゃんなんて、ど~でもいいんだけれども、こ
 の男の子、美香ちゃんの恋人の佑二くんは、アタシにとっては愛人なのよ。だか
 ら美香ちゃんの秘密がバレると、アタシの愛人の佑二まで迷惑するから、あなた
 を裏切っちゃった」
それとなく自分こそ佑二の愛人だと念を押す舞子を、美香は冷ややかな目で睨んで
いた。
「だからと言って、こんなのひどい! お姉様、たすけて! あっ… 」
再び暴れる気配を見せた拘束された少女の股間に向かって、佑二の手にした鞭が風
を切った。
「… 」
既に舞子の手で舐り回されていた肉芽を正確に捉えた鞭の一撃により、恵里子は悲
鳴すら張り上げる事も出来ずに拘束された裸身をビクっと跳ね上げた。脳天まで突
き抜け打撃によるショックの凄まじさは、革のベルトが引き千切れそうに成るほど
派手に震えた恵里子の有り様から想像が付いた。最初の一発で悶絶に到った従姉妹
の崩壊ぶりにショックを受けたのか、勝利者であるハズの美香の顔からも血の気が
引いていた。
「うふふ、凄いでしょ? 佑二の鞭、あれって、たまらないのよ」
万事心得た風情の舞子は美香の耳もとで意味ありげな台詞を囁いてから、ふたたび
大股開きの姿勢で拘束された哀れな獲物の元に歩み寄り、佑二に向かってウインク
した後で恵里子の股間に顔を埋めた。
 
「あっ… やめて、はぁぁぁぁぁ… 」
年上の美しい従姉妹の巧みな舌での愛撫により、鞭打ちのショックから立ち直った
恵里子が、混乱しながらも艶っぽい声を漏らして啜り泣く。しばらくは舞子の好き
にさせておいた佑二だが、哀れな獲物の嬌声が手放しになってくるのを見計らい、
舞子を脇に押し退ける。
ピシ!
鋭い風切り音の後で肉を打つ音が地下室に鳴り響くと、拘束された少女は前回より
も激しく裸身を痙攣させて意識を失った。すると、今度は舞子に任せる事なく佑二
が自分で恵里子の股間に手を延ばし、泥濘と化した蜜壷を嬲り始めたのだ。お役御
免と成った舞子は、自分の恋人が残酷なサディストとして磨きの掛かった光景を見
せつけられて青ざめる美香の元に歩み寄る。
「すごいでしょ? アナタの恋人。あの鞭は正確にクリトリスを叩いてくるの。あ
 の年齢であんな風に鞭を使える男の子なんて、そうザラにはいないわよ」
「なんで、そんな事を知っているの? まさか舞姉、佑二の鞭の経験者? 」
自分を差置いて佑二の鞭の洗礼を受けたかも知れない年上の美女を、美香は怒りを
込めて睨み付けた。
「さ~、どうかしら? なにしろ美香ちゃんは佑二の恋人だけれども、アタシは彼
 の愛人だもの。ひょっとすると、ひょっとしたかもね? 」
二人が戯れ合う様な会話を交わす間にも、佑二は手に入れた可愛い獲物を責め続け
る。わけの分からなくなった少女の混乱に付け込み、指での執拗な愛撫で喘がせた
と思えば、その甘えを断ち切る様にクリトリスを鞭打つ責めは、男生徒の性行為の
経験の無い恵里子から完全に理性や思考を奪い去っている。
「ひぃぃぃぃ… 」
度重なる鞭打ちを喰らう内に、その打撃が齎すものが苦痛なのか? それとも快美
なのかも分からなくなった恵里子は、何度も裸身を震わせた後に意識を飛ばしてい
た。
「そうなのよ、ああ成っちゃうの。恵里子ったら可哀想。でも、羨ましくもあるわ
 ね」
年下の従姉妹のひとりが悶絶する有り様を見て、舞子は寂しげな笑みを浮かべた。
「アナタも恵里子も、とびっきりのサディストを相手に処女を捧げたんですもの。
 それって一生の思い出じゃない。ああ、妬ましい」
奇妙な羨望を告白されて面喰らう美香を他所に、舞子は年下の愛人に声を掛けた。
「ねえ、そろそろ往生させてあげてちょうだい。そのまま責め続けたら恵里子が処
 女のまんまで色情狂になっちゃうわ」
「分かりました、もう少しとも思いますが、そろそろとどめを刺してあげましょう」
歩み寄って来た年上の愛人に鞭を手渡すと、佑二は用心の為にコンドームを手に取
る。
「あら、親切ね。ほら、こっちにちょうだい。付けてあげるわ」
鞭を足元に置いた舞子は跪くと、彼から避妊具の小袋を受け取ろうとした。
「だめ! それ、アタシがやる! 」
慌てて駆け寄って来た美香に押し退けられた年上の美女は、ひょいと肩を竦めて素
直に場所を譲る。怒った顔でコンドームを包装から取り出した美少女は、口元のヘ
の字にまげたまま、恋人の男根に避妊具を装着する。
「いいこと! これって馬鹿恵里子に対する口封じなんだからね! 間違ってもア
 ンタは楽しんだら駄目! さっさと終わらせなさい」
胸中には激しい嫉妬が渦巻き、怒りのやり場に困った美少女の理不尽な命令を佑二
は笑って受け流す。準備が整った少年は、拘束された哀れな獲物に歩み寄ると前人
未到の淫穴に避妊具で包まれた竿先を突き付けた。
 
「ひぃぃぃ… 」
挿入のショックで意識を取り戻したのか? 彼の下に組付された恵里子の口から処
女喪失の真っ最中とは思えぬ艶っぽい悲鳴が溢れ出た。
(なによ! 処女のくせに、あんな声出すなんて… )
ギシギシと鈍い音を立てながら拘束台を揺らす佑二の腰使いが妬ましく、美香の視
線は険しさを増していた。そんな従姉妹の有り様を見て、少し離れた場所で舞子は
やれやれと首を振る。
「だめぇぇ… いく、いくの… いっちゃうぅぅぅ… 」
極めてハードな初体験ながら、既に舞子の手で性感帯の開発が十二分に行われてい
た恵里子は、瞬く間に男根による蹂躙にも慣れ親しみ早くも快美を貪る姿を曝して
いる。その甘えた悲鳴が癪に触るのであろう、美香は明らかにいら立ちを募らせて
いた。美少女の不満が爆発する寸前に佑二の荒腰がおさまり、同時に恵里子が断末
魔を思わせる嬌声を張り上げた。
「いくぅぅぅぅ… 」
こうして二番煎じ的な色合いは濃かったが、恵里子の口封じの為の凌辱作戦は成功
の後に幕を閉じた。
 
 
「さ~て、次はどっちにする? 美香ちゃん」
凄絶な処女喪失のショックから意識を飛ばしてしまった恵里子を「責め台」から降
ろした佑二は、悶絶した彼女を部屋の壁際にある長椅子へと運び、汗の浮いた裸身
を毛布で覆い隠してあげた。彼の事後処理の模様を眺めていた舞子は、複雑な表情
を浮かべる、もうひとりの従姉妹に向かって朗らかに問いかけた。
「次って、なによ? 舞姉? 」
「あら、恍けちゃって。今度はどっちが、あの恥ずかしい台に乗って、佑二と鞭打
 ちプレイを楽しむかって事じゃない」
年上の美女の破廉恥な台詞に、美香は驚き目を見張る。
「鞭打ちって! なに考えているのよ、舞姉は。今日は馬鹿恵里子を懲らしめるだ
 けで… 」
「あらあら、お子ちゃまな美香ちゃんには刺激が強すぎるのかしら。そう、それな
 らば次は私が楽しませてもらうわね」
鞭打ちと言う未知のプレイに対する怯えを見透かされたのが悔しいのか? 美香は
怒りを込めた視線を年上の従姉妹に向けた。
「別に嫌だって言っているワケじゃ無いわよ」
「またまた、そんなに強がらなくてもいいのよ。恐いのよね、痛いのが… そんな
 に無理しないで、美香ちゃんは佑二とこれまで通りに生温いセックスを楽しめば
 いいのよ。鞭を使う様な刺激的なプレイは、愛人であるアタシが責任をもって引
 き受けてあげる」
あらゆる機会を巧みに利用して愛人としての地位を確立させようと目論む舞子の台
詞に反発して、美香は唇を尖らせる。
 
「恐くなんて無いわ! なによ鞭打ちプレイなんて、全然平気なんだから」
蔑む様な舞子の笑いに反発した美少女は、憮然としたまま服を脱ぎ始めた。ついさっ
きまで恵里子が寝そべり随喜の涙で溺れていた「責め台」に全裸で取り付いた美香は
、舞子に対する意地からか? 恥じらいをかなぐり捨てて大股開きを曝して見せる。
「さあ、鞭打ちでも何でも、好きにするといいわ」
開き直った美少女の暴走に苦笑いを浮かべる佑二を他所に、舞子は甲斐甲斐しく動い
て意地っ張りな従姉妹を拘束して行く。両手、両足の自由を奪い去り、最後にはくび
れた細腰にベルトを捲いて固定した舞子は、してやったりの笑みを浮かべて美香から
離れた。ここに来て、ようやく不安が膨らんだ美少女が小さく一つ生唾を呑み込む中
で、舞子は事の成り行きを眺めていた少年の元に歩み寄る。
「ひとつ、貸しね」
彼の耳もとで囁いた後に舞子は再び年下の従姉妹の元に舞い戻る。
「そんなに緊張しないでよ。恐く無いんだから」
「別の怖がっていないもの! 全然平気」
身体の自由を奪われて覚悟を決めたのか? 美香は落ち着きを取り戻した様にも見え
る。そんな意地っ張りな美少女の大きく開かれた股の付け根に、舞子は蹲り顔を寄せ
て行く。
「ちょ、ちょっと、舞姉! 」
「最初から鞭打ちはハードだから、少しだけ夢を見させてあげるわ」
恵里子を惑わせた事からも分かるように、元レズビアンだった舞子の舌使いは絶妙で
あり、拘束されて逃げられぬ美香の秘裂はたちまち潤い愛液を滲ませる。
「だめぇ、舞ネェ… あっ、いや、そこは… きゃぁぁぁ… 」
おそらくは舞子よりも激しい肉の交わりを経験しているハズなのに、鮮やかなサーモ
ンピンクを保っている美少女に肉の花弁に軽い嫉妬すら覚えながら舞子は舌を使って
丹念に肉の襞を選り分けた。口では上手く説明できないけれども、明らかに恵里子と
は異なる淫臭を漂わせる秘裂を舌先で舐れば、呆れるほどに多くの愛液が溢れ出す。
 
(やっぱり、美香ちゃんの方がエリよりも、ずっと敏感だわ。これって踏んだ場数の
 違いなのかしら?)
拘束された美少女を辱める為に、わざとピチャピチャと音を立てて舌を使えば、案の
定、顔を真っ赤に染めた美香が抗議の台詞を口にする。
「いやぁ、舞姉、そんな恥ずかしい音を立てないでよ! 」
「あら、音を立てるのが恥ずかしいならば、このだらしなくダラダラと溢れるお汁を
 なんとかしてちょうだい。あんまり量が多いから溺れてしまいそうよ」
ぐうの音も出ない反論を喰らい、美香は思わず絶句した。
(流石は舞子さんだ、あの美香ですら手玉に取られているもんなぁ… )
元は筋金入りのレズビアンだった年上の美女の巧みな愛撫に見とれながら、佑二は苦
笑する。それまでは舌を使っただけの愛撫だったが、ほどよく美香が昂った頃合を見
計らい、年上の美女は指も使って愛撫を重ねる。
「きゃぁ… あっ、だめ、そこ… あふぅぅ… 」
舌の先で肉芽を転がされながら、蜜壷に差し入れられた指で嬲られては美香もたまら
ない。拘束されて不自由な裸身を震わせて、縛り付けられた腰を精一杯に持ち上げた
美少女は、年上の従姉妹の手管に翻弄された。
「あふぅ… 舞姉、だめぇ、もうイッちゃうよぉ… 」
軽いアクメを目前にして、美香の喘ぎ声にも艶が隠る。しかし、簡単にイカせるわけ
には行かないから、舞子は彼女の股間から離れると鞭を手に控えていた年下のサディ
ストに目配せする。
 
「さあ、準備はOKよ」
万事弁えた美女の言葉に頷くと、彼女から場所を譲り受けた佑二は何の迷いも見せず
に鞭を振るって見せた。
「きぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」
ピシっと小気味良く肉の弾ける音の後に、美香の絶叫が部屋を揺らした。舞子の巧み
な愛撫で蕩かされていた美少女は、それまでに体験した事の無い、敏感な肉芽に対す
る打撃にショックを受けて、拘束された肢体をガタガタと震わせた。
(そう、初めてクリトリスに鞭を浴びると、みんなああなっちゃうのよね)
この直前に無惨に処女を散らした恵美子に次いで、ある程度はハードなプレイに慣れ
た美香までもが、たったの一撃で悶絶に到った鞭の味を、一足早くに経験していた舞
子は最初に鞭打ちされた時の事を思い出して身体の震えがとめられない。意識を飛ば
してぐったりと成った美少女の股間から離れたサディストの少年は、あらためて恋人
の傍らに寄り添うと身を屈めて唇を重ねた。
「あふ… 佑二、なに? なにがあったの? 」
愛しい男とのキスで、ようやく無我の境地から舞い戻った美少女は、拘束された己の
身に何が起きたのか分からず、ただ潤んだ瞳で少年を見つめるばかりだった。ここに
到るまでに佑二は鞭打ちの練習に余念が無かった。年上の愛人で試す前には、ある程
度の自信を持つに到ったが、それでも美香に対しての鞭打ちプレイには特別の思いが
あった。心から愛する美少女への暴虐が許されるのか? 果たして彼女は鞭打ちプレ
イを受け入れてくれるのか? そんな心配を抱えながらの打撃だから、十二分に手加
減は加えていても恋人の反応が気に成っていたのだ。そんな少年の弱きを吹き飛ばす
様に、美香は衝撃的な刺激を受け入れて甘い吐息を漏らしてくれた。
(あらあら、二人だけの世界に浸って、まったく悔しいなぁ… )
完全に忘れ去られてしまった舞子が睨む中、佑二は巧みな愛撫とキスで拘束した恋人
の気持ちを盛り上げて行く。そして美香の脳乱が深まると、再び無情な鞭捌きを見せ
て、敏感な肉の芽を打ち据えるのだ。
「ひっ… ひぃぃぃ… 」
絶妙なタイミングで鞭を振るう佑二の手腕の冴えは、傍観者である舞子のマゾ心まで
も強く揺さぶっている。隠れた練習の成果なのであろう、その打撃は強すぎた事は無
い。それどころか、何度と無く打ち据えられて行く内に、被虐慣れした女体は、もっ
と強い刺激すら求めて止まなく成ってしまう。
(あらあら、美香ちゃんたら… でも、そろそろ切り上げないと、あの子、壊れちゃ
 うかも?)
拘束中の美少女には特別の思いもあるのか? 自分や恵里子に対する時よりも執拗で
狂気をはらんだ熱意を感じる鞭責めの迫力が、傍観者である舞子までひどく興奮させ
ていた。
(ああ、うらやましい、あの子、いっそあのまま、佑二に壊されてしまえばいいのに… )
瞳に異様な光を宿した美女は、目の前で繰り広げられる優美で陰惨な鞭打ちプレイに
心をかき乱されて行く。
 
その乱れ様から、このままでは本当に美香の発狂すら心配に成った矢先に、佑二
の鞭打つ手がとまった。見事に限界ギリギリまで鞭打プレイを続けた少年は、こ
れまでに幾度と無く濃密な肉の交わりを重ねて来たから、恋人の安全日をしっか
りとわきまえている。だから、直前に処女を散らした恵里子の時とは異なり避妊
具を装着する気配を見せぬまま、鞭打ちの結果、蕩け切った蜜壷に己の雄根をず
ぶずぶと沈めて行く。
 
「ううん、ハッ… あぁぁぁぁぁぁぁ… 」
淫核に対する打撃が生み出す落雷を思わせる甘い衝撃で心身共に惚けた美少女は
、欲情の趣くままに愛おしい恋人を受け入れて、どんな男でも奮い立つ様な艶っ
ぽい悲鳴を漏らした。彼の加虐的嗜好を見抜いて騙し地下室に連れ込み、身を投
げ出す博打の末に得たマゾの快楽は母親から受け継いだのであろう美香の被虐癖
を十分に満足させていた。しかし、彼女が選んだ男は、美香のあさはかな目論み
をあっさりと凌駕して美少女を愉悦環状に巻き込み性の深淵まで引き摺り堕とす
のだ。
 
学園内では教員を含めて誰もが彼女の気品や聡明さに平伏して女王様として遇し
ている。最初の頃は注目や尊敬を一身に集める身の自分が、周囲からは取るに足
らぬと評価された佑二に肉体を自由にされる屈辱感が新鮮で、マゾの血を滾らせ
た彼女はそれだけで満足を得ていた。しかし、アブノーマルな肉の交わりを重ね
る毎に、そんな外見的な要因は美香の意識から消えて行き、サディストとして急
速な進化を遂げる佑二の手に掛かり何度となく法悦境を彷徨い魂にまで快楽を刻
み込まれた結果、今では彼こそが世界で絶対無二の支配者と思えて、かしずき身
を捧げることに無情の悦びを得ている。
 
もちろん己を取り戻す日常生活においては佑二の立ち位置は以前と変わらない。
人前で馴れ馴れしくしたり気軽に声を掛ける様な事は彼の方で遠慮していた。プ
ライドの高い女王様にとってはありがたい恋人の配慮なのだが、それ故に皆がフ
リーな立場と信じる佑二が他の級友に素養を見破られ、新しいマゾ奴隷を得るよ
うな事に成らないか? 第三者の舞子から見れば、余りにも馬鹿馬鹿しい取り越
し苦労と思える悩みを抱えつつ、これまで美香は悶々としながら佑二にその身を
任せていた。そんな美少女の小さな悩みも、土蔵の地下でプレイに及べば綺麗さ
っぱり消し飛んでしまう。
 
「ひっ… ひぃぃ、ユウジ… いい、いいの… あっ… あぁぁ」
あっと言う間に快美の奔流に巻き込まれた美香は、その甘美な流れに逆らいギュ
っと奥歯を噛み締める。堪える時間が長いほど、その先に待ち受ける愉悦が深ま
る事を知っている美少女は忍耐の極限を超える事を目指して恋人の律動を受け止
めた。だが蜜壷の中を蹂躙する力に満ちた雄根の破壊力は凄まじく、貪欲な少女
の存念など嘲笑うように強烈な快感を齎すのだ。
「だめ… ユウジ、ごめんなさい、あたし、もう、あひぃぃ… 」
いつもならば、もう少し堪える事も出来るのだが、執拗にクリトリスをいたぶる
鞭打プレイの後だけに美香の崩壊は呆気無い。革のベルトで拘束された細い腰を
精一杯にもたげつつ、唯一自由に動かせる首を左右に激しく振りながら、美香は
絶頂への階段を一気に駆け上がる。意外に早い恋人の陥落にタイミングを合わせ
る様に佑二の腰使いも荒々しく成った。
「ひっ… ひぃぃぃぃぃぃ… 」
呼吸を合わせて仕上げに取りかかる恋人の力強い突き上げを喰らい、子宮を小突
き回された美少女は、あられもない嬌声を土蔵の地下室に響かせた。拘束された
身で何度か激しく痙攣を繰り返した美香は、その行為の淫媚さに打ちのめされた
舞子の目の前で絶頂に駆け上がり、一際派手に裸身を引き攣らせた後に責め台の
上に轟沈した。
 
 
 
 
朝のホームルームの為に担任の教師がクラスに姿を見せた時に、教室の中に漣の
様などよめきが走った。けして教師の登場が生徒達を驚かせたわけでは無い。い
つも見慣れた先生の後ろに続いて教室に入って来た可憐な少女の存在が、クラス
の男子生徒達をどよめかせたのだ。
「え~と、今日は転校生を紹介する、西宮恵里子さんだ。名字から分かると思う
 が、恵里子さんは、ウチのクラスの西宮美香さんの従姉妹だそうだよ」
クラスで一番の美少女の従姉妹の来場に教室の中は騒然となった。女子生徒は新
たな手強いライバルの出現に顔を顰めているし、男子生徒の多くは崇め奉る美香
と、どことなく雰囲気の似た恵里子の編入を心から喜んでいた。顔を綻ばせる男
子生徒達がざわめく中で、ひとりだけ壁際後方の席に座った佑二だけが、俯き憂
鬱な表情を隠していた。
 
(マジかよ! )
この先の困難が予想された少年の苦悩を他所に、恵里子は丁寧に頭を下げた後で
、まずは美香に向かって微笑んだ。
 
「よろしくね、美香ちゃん」
「ええ、よろしくね、恵里子ちゃん」
 
佑二同様に、従姉妹から編入と言う奇襲攻撃を喰らった美香だが、この程度の事
でショックを受けて自分を見失うほど柔では無く、恵里子の挨拶に微笑みを持っ
て応じて見せた。
 
(ちっ! もう少し驚け! この牝狐め! )
(ふん、何しに来たのさ? 馬鹿女)
 
可憐に微笑み合いながら挨拶を交わす従姉妹同士の心の中の声が聞こえたような
気がして、佑二は顔を上げる事が出来なかった。だが、彼の災難はこれでは終わ
らない。
 
「え~っと、恵里子さんの席だけれども… 」
担任の教諭はぐるりと教室を見回して空席を捜した。
「あの、先生、佑二くんの… いえ、岡本くんの隣じゃ駄目ですか? 」
確かに佑二の隣席は現在は空席だった。だが、いきなり現れた可憐な少女が、さ
も親しげに佑二の名を口にしたことで、教室中の男子がざわめき厳しい視線がオ
タク少年の元に集まった。
 
「あれ、恵里子さんは、岡本とも知り合いなのかね? 」
「ええ、ちょっと… 」
可憐な少女は少し照れた様に小首を傾げて後は察してくれとばかりに口籠るから
、男子生徒達の目は険しさを増した。
「それでは、岡本の隣にしなさい」
「はい、ありがとうございます」
まんまと佑二の隣席をゲットした恵里子は意気揚々と彼の元に歩み寄る。
「よろしくね、佑二さん」
名字では無く、親愛の情を込めて名前で呼び掛けられたオタク少年は言葉に詰ま
り、何ごとか、ごにょごにょと口籠りながら頷いた。チラっと視線を上げると満
足げに微笑む恵里子の先で、怒髪衝天の気配を押し隠しながら彼を睨む美香と目
が合った。
 
(まったく、美香の親戚って奴等は、どいつもこいつも… 一筋縄ではいかない
 なぁ… )
先の読めない混乱を齎した恵里子の襲撃のショックで大いに慌てた少年は、小さ
く首を左右に振りながらソッと溜息を吐いた。
 
END


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